フリーランスとして独立したり、副業をはじめたりする場合、確定申告の提出や取引先への請求書の制作を自分で行わなくてはなりません。Excelや会計ソフトを利用しても、資料の管理やレポート作成、データの管理などには手間がかかってしまいます。

そんなときに便利なのが、クラウド会計ソフトです。

しかしクラウド会計ソフトは法人向けのものが多く、利用しない機能が備わっている場合や、導入費用と実際の使用量がつりあわないという問題がありました。

そこで今回は、マネーフォワードクラウド』がフリーランスや副業ワーカー向けに新設した「パーソナルミニ」プランをご紹介します。本当に必要な会計機能だけをリーズナブルに利用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

マネーフォワードクラウドとは

マネーフォワードクラウド』は、クラウド上で使える会計ソフトのひとつです。オンライン上で確定申告の作業を自動化したり、請求書を簡単に作成したりできます。

せっかく副業やフリーランスをはじめたのに、慣れない経理業務に時間が取られてしまっては、もったいないですよね。

マネーフォワードクラウドには、以下のような利点があります。

  • アップデートが自動で行われるため、いつでも最新版の会計ソフトを使用できる
  • 経理初心者でもはじめやすい
  • 銀行口座やクレジットカードと自動同期できる
  • 勘定科目を推測/提案してくれる
  • 確定申告書類/決算書類などが自動で作成できる
  • データを安全に保管してくれる

業務効率化のためにも、クラウド会計ソフトは必須です。クラウド会計ソフトについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

これからフリーランスになる方におすすめ「パーソナルミニ」プラン

マネーフォワードクラウドのパーソナルミニは、「マネーフォワードクラウド確定申告」と「マネーフォワード請求書」の主要機能のみを利用できる、フリーランス向けのお得なプランです。

従来の個人事業者向けプランと比べても、月額980円/年額9,600円というお手頃な価格でクラウド会計を利用できます。

フリーランスや副業をはじめたばかりで「少しでも支出を抑えたい」「使える機能は少なく、シンプルな方が良い」と考えている人にぴったりのプランです。

パーソナルミニでできること

以下が、パーソナルミニプランで利用できる主要機能です。

マネーフォワードクラウド確定申告 マネーフォワードクラウド請求書
パーソナルミニ ・仕訳登録
・確定申告書の作成機能
・メール/チャットサポート
・各種帳票の作成
・送付/入金履歴の確認
・取引先の登録(上限15件)
・クレジットカード決済機能
・帳票の複製/変換
・郵送代行機能(一括郵送不可)
・メール/チャットサポート

以下でこれらの主要機能について、詳しく解説していきます。

マネーフォワードクラウド確定申告で使える機能

機能1. 自動仕訳登録

マネーフォワードクラウド確定申告では、会計の自動仕訳ができます。

仕訳とは、お金を「いくら」「何に」使ったのかだけでなく、「結果」としてどうなったのか、までを分かるようにすることです。

実際の仕訳をみながら、詳しく解説していきます。

下の画像は、マネーフォワード請求書で作成した請求書をもとに自動で作成された仕訳候補一覧です。取引日/借方勘定項目/補助項目/金額/貸方勘定科目/補助項目/金額の項目が並んでいますね。

自動仕訳一覧

簿記では「結果としてどうなったのか」を、「借方」と「貸方」の2つの側面から考えます。そのため「16,500円」が手元に入ってきたという結果を、「借方勘定」と「貸方勘定」に分けて記帳するのです。

借方:
資産の増加および費用の発生を計上する左側

貸方:
負債・純資産の増加および収益の発生を計上する右側

つまり「お金が増えたら」借方、「お金が出て行ったら」貸方になります。

このような形式の記帳を複式簿記と呼びます。複式簿記は、確定申告を「青色申告」という形式で出す際に用いられる方法です。煩雑な作業が求められますが、マネーフォワードクラウド確定申告を利用することで自動で簡単に仕訳できます。

確定申告についてはこちらの記事で詳しく解説されています。

自動仕訳は、他のマネーフォワードクラウドと連携させることで利用できます。以下が、連携できるマネーフォワードクラウドです。

  • 「マネーフォワードクラウド請求書」で作成した請求書から入力
  • 「マネーフォワード クラウド給与」で計算した給与から入力
  • 「マネーフォワード クラウド経費」で作成した経費から入力

自動仕訳はマネーフォワードクラウドとの連携だけではなく、以下のような他サービスとの連携もできます。

登録するだけで仕訳が完了するので、金額を計算したり勘定項目を振り分けたりする面倒な業務を省けます。

  • 金融機関
  • 電子マネー
  • クレジットカード
  • POSレジ
  • ECサイト
  • ビジネスサービス

以下の画像は、実際に電子マネーと連携した場合の自動仕訳です。明細に応じて、勘定科目が自動で振り分けられています。

(「登録」を選択することで簡単に仕訳が完了します。勘定科目が正しくないときは「勘定科目」のアコーディオンメニューを広げて適当な勘定科目を選ぶだけです。またプライベートとビジネスの出費が混同している場合は「対象外」を選択することで仕訳帳からプライベートの出費を消せます)

電子マネー自動仕訳一覧

クレジットカードを連携する場合は、個人利用と事業利用のカードを分けた上で、事業利用のクレジットカードを連携させるのが良いでしょう。自動で仕訳された明細を、さらに目視で仕訳る手間が省けます。

また、『ランサーズ』や『もしもアフィリエイト』など、フリーランス/副業者の利用が多いビジネスサービスとの連携もできます。

「毎回PCを開いて作業するのは面倒……」という人には、スキマ時間にアプリで仕訳ができる「マネーフォワードクラウド確定申告」がおすすめです。移動時間やちょっとした待ち時間を活用して、仕訳の抜け漏れをなくしましょう。

その他、手動であれば「振り替え電表入力」「簡単入力」「仕訳帳入力」「取引から入力」などの入力方法も利用できます。

機能2. 確定申告書の作成機能

マネーフォワード確定申告書

必須項目を記入するだけで、確定申告書を簡単に作成できます。

マネーフォワードクラウドが「確定申告作業チェックシート」を公開しているので、あわせて利用すれば安心ですね。

機能3. メール/チャットサポート機能

メールお問い合わせ方法

マネーフォワード確定申告プラン、およびマネーフォワードクラウド請求書では、メール/チャットサポート機能を受けられます。

メールやチャットの上限は設けられておらず、何通送っても無料です。チャットでの対応は平日10:30〜17:00となっています。

なお一つ上の「パーソナルプラス」プランであれば、電話でのサポートも受けられます。

マネーフォワードクラウド請求書で使える機能

機能1. 各種帳票の作成

各種帳票に関して、パーソナルミニプランが使える機能はおもに以下の3つです。

  • 見積書/納品書/請求書/領収書を作成できる
  • 作成した帳票の複製や変換ができる
  • 帳票の郵送代行ができる(※一括は不可)

マネーフォワード請求書作成

請求書の作り方は、テンプレートにしたがって取引先/請求日/支払い期限などの必須項目を記入するだけ。

制作時にタグを設定することで、キーワード検索から効率よく帳票を検索できます。取引先別に検索できる機能も備わっているので、「業務内容」や「案件」ごとにタグを作成するのがおすすめです。

マネーフォワードタグ設定機能

また、帳票のひな型が豊富な点も魅力のひとつです。スタイリッシュなデザインから英字対応まで、複数のデザインテンプレートが用意されています。

機能2. 取引先と品目のマスタ管理

取引先が多くなればなるほど、連絡先を管理するのが難しくなりますよね。

パーソナルミニプランでは、取引先の情報を15件まで登録し管理できる機能がついています。取引先の部署ごとにデータを管理することも可能です。

マネーフォワードマスタ管理

取引先だけでなく、請求書を作成時につけた「品目」ごとのデータ管理もできるので、ぜひ活用してみてください。

機能3. クレジットカード決済機能

従来の銀行振り込みでは、入金されるまでに多少の時間がかかっていました。しかしクレジットカード決済を利用すれば、より早く報酬を受け取れます。

メールで請求書を送付するときにクレジットカード決済機能をつけるだけなので、利用するのも簡単です。

なお、クレジットカード決済機能は初期費用無料で導入できます。入金のタイミングは、以図のとおりです。

現在、以下のカードブランドに対応しています。

  • VISA
  • Mastercard
  • セゾンブランド

パーソナルミニプランがおすすめな人/おすすめではない人

シンプルな機能をリーズナブルに利用できるパーソナルミニプランですが、導入する上で以下のように悩むこともあると思います。

  • 「パーソナルミニプランで用途は足りるのだろうか……」
  • 「機能は分かったけど、自分にあったプランなのか分からない……」

そこで、使用方法別にパーソナルミニプランにおすすめな人/おすすめではない人を解説します。

パーソナルミニプランがおすすめな人

  • フリーランスや副業をはじめたばかりで、他の会計ソフトを使っていない方
  • 取引先の数がまだ限られている方(15件以内)
  • 請求書の発行が少ない方
  • シンプルな機能で十分な方
  • リーズナブルな価格で、確定申告/請求書を作成したい方
  • クラウドソフトの利用に抵抗がない方

パーソナルミニプランがおすすめではない人

一方で、パーソナルミニプランでは物足りないと感じる人もいるでしょう。より幅広い機能を使いたい場合には「パーソナル」、「パーソナルプラス」プランがおすすめです。

下記の図では、以下の3点をまとめました。プランを選ぶ際の参考にしてください。

  • パーソナルミニプランにおすすめでない人の特徴
  • 他のプランでできること
  • おすすめのプラン
マネーフォワードクラウド確定申告/請求機能
パーソナルミニプランがおすすめでない人の特徴 他のプランでできること おすすめのプラン
取引先が多い 16件以上の取引先をマスタ管理できる
  • パーソナル
  • パーソナルプラス
毎月発行する請求書が決まっている 請求書を毎月自動作成できる
  • パーソナル
  • パーソナルプラス
他の月や期間との状況を比較したい 推移表や前期比較表を利用できる
  • パーソナル
  • パーソナルプラス
レポート機能で資金などを管理したい タグ別/取引先別に管理された回収消込表や、売上レポートを見れる
収益レポートや得意先レポートを作成できる
  • パーソナル
  • パーソナルプラス
達人シリーズを使っていた 達人シリーズと連携できる
  • パーソナル
  • パーソナルプラス
充実したサポートを受けたい 電話サポートが受けられる
  • パーソナルプラス

各プランの料金比較表

自身の業務内容や業務量に応じて、適当なプランを選択しましょう。

プラン名 パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
価格 月額 980円
年額 9,600円
月額1,280円
年額11,760円
年額35,760円

フリーランスのお仕事探しならWorkship

Workship』は、副業/複業ワーカーやフリーランス向けのお仕事案件プラットフォームです。

エンジニア、デザイナー、ディレクター、ライター、マーケター、セールス、人事など、さまざまな職種のお仕事案件を掲載。

  • 「会社から独立しフリーランスになりたい」
  • 「副業をもっと本格的にやりたい!」

と考えているひとは、マネーフォワードクラウドで会計の管理をしつつ、Workshipで自分に合ったお仕事を探してみてください!

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詳細

フリーランス利用料無料(お仕事成約でお祝い金1万円)
登録者数17,000人
マッチング最短即日

おわりに

今回は、フリーランス向けの新設プラン「パーソナルミニプラン」についてご紹介しました。

自分にあったプランを適切に選択し、必要最低限の費用と労力で会計業務を効率化させましょう。

マネーフォワードクラウド

(執筆:Sato Mizuki  編集:Kimura Yumi)

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