青色申告、あえてやめませんか?Taxnote×白色申告で確定申告のダルさを軽減しよう
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年末年始を終えてから、常に頭の片隅で「確定申告をなんとかせねば……」と思いながら日々を過ごしている個人事業主のみなさん、こんにちは。
思い返してみると、1年のうちのほとんどの期間を「レシート整理しなきゃ……」「確定申告のあれってどうすればいいんだっけ……」と悩んでいませんか?
私も長い間、確定申告のダルさに悩まされてきました。思うに確定申告のダルさとは、
「作業自体はシンプルだけど、すぐに溜まる日々の経理作業のダルさ」
「よくわからん簿記・決算・税金など複雑な制度を理解するダルさ」
この2点に集約されるのではないでしょうか?
私は10冊以上の確定申告本を読みましたが、ほぼすべての本に「青色申告は控除できてオススメ!」「会計ソフトを使えば初心者でも簡単にできる!」などと書いてありました。
断言します。
「青色申告は簡単!」←これ、めちゃめちゃ嘘です。
私は日商簿記2級と高校生に簿記などを教える「商業」の教員免許を保持しているのですが、そんな私でも「複式簿記&発生主義」を徹底しなきゃいけない青色申告はめちゃめちゃむずいしダルいし怖いです。
『猿でもわかる簡単青色申告!』みたいな本を読んでもワケわかんなかった時は、「猿すご」と思いました。
ということで、今回は確定申告を簡単かつシンプルにする方法をご紹介します。
ちなみに、今回紹介する方法をフル活用しても、「確定申告はダルい」ことに変わりはありません。あらかじめご了承ください。

就職しないまま大人になってしまったライター。大学卒業1年後に開業届を提出し、それから個人事業主としてゆるく令和をサバイブ中。代表作に「図書館の資料修復技術を駆使してカピカピになったポイ捨てエロ本を蘇らせる」(X:@shugou17)
目次
確定申告で用いられる簿記では、日々のお金の流れを「仕訳」という作業によって記録します。
仕訳では、日々の取引を勘定科目(ジャンル名のようなもの)ごとに整理していくのですが、勘定科目には資産や負債など5つものグループがあり、しかもグループごとにお金の増減を「借方」「貸方」に振り分けて行く必要があります。
そうなんです。この仕訳とやら、説明するだけでも相当ややこしい……!!
説明だけでもこんだけややこしいので、実際の仕訳作業も当然ややこしいです。
そのため、最近の会計ソフトには仕訳を自動でしてくれる「自動仕訳機能」が搭載されているのですが……
小規模フリーランスは自動仕訳を使わず、あえて人力で仕訳することをオススメします。
なぜかというと、小規模フリーランスの場合、自動仕訳によって削減できるコストよりも、自動仕訳によって増加するコストの方が大きくなりかねないからです。
自動仕訳機能を活用する場合、銀行口座やクレジットカードを「事業用」「プライベート用」に分ける必要があります。
なぜかというと、自動仕訳機能がいくら優秀でも、Amazonで買ったボールペンが「プライベート用」か「事業用」かはプログラムには判断できないからです。
というわけで、あらかじめ銀行口座やクレジットカードを「事業用」と「プライベート用」に分け、支出が混ざらないようにするのがセオリーなのですが、これ、けっこう面倒なんです……。
まず、残高も、請求も、引き落としも、ポイントも、すべてが「事業用」「プライベート用」に分散してしまうので管理が煩雑になります。
しかも、最近は「セルフ決済は電子マネーのみ対応」なんてお店も多いですよね。電子マネーと一口に言っても、タッチ決済、バーコード決済、Suicaなどなど多種多様……。
業務用スマホが支給されるサラリーマンならまだしも、スマホが1台しかない個人事業主がこれらを「プライベート用アカウント」「事業用アカウント」で分けて運用するのはかなり難しいです。
さらに言えば、そもそもが在宅ワーク中心のフリーランスは、家賃・電気代・通信費などの支出を事業用とプライベート用に切り分けるなんてことは不可能です(実態に応じて按分はできますが)。
要するに、「事業」と「プライベート」の入金・出金が深く結びついている小規模フリーランスの場合、自動仕訳機能を快適に使うための環境構築コストが大きいので、「人間が機械に合わせて不便な生活をする」という、本末転倒な状態になりかねないわけです。
また、簿記の知識がない初心者が記帳作業を自動仕訳に全振りしてしまうと、「プライベート用の支出が経費計上されている」といった間違いに気付けないという問題も。
「EC物販をやっていて日々の記帳件数が膨大」などの場合は自動仕訳機能を活用すべきですが、記帳件数がそんなに多くないフリーランスなら、あえて自動仕訳を使わないほうが生活に適しているのです。
「自動仕訳を使わず、人力で仕訳しよう」
そうですよね。あなたの言いたい事はわかってます。「ドチャクソめんどいやんけ」って思いますよね。
しかし、「人力で入力」といっても、エクセルにポチポチ記録しろと言いたいわけではありません。実は、いつでもどこでも簡単に日々の記帳ができるアプリがあるんです。
それがこちらのアプリ、Taxnoteです。

▲出典:Taxnote公式サイト
Taxnoteはスマホで手軽に帳簿付けができるアプリ。個人開発アプリとしてリリースされたあと、現在は会計ソフトで有名なfreee株式会社が運営しています。
このアプリ、「いつでもどこでも爆速に記帳がしたい」という開発者さんの個人的な願望を実現するために開発されただけあって、とにかくスピーディーに記帳ができます。
帳簿入力は支払い方法と科目を選択肢から選び、金額を入力すればOK。例えば、100円ショップでボールペンを買ったら、Taxnoteを立ち上げ→「消耗品費」を選択→「110円」と入力すれば、もう記帳は完了!
毎月15件の仕訳登録ならずっと無料で使え、より多くの記帳を行いたい場合も292円/月(3,500円の年払い)とリーズナブルなので、初めての会計ソフトとしてもオススメです(PRとかじゃなくて、勝手にオススメしてます)。
スマホがあればどこでもサクッと記帳ができるので、「お店でレシートを受け取ったらその時点ですぐに記帳する」習慣を作れれば、確定申告のダルさのひとつである
「作業自体はシンプルだけど、すぐに溜まる日々の経理作業のダルさ」
を解消できるんです……!
レシートが溜まるからやる気が起きない→じゃあ溜めないでレシートが発生した瞬間に記帳すればいいというわけですね。
私は、「外出時に発生したレシートは電車内で自宅に帰るまでに記帳する」「経費で購入したネットの商品は開封したら記帳を終える」というルールで運用しています。
まあ、それでも溜まる時は溜まりますが……。
Taxnoteなら人力での記帳なので、
- 現金のみでレシートが出ない自販機の支出をその場で記帳
- suicaにチャージした5,000円のうち、取材の交通費として使った560円だけを記帳
- 仕事の打ち上げの会計のうち、割り勘した自分の支出分だけを経費計上
といった、自動仕訳では到底できないフレキシブルで柔軟な記帳が可能になります。
自動仕訳機能を活用するためにクレカや銀行口座を分け、自動仕訳で仕訳ミスがないか確認して、現金払いやsuica使用時は個別に記帳して……とやるよりも、むしろtaxnote人力記帳に一本化した方が、スマートかつシンプルな経理スタイルが構築できると思いませんか?
多くの確定申告解説本では、「事業用口座とプライベート口座を分けましょう」「クレジットカードも分けましょう」と書かれているのですが、こうすると日々の経理作業が一気に煩雑になります。
まず、帳簿上の現金残高と実際に手元にある事業用の現金残高を常に一致させる必要が出て来ます。でも、これらを1円単位で一致させるのはめちゃくちゃ大変ですよね……。
そもそもほとんどの個人事業主は事業用の現金とプライベート用の現金を区別していないので、事業用の現金残高と言われても、「そんなのないけど……?」という人が多いはず。
また、支払いの際も事業用とプライベート用とを分けなくてはならないので、「経費で買った商品に付与されたAmazonのポイントの有効期限が切れそうだけど、プライベート用の消費には使えない…(でも今すぐに欲しいものはない…)」みたいな問題が発生します。
こういった事業用のお金の管理ダルすぎ問題を解決するためには、そもそも「事業用の現金」や「事業用の口座」を作らないのがオススメ。
帳簿上の事業用現金・事業用口座をはなから無くし、すべての入出金をプライベートのお金という扱いにすれば、帳簿と現実の現金残高を合わせるという作業が不要になり、仕訳も一気にシンプルになります!
じゃあ、入出金があった際にどうやって仕訳するのか?「現金預金」の代わりに「事業主」勘定を使いましょう。
事業用と個人用の財布が分かれていない小規模なフリーランスの場合、入出金は現金・振込・クレジットカードなどの支払い方法に関係なく、全て「個人の財布」から出入りしていると考えられるので、全てを「事業主勘定」で仕訳できる!という仕組みになります。
例えば、10万円の売上が発生した場合は……
貸方「売上 10,000円」 借方「事業主 10,000円」
と記帳すればOK。
逆に100円のボールペンを買うなどして支出が発生した時は……
貸方「消耗品費 100円」 借方「事業主 100円」
と記帳します。
この方法なら、現金出納帳や預金出納帳を作らなくてよくなるので、日々の経理業務が一気に楽になります。
ちなみに、 青色申告で控除を受けるには複式簿記(正規の簿記)で記帳をする必要があるのですが……
現金出納帳や預金出納帳はなくても複式簿記で貸借対照表・損益計算書を作ればOKなので、日々の経理業務を減らしながら65万円控除を受けたい人は、ぜひ取り入れてみてください!
参考図書:『「簡単仕訳帳」でトクする青色申告』
Taxnoteですぐに記帳すれば、レシートは(理論上は)溜まりません。そして事業主勘定を使えば、帳簿と実際の現金預金残高を一致させる煩雑さからも解放されます。
このように、「確定申告のダルさを改善策①~③」を取り入れると、
「作業自体はシンプルだけど、すぐに溜まる日々の経理作業のダルさ」
に関しては、ある程度軽減できるのです。
しかも、Taxnoteに入力したデータは白色・青色申告に使える複式簿記の帳簿として簡単に各種会計ソフト(csv、freee会計、マネーフォワード確定申告、弥生会計)に出力できます。
日々の記帳はTaxnoteで行い、確定申告の時期だけ会計ソフトを使用し決算書を作成すれば、ソフト代も抑えられます。
ただ、青色申告の決算書作成は専門的な知識が必要になってくるので、自分で決算書を作成する場合は、青色申告会などの専門家に一度内容をチェックしてもらうと安心です。
※青色申告会……青色申告による正しい申告・納税を支援する団体。全国に組織があり、大体年額2万円前後で記帳・決算・申告などのサポートを行っている。
さて、ここで、もう一つのダルさである「よくわからん簿記・決算・税金など複雑な制度を理解するダルさ」について。実は、コイツを軽減する究極の方法があります。
「青色申告をやめて白色申告にする」です。
冒頭でも述べたとおり、日商簿記2級と「商業」の教員免許を取得している私でも、青色申告はムズいしダルい……
にも関わらず、本屋さんに並んでいる個人事業主向けの確定申告本は、なぜか「青色申告がお得!」「誰でもできる!簡単!」と気軽に勧めてきます。簡単じゃないのに。
確かに青色申告なら65万円控除が適用され、所得によって10~20万円ほどの控除が受けられます。しかし、所得がそんなに高くないうちは控除額もそこまで大きくないですし、複式簿記はそんなに簡単ではありません……。
ということで、私は経理コストを削減するために、青色申告→あえて白色申告に戻しました。
この効果は凄まじく、青色申告時代には高度な専門知識&煩雑な経理コストを払って「複式簿記&発生主義(とにかくムズいくてダルい簿記)」と日々戦っていたところ、白色申告に変更してからは「簡易簿記&現金主義(易しくて簡易な簿記)」に。
難易度が“お小遣い帳”レベルになったことで、本業に集中できるようになりました。
税制的にはお得になる青色申告ですが、だからといって安易に飛びつくと、日々の経理作業に時間を取られ、心身ともに疲弊しかねません。
もし青色申告にしたいなら、税理士におまかせするか、白色申告に自信をもって取り組めるくらい経理に慣れてからチャレンジするのがオススメです。
個人事業主として働くなら、日々の記帳や確定申告のダルさと付き合っていかなければなりません。
今回の記事を参考に、日々の経理作業が少しでも軽くなってもらえたら幸いです。
最後に、いい電卓が1台あると何かと経理作業が捗ります。とりあえず4000円くらいするやつを1台買っとくの、オススメです!
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