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【初心者必見】Webライターのなり方とは?クライアントから執筆案件をもらう働き方のススメ

webライターのなり方とは?
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フリーランスやリモートワーク、副業(複業)など、新しい働き方が広がる昨今。筆者もまた大学院生として研究者を目指す傍ら、「Webライター」として収入を得ています。

今回はそんな筆者の経験をもとに、以下についてご紹介します。

  • Webライターを始める3ステップ
  • Webライターとしてお金を稼ぐ方法
  • クライアントから執筆案件を受注するメリット/デメリット
  • 良いクライアントからお仕事をもらうために使えるプラットフォーム

Webライターを始める3ステップ

ステップ1. プラットフォームに登録

クラウドソーシングサイトや案件紹介プラットフォームなどに登録し、Webライターとしての実績を積みます。

Webライターは、PCやスマホ、ネット環境があれば比較的だれでも始められる、参入障壁の低い職種です。だからこそ、将来的に継続して案件をいただくためには、専門性をつけて差別化する必要があります。

「そうは言っても、とくに詳しいジャンルもなければ、書きたいことがあるわけでもないし……」といった方も多いはず。まずはクラウドソーシングサイトなどに登録し、どんなWebライターの案件があるかを調べてみましょう。

最初は膨大な作業時間がかかったり、報酬が低単価だったりするかもしれません。ですが、実績づくりと割り切って投資することも大事です。なぜなら、実績のないWebライターに積極的に仕事を依頼してくれるクライアントは稀だから。未来のクライアントを安心させるためにも、まずは1〜2記事の実績をつくりましょう。

登録するプラットフォームについては、記事末の「良いクライアントからお仕事をもらうために使えるプラットフォーム」もご参照ください。

ステップ2. SNS運営/ポートフォリオ作成

Twitterなどでお仕事用のアカウントをつくって運営しましょう。同時に、実績が増えてきたらポートフォリオを作成するのもおすすめです。

雑誌、週刊誌、Webメディアなどの編集者は、常に新しいライターを探しています。「◯◯のジャンルで書けるライターさんを知りませんか?」「取材とカメラ撮影を一緒にできるライターさんがいたら紹介してください」など、相談を受けることも多いです。SNSが主流になってからは、主にTwitterで検索をかけて良さそうなライターさんを探すことも多いのだとか。

WebライターをやっていることをSNSで公言し、ポートフォリオを合わせて載せておけば、自ら営業をかけずとも執筆の依頼をもらえることもあります。ポートフォリオのつくり方やおすすめツールについては、以下の記事をご参照ください。

また「お仕事用のアカウントでは、関係ない日常のことをつぶやくのはNGか?」と思われることも多いでしょう。どんなジャンルで書きたいかにもよりますが、趣味や好きなことについてつぶやくことは決してマイナスではありません。実際に、好きなアニメや漫画、ドラマの感想をつぶやいていたら、レビュー記事の執筆やインタビューの依頼がきた例もあります。

ステップ3. ライター募集へ応募/メール営業など

プラットフォームに登録して実績をつくりつつ、SNSやポートフォリオを整えて依頼を待つ。ときには、ここまで進めても思ったように案件をもらえない場合もあるかもしれません。

そんなときは、SNSで「#ライター募集」などのタグで検索し、興味のある案件へ応募してみましょう。また、書きたいWebメディアの問合せ先へ直接メール営業してみるのも手です。

SNS上でのライター募集は、まさに玉石混交で、正直いって怪しい案件もあります。できるだけ早めに信頼できるライター仲間をつくったり、コミュニティに入ったりして、信用できる情報か見分けられるようにしておきましょう。

Webメディアへ直接メールを送るのは気が引けるかもしれませんが、面白い企画案とともにポートフォリオを添えて送れば、興味を持ってくれる担当者はいるはずです。ダメで元々の精神で、どんどんチャレンジしてみましょう。

Webライターとしてお金を稼ぐ3つの方法

Webライターとして働き収入を得る方法として、主に3つの方法があります。

    <Webライターの収入源>

  1. 自分のブログやメディアを持つ
  2. クライアントから執筆案件を受注し、個人のクリエイションで書く
  3. クライアントから執筆案件を受注し、クライアントのディレクションで書く

方法1. 自分のブログやメディアを持つ

まずブログやWebメディアなどを自作/運営し、広告収入やアフィリエイトなどで生計を立てる方法があります。いわゆる「プロブロガー」と呼ばれる方たちの手法です。

ひとりで始められるメリットがある一方、収入を得られるようになるまでは多少時間がかかる傾向にあります。

なお最近では、『Medium』や『note』のようなプラットフォームにて読者から直接購読料をいただき収入を得る方法もあります。

ブログやWebメディアとともに、TwitterなどのSNSアカウントを運用するのもおすすめです。

Webライターを始めた当初は、日々どんな勉強をしているか、読んだ本や参考にした記事などがあれば紹介します。お仕事で書いた記事が公開されたら、読者に興味を持ってもらえるようなコメントをつけてシェアしましょう。

プロフィール欄に問い合わせ先やポートフォリオを置いておけば、Webライターとしての窓口になります。実際に、「Twitterでの発信内容を見て連絡しました!」と編集者や出版社から問合せがくることも多いです。

方法2. クライアントから執筆案件を受注し、個人のクリエイションで書く

たとえばインフルエンサーによるPRなどがこれに当てはまります。

掲載先は企業の媒体ですが、書き手の名前が前面に出て、その人らしさを生かした企画やコンテンツが期待されます。

多くの場合、ライター個人の発信力/構成力が必要となる受注方法です。単発の案件が多い傾向にあります。


方法3. クライアントから執筆案件を受注し、クライアントのディレクションで書く

Webメディアの所属ライターとして、Webメディアの方針に従って書いて報酬をもらう方法です。

長期的に所属し、その媒体のレギュラーコンテンツを書く場合が多いですね。

ライターの名前は、メディアによって記名/無記名それぞれ異なります。

クライアントから執筆案件を受注するメリット

今回はおもに「3. クライアントから執筆案件を受注し、クライアントのディレクションで書く」ときのメリット・デメリットについて述べていきます。

    <クライアントから受注するメリット>

  1. 収入の計算がしやすい
  2. 記事のディレクションや編集をしてもらえる
  3. 確立されたメディアでのライティング方法を学べる
  4. 企業に蓄積された知見や業界のトレンドを学べる

メリット1. 収入の計算がしやすい

アフィリエイトなどの不安定な収入とは異なり、1記事(あるいは1文字)ごとに値段が決まっているため、収入の計算がしやすいメリットがあります。

ライターになりたての方や副業ライターにとっては安心の働き方です。

メリット2. 記事のディレクションや編集をしてもらえる

自分の書いた記事のディレクション/編集をしてもらえることが、クライアントのメディアで書くことの一番のメリットです。

メディアの知見や経験をもとに、需要のあるコンテンツ構成をディレクションしてくれたり、コンプライアンスや言葉使いをチェックしてもらえたりします。このようなディレクション/編集工程を挟むことで、「怪しいWeb記事を書く怪しいライターになるリスク」を回避できるのです。

もちろんメディアによって、ディレクションや編集のクオリティも異なります。メディアの既存記事を読んだり、担当者と話してみたりするなかで、その辺りを見極めるのも大切です。

メリット3. 確立されたメディアでのライティング方法を学べる

前項と少し重複しますが、ちゃんと運営されているメディアでは、配信する記事をビジネスにとって意味のあるものにする方法が確立されています。

簡単なところで言えば、「SEOの基礎知識」や「画像引用のルール」など、ビジネスでライティングするうえでの基本的なノウハウを教えてくれるのです。

これらのノウハウは、自媒体/他媒体でのライティングをするときにも大いに参考になるでしょう。

メリット4. 企業に蓄積された知見や業界のトレンドを学べる

たとえばWebクリエイティブ系のライティングなら、Web業界のクリエイティブトレンドを学びながら記事を執筆できます。人事や総務向けのメディアで記事を書けば、国の働き方改革への施策や、企業が実施している働き方の工夫などの知見がつくでしょう。

学びながら収入を得られるという意味では、Webライターはとても魅力的な職業かもしれません。

クライアントから執筆案件を受注するデメリット

クライアントから執筆案件を受注するメリットを紹介してきましたが、メリットがあればデメリットもあります。

受注するときの主なデメリットは、以下の3つです。

    <クライアントから受注するデメリット>

  1. 自分の名前を出せないこともある
  2. 執筆案件の受注本数はクライアント次第で決まる
  3. クリエイティブな力が伸びるとは限らない

デメリット1. 自分の名前を出せないこともある

クライアントさんによりますが、ライターとしての名前を出せないことも多くあります。

そのため自分が書いた記事でも、それを実績として外部にアピールするのが難しい場合があるので、注意が必要です。

デメリット2. 執筆案件の受注本数はクライアント次第で決まる

「なかなか記事執筆の依頼が来ない……!」ということが、クライアントさんとのお仕事では時々あります。

月の記事本数などは、仕事を受注する段階で明確に決めておいたほうが良いかもしれません。

デメリット3. クリエイティブな力が伸びるとは限らない

記事のディレクションが入ることはメリットである一方で、記事を執筆するうえで制約が多いとも言えます。

基本はメディアの方針や執筆ルールにしたがって記事を書くため、個人のクリエイティブ力や発想力などを伸ばせられるとは限りません。

執筆案件を受注するためのプラットフォーム4選

ここまで、Webライターの主な収入源や、クライアントから受注するときのメリット/デメリットを紹介してきました。

次に実際に仕事を進めていくうえで、登録しておくと便利な案件受注プラットフォームを4つ紹介します。

    1. Workship
    2. CrowdWorks(クラウドワークス)
    3. Wantedly(ウォンテッドリー)
    4. LinkedIn(リンクトイン)

1. Workship(ワークシップ)

▲出典:Workship

スキルシェアサービス『Workship』なら、週1日からOKの案件や、完全リモートOKのプロジェクトなど、Webライターや編集向けの仕事がたくさん紹介されています。

比較的ハイレベルなものが多いですが、そのぶん高単価な案件が揃えられています。

Workship(ワークシップ)

2. CrowdWorks(クラウドワークス)

▲出典:CrowdWorks

リモートワークを手軽に始められることでおなじみの『CrowdWorks』。

プロジェクト・案件ベースの求人なので、最初から案件単価が分かりやすく打ち出されていることが多いです。

一方でクライアント側の実態や理念についてはあまり詳しく載っていないことも。「どうかな?」と不安に思う場合は、自分で調べにいくことも大切です。

CrowdWorks(クラウドワークス)

3. Wantedly(ウォンテッドリー)

▲出典:Wantedly

筆者が一番使ってきたWantedly。基本的には中途採用向けのサービスですが、リモートワークのライター募集などもたくさん行われています。

Wantedlyは長期的なおつきあいを前提にしている企業が多い印象です。メディアの理念や仕事の進め方が詳しく書いてあり、メディアへの共感ベースで案件を探せます。企業やメディアのビジョンに共感したら、気軽に連絡をとってみましょう。

一方で単価や時給については一切載っていません(※Wantedlyの利用規約上、載せられないようです)。お給料やスケジュールについては、面談などで詳しく聞くのがコツです。

くわえてWantedlyは、ユーザーのプロフィール記入欄が充実しており、実績の整理もしやすいのがポイント。プロフィールページをそのままポートフォリオとして使うのも良いでしょう。

またプロフィールで自分のビジョンを強めに打ち出しておくと、それに応じた企業からスカウトをもらえるかもしれません。

Wantedly(ウォンテッドリー)

4. LinkedIn(リンクトイン)

海外ではビジネスネットワークとして定番となりつつある『LinkedIn』。

SNSとしての機能が盛んで、業種や所属組織をテーマにしたコミュニティが多く存在します。ビジネスだけに集中できるFacebookみたいな印象ですね。名刺代わりに使う方も多いです。

海外での案件や、アートやアカデミックといったカテゴリにも強く、専門性を活かしたライターにとっては面白い出会いが期待できるプラットフォームです。

Wantedlyと同様に、プロフィールやポートフォリオでのアピールが大切になってきます。クライアントからどう見えるかを重視したプロフィールづくりがポイントです。

LinkedIn(リンクトイン)

おわりに

Webライターと一言にいっても、さまざまな働き方があります。

Webライターの仕事は簡単に始められる一方で、質の担保や専門性の磨き方などがおろそかになる職種でもあり、どこでどう働くかによって自分の価値は大きく変わります

この記事が、あなたがより良いクライアントと出会う助けになれば幸いです。

(執筆:Nakamura Yuko 編集:Uchida Kazuyoshi、Kitamura Yuu)

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