Workship MAGAZINE発!書籍発売のお知らせ『マンガでわかる!フリーランスの生き残り戦略 AI時代に20年稼ぎ続けるクリエイターになる方法』
- 【PR】
- 本
- 高田ゲンキのフリーランス・ファイル
副業OKの風潮が高まる一方、「本当にバレずに副業できるの?」「業務委託って契約とか難しそう……」と不安を抱える会社員は少なくありません。
本記事では、業務委託の副業が会社にバレる理由と対策、未経験者でも始められる副業スタイル、安心して取り組むための注意点をわかりやすく解説。副業でスキルも収入も手に入れたい方に向けて、実際の案件サイトも紹介します。
目次
近年、柔軟な働き方を求める声が高まるなかで、「業務委託」と「副業」を組み合わせる働き方が注目を集めています。この組み合わせは、個人のスキルを最大限に活かしつつ、時間や場所に縛られない自由な働き方を実現してくれるでしょう。
まずは業務委託と雇用契約の違いについて解説します。
まず、業務委託と副業の相性を理解するためには、業務委託契約と雇用契約の違いを明確に把握することが重要です。
雇用契約とは、企業と労働者の間で結ばれる、労働時間や場所、業務内容などが詳細に定められた契約を指します。この契約のもとでは、労働者は企業の指揮命令下で働き、その対価として賃金を受け取ります。
また労働基準法や社会保険、有給休暇などの労働者の権利が適用されるのが特徴です。企業側は労働者の健康や安全に配慮する義務を負い、安定した雇用関係が築かれることが一般的です。
一方、業務委託契約は、特定の業務の遂行や成果物の納品を目的とした契約です。この契約では、発注者と受注者の間に指揮命令関係は発生しません。
つまり、受注者は自分の裁量で仕事の進め方や時間管理をおこない、成果物に対して報酬を受け取ります。労働法の適用外となるため、社会保険や有給休暇の対象外となりますが、その分、働き方の自由度が高いのが最大のメリットと言えるでしょう。
業務委託と雇用契約の違いについて、以下の記事ではさらに詳しく解説しています。
業務委託は雇用契約じゃない?個人事業主との違い・履歴書の書き方・注意点まで解説
Workship MAGAZINE
また、以下の記事では業務委託契約でも社員扱いとなってしまうリスクについて解説しています。合わせてご参照ください。
業務委託契約でも社員扱いになる?契約社員・派遣との違いとリスクを解説
Workship MAGAZINE
業務委託が副業と非常に相性が良いとされる理由は、主にその時間と場所の自由度の高さにあります。
多くの業務委託案件は、フルリモートでの作業が可能です。これにより、通勤時間を削減し、自宅や好きな場所で仕事を進めることができます。
また「週1日〜」といった柔軟な働き方が可能な案件も多く、本業の合間や休日などを活用して、無理なく副業に取り組むことができます。
このような柔軟性は、とくにスキルアップを目指したい方や、複数の収入源を確保したい方にとって大きな魅力となります。自分の専門スキルを活かして、本業では得られない経験を積んだり、新しい分野に挑戦したりすることも可能です。
業務委託による副業は、まさに個人のペースに合わせてスキルを活かし、キャリアの幅を広げられる働き方として、多様なライフスタイルにフィットする選択肢と言えるでしょう。
副業が一般化しつつある現代において、会社員が業務委託で副業を始めるケースも増えています。しかし「会社にバレるのではないか?」という不安を抱える方も少なくありません。
ここでは、業務委託での副業が会社にバレる主な理由と、それを回避するための具体的な方法について詳しく解説します。
副業が会社にバレてしまうもっとも典型的なパターンは、住民税を通じてです。
会社員の場合、本業の給与から住民税が天引き(特別徴収)されるのが一般的です。会社は従業員の住民税額を把握しており、その情報に基づいて給与から天引きしています。副業で収入を得た場合、その収入も合算されて住民税が計算されます。
もし副業分の住民税も本業の会社を通して特別徴収される設定になっていると、会社に届く住民税の通知書に、本業の給与だけでは説明できないほどの住民税額が記載されることになります。
会社の経理担当者などがこれを見た場合に、「なぜこんなに住民税が高いのか?」と疑問に思い、副業が発覚するきっかけとなる可能性があります。これが、住民税から副業がバレる仕組みです。
業務委託契約に基づく報酬は、雇用契約による給与とは異なり、源泉徴収されないケースが多々あります。とくに個人事業主として業務委託を受ける場合、原則として源泉徴収義務はありません。
給与所得であれば会社が年末調整をおこない、納税を代行してくれますが、業務委託による報酬は自分で確定申告をおこない、所得税や住民税を納める必要があります。
この自分で納税するプロセスにおいて、住民税の納付方法を選択することが、会社バレを防ぐ重要なポイントとなります。
副業を会社にバレずに進めるためには、いくつかの対策を講じる必要があります。
- 確定申告時に「普通徴収」を選択する
- 勤務時間帯を分ける
- SNSで実名発信しない/個人情報を特定できる情報を発信しない
- 取引先とのコミュニケーションに注意する
これがもっとも効果的で確実な方法です。確定申告書の住民税に関する項目で、「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」を「自分で納付(普通徴収)」にチェックを入れましょう。
これにより、副業分の住民税の納付書が自宅に直接郵送され、会社に通知が届くことがなくなります。
ただし、住民税の金額によっては会社から不審に思われる可能性もゼロではないため、念のため会社の給与以外の住民税が上がった場合の言い訳を準備しておくのも良いでしょう。
本業の勤務時間中に副業をおこなうことは、もっとも会社にバレやすい行為です。くわえて就業規則違反にもなりえます。副業は本業の勤務時間外や休日におこなうことを徹底しましょう。
また体調管理をしっかりして、本業に支障が出ないようにすることも重要です。
SNSでの情報発信は、思わぬ形で副業がバレる原因となります。副業に関する情報や、副業で得た報酬についてSNSで実名で発信したり、個人を特定できるような情報を投稿したりすることは避けましょう。
友人・知人などが見て、そこから会社に情報が伝わる可能性も十分に考えられます。
副業の取引先との連絡手段として、会社のメールアドレスや電話番号を使用しないように徹底しましょう。
また、会話のなかで会社の情報を漏らしたり、副業をしていることをうっかり話したりしないよう注意が必要です。
多くの企業では、就業規則に副業に関する規定が設けられています。副業を始める前に、必ず自社の就業規則を確認しましょう。
・「副業禁止」規定の有無:
就業規則に「副業禁止」の明確な条項がある場合、原則として副業はできません。もし違反した場合、会社によっては懲戒処分(減給、出勤停止、最悪の場合は諭旨解雇や懲戒解雇)の対象となる可能性があります。・「許可制」または「届出制」の場合:
副業が完全に禁止されていない場合でも、「事前に会社の許可を得ること」や「届出を提出すること」を義務付けている企業もあります。この場合、規定に従って手続きをおこなう必要があります。・黙認されているケース:
明確な規定がない、あるいは実質的に黙認されているケースも存在します。しかし、これは会社の判断によるため、あくまで自己責任となります。
そもそも、なぜ会社は副業を禁止するのでしょうか? 会社が副業を禁止する主な理由として、以下のような点が挙げられます。
- 本業への支障:副業に時間を取られ、本業の業務パフォーマンスが低下するリスク
- 情報漏洩のリスク:副業先で会社の機密情報が漏洩するリスクや、競合他社で働くことによる利益相反のリスク
- 疲労による健康リスク:副業によって従業員の健康が損なわれ、休職などにつながるリスク
これらの理由を理解したうえで、就業規則に違反しないか、本業に支障をきたさないかを慎重に判断する必要があります。
もし副業がバレてしまった場合のリスクを十分に認識し、上記で述べた回避策を講じることが、安心して業務委託で副業を続けるための鍵となります。
業務委託での副業は、多岐にわたる選択肢のなかから自分に最適なものを見つけることが成功の鍵となります。
闇雲に案件を探すのではなく、ご自身の目的、スキル、そして時間軸を明確にすることで、無理なく続けられ、かつ目標達成に繋がる副業を見つけることができるでしょう。
副業を始める理由は人それぞれです。まずは、ご自身が「なぜ副業をするのか」を具体的に言語化してみましょう。
・収入アップが第一の目的の場合:
単純に本業だけでは足りない生活費を補填したい、あるいは貯蓄を増やしたいといった場合は、時給単価や成果報酬が高めの案件や、比較的短期間で収益化しやすい業務に焦点を当てると良いでしょう。・スキルアップや経験を積むことが目的の場合:
将来的にフリーランスとして独立したい、あるいは転職に向けて特定のスキルを磨きたいといった場合は、報酬額よりも、自分が習得したいスキルを実際に使える案件や、将来のキャリアに繋がるような経験を積める案件を優先的に選びましょう。たとえ最初は報酬が低くても、長期的な視点で見れば大きなリターンとなる可能性があります。
・「お試し」で独立を考えている場合:
いきなり会社を辞めて独立するのは不安だけど、将来的にフリーランスとして生計を立てていきたいと考えているなら、副業はその準備期間として最適です。クライアントとのコミュニケーション、自己管理能力、営業スキルなど、独立に必要な実務経験を積む場として活用できます。
目的が明確になることで、案件選びの基準がはっきりし、迷うことなく最適な選択ができるようになります。
ご自身の得意なことや持っているスキル、資格を最大限に活かせる副業を選ぶことが、継続のしやすさや成果に直結します。
・ご自身の専門性を活かす:
本業で培ったスキルや経験があれば、それをそのまま業務委託で活かすのがもっとも効率的です。たとえば、Webマーケティングの経験があるならマーケティング支援、デザインスキルがあるならWebサイトのデザインやバナー制作、文章を書くのが得意ならライティング案件など、すぐにでも着手できる分野から探しましょう。
・未経験から挑戦する場合:
副業を通じて新しいスキルを身につけたい場合は、比較的始めやすいとされる案件から着手するのがおすすめです。
たとえば、データ入力はPC操作ができれば始めやすいでしょうし、基本的なPCスキルと丁寧さがあればオンライン事務アシスタントなども選択肢に入ります。また、文章構成力やリサーチ力があれば、専門知識がなくてもWebライティングから始めることも可能です。最初は学習コストや時間がかかりますが、スキルを習得すれば案件の幅も広がり、単価アップも期待できます。
・資格や特技を活かす:
簿記やFPなどの資格、あるいは語学力、プログラミングスキルなど、特別な知識や特技がある場合は、それを活かせる案件を探しましょう。専門性の高いスキルほど、高単価な案件を見つけやすい傾向にあります。
副業を無理なく続けるためには、本業との両立が可能な時間配分を考慮することが不可欠です。
・柔軟な稼働時間・曜日設定:
業務委託案件のなかには、「平日夜のみ」「週末だけ」「週1日〜」といったように、非常に柔軟な働き方を許容しているものが多数存在します。ご自身のライフスタイルや本業の忙しさに合わせて、無理なく確保できる稼働時間を見極めましょう。
・タスク型の案件:
決まった時間に縛られず、自分のペースで作業を進められる「タスク型」の案件も副業には適しています。たとえば、アンケート回答、データ入力、記事の校正など、細切れの時間を使っておこなえるものがこれに当たります。
・本業の状況と相談:
繁忙期がある、あるいは残業が多いといった本業の状況も考慮に入れましょう。無理なスケジュールで副業を詰め込みすぎると、本業に支障が出たり、体調を崩したりする原因になります。自分に合った業務委託副業を見つけるには、これら3つの要素を総合的に検討し、優先順位をつけていくことが大切です。
まずは「何のために副業をするのか」を明確にし、そのうえで「どんなスキルを活かせるのか」「どれくらいの時間を確保できるのか」を具体的に考えていくと、理想の副業に巡り合える可能性が高まるでしょう。
業務委託の副業は、未経験から始められるものから、専門スキルを活かして高単価を目指せるものまで多岐にわたります。
ここでは、とくにおすすめの7つのジャンルをご紹介します。
- データ入力・事務サポート
- Webライティング
- デザイン・イラスト
- エンジニア
- SNS運用・マーケティング
- オンライン秘書・経理
- LINEスタンプ・noteなど創作型副収入
データ入力やオンライン事務サポートは、特別なスキルや経験がなくても始めやすい副業の代表格です。企業の各種データ(顧客情報、売上データ、アンケート結果など)をExcelや専用システムに入力したり、書類作成、資料整理、メール対応といった一般的な事務作業をオンラインで行ったりします。
在宅で完結する案件が多く、PCの基本操作ができれば誰でも挑戦しやすいのが特徴。単価は比較的低い傾向にありますが、経験を積むことで効率が上がり、収入アップに繋げることも可能です。細かな作業が苦にならない方、着実に収入を得たい方におすすめです。
Webライティングは、Webサイトの記事やブログ記事、企業サイトのコンテンツなどを執筆する仕事です。文章を書くのが好き、または得意な方であれば、未経験からでも始めやすい副業として非常に人気があります。
最初は文字単価が低い案件からスタートすることが多いですが、経験を積んで専門分野の記事を書けるようになると、高単価の案件も受注できるようになります。SEOの知識を身につければ、さらに活躍の場が広がるでしょう。
クラウドソーシングサイトに多数の案件があり、実績を積みやすいジャンルでもあります。
副業ライターの働き方について、以下の記事も合わせてご確認ください。
“副業”だからこそ書ける記事がある。岡田悠さんに聞く、副業ライターの働き方
Workship MAGAZINE
Webデザインやグラフィックデザイン、イラスト制作といったクリエイティブな分野は、スキルとセンスが直結する高単価案件が多いのが特徴です。企業のWebサイトデザイン、ECサイトのバナー制作、ロゴデザイン、パンフレットや名刺のデザイン、SNS投稿用のイラストなど、その需要は多岐にわたります。
これらの副業で成功するには、PhotoshopやIllustratorといった専門ソフトの操作スキルはもちろん、クライアントの要望を形にするヒアリング力や、デザインの提案力が求められます。
専門学校で学んだ経験がある方や、趣味でデザインやイラスト制作を行っている方にとって、スキルを活かして収入を得られる絶好の機会となるでしょう。
副業デザイナーの働き方について、以下の記事も合わせてご確認ください。
副業を始めたいデザイナー必見!仕事の取り方と優良サービス8選
Workship MAGAZINE
WebエンジニアやシステムエンジニアといったIT系のスキルを持つ方にとって、業務委託の副業は非常に魅力的な選択肢です。WebサイトやWebアプリケーションの開発、システムの改修、テスト、プログラミング教育など、幅広い案件があります。
エンジニアのスキルは市場価値が高く、高単価の案件が豊富なだけでなく、フルリモートで働ける案件が非常に多いため、時間や場所の制約を受けにくい点が大きなメリットです。副業を通じて、本業では経験できないような新しい技術に挑戦したり、異なる開発環境に触れたりすることで、自身のスキルアップにも繋がります。
副業エンジニアの働き方について、以下の記事も合わせてご確認ください。
未経験から始めるWebエンジニア副業の完全ガイド|成功のコツと実践方法
Workship MAGAZINE
現代において、企業のSNS活用は事業成長に不可欠となっており、その専門知識を持つ人材の需要が高まっています。SNS運用代行やWebマーケティング支援は、まさに旬の副業ジャンルと言えるでしょう。
各SNSアカウントの投稿作成、分析、広告運用、あるいはWebサイトのSEO対策、リスティング広告の運用代行など、業務内容は多岐にわたります。最新のトレンドを常に追い、効果的な戦略を提案できる能力が求められます。
成果に応じて報酬が上がるケースも多く、実績を積むことで高単価な案件へと繋がる可能性があります。企業の売上に直結するため、やりがいも大きい副業です。
オンライン秘書やオンライン経理は、企業のバックオフィス業務を遠隔でサポートする副業です。オンライン秘書は、スケジュール管理、メール対応、資料作成、顧客対応、リサーチ業務など、多岐にわたる事務業務をオンラインで行います。
一方、オンライン経理は、仕訳入力、請求書発行、経費精算、売掛金・買掛金管理など、経理に関する専門業務を担います。
これらの副業は、基本的なPCスキルに加え、高いコミュニケーション能力や責任感が求められます。また、経理業務では簿記などの専門知識や経験があると有利です。企業にとっては業務効率化とコスト削減に繋がり、個人にとっては自宅で専門スキルを活かして働けるメリットがあります。
オンライン秘書の働き方について、以下の記事も合わせてご確認ください。
【未経験OK】オンライン秘書になるには?仕事内容と求人サービスまとめ
Workship MAGAZINE
趣味や特技を活かして副収入を得られる創作型副業として、LINEスタンプの制作・販売が挙げられます。イラストを描くのが得意な方であれば、自分のデザインしたキャラクターをスタンプとして販売し、売上の一部を収益として得ることができます。
一度制作すれば継続的に収入が入るストック型である点が魅力です。また、noteなどのコンテンツプラットフォームを利用して、自分の知識や経験、ノウハウを有料記事として販売したり、ブログ記事を執筆して広告収入を得たりする方法もあります。
収益化までには時間と努力が必要ですが、自分の「好き」を仕事にしたい、クリエイティブな活動で収入を得たいと考えている方には、夢のある副業ジャンルと言えるでしょう。
業務委託の副業を探すなら、自分のスキルや目的に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。
ここでは、とくにおすすめの9つのサイトを、それぞれの特徴とともにご紹介します。
サービス名 | 報酬形態 | 手数料 | サポート有無 | 週何時間〜 |
---|---|---|---|---|
Workship | 時給・月額 | 無料 | あり(エージェント対応) | 週1〜 |
HiPro Direct | 時給・月額 | 無料 | あり | 週1〜 |
クラウドワークス | 単発・出来高 | 5〜20% | なし | 案件による |
ランサーズ | 単発・出来高 | 5〜20% | なし | 案件による |
レバテックフリーランス | 月額 | 無料 | あり(専任担当) | 週3〜 |
Midworks | 月額 | 無料 | あり(福利厚生あり) | 週3〜 |
キャリーミー | 時給・月額 | 無料 | あり | 週1〜 |
Waris | 時給・月額 | 無料 | あり | 週1〜 |
SkillShift | 月額 | 無料 | あり | 月1回訪問+平日隙間時間 |
これらは、リモートワークや週1日からの柔軟な働き方を重視する方に最適なサービスです。
とくにエンジニアやデザイナー、マーケターといった専門性の高い職種に強く、スタートアップから大手企業まで幅広い案件を扱っています。契約形態も業務委託が中心で、高単価案件も期待できます。
Workship:
スキルシートの作成サポートや、企業とのカジュアル面談機会の提供など、スムーズなマッチングを支援する機能が充実しています。
HiPro Direct:
パーソルキャリアが運営しており、大手企業からの直請け案件が多く、信頼性が高いのが特徴です。専任のコンサルタントがサポートしてくれるため、初めての業務委託でも安心して利用できます。
副業を始めたばかりの方や、まずは気軽に案件を受けてみたいという方におすすめなのが、クラウドソーシングサービスの代表格であるクラウドワークスとランサーズです。Webライティング、データ入力、デザイン、プログラミングなど、多種多様な案件が豊富に掲載されています。
どちらも手数料は発生しますが、気軽に始めやすく、実績を積んでいくには最適なプラットフォームです。
クラウドワークス:
業界最大級の登録者数を誇り、案件の種類・量ともに圧倒的です。タスク形式の案件も多く、短時間で手軽に稼ぎたい方にも向いています。
ランサーズ:
クラウドワークスと並ぶ大手サービスで、こちらも幅広い案件を扱っています。とくに専門性の高い案件や長期的なプロジェクトも多く、実績を積むことで高単価案件へのステップアップも可能です。
IT・Web業界で専門性の高いスキルを持つエンジニアの方には、レバテックフリーランスとMidworksがとくにおすすめです。高単価の案件が多く、キャリアアップを視野に入れた副業・フリーランス案件探しに強みがあります。
どちらも高単価の案件が中心で、上流工程や最新技術を扱う案件も豊富に揃っています。
レバテックフリーランス:
業界トップクラスの案件数を誇り、専任のコンサルタントがスキルや希望に合わせた案件を提案してくれます。福利厚生サービスも充実しているのが特徴です。
Midworks:
フリーランスエンジニア向けのサービスで、福利厚生が手厚い点が魅力です。たとえば、保険料補助や交通費補助、書籍購入費補助などがあり、会社員に近い感覚で安心して働きたい方におすすめです。
これらのサービスは、女性のキャリア支援に特化しており、とくに育児や介護などと両立しながら働きたい女性や、これまでの経験を活かしてハイスキルな案件に挑戦したい方に選ばれています。マーケティング、広報、人事、経理など、専門職の案件が多いのが特徴です。
どちらも単なる業務代行ではなく、企業の成長に深く関わる案件が多く、やりがいを求める方に最適です。
キャリーミー:
企業の経営課題解決に貢献するプロフェッショナル人材と企業をマッチングします。高単価で裁量権の大きい案件が多く、実績を積むことでさらなるキャリアアップが期待できます。
Waris:
ブランクのある女性や、柔軟な働き方を求める女性向けに、キャリア相談から案件紹介、アフターフォローまで手厚いサポートを提供しています。
SkillShiftは、「都市部の個人」と「地方の企業」をマッチングさせることに特化した副業マッチングサービスです。地方創生に貢献したい方や、これまで培ってきたスキルを地方の企業で活かしたいと考えている方におすすめです。
掲載されている案件は、地方企業が抱える経営課題解決や新規事業立ち上げ支援など、多岐にわたります。リモートワークが可能な案件が多く、都心にいながら地方の活性化に貢献できる点が大きな魅力です。
地域貢献への意欲がある方や、これまでと異なる環境で自身のスキルを試してみたい方に最適な選択肢となるでしょう。
業務委託案件を探すのにおすすめのサイトについて、それぞれ以下の記事でも詳しく解説しています。
業務委託案件の探し方ガイド|未経験OK・在宅・副業に強いおすすめサイトも紹介! Workship MAGAZINE フリーランス案件・外注先探しに!信頼できる業務委託サイト比較【料金・サポート体制も解説】 Workship MAGAZINE
業務委託で副業を始めるうえで、避けて通れないのが税金と確定申告です。ここを理解していないと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性も。
安心して副業を続けるために、基本的な知識を押さえておきましょう
副業で得た業務委託の収入は、税法上「雑所得」または「事業所得」のいずれかに分類されます。このどちらに該当するかで、税制上のメリット・デメリットが大きく変わってきます。
雑所得:
副業としての収入がメインではなく、あくまで一時的・副次的な収入とみなされる場合に該当します。たとえば、年に数回だけ単発のライティング案件を受ける、といったケースがこれにあたります。雑所得の場合、特に大きな控除を受けることはできません。年間の所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
事業所得:
副業が継続的・反復的におこなわれ、独立して営んでいると認められる場合に該当します。将来的にフリーランスとして独立を目指している場合や、副業からの収入が本業に次ぐ規模になっている場合などがこれに当たります。事業所得として認められると、青色申告特別控除など、税制上の大きな優遇措置を受けることができます。
どちらに該当するかは、収入の継続性、規模、本業との兼ね合いなど、総合的に判断されます。
明確な基準があるわけではありませんが、副業を本格的に事業として展開していくのであれば、事業所得としての申告を検討すると良いでしょう。
事業所得として申告する場合に検討したいのが、開業届の提出と青色申告承認申請書の提出です。
開業届:
個人事業主として事業を開始する場合に税務署に提出する書類です。提出は義務ではありませんが、事業所得として申告するときには提出しておくのが一般的です。青色申告:
所得税の申告方法の一つで、事業所得または不動産所得がある個人事業主が適用できます。正規の簿記に基づいて記帳し、確定申告をおこなうことで、最大65万円の青色申告特別控除(e-Taxでの申告の場合)や、赤字を翌年以降3年間繰り越せる純損失の繰越控除など、さまざまな税制上のメリットを受けられます。
開業届と青色申告承認申請書は、原則として事業を開始した日から2ヶ月以内に税務署に提出する必要があります。これらの提出は必須ではありませんが、税金面での恩恵が大きいので、副業を本格化させるなら検討する価値は十分にあります。
確定申告の詳細については、以下の記事でも解説しています。
フリーランスが読むべきはじめての確定申告ガイド【FP監修】
Workship MAGAZINE
確定申告と聞くと複雑に感じるかもしれませんが、最近は便利なツールを活用することで、比較的簡単におこなうことができます。
必要書類の準備:
源泉徴収票(本業分)、業務委託の報酬に関する書類(支払調書など)、経費の領収書・レシート、銀行口座の入出金明細などを集めます。
所得と経費の計算:
副業で得た収入から、かかった経費(交通費、通信費、消耗品費など)を差し引いて所得を計算します。
確定申告書の作成:
国税庁のe-Taxソフトや、freee、マネーフォワードクラウド確定申告といった会計ソフトを利用すると、質問に答える形式で簡単に申告書を作成できます。これらのソフトは、日々の記帳から申告書の作成までを一元管理できるため、簿記の知識がなくても安心して利用できます。
申告書の提出と納税:
作成した申告書をe-Taxで電子申告するか、印刷して税務署に郵送・持参します。その後、所得税や住民税を納付します。住民税については、会社にバレたくない場合は「普通徴収」を選択するのを忘れないようにしましょう。
専門的な知識がなくても、会計ソフトを使えば効率的に確定申告を進められます。初めての方でも、まずは無料プランから試してみるのがおすすめです。
業務委託の副業に関して、多くの方が抱える疑問や不安をQ&A形式で解説します。
週1日だけでもまったく問題ありません。業務委託の案件には「週1日〜」「月数時間〜」といった柔軟な働き方が可能なものが非常に多く存在します。
とくに、ライティングやデザイン、データ入力などのタスク型案件や、オンラインアシスタント業務などは、自分のペースで作業時間を調整しやすいのが特徴です。
重要なのは、無理なく継続できることです。本業に支障が出ない範囲で、確保できる時間と体力に合わせて案件を選ぶことが成功の秘訣です。まずは週1日からスタートし、慣れてきたら徐々に稼働時間を増やしていくといった段階的なアプローチも有効です。
業務委託の副業には、いくつかのリスクも存在します。
収入の不安定さ:
雇用契約と異なり、案件が途切れるリスクや、報酬の支払いトラブルが発生する可能性もあります。複数のクライアントを持つなどして、収入源を分散する工夫が必要です。
労働法規の適用外:
業務委託は労働者ではないため、労働基準法や最低賃金法、社会保険、有給休暇などの対象外です。自己責任で健康管理や納税を行う必要があります。
会社バレのリスク:
とくに副業禁止規定がある会社の場合、住民税や情報漏洩などでバレる可能性があります。前述の「普通徴収」の選択やSNSでの情報発信に注意するなど、対策を講じましょう。
自己管理能力の必要性:
納期管理、品質管理、クライアントとのコミュニケーションなど、すべてを自分で行う必要があります。自己管理能力が低いと、本業にも悪影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクを理解し、対策を講じることで、安心して副業に取り組むことができます。
業務委託での副業収入は、社会保険(健康保険・厚生年金)には原則として影響しません。これは、副業収入が給与所得ではないため、社会保険料の計算対象外となるからです。本業の会社で加入している社会保険はそのまま継続されます。
ただし、確定申告によって所得が増えることで、国民健康保険料や住民税の金額は変わる可能性があります。
とくに副業での所得が大きくなり、個人事業主として独立性が高いと判断される場合は、将来的に国民健康保険や国民年金に切り替えることも検討する必要が出てくるかもしれません。現状では、本業の社会保険に加入している限りは、副業収入が直接的に保険料に影響することは少ないと考えて良いでしょう。
本業が忙しくなる時期は、副業との両立が難しくなることがあります。そのような場合は、以下の対応策を検討しましょう。
事前にクライアントと相談:
納期に間に合わない可能性がある場合は、早めにクライアントに連絡し、納期調整を依頼しましょう。信頼関係を築いていれば、柔軟に対応してくれるケースが多いです。
タスクを調整・絞る:
余裕がない時期は、新規案件の受注を控える、あるいは既存の案件のなかから優先度の低いタスクを一時的に減らすなどの調整をおこないます。
副業を休止・縮小する:
どうしても両立が難しい場合は、一時的に副業を休止したり、稼働時間を大幅に減らしたりすることも選択肢です。無理をして体調を崩したり、本業に悪影響が出たりすることは避けましょう。
代行サービスを検討:
一部の作業を外注できるサービスを利用するのも一つの手です。
無理のない範囲で副業を継続できるよう、柔軟な対応を心がけることが大切です。
副業を成功させるために必要なのは、まず「情報」を正しく理解し、「備え」を怠らないこと、そして最初の一歩を踏み出す「勇気」です。税金や確定申告の知識を身につけ、リスクを理解し、適切な対策を講じれば、安心して副業に取り組むことができます。
ぜひ、今回紹介した情報を参考に、あなたに合った働き方を見つけ、新しいキャリアの扉を開いてみてください。一歩踏み出すことで、これまで見えなかった景色が広がるはずです。
(執筆・編集:Workship MAGAZINE編集部)