今回から始まった、ガチンコ早起き企画。正直、不安でしかない。

企画一つで早起きができるようになるのであれば、会社員時代に反省文を3回も書き直すハメになっていないはず。どうせ無理。けどやっぱり憧れる。こんな揺れ動く恋心モードに蹴りをつけるべく、早起き企画に挑戦します。

【早起きの条件】

  • 午前8:00起床を目標とする
  • 二度寝は当然NG

ツマミ具依
ツマミ具依

企画や体験レポートを好むフリーランスのライター。紙媒体・WEB媒体半々で活動中。早起きができず病院に行ったら、“怠惰”と診断された。(Twitter:@tsumami_gui_

最強の目覚ましアプリ『おこしてME』を使う

問題なのが早起きをする方法です。「早起きしよう」という決心だけでは到底できないことを、人生30年かけて証明済み。まずは身近なアイテムからチャレンジしてみようと、今回は目覚ましアプリを使ってみることにしました。

調べてみたところ『おこしてME』というアプリが星4.7と評判がいいようです。

このアプリの特徴は、決められたミッションをクリアしなければ、目覚まし音が鳴り止まないという点。「計算問題」「記憶ゲーム」「スマホを上下にシェイクする」などのミッションが用意されていて、寝坊助ヤロウがそう簡単に起きないことをよくわかっている仕様です。

私はこの中でももっとも効果がありそうな「写真」のミッションを試してみることにしました。このミッションは、好きな撮影対象を設定し、同じものを撮影して照合させるというもの。これなら、ベッドから離れた場所に撮影対象を設置すれば、一番の難関であるベッド脱出を突破できそうです。期待!

さて、そうと決まれば何を撮影しようか考えどころ。うーん、何にしよう。せっかくなら、1日のスタートにふさわしくて、何か思い入れのあるものを選びたい。毎朝の習慣として拝みたくなるような……。そうだ。

 

───おじいちゃん。

毎朝の習慣を考えたときに、仏壇に手を合わせる図が頭に浮かんできました。私が小学生のときに亡くなってしまったおじいちゃん。母からそのことを聞いたときは大泣きしたことを覚えています。

おじいちゃんの姿を、仏壇に手を合わせるような気持ちで撮影すれば、1日1日を大切に過ごせそうです。

すぐさま実家の父に「おじいちゃんの写真を撮ってLINEで送ってほしい」と依頼。「何に使うんだ?」と父に不審がられながらも、「純粋に欲しいから」という理由で無事ゲット。画像をプリンターで印刷し、写真ができあがりました。

おじいちゃんの写真を手に取ると、なんだか切なくなってきました。しばらく墓参りも行けていないし、おじいちゃん、天国で元気にしているのだろうか……。

そんなおじいちゃんの写真を、ベッドから離れた部屋の壁にセット。うーん、線香がほしい。なんなら仏壇ごとほしい。

24時を回った頃、布団に入ります。とはいえ、生活リズムが狂っているので、そう簡単には眠れません。スマホをいじりたくなるのをグッとこらえ、眠りにつけたのは夜の4時過ぎでした。

1日目

緊張の1日目。目を覚ますと、11:40。え、嘘でしょ。枕元のスマホを見ると、アラームがなった形跡がありません。は? おかしい。

どうやら、目覚ましのセットに失敗していたようです。目覚ましセットさえできないとは……。ここ最近、どうせ起きられないからと目覚ましをかける習慣がなくなっていたとはいえ、早起き以前の問題に大ショック

……ってことでまぁ二度寝しますよね。二度寝して起きたのは13:35。あーあ。ダメダメ。てか、なんか変な夢を見た気がする。高校の学園祭で楽しそうなダンスステージを見ていたら、何かの拍子で観客の生徒がステージに乗り出して暴動が始まって火炎瓶を投げる大騒ぎになり、その様子を私は興奮しながらビデオカメラで撮影する……というもの。なにこれ。

2日目

……ジリリリリ! ジリリリリ! ジリリリリ!

うるさい。

ジリリリリ! ジリリリリ! ジリリリリ!

ボリュームが徐々に大きくなっていく。うるさい。止めたい。止めよう。

ギリギリの意識で枕元に置いたスマホを手に取り、画面の「停止」で止める。しかし数秒経過すれば、またジリリリリと音が響く。うるさい。うるさい。うるさいーーーーー。

おじいちゃんの写真を撮らなくちゃ音は完全に停止しない。まだ寝たい。けど起きなきゃ。寝たい。起きなきゃ。寝たい。起きなきゃ。

ジリリリリ! ジリリリリ! ジリリリリ!

相反する感情が拮抗するなか「起きなきゃ」が勝った一瞬の勢いで、体を起こし、ロフトベッドから降りて、スマホのカメラをおじちゃんの写真にロックオン。

「カシャ」

アラームは止まった。耳障りな音が止んだことにホッとすると同時に、じわじわと意識が呼び覚まされました。

やった! 起きれたぞ………! 起床時間、7:35。

再び眠気が襲ってくる前に顔を洗い、爽やかな朝のスタートです。コーヒーを飲んでいると、頭の片隅に妙な記憶が。また夢を見ていたようです。その夢はというと、母親が不倫していて、しかも不倫相手がなぜか清野とおるさんっていう。壇蜜からなぜ私の母親に乗り換えたんだよ。爽やかな朝が一瞬淀んだ。

早起きをしたその日は、とにかく1日がものすごく長い。数時間経っても、まだお昼だ。素晴らしい。いつもと同じ1日24時間と思えない。部屋の片付けもできた。素晴らしい。時間があれば、後回しにしていたことも手がつけられる。充実するとはまさにこのこと。ありがとう、おじいちゃん。

3日目

……ジリリリリ!

眠い。眠い。ジリリリリ音が睡眠を妨害してくる。眠い。だけど、昨日からの早起きの流れを止めたくない。おじいちゃんの写真にカメラを向けて、アラーム停止。今朝も無事起きれた。起床時間は7:34。『おこしてME』、やるじゃん。

今朝の夢は、ゴキブリが部屋の床に現れて青ざめていたのだけど、なぜかその光景を見る視点が人間目線ではなく壁に張り付いた状態で、自分自身もゴキブリだったというなんか皮肉めいたものだった。早起きしなきゃというプレッシャーからか、最近変な夢しか見てない。おじいちゃんは意外と夢に出てこない。

4日目

今朝は睡眠リズムをつかんだのか、目覚まし時計の音が鳴る前にぼんやり目が覚めた。スマホを見るとLINEの新着通知があった。「実は今月で離婚します」と高校の友人から。びっくりして完全に目が覚めた。起床時間、7:16。

5日目

おじいちゃんにカメラを向けて、今日も無事成功。起床時間、7:34。早起き、意外とやればできるのか? どうしよ、こんなすんなり成功できたら企画倒れになってしまうのでは???と、変な焦りも出てくる。

しかし、そんなくだらない心配は不要だった。次の日から問題が。

6日目

習慣化の最大の敵、「慣れ」が襲ってきた。目を開けると、体が畳の上にあった。時計を見ると11:15。早起き失敗。どうやらおじいちゃんを撮影した直後、力尽きて床で死体さながらの状態で寝てしまったようだ。やってしまった。

しかし、いままでは夕方に起きるのも割とよくある話だった。それがいまはお昼に起きるだけで罪悪感がある。大きな進歩だ……と自分を責める気持ちをなだめた。明日からまた頑張ろう。

7日目

まずい。またダメだった。昨日と同じように床で寝てしまっていた。起床時間は13:12。やばい、やばいぞ。一度狂うと抜け出せなられないやつだ。

一度撮影のミッションをクリアしてしまえば、それからはアラームが鳴らなくなってしまう。だから撮影後に床で寝てしまうと、起きられないわけだ。そういえば、スヌーズ機能はないのだろうか。

どうやら、課金をすればスヌーズ機能となる「起床チェック」がつくらしい。「起床チェック」は、アラーム解除後に設定した時間が過ぎると、スマホ画面に無音の状態で「起きましたか?」と表示され、これをタップできないとまたアラーム音が鳴り響くという仕組み。金額は月550円。うーん、1週間は無料だし、ここはひとまず試してみよう。

8日目

「起床チェック」のおかげで、二度寝を阻止!  起床時間は7:45。一度床で寝そうになったけど、10分後にまたアラーム音が鳴り響き、撮影のミッションを要求されたのでギリ起きれた。

9日目

一度目を覚まして、「起床チェック」で10分間のバッファタイムを経て本起き、というリズムでクリア。起床時間は7:46。よしよし、いい感じ。

10日目

この日、事件は起きた。いつも通りスマホのカメラをおじいちゃんの写真に合わせて撮影するのだが、なぜかカメラがおじいちゃんの写真を全然読みとってくれないのだ!

カシャ。「写真が一致しませんもう一度行ってください」

カシャ。「写真が一致しませんもう一度行ってください」

おじいちゃん、おじいちゃん……! 眠気で意識が朦朧とするなか、おじいちゃんの写真撮影に奮闘するが、全然読み取ってくれない。いつもは割と甘めでも認識してくれてたのに。なに? なんでなの?!

おじいちゃんの写真をミリもブレがないレベルで調整しても、やっぱり止まらない。もはや “おじいちゃんの写真ピッタリ職人” になっているはずなのに、おかしい。眠い……音うるさい……眠い……鳴り止まない……どうしたら止められるんだ……。

 

───あ、電源ボタン。

iPhoneのサイドボタンを長押しし電源を切ると、音が鳴り止んだ。

気づけば、14:10。床で寝てしまったようだ。目が覚めて、禁断のボタンを押してしまった自分の行いを恥じた。

よからぬことを学習してしまった。こうなってしまうと、10日目以降はもうダメ。しかも、久しぶりに連日飲み会が入り、相当久しぶりに朝まで飲む日もあったせいで、昼夜逆転まっしぐら。不規則な生活になり、ぐだぐだになり、すぐに奥の手の電源ボタンでアラーム音の息の根を止めてしまうようになった。思えば、コロナの関係で朝まで飲んだりする機会がなくなったことで、前半はなんとかなっていたような気もする……。

気がつくとアプリの無料期間が過ぎて、550円が課金されていた。そう簡単には克服できない。いま思えば、永遠の眠りにつくおじいちゃんに早起きを付き合わせたのも申し訳ない。おじいちゃん、ありがとう。

【結果】

  • 平均起床時間 10:40
  • クリアできた日 6日/14日

(執筆:ツマミ具依 編集:じきるう)

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