【漫画】フリーランスは“103万円の壁”にどう向き合うか?
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「フリーランスがいいのか? それとも会社員がいいのか?」
インターネットでもよく見る質問のひとつです。でも、説得力のある答えってなかなか見つからないような気がしますよね。もしかするとそれは、フリーランスと会社員、どちらか一方が話しているからかもしれません。
では、双方がそれぞれの立場からそれぞれの長所/短所を話し合ったなら、きっと参考になる意見が聞けるのではないでしょうか。
そこで、今回は日本最大級のフリーランス・副業メディア Workship MAGAZINE編集部に所属するフリーランスと会社員が、それぞれの長所/短所を話し合ってみました!
フリーランス。業務委託としてWorkship MAGAZINE編集部に所属しているほか、個人でも多数のメディアでさまざまなジャンルの記事を書いて暮らしている。働くこと全般が苦手。(Twitter:@raira21)
フリーランス。Workship MAGAZINEで記事執筆や編集を担当。元は会社員だったが、電車通勤が苦痛すぎてフリーランスに転向した。(Twitter:@yuu_uu_)
会社員。Workship MAGAZINE編集長。元はフリーランスだったが、納期に追われる日々に疲れて会社員に。現在は本業のかたわら副業も行い、納期に追われている。(Twitter:@kazzikill)
会社員。Workship MAGAZINE編集部に新卒で入社し約2年間勤務している。業務後や土日は副業を行っており、将来的には独立も検討中。事務作業が苦手。(Twitter:@_izumiii)
少年B:
ではまず、我々フリーランス側から話しましょうか。北村さんはフリーランスになる前、長いこと会社員をしていましたよね?
北村:
はい、会社員は10年ぐらいやっていて、フリーランスは今年で3年目なので、歴としてはぜんぜん会社員のほうが長いですね。
そのうえでお話すると、私は会社員としてやっていけるなら会社員として働きたいんです。
少年B:
つまり、会社員ではやっていけない理由があるってことですか?
北村:
一言で言うと、朝起きられない。
少年B:
朝起きられないのはわたしもそうなんですよ。がんばって早起きしても10時前で、基本起きるのはお昼の11時、12時ごろなので……。
でも北村さんはTwitterを見る限りでは早起きですよね? 朝8時ごろには朝ドラの感想ツイートしていませんか?
北村:
何だろうな、私の場合は起きることはできるんですけど、たぶん出社・退社っていう行為ができない生き物になってしまっている感じがするんです。
じきるう:
満員電車に乗れないとか……?
北村:
満員電車ももちろんそうなんですけど、会社員って出社時刻に間に合わないといけないじゃないですか、当たり前ですけど。そのプレッシャーが……。
泉:
わかる~~~。
じきるう:
間に合わなきゃいけない義務感ってありますよね。
少年B:
ちなみに、Workship MAGAZINE編集部の仕事も基本的にリモートとはいえ、勤務時間は決まっていますよね。そこはいいんですか?
北村:
いまは正直、オンラインの打刻さえ間に合えば仕事がスタートできるので、通勤に比べるとまだプレッシャーが少ないんですよ。
少年B:
ということは、フルリモート会社員なら……?
北村:
あっ、理想です。
少年B:
フルリモート&フレックス完備の会社なら、正直わたしも会社員になりたいところがあります。
じきるう:
ただ、フルリモートの正社員案件ってほとんどないのが実情ですからね。社会がもう少し、リモート勤務に寛容になってくれればいいんですけど(笑)。
北村:
Bさんが感じているフリーランスで働く長所は何ですか?
少年B:
やっぱり好きなときに働けることですかね。
いま、わたしは業務委託として週3日Workship MAGAZINE編集部の仕事をしていますが、残りの4日ってもう本当に好き勝手できるじゃないですか。
じきるう:
なるほど。
少年B:
4日全部寝ててもいいし、全部遊びに行ってもいいし、ちょっと仕事の進捗がやばかったら4日とも全部働けばいいしみたいな。そういう生活の自由がすごくあって、平日休みの人とも遊びやすいところは最高だなと思います。
泉:
サービス業の人とかだと、なかなか休み合わないですもんね。
少年B:
そうそう。あと「業務委託で週3日」ってルールだと、出勤もある程度融通が利くじゃないですか。事前にちゃんと言えば、取材が入ったから曜日ずらしますとか。だからすごく仕事がやりやすい。会社員で副業だとそうはいかないじゃないですか。
北村:
たしかに、今日は絶対会社に行かなきゃ……みたいな義務があまりないのはいいですね。月曜日の憂鬱も少ないから。
少年B:
あと、「フリーランスの業務委託で週3日、最低限月収がいくら」という保障がありつつ、あとは働くなり遊ぶなり自由……って状況、正直いちばん気が楽だと思ってます。
もちろん責任もあるけど、正社員に課せられた責任よりは軽いじゃないですか。
泉:
そうですか?
少年B:
これは前職の工務店時代に感じたことですが、正社員だと「会社としての判断」を求められる部分がありますよね。たとえば建築って扱う額が非常に大きいので、自分がひとつ判断を間違えたら、会社ごと傾くかもしれない。ほかの社員や取引先など、自分以外の人に対する責任もあるので、すごく大きなプレッシャーがあったんです。
でも、フリーランスなら何かをやらかしても、責任は全部自分で取ればいい。だからすごく気楽です。
北村:
決して無責任なわけではないけど、背負うものは会社員より少ないというか。
じきるう:
そういう気持ちは確かにあるかもしれないですね。
少年B:
あと、「フリーランスは、いいクライアントとだけ繋がって、いやな人とは縁を切っても生きていける」と聞きました!
北村:
でも、これ駆け出しのころからそうでした……?
少年B:
うっ、そう言われるとそうでもないような……! たしかに、最初のころは仕事自体が少ないので、選ばずに来た仕事は何でもしていましたね。別にわたしに当時嫌な人がいたってわけではないんですけど。
北村:
むしろ、たとえ嫌な人がいたとしても、その人からの仕事が生命線になってしまうと、もう無視できなくなってしまいますもんね。
少年B:
めちゃめちゃ悲しい話になってしまうけど、これは一部の仕事のできるフリーランス限定の長所かもしれないですね。わたしが縁を切らずに生きていけているのは周りの人に恵まれていたのかも……。
泉:
Bさんの周りがやさしい世界でよかった。
少年B:
逆に言えば、多くの人から仕事をお願いされるぐらいのつよつよフリーランスになれば、仕事も人間関係も選び放題ってことだから、まぁ夢はありますよね……!
少年B:
じゃあ次に会社員で働く長所を教えてください。
泉:
保障です。
じきるう:
それはそう!
泉:
会社員だと健康保険とか厚生年金とか、そういう必要なお金を会社が半額払ってくれるから、こちらの負担が減るので。
少年B:
今後インボイス制度も始まりますからね……。フリーランス側としては保障の差がさらに激しくなったように感じてしまう。
【税理士監修】インボイス制度とは。売上300万のフリーランスは収入が20〜30万減る!?
Workship MAGAZINE
じきるう:
会社員ならではの手厚い保障は、シンプルかつ最強の長所ですよね。そしてもちろん、「お給料」という安定収入も保証されてます。
じきるう:
「会社の名前が使える」ってのも長所ですね。個人としては無名でも「○○社の誰々」として知ってもらえたり、営業に使えたりもする。
北村:
個人でいきなりお仕事を取るのは難しいですもんね。フリーランスになるにしても、会社である程度経験を積んでから独立するのがいいのかも。
少年B:
自分は会社員時代、介護士と建築士だったので、あまりその長所を享受したことはないんですよね。いまのライター業とはまったく別業種だし……。
じきるう:
もちろん、会社や仕事の内容にもよりますね。ボクは「株式会社GIGのじきるうさん」として周りの人に知ってもらえてる実感があるので、そこはとてもありがたいです。
泉:
休日関連のことでいうと、自分がフリーランスになるとたぶん労働と休日の境目がなくなってしまって、本当に0か100かみたいになってしまうと思っていて。
少年B:
馬車馬のように。
泉:
そうです。自分がフリーランスになったら、馬車馬のように働くか、すべてをなくして貧乏暮らしをするかみたいな。極端になりそうなんですよね。
じきるう:
おしまいじゃん。
泉:
そこが週5勤務・週2休みで固定されているのは……その割合には正直不満がありますが、自堕落な人間にとってはありがたいと思いますね。
北村:
でも、泉さん副業もやってますよね?
泉:
そこなんですよ。副業始めてほぼ週7で働いていて、毎日仕事~!ってなってるので。普通に会社員だけならちゃんと休めるなって。
じきるう:
でもそれって長所でもあるんですよ。「副業可能な会社なら」という条件付きですけど、会社員のお給料に副業を足して、収入を増やすこともできるってことなので。
少年B:
たしかに、わたしも社会人5年目までは奨学金の返済などでお金がなかったので、介護士をやりながらアルバイトをしていましたね……。
泉:
お金のほかに、スキルが欲しいので副業やってる部分もあります。副業で身につけたスキルが本業に活きることもあるので、安定した生活に加えてプラスアルファがあるのは大きい。
じきるう:
逆に副業をやっていなければ、税金関係のことをほぼやらなくて済むという長所もあります。確定申告は基本的にいらないし、年末調整もほとんど会社がやってくれるじゃないですか。
北村:
フリーランスの事務手続きって本当に面倒だし大変ですよね……。
確定申告って何から手を付けたらいいの? 人気税理士に聞いてみた
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少年B:
じゃあ、フリーランスで働く短所に行きましょうか。北村さん、どうですか?
北村:
会社員の短所の逆が全部そうで、正直悪いことしかないなと思ってるんですが……。
少年B:
つらい。
北村:
もちろん、お給料は働けば働くだけ上がるんですけど、逆に言えば働かないと1円もいただけないので……。そのスリル感を楽しめないと、心がやせ細っていく気がします。
少年B:
わたしも昨年、コロナが流行りたてのころに月10万円分の仕事が2ヶ月連続で吹き飛んで、マジで病みそうになりました。お金ほんとに大事!
じきるう:
計20万飛んだと思うとかなりヤバいですね……!
北村:
あと、支払いサイクルも把握しておかないと、コロナ関係なく資金がショートしてしまう場合もありますよね。
少年B:
あー! ありますね! わたしの関わってるWebメディアだと、翌月払いと翌々月払いのところがあるので、「あれ? 今月稼ぎ少なくない??? ああ、そういえばあそこ翌々月だっけ」みたいなことは多々あります。
北村:
そのバランスが崩れるとけっこう大変かもしれませんよね。
少年B:
雑誌とかだと、入金がもっと先のタイミングになる場合もあるって聞いたことがあります。案件によっては数ヶ月先だとか……。
少年B:
あとは何と言ってもこれじゃないですか。本当に面倒だしやってられないです。そういえば以前、弁護士の河野先生が「法律や契約が得意だからフリーランスになるという人はいない」っておっしゃってました。
ずぼらな私たちに「契約書の読み方」を教えてください!【弁護士直伝!】
Workship MAGAZINE
じきるう:
さらにインボイス制度まで始まりますからね。
少年B:
これ以上フリーランスをいじめないでくれ~! って気持ちですよほんとに。あと面倒な手続きの最たるものとして「確定申告」がありますけど、北村さんはどうしてます?
北村:
自分でやっています。確かに初回は大変だったけど、慣れてしまえばなんとかなるというか。1年目が一番大変かもしれないですね。
少年B:
わたしも自分でやってるんですが、毎月経費の記入とかその他の事務作業で1日くらいかかってるんですよ。でも最近、これもしかして割に合わんくない? と……。
泉:
その日はもう働けないわけですもんね。
少年B:
そう! お願いしたらいくらになるかはわかんないけど、金額によっては毎月もう1日働くほうがぜんぜんマシかも! と思うようになってきて、もしかしたら来年は外注するかもしれないですね。
じきるう:
たしかに、向いてない仕事をするより、プロに任せてその時間は働いたほうが効率はいいかもしれないですね。
少年B:
もうひとつは保障ですね。ほんとに貧弱。
北村:
これは本当にそうです。
少年B:
この前フリーランス支援機構にお話をうかがったんですが、正直フリーランスでいることが怖くなりましたからね……。
フリーランスの支援制度って会社員と比べてどうなの?ITフリーランス支援機構に聞いてみた
Workship MAGAZINE
じきるう:
我々がいろいろ語るより、みなさんにこの記事を読んでもらいたいですね。
泉:
露骨な宣伝だ。
少年B:
そういえば今日はいないんですけど、Workship MAGAZINE編集部でありフリーランスのゆぴさんは「フリーターに間違えられる」って言ってました。
フリーランス、思っているほど大変じゃないですよ。〜フリーランスにまつわる3つの勘違い〜
Workship MAGAZINE
じきるう:
そんなこともあるのか……。
北村:
確かに、一般論として社会的な信用は低めかもしれませんね。
少年B:
ただ、自分はちょっと懐疑的で。家も普通に借りれたし、そこまで苦労もしていないんですよね。
泉:
Bさんの家って、事故物件じゃなかったでしたっけ。
少年B:
それはあるかもしれない……。前の借主が亡くなってるらしいんです。大家さんや不動産屋も「とにかく入れたいんだろうな」って感じがしました。当時、前年の年収が100万円なかったのに貸してくれましたから。
じきるう:
それは特殊なケースかも。
少年B:
ただ、カードの審査は厳しくなりますね。わたしはクレカを更新したら、キャッシング枠が100万→20万に激落ちしましたから。
北村:
カードは会社員のうち、学生のうちに作っておけって言いますよね。
少年B:
フリーランスになりたい人たちには、ぜひここだけでいいから読んでほしい。
じきるう:
全部読んで!
【FP監修】フリーランスにおすすめのクレジットカード8選!審査通過のコツも解説
Workship MAGAZINE
じきるう:
それでは会社員で働く短所を話しましょうか。何があるかなぁ……。
少年B:
請求書を出せないことじゃないですか?
じきるう:
え、なんで!? 請求業務ってむしろ面倒なのでは!?
少年B:
いやだってほら、会社員だと毎月同じような金額じゃないですか。多少残業とかで差はあるかもだけど。
でも、フリーランスは働けば働くだけ収入が上がるし、自分の「やった感」が金額で可視化されるじゃないですか。
北村:
私も事務作業は苦手なんですが、請求書を作りながら「今月がんばったな~!」って実感するのは楽しいですね。
じきるう:
たしかに、会社員だとお給料のありがたみをそんなに感じないかもしれないですね……。ボクは3年ぐらい給与明細を見てなかったので、最近まで内訳を知らなかったんです。
泉:
僕はめっちゃ見ます。
少年B:
目を皿のようにして。
泉:
変なの引かれてないかな~って……。
少年B:
自分は今後、事務を人にお願いすることも検討しているけど、請求書の作成だけはぜったいに人に誰にも渡さないぞという気持ちです。
北村:
その気持ちはわかります。
じきるう:
休みたいときに休めないのは、会社員の短所かもしれません。
少年B:
えっ、会社員は有給があるじゃないですか。わたしたちも有給欲しいんですけど!!!
北村:
ただ、有給があっても、社内や取引先の都合で「絶対にこの日は休めない」って日はありますよね。
じきるう:
それなんですよね。あと、どうしても残業しなきゃいけない日もあります。
たとえば中途入社の採用担当者だと、定時後に採用面接が入ることがよくあります。志望者の多くは自分の仕事のあとに面接を受けにくるので、ある程度は仕方ないんですよね……。
少年B:
よし、バレンタインデーの終業後に採用面接を受けさせてもらおう。
泉:
嫌がらせがひどい。
じきるう:
人によっては、会社の歯車みたいに感じてしまうことはあるかもしれないですね。
少年B:
自分も前職のころ、「生きるために働いてる」のか、「働くために生きてる」のかわかんなくなってしまいました。いま考えると鬱状態だったんだろうけど。
じきるう:
ある程度は会社の指示によって所属部署や業務が決まっちゃうので、自分のやりたい仕事ができるとは限らない。
北村:
キャリアプランが受け身になりがちですよね。
少年B:
突然じきるうさんが別部署に移動して、Workship MAGAZINEの編集長じゃなくなるかもしれない。
じきるう:
可能性としてはぜんぜんあります。ただ逆にいうと、これは「会社がキャリアをサポートしてくれる」っていう長所でもあるんですよね。
泉:
たしかに。逆にフリーランスだと、キャリアをすべて自分で考える必要がありますよね。
少年B:
あと、これは友達に聞いた話なんですが、大手だと数年ごとに社内のいろんな部署を回る「ジョブローテーション」という仕組みがあるそうなんです。でも、そうするといざ転職しようと思っても、何も専門のない中途半端に年数を重ねただけの人ができあがる、という……。もうその会社から離れられなくなってしまう。
じきるう:
それは悪く取りすぎな気もしますけどね。ジョブローテーション制度は社内のいろんな部署を経験することでコネクションができたり、スキルの幅や視野が広がったりという長所もあります。たしかにスペシャリストの育成には向きませんが。
少年B:
なるほど、受け取りかた次第ってことですね。
泉:
あと、会社員は闇に消える仕事が結構多いのかなと。
少年B:
闇に消える仕事?
泉:
「ちょっとこれよろしく」とか、「これやっといて」みたいな。自分がやったのにその評価はどこにも行かず、お金にもならないようなちょっとした仕事です。
じきるう:
たしかに会社員にはありがちなやつ。
北村:
ちょっととはいえ、それが重なるとけっこうつらいですよね。かといって一つひとつは小さいことなので、「こんなことをやったんです!」って主張もしづらいという。
泉:
そうなんですよ。その作業自体が目標値に反映もされず、評価も上がらない、本当にちょっと手伝うだけの仕事。ほかの部署から依頼されて起こりがち、みたいな話も聞きます。
じきるう:
「どっちの部署の仕事か」の線引きがあいまいだと起こりやすいのかも。
少年B:
フリーランスに何かを頼むと、もちろん見積もりとかの例外はあるけど、基本的にはお金が動きますもんね。わたしのようなライターだと、基本的に書いた記事が実績になるし。
じきるう:
「社内政治のうまさ」も、会社員に必要なスキルなのかもしれない……。
泉:
夢がない結果になってしまった。
お互いの長所/短所を話してきましたが、では結局どっちがいいのでしょうか。
ここまでの話を聞いたWorkship MAGAZINE編集部の大学生インターン3名に、将来どのような働き方をしたいか、実際に聞いてみました。
学生インターン。フリーランスに役立つ記事の執筆や編集を担当する。
鈴木:
私は会社員がいいなと思います。保障の面もあるし、税金などの手続き周りを自分でやると、何か漏れが出るんじゃないかって不安があります。その不安を抱きながら働いていくのは、自分にはストレスになっちゃうんじゃないかなって。
あとは私自身が会社の人と深く関わっていきたいし、1個のスキルに絞らないで働いていきたい思いがあるので、ジョブローテーションとかでいろんな部署に入れるほうがいいのかなぁと思いました。
学生インターン。フリーランス/働き方/ビジネスに関する記事を担当。
あんぺい:
僕はすごく個人的なところなんですけど、マルチタスクができなくて。たとえば税務とか、手続きとか、仕事関係で仕事以外のところをやりたくないっていうのがあります。
そういった部分にリソースを取られるぐらいなら、その分、ほかの仕事に時間を割いた方がいいって思うタイプなので……。理由はそれだけなんですが、会社員のほうがいいなと思いました。
学生インターン。実務経験を積むため、模索しながらフリーランスの真似事をして案件獲得に奮闘中。起きるのが苦手。
上塚:
私は、会社にとらわれず自分のやりたいことに挑戦したいので、将来はフリーランスになりたいなと思っています。新卒フリーランスではなくて、最初のうちは会社で働いて、教育制度などを活用させていただいた上で、ですけど……。
税務処理だったりさまざまな手続きは確かに面倒ではあるんですけど、面倒であればプロに任せればいいかなっていう。
じきるう:
3人ともありがとうございました。やっぱり事務手続き周りがフリーランスのネックになるのかなぁ。
少年B:
そうですね。でもぶっちゃけた話、「マルチタスク無理」「手続きなんもわからん」みたいな人の方がフリーランスには多い気がします。
北村:
正直、何でフリーランスやってんだろうなって自分でも思いますね。
少年B:
これは自分の周りだけかもしれませんが、ぶっちゃけフリーランスって「社会向いてない~!」って言ってる人多いですよね。
北村:
もちろんしっかりした人もいますけど、数は少ない気がする……。
少年B:
どっちがいいのかはもちろん「人による」なんじゃないかなって気はしますが、もしフリーランスや会社員にこういう制度があったらいいなってアイデアはありますか?
こういう制度があればフリーランスに挑戦できるのになとか、会社員に戻ってもいいなという。
泉:
「フリーランスとして会社から独立しても、3年以内なら元のポジションに戻れる制度」があればいいなと思います。口約束でそういう話はよく聞くんですけど、実際どうなの?って部分もあるじゃないですか。約束した上司が退職しちゃったとか。制度として明文化してくれれば、フリーランスに挑戦しやすくなるのかなって。
じきるう:
それめちゃくちゃいいですね。
少年B:
チャレンジ精神のある人材が集まってきそうですよね。北村さんはどうでしょう?。
北村:
私は「税務周りをまとめて一括でやってくれるサービス」があると嬉しいですね。できれば格安で……。
じきるう:
税務事務手続きが苦手なフリーランス、本当に多いですもんね。自分も副業をしているので確定申告などをやらなきゃなんですが、本当に面倒で……。
少年B:
「フリーランス専門の事務職」みたいな会社を作ったら需要ありそうですよね。税理士さんとかと組んで。いや、大変な仕事になるだろうけど。
北村:
Bさんはどうですか?
少年B:
これはずっと前から言ってるんですが、週5の8時間って占める割合が多すぎると思うんですよ。なので、もっと柔軟に働ける仕組みがほしい。たとえば1日4時間を1ブロックという単位にして、最低週何ブロック働けばOKみたいな。
泉:
あ〜、ブロック数は個人で選ぶ形で。
少年B:
そうです。取得したブロックに応じて給料は変動する、と。お金はいらないから時間が欲しいって人も、たくさん会社で働いて稼ぎたい人も働きやすくなるんじゃないかなぁと。会社側は管理が大変だと思いますけど。
じきるう:
「会社員かフリーランスか」はもちろんですが、今後さらに働き方は多様化していきそうですよね。
少年B:
働かずに毎月100万円振り込まれる生活になればいいのにな~!!!
泉:
さすがにそんな時代は来ません。
じきるう:
フリーランスや副業など、さまざまな働き方について今後もWorkship MAGAZINEで特集していきます。ぜひご覧ください!
少年B:
うまいことメディアのPRで締めた! 編集長の鏡!!!
(執筆:少年B 編集:泉)
フリーランスと会社員の違いを徹底比較!メリット&デメリット、独立前にやるべきことを解説
Workship MAGAZINE