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モーニングコールサービス vs お目覚めが大丈夫じゃない私

モーニングコールサービスvsお目覚めが大丈夫じゃない私

早起きしたい。

一度、原点に帰って考えてみると、そう。みんな小さい頃は誰かに起こしてもらっていたはずです。

私でいえば、母親に叩き起こされてきました。それは文字通り物理的に叩かれたりもしながら。「いい加減にしなさい!!」とブチギレた母親から怒号が放たれ、私は布団をひっくり返されたり、濡れたタオルを顔に擦り付けられたりする刺激的な朝を食らっていたけど、それでも眠くて仕方がありませんでした。

大人になった今、さすがに母親に起こしてもらうことはできません。だけど、誰かに起こしてもらいたい。そんな願いを叶えるモーニングコールサービスがあるみたいなので、今回はこの方法で早起きに挑戦してみます!

【早起きの条件】

  • 午前8:00起床を目標とする
  • 二度寝は当然NG

ツマミ具依
ツマミ具依

企画や体験レポートを好むフリーランスのライター。紙媒体・WEB媒体半々で活動中。早起きができず病院に行ったら、“怠惰”と診断された。(Twitter:@tsumami_gui_

世界の誰かに起こされる朝

モーニングコールアプリを探してみると『wakie』というアプリを発見。自動音声ではなくリアルに人に起こしてもらうことにこだわって見つけたのがコレです。

しかも電話をかけてくれる人は、全世界にいる “誰か” 。国境を越えて『wakie』を利用するアプリの人が、設定した時間に電話をかけて起こしてくれるようです。なるほど、ある国では朝の時間が、ある国では夜だったりするわけで、時差を逆手にとったナイスアイディアです。

日本語版に対応していないので、解説ブログなどを読みながら、どうにか設定。テストしてみようと、10分後にアラーム時刻をセットし、スマホを置いてしばし待機。

 

……あれ、おかしいな?

時間がきても、音が鳴りません。

画面を見ると、一応着信はきているみたいです。

だけど、着信音が鳴らなければ、起きられるものも起きられません。

設定を見直していると、また着信が───

「Do you like watching masturbation?」

見慣れない英単語を黙読すると、思わず苦笑。まぁたしかに目は覚めるかもしれないが……ってそういう問題じゃないわ。誰だか知らない外国人にセクハラされて頭に血がのぼってきました。(てかよく見たら “Japan” じゃん)

高貴なメイドさんに起こされる朝

そのあと何回か試したけど、やっぱりアラーム音は鳴らないし、うまく使えなかったので諦めて別のサービスを探してみることに。

そして見つけたのが『エリアフレンズ』というモーニングサービス業者。そんな会社があるんだ。

サービス内容は「オペレーターが、毎朝、直接電話をおかけして寝起きをお手伝いいたします」というイメージ通りのもの。創業22年という意外と歴史のあるサービスで、もとは社長である女性が、派遣社員をしていた25歳の時に1人暮らしのアパートの一室で始めた事業らしい。ガッツのあるお方です。

料金は1ヶ月3,500円、平日のみだと2,500円。つまり料金は1日100円ちょっとというところ。呼出音は最大10回までで、出ない場合はもう一度だけかけ直してくれるらしい。

ホームページの申し込みフォームを入力して、オンラインで決済。一ヶ月コースを申し込んで、一応完了メールは届いたけど、少々不安が残ります。

というのも、ホームページの「お知らせ」の最後の更新が2018年。使われている写真も無料素材風のガラケー写真だったりして、いまもサービスがやっているのかどうか半信半疑。支払った3,500円の運命はいかに。

1日目

ちゃんと電話はくるのだろうか。

ドキドキで迎えた初日。電話は希望した時刻の10分の間にかかってくることになっていて、私は7:30〜7:40を希望。昼夜逆転していた私は、まったく眠れないまま、窓の外は明るくなり、いつのまにか7:30に。その数分後───

 

ジャラジャラジャラジャラーン

ちゃんと電話きた!!

「○○さんのお電話でいらっしゃいますか?」
「はい」

驚きと安堵のなか電話を取ると、穏やかで優しい女性の声が語りかけます。

「モーニングサービスのエリアフレンズです。おはようございます。時刻は7時33分になりました。お目覚めは大丈夫でしょうか」

お目覚め……? 寝てないけど。

「大丈夫です」

NOといえない日本人気質が出てしまった。

「はい、それでは今日もお気をつけてお出かけください」

そして電話は切れました。嘘をつくところから始まってしまい、申し訳ない。でも、サービスやっててよかった〜。

明日こそちゃんと起きよう。その日、そのままぶっ続けで起きたおかげで、夜には眠くなりました。

2日目

ジャラジャラジャラジャラーン

眠り終了を告げる音がする。眠い目を擦り、電話に出ます。

「○○さんのお電話でいらっしゃいますか? モーニングコールサービスのエリアフレンズです。おはようございます」

なんだこのラグジュアリーでブルジョワジーな目覚めは。まるで高貴なメイドさんが「お嬢さま」と呼びかけているよう。

「時刻は7時32分になりました。お目覚めは大丈夫でしょうか?」
「……はい。大丈夫です。ありがとうございます」
「はい、それでは今日もいい一日をお過ごしください。失礼します」

気分はすっかり上流階級。ヨーロピアンな豪邸に住み、家具はすべて高級輸入品で、ベッドにはシルクの天蓋がかかっている───

実際の寝床はこんなでも、そんな魔力がモーニングコールにはありました。はじめて体験する特別な目覚め。早起きは、その後も順調でした。

3日目
「○○さんのお電話でいらっしゃいますか?」
「はい」
「モーニングサービスのエリアフレンズです。おはようございます」
「時刻は7:33になりました。お目覚めは大丈夫でしょうか」
「大丈夫です」
「はい、それでは今日もよい一日をお過ごしください」

4日目
「○○さんのお電話でいらっしゃいますか?」
「はい」
「モーニングサービスのエリアフレンズです。おはようございます」
「時刻は7:33になりました。お目覚めは大丈夫でしょうか」
「大丈夫です」
「はい、それでは今日も1日頑張ってくださいね〜!」

5日目
「○○さんのお電話でいらっしゃいますか?」
「はい」
「モーニングサービスのエリアフレンズです。おはようございます」
「時刻は7:33になりました。お目覚めは大丈夫でしょうか」
「大丈夫です」
「はい、それでは今日もお気をつけてお出かけください」

こんな調子で、6日連続早起きを達成!

7日目

目覚めると、時計は14時を回っています。いつも通り電話したあと、ついに二度寝しまったのです。……終わった。

嫌な予感はしていました。なぜなら、電話のやりとりがほぼ同じだから。せっかく人が電話してきてくれているのに、自動音声のようなやりとりに嫌気がさし、セレブな魔法も効き目が弱まってきました。

この日を境に、睡眠サイクルはぐちゃぐちゃに逆戻り。二度寝する日、着信音をスルーして寝過ごし着信履歴を見て落胆する日。

2週間を過ぎたとき、このマンネリ化したやりとりに変化を起こすことを決意。ちょうど引っかかっていたことがあるのです。それは「お目覚めは大丈夫ですか?」の問いに、私は「大丈夫です」としか答えていないこと。

大丈夫じゃないときは、ちゃんと大丈夫じゃないと言ってみよう。そしたら、お姉さんが気を利かして何か言ってくれるのではないか。「起きたらいいことありますよ!!」と励ましてくれたり、「今日は◯◯の日なんですよ」と豆知識を言ってくれたり……。

私は「大丈夫じゃないです」の先にある隠しコマンドに少し期待しました。

15日目

流されて「大丈夫です」と答えてしまった……。寝起きは、決心が揺らぎやすいことを痛感。

16日目

電話がきた。今日こそ言うぞ。

「お目覚めは大丈夫でしょうか」
「今日は眠いです……。大丈夫じゃないです

 

言えた!!

 

「そうなんですね。では、今日もお気をつけてお出かけください」

あれ……。「あっそ」と言わんばかりの、鮮やかなスルー。フラれたような気持ちになり、二度寝したくなった。が、気持ちに反して目は覚めたようです。

お姉さんが塩対応でも、会話にバリエーションを持たせるのはこのタイミングくらいしかありません。「よく眠れました」「今日は目覚めが悪いです」など、言葉を変えて答えるようにして、少しでも脳に刺激を送りました。

21日目

「お目覚めは大丈夫でしょうか」
「それが、昼夜逆転してしまって……寝れませんでした」
「そうなんですね。今日もいちに……あ、えっとお気をつけていってらっしゃいませ

お姉さん……。私のせいで盛大に噛んでしまいました。きっと、そのまま起きているんだから「一日」という表現が変だと思ったんでしょう。そういうのめっちゃわかる。やっぱりこんなこと言ってくる利用者はほかにいないんだろうな。

 

終盤はモーニングコールの生活が当たり前になり、女性のイメージは高貴なメイドさんからオカンくらい庶民的になっていました。

30日目

最終日。結局あの日以来「大丈夫です」しか言えませんでしたが、すかさず「いままでありがとうございました」とお礼を言いました。

「また機会がありましたら、よろしくお願いします。今日も一日、頑張ってくださいね」

いつもと違うセリフ! バッチリ目が覚めました。自動更新なので、更新日のうちに解約手続きをして、お姉さんとの1ヶ月を終えました。

 

電話をかけるというシンプルなサービス。単純労働はAIに奪われるといいますが、生身の人間が関わっているということが、どれほど人に影響を与えるのか。それがよくわかる体験となりました。

アラームの機械なら時間が過ぎれば鳴り終わる。だけど、電話先の女性が待ってくれることを思って、着信が切れる前に慌てて出ると、「起きれた!」という朝が度々ありました。出れなかった日は「悪かったなぁ」、そのまま起きてしまった日は「もうすぐ電話が来る時間だ」など、彼女の存在を意識しない日はありませんでした。

近いようで遠い、モーニングコールのお姉さんの存在。彼女はどんな人なんだろう。オプションで、ちょっとした会話サービスとかがあったら面白いのになぁ。あ、もちろん、どっかの誰かさんみたいなセクハラ質問はしないけど。

【結果】

  • 平均起床時間 10:12
  • クリアできた日 16日/30日

(執筆:ツマミ具依 編集:じきるう)

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