フリーランス向け請求書テンプレート9選!書き方も詳しく解説【保存版】

請求書フォーマット

フリーランスや個人事業主にとって大事な請求書の発行作業。

フリーランスになって初めて請求書を作る場合、「記載必須の事項は何?」「印鑑は必要?」「消費税や源泉徴収はどうすればいいの?」とたくさんの疑問が浮かぶと思います。

まずはテンプレートを真似しようと検索したものの、いろいろな種類があり、項目も違って戸惑うことがありますよね。

そこで今回は、

  • 請求書の書き方
  • 請求書作成時の注意点
  • テンプレートで請求書を作成できるオンラインサービスを9個

をご紹介します。

サービスを上手く利用すると、簡単に請求書を作成できるだけでなく、送付や管理の手間を省くことができます。無料で使えるものもあるので、ぜひ参考にしてください。

請求書に記載すべき16項目

請求書に記載すべき項目は、おもに以下の16個です。

必須でないものもありますが、記載しておくと取引先の印象が良くなったり、ご自身での請求書管理が楽になるメリットがあるため、以下の項目は記載することをおすすめします。

Misoca 請求書

▲出典:MISOCA

  1. 請求先の宛名:会社名または屋号(個人名)を書きましょう。
  2.  請求書の発行日:年表記から記入しましょう。
  3. 請求書番号/通番:請求書の管理が楽になるので書くことをおすすめします。
  4. 請求者の会社名、住所、電話番号
  5. 請求側の会社捺印:角印を押しましょう。
  6. 合計請求金額:税込みで記入しましょう。
  7. 商品名:相手に伝わるように記入しましょう。
  8. 商品の数量
  9. 商品の単価
  10. 商品の金額
  11. 小計
  12. 消費税・源泉徴収など:取引先、仕事内容により変わるため取引先と確認しましょう。消費税は切り捨てにする場合が多いです。
  13. 合計金額:6の合計請求金額と合っているかを確認しましょう。
  14. 振込先:支払い方法・銀行口座名を記入しましょう。
  15. 振込手数料:どちらが負担するか取引先と事前に確認しましょう。
  16. 支払い期限(振込み期限):記載することで相手の支払い漏れを防ぎやすくなります。

請求書作成時に注意すべき7ポイント

1. 源泉徴収を請求書に記載するのか?

  • 【取引先が個人事業主やフリーランスの場合】
    相手の個人事業主やフリーランスは源泉徴収する義務がないので、請求書に源泉徴収額を記入する必要はありません。
  • 【取引先が法人の場合】
    源泉徴収の対象報酬等については、法人は源泉徴収義務が生じます。必ず記載しなければならないわけではありませんが、取引先の利便性を考えると、請求書に源泉徴収税額を記載した方が印象は良くなるでしょう。

源泉徴収について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

2. 消費税は内税か?外税か?

消費税が内税なのか外税なのかにより、報酬額が変わるので契約をする前に確認しましょう。当然、外税の方が消費税分の報酬額が増えるため得します。

また本来は消費税を国に納付する義務がありますが、フリーランスを始めとする個人事業主は、前々年の課税売上高が1,000万円以下だと、消費税の納付が免除されるため納付する必要はありません(これを「益税」といいます)。

3. 印鑑は押すべきか?

送付する請求書に必ずしも印鑑は必要ありません。請求書の押印は日本の商慣習として行われているものであり、法律によって印鑑の有無は定められていないからです。

ただ法人を取引相手とする場合は、会社の風習的に印鑑を求められることもあります。フリーランスでも屋号で印鑑(角印)を作れるので、事業の信用性を高めるためにも印鑑を用意して損はないでしょう。

4. 宛名の敬称は正しいか?

請求書に限らず、書類を作成するときの宛先は正しく書けていますか?

「御中」は社名、部署名、団体名などの後に添える敬称で、「様」は個人名に添える敬称です。「御中」と「様」は同時に使うことはできないので、使い分けには気をつけましょう。

5. 発行日が取引先の請求締日になっているか?

発行日は請求書を発行した日ではなく、取引先の請求締日にしましょう。

取引先が法人の場合、締日で区切って毎月1回の支払日に合わせて請求書を発行するのが一般的です。締日を過ぎた発行日にすると、翌月扱いとなり支払が遅くなる可能性があります。

取引前に請求の締日と支払日を確認しておきましょう。

6. 請求書をPDFファイルに変更しているか?

請求書を送る際はPDFファイルに変更してから送りましょう。ExcelやWordのファイル形式で送ると変更が可能なため、間違い等で変更されてしまうとトラブルの元になります。

また、原本の郵送が必要かどうかはクライアントにより異なるので、確認が必要です。郵送の際は、「請求書在中」と封筒に記載すると紛失等のトラブルを回避しやすくなります。

7. 請求書を保管できているか?

フリーランスは個人事業主となるので、5年間は請求書等の書類を保管する義務があります。(法人の場合は7年間)

決算を過ぎる度に1年経過とするので、5年後の決算が終わるまでは必ず保管しましょう。

請求書テンプレートサービス9選【無料あり】

請求書の作成に時間をかけたくないフリーランス向けに、テンプレートを使って請求書を作成できるオンラインサービスを9個ご紹介します。

料金や郵送の有無、作成できる枚数まで細かく比較しています。

1. MFクラウド請求書

「MFクラウド請求書」は、オンラインで請求書を作成・管理できるサービスです。作成した請求書の郵送代行にも対応しており、郵送ボタンをクリックするだけで請求書を郵送してくれます。請求書の印刷・封入・送付作業など面倒な業務を効率化できます。もちろんメール送付も可能です(メールの場合は、メール本文があらかじめ入力されています)。

「毎月自動作成」という機能もあり、一度請求書を作っておけば、同じ内容の請求書を毎週/毎月/1年ごとなど、好きな周期で自動作成してくれます。毎回同じ内容の請求書を作成する手間を省けますね。請求書のテンプレートは白黒のシンプルなものから、色のついたスタイリッシュなものまでさまざまあります。

おすすめポイント:「MFクラウド確定申告」と連携している

MFクラウド確定申告」とのデータ連携も大きな魅力のひとつ。請求書を送付すると同時に「MFクラウド確定申告」側で売掛金の仕訳が作成されます。また、入金時に「MFクラウド確定申告」で消込処理を行うと、「MFクラウド請求書」側の請求書のステータスが入金済となります。これなら確定申告する時にタスクを大幅削減できますね。

無料でパーソナルプランのトライアルが1ヶ月間できます。

パーソナルライト パーソナル パーソナルプラス
基本料金(年払い) ¥11,760 ¥23,760 ¥35,760
基本料金(月払い) ¥1,280 ¥2,480
月間作成数 100件/月 無制限
請求書の郵送代行 180/通 170/通

MFクラウド請求書

2. Misoca(ミソカ)

「Misoca」はPCからはもちろん、スマホからでも簡単に請求書が作成できるオンラインサービス。請求書はPDF保存のほか、メール送信や郵送から選べます。

無料プランが利用できるのもフリーランスの方にとって嬉しいポイントです。ひと月あたり5通までなら請求書の作成が無料で行えるのでぜひ試してみてください。100種類以上のテンプレートが用意されているため、自分の好みに合ったものが見つかるでしょう。

無料プランでは請求書の郵送はできませんが、有料プランでは1通あたり160円で請求書の郵送を行ってくれます。また「弥生」「freee」「MFクラウド確定申告」などのサービスと連携していますので、これらを利用しているフリーランスの方は重宝するでしょう。

Misocaについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

おすすめポイント:洗練された請求書のテンプレートデザイン

画像データ(jpeg, gif, png)を挿入すれば、自社のロゴや印影を自動的にサイズ調整して請求書に反映できます。13種類ものテンプレートが用意されており、どれも洗練されたデザインの請求書ばかりなので、取引先の印象アップも間違いなしです。

無料プラン プラン15 プラン100 プラン1000
基本料金(年払い) 無料 8,000円 30,000円 100,000円
1年間無料キャンペーン実施中
基本料金(月払い) 無料 800円 3,000円 10,000円
月間作成数 5通 15通 100通 1,000通
作成数を超えた場合  – 1通70円 1通70円 不可
請求書の郵送代行 不可 1通160円 1通160円 1通160円
見積書のFAX送信 不可 1通60円 1通60円 1通60円

Misoca

3. MakeLeaps

「MakeLeaps」は、請求書や見積書を1分程度で作成できるテンプレートサービスです。英文の帳票を作成できるので、海外との取引が多いフリーランスの方におすすめ。通貨(例えばJPY)を請求書に記載することも可能です。

個人プランは、取引先10社以内、1~3名で経理作業を行っているフリーランス向けになっています。1アカウント月額500円で利用できます。法人プランは取引先上限数もユーザー上限数もありません。後者の場合、取引先は10社目までは無料ですが、それ以上は有料になります。

法人プランでは「バーチャル口座」や「メールドメイン指定(書類を送付する際の送信元メールアドレスを、自分のメールアドレスに指定できる機能)」といったオプションプランに申し込むことが可能です。そのほか無料プランもあり、見積書と請求書のみを作成・郵送できます。こちらの場合、ユーザー上限は1名、取引先は3社までになっています。

テンプレートは「プロフェッショナル」、「スタンダード」、「プロフェッショナル(窓付き封筒用)」の3種類があり、それぞれ英語版にも対応しています。

おすすめポイント:Evernoteと連携できる

「Makeleaps」のEvernote連携サービスは、作成した請求書や見積書が自動的にPDF化されてEvernoteのドキュメントに追加されていく機能が備わっています。Evernoteを利用しているフリーランスの方は請求書の管理がしやすくなるでしょう。

フリープラン 個人プラン 法人プラン
月額料金 0円 ¥500/1ユーザー ¥800/1ユーザー
月間作成数 10通/月 無制限
請求書の郵送代行
¥160/通

MakeLeaps

4. Zoho Invoice

「Zoho Invoice」は簡単に工数管理ができ、そのまま請求書として発行できるオンラインサービスです。オンライン決済にも対応しているので、迅速な支払いがしたいフリーランスの方におすすめ。支払期限を過ぎている場合に自動的に顧客へリマインダのメールを送ることもできます。

請求書のテンプレートも用意してあるため、請求書の作成に自信がない方でも安心です。

おすすめポイント:PayPal、Dropbox、G Suiteなど多様なサービスと連携可

Paypalでの決済、DropboxからZoho Invoiceへの経費申請や請求書のダウンロード、G SuiteにあるGoogle連絡先情報からのインポートなど、様々なサービスと連携しています。

ただし、国外のサービスがメインのため、日本の請求書の仕様に合っていない部分もあります。使いこなせるようになるまでやや時間がかかるでしょう。

無料プラン ベーシック スタンダード プロフェッショナル
年間料金 ¥0 ¥10,800 ¥22,800 ¥34,800
月額料金 ¥0 ¥1,080 ¥2,280 ¥3,480
最大顧客数 5人 50人 500人 無制限
請求書の郵送代行
1クレジット当たり $1.50(USPSのみ対応)

Zoho Invoice

5. RaQool(ラクール)

「RaQool」は、事前に顧客情報を入力しておけば、請求書に日付・宛名・社印の挿入などがテンプレートに自動入力されるオンラインサービスです。
顧客管理は既存の顧客だけではなく、見込み顧客も管理できます。登録した企業ごとに、請求書一覧と見積書一覧を表示できるので、Excelで管理するのがめんどくさいフリーランスの方におすすめです。

また管理者だけではなく、アクセス権限を付与したユーザーが全機能を利用できるのも特徴

フリープラン(顧客登録数5件まで)は無料、スタンダードプラン(顧客登録数5,000件)は月額980円、オリジナルプラン(自社にカスタマイズできるプラン)は応相談となっています。

おすすめポイント:「品名」「数量」「単価」を入力するだけで請求書が完成

請求書の作成時は、品名・数量・単価を入れるだけ。作成した請求書・見積書はメールにPDFデータを添付して無料で送信可能です。郵送したい場合は、1通あたり210ポイント(1ポイント=1円)かかります。

フリープラン スタンダード オリジナル
初期費用
無料
応相談
月額料金 ¥0 ¥980 応相談
月間作成数
無制限
最大顧客数 5件 500件 応相談
請求書の郵送代行
¥210/通

RaQool

6. みつもらー

見積書の作成をメインとしたサービスですが、請求書の作成もできるオンラインサービスです。作成した見積書・請求書はプリントか、メール送信かを選べます。源泉徴収・復興特別所得税の自動計算には対応していないので、備考欄にご自身で記入してください。

テンプレートは1種類のみ。ロゴ画像のアップロードができますが、印鑑画像は有料プランのみの機能となります。

おすすめポイント:最小限の機能で設計されているので、迷うことなく作成できる

非常に簡単に請求書が作成できることが魅力です。品名・単価などを入力してプロジェクトタイトルとお客様の名前などを入力するだけなので知識が要りません。
とにかく手軽に請求書を作成したいフリーランスの方におすすめのオンラインサービスです。

フリープラン プレミアムプラン
年間料金 ¥0 ¥5000
見積書作成
無制限
見積書の保存 10件まで 無制限
請求書の郵送代行
なし

みつもらー

7. ツカエル見積・請求書オンライン

見積書の一覧表示、編集が簡単にできるオンラインサービスです。請求書だけでなく入金伝票、請求残高表、得意先元帳なども作成できます。

書類作成時に印刷テンプレートを選択するとレイアウト変更が可能で、帳票枠の色やフォントまでも変更できます。テンプレートを自社オリジナルデザインにすると長期的に使えそうですね。

源泉徴収税の自動計算は、画面右上の歯車マークにある「自社設定」から操作できます。

おすすめポイント:上長への申請から承認までのフローが構築されている

最大の特徴は、帳票ごとに上長への申請・承認フローが構築されていることです。請求書を作成して「申請」すると、承認者(上長)に設定した人にメールが届き、承認者は請求書の承認・非承認を選べます。承認者には申請中の請求書の件数がアラート表示されるので、抜け漏れも防ぐことができます。

30日間までは無料(各帳票8枚まで)。Stdプランは月額500円(年額5,000円)。得意先元帳や上長の申請・承認フローがあるProプランは月額1,000円(年額10,000円)となっています。

Stdプラン Proプラン
月額料金 ¥500 ¥1,000
年会費 ¥5,000 ¥10,000
請求書の郵送代行
なし
作成枚数
各帳票8枚まで

ツカエル見積・請求書オンライン

8. board

boardは、請求書作成や見積書発行を便利にするだけではなく、案件単位の損益管理なども行えるサービスです。

お客様情報を入力すれば、「発注書」「納品書」「請求書」などを自動で作成してくれるほか、受注と発注を紐付けることができるので、案件ごとの損益を簡単に管理することができます。

請求書のExcelテンプレートは無料でダウンロード可能です。標準的なフォーマットに加え、源泉徴収・値引き・繰越金額など、用途に応じたレイアウトも用意されています。

おすすめポイント:ダッシュボードにすべての情報を一覧表示

請求書をオンラインで作れるのは他のサービスとは同じですが、一番の違いは「案件管理」「発注管理」「売上サマリ」などがダッシュボードに一覧表示されるところ。

上の図のように、タスクの進捗度が一目でわかるので、タスク漏れを防げます。

Personal Basic Standard Premium
月額料金 ¥980 ¥1,980 ¥3,980 ¥5,980
最大顧客数 1人 3人 15人 50人
外部ファイル保管 1GB 5GB 10GB
捺印申請
請求書の郵送代行
¥170/通(1通あたり6枚まで)

board

9. PDFeer

請求書をPDFで作成できるオンラインサービスです。取引先情報や品目マスターの登録が可能で、過去に作成した帳票をコピーして請求書が作成できます。

文字入力だけで自動でハンコを押印でき、文書に会社・お店のロゴを表示させることも可能です。ただし、税金や合計金額などはすべて手入力となります。

テンプレートのロゴはアップロード可能で、フォントは明朝やゴシック、丸ゴシックから選択できます。電子印鑑の捺印も3文字まで対応しています。

おすすめポイント:PDFに特化したサービスで、完全無料

完全無料で利用できるオンラインサービスです。Golazo同様、保存期限や枚数の制限はありません。

請求書の作成にコストをかけたくないフリーランスの方におすすめです。

料金 ¥0
月間作成数 無制限
保存期限 なし
作成できる書類
  • 請求書
  • 見積書
  • 納品書
  • 領収書
  • 送り状
  • 案内文
  • 自由文書
請求書の郵送代行 なし

PDFeer

まとめ

各サービスによって値段はもちろん、テンプレートの種類や作成上限がさまざまですね。まずは無料お試し期間を活用しながら、自分に合った請求書作成サービスを探してみてください。

今回ご紹介した請求書作成サービスによって、フリーランスの方の業務の負担が減れば幸いです。

 

執筆:エミリー 、木村優美
編集:はつこ

 

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