エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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近年、働き方の変化に伴い「複業(パラレルワーク)」に対する世の中の関心が高まってきています。
「複業」により、大きく収入を増やせるチャンスがあるのはもちろん、他社の情勢や動向を身をもって経験することで、自分のスキルアップになったり、本業にも活かせたりするメリットがあります。その反面、長時間労働につながったり、確定申告の手間が生じたりするデメリットも。
今回は、複業のメリットやデメリットを、現在も複業実践中である筆者が紹介します。本業とうまく両立させていくために、できることを一緒に探していきましょう!
複業とは、「パラレルワーク(parallel work=並行する仕事)」とも呼ばれるように、異なった仕事を2つ以上持ち、どれに対しても本業レベルの力を注ぐ働き方を指した言葉です。
本業以外の仕事を持つというよりも、本業をいくつも持っているイメージで、本業のかたわら収入を得る副業とは異なり、メインとサブの主従関係はありません。
2019年に20代~50代 2500人を対象に行われたパラレルワークに関する実態調査では、約5人に1人が複業中であるというデータが出ています。このことからも、複業は決してマイノリティな働き方ではないことが分かります。
「複業」とよく間違われるものとして、「副業」があります。どちらもは読み方も同じですね。
「副業」は、本業以外にサブとなる仕事をもつ働き方を指します。それに対し「複業」は本業をいくつも持っているイメージで、メインとサブの主従関係はありません。
副業では、メインの収入は本業から得て、副業で月数百円〜数十万円ほどの収入を得る働き方が一般的です。生活費の足しにする、趣味やスキルアップのために使う、など収入の用途はさまざま。
複業が複数の本業を並行して行う働き方であるのに対し、副業はあくまで本業以外にサブの仕事を持つという違いがあるのです。
ここからは、複業のメリットについて、以下5つのポイントに分けて見ていきましょう。
複数あるメリットを意識すれば、複業を行う上でのモチベーションに繋がるかもしれません。
複業や副業で仕事を増やすことで、収入増に繋がります。
どんな仕事を選ぶかにもよりますが、dodaが行った調査によると、副業者のうち約3割が月10万円以上の収入を得ているという結果が出ています。
収入を増やせることで、生活の質が向上したり、今まで我慢していた趣味にお金を使えたり、いざというときの備えができたりと、人それぞれメリットが大きいでしょう。
昨今、早期退職やリストラ、倒産などもよく耳にします。大企業に所属をしているからといって、安心できない時代になっています。
だからこそ、本業を複数持つ複業の働き方は、有効なリスク分散となります。
ひとつの企業や職種・業種に偏らず、複数の仕事を併行して進めることで、一部が収入の見込めない事態に陥ったとしてもリカバーできるようになります。「複業」をしていれば、収入面においてもキャリア面においてもリスクを分散できます。
複業では、現在働いている会社を辞めずに別の仕事に関われます。つまり既存の仕事でスキルを高めつつ、これから身につけたいスキルの分野の仕事を追加で受けられるのです。
就業中の組織以外に属して得た新たな知識や技術を、今の仕事に活かすこともできるでしょう。仕事の管理術など、実践的なスキルも複業で得られる可能性もあります。
その結果、キャリアアップに繋がったりと、今の仕事にもメリットがあると言えるでしょう。
複業でさまざまな仕事を経験することで、人脈が広がり新たな仕事に繋がったり、別の価値観に触れることで自分の新たな可能性を見つけたりすることもできます。
複業は、「ひとつの会社にとらわれず、視野を広げてスキルを高めたい」と考えている方におすすめです。
自分の成長に限界を感じた時、複業で新たな視野を手に入れることで、そんな状況を打破できるかもしれません。
「本業以外にもやりたいことがある」
「場所や時間に縛られない、理想の働き方をしたい」
そう考える方にも、複業は良いでしょう。
「営業の仕事をしながら週末はWebデザイナーとして働く」「在宅でできる仕事を複数掛け持ちして、いつでもどこでも働けるようにする」など、複業で自分のやりたいことや理想の働き方を実現できるかもしれません。
複業はすこしずつ世の中に浸透してきていますが、それでもまだ複業が認められていない会社もあります。
2022年にリクルートが実施した兼業・副業に関する動向調査によると「従業員の兼業・副業を認める人事制度がある」と回答した会社の割合が51.8%となっています。
複業や複業を認める会社は年々増加していますが、まだ半分にとどまっている現状があります。
副業禁止は憲法違反!? 副業禁止が認められるケースと、副業がバレたときの対処法【弁護士監修】
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仕事が増える分、時間・体力的コストがより多くかかることは否めません。
「複業」として複数の仕事を持つ場合、一つの仕事に対して多くの時間を割くことはできないため、高いスキルを持って仕事に望み、時間を成果でカバーしなければ、会社に対してのコミットは難しいといえます。
裏を返せば、いかに短時間で自分の価値を提供できるかを考えるため、仕事効率化を意識するようになります。また、短い時間でよい成果を生み出せれば、会社からの信頼を高めるきっかけにもなります。効率を常に考え動くのは、「複業」を行ううえで必須のスキルです。
【基本無料】仕事効率化ツール15選!“実際に筆者が使ってみた”動画とともに解説
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本業が複数ある以上、それぞれに対して責任を求められるのは必然です。
本人は「複数の仕事があって大変」「あっちを済ませたあと、こっちを進めなきゃ」と日々大変かもしれません。ですが責任感を持ち、スケジュール調整や体調管理など、自分で自分を整える習慣づくりが必須となります。
またメンバーと丁寧にやりとりをしながら仕事を進めていく業務においては、細やかな報告・連絡・相談が必要不可欠です。一部の仕事に集中し過ぎて、ほかが疎かにならないよう、バランスを見極めるのも重要です。
複数の企業で仕事に関わる以上、それぞれの仕事を自己管理する能力が求められます。
「すでに身につけているスキルを高めるため」に複業をするのであれば、自分自身が持っているスキルを活かし、いかに短い時間で質の高いアウトプットできるかを意識する必要があります。
一方、「これから新たなスキルを身につけるため」に複業をするのであれば、時間をかけてでも質の高いアウトプットをしたくなるものです。自分の現状スキルに見合った仕事を選択し、納期遅れやオーバーワークなどによって企業側に迷惑をかけないよう自己管理を徹底することが必須となります。
「複業に興味はあるけど、何から始めたらいいのかわからない…」という方も多いかもしれません。そんな方は、以下の4ステップで複業を始めるのがおすすめです。
複業を始めるにあたって、まずは「なぜ複業を行いたいのか」、その理由を明確にしましょう。
面接で志望動機を的確に伝えられるようになるだけでなく、今後複業を続けていくうえでのモチベーション向上にも繋がります。
次に、自分が「できること」と「やりたいこと」それぞれを箇条書きにしてみましょう。
いまの仕事ではどんな業務を任されているのか。上司やチームメンバーから褒められ、頼りにされることは何か。どんな立ち回りが求められているか。そこから自分が持っている知識やスキルを言語化していきます。
次に考えるのが自分の「やりたいこと」、いまの仕事とは別に、どんな仕事をしてみたいのか。どんなことに興味があるのか。いまの仕事や趣味と関連することから広げたいのか。それともまったく新しい分野を開拓したいのか。
「できること」「やりたいこと」を棚卸しして、それを軸に「どんな複業をするか」を選びます。具体的にどんな複業があるかは、記事末にご紹介しているのでご参照ください。
Webデザイナーやライター、マーケター、エンジニアなどの専門職の場合は、実績をまとめたポートフォリオやプロフィールを制作しておくのも大切です。クライアントに向けて「自分はどんな仕事ができるのか」を知らせるツールを持っておくと、営業に役立ちます。
ポートフォリオ作りに便利なサービスは、以下の記事をご参照ください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法。事例やおすすめの制作ツールも解説
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どんな複業をしたいかを明確にし、自分のスキルと実績をまとめたら実際にクラウドソーシングやマッチングサービスに登録し、求人を探してみましょう。
未経験の場合は少々ハードルが高いかもしれませんが、経験や知識のある分野であれば、すぐにでも獲得できる求人があるかもしれません。
たとえばライティングや編集の経験またはSEOの知識があれば、記事制作やオウンドメディアの立ち上げなど、経験のある分野や、その分野と関連した仕事から挑戦するのがおすすめです。
複業のお仕事を探すなら、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』がおすすめです。
Workshipには、エンジニアやデザイナー、マーケター、ディレクター、人事労務、営業など幅広い職種の案件が充実しています。公開案件の80%以上がリモートOKで、時給1,500円〜10,000円の高単価な案件のみ掲載しています。
そのほか、案件成約ごとに1万円のお祝い金がもらえたり、報酬の先払いができたり、福利厚生に近い優待サービスが受けられたりと、複業初心者にも嬉しいサービスが多数用意されています。登録やサービス利用は完全無料なので、これから複業を始めたい方は、ぜひ登録しておくのがおすすめです!
【Workshipの特徴】
- リモート案件が多数
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- 案件成約時に1万円のお祝い金を贈呈
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- 優待サービスを無料付与
本業を複数持つという意味である「複業」。複数ある本業に対し、等しく力を注いでいくには、ちょっとしたコツが必要です。
自分が持っているスキルの活用や、仕事の仕組み化で効率化を図りましょう。
まずは仕事選びの面から。すでに持っているスキルであれば、質の高い仕事ができるはず。
自分自身が持っているスキルを正しく認識し、適切にアウトプットを行うことで複数の本業をうまく回していけるでしょう。
複業の場合、複数の企業にてタスクをこなすため、オーバーワークになってしまうことが多々あります。そういった状況を避けるために、仕事の見通しを立てることが重要です。タスクを細分化し、どのくらいの時間でできそうか把握しておきましょう。
自分自身のこなせるタスク量と工数を理解することで、タスクや工数を減らしたり調整したりするアクションを考えられるようになります。
デメリットでも述べたように、複業において自己管理力は必須のスキル。自己管理力は、仕事の仕組み化を行うことで解決できるポイントです。
案件に応じたテンプレートをあらかじめ作成したり、ガントチャートで仕事を管理したりと、業務内容に合わせて仕事の仕組み化を進めるとよいでしょう。
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最後に、複業におすすめの職種を7つ紹介します。どんな仕事にも活かせるスキルや知識が得られるものを集めましたので、ぜひ参考にご覧ください。
在宅でできる複業として、企業や個人の事務作業を代行する「オンライン事務(オンライン秘書)」があります。
オンラインのため、在宅で行える点、家事や育児と両立させやすい点がメリットです。業務内容として、データ入力やスケジュール調整、資料作成などがあります。
オンライン秘書の仕事内容や、オンライン秘書になる方法は、以下の記事でご紹介しています。
【未経験OK】オンライン秘書になるには?仕事内容と求人サービスまとめ
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未経験でも始めやすい複業に「Webライター」があります。Webや書籍から情報を集め、取捨選択して記事にまとめたり、インタビューした音源を元に記事を作成したりする仕事です。
単価の高い案件を獲得するには、文章力のほか、SEOや特定分野の知識など専門知識が必要になるケースも。
Webライターの始め方や仕事の取り方については、以下の記事もご参照ください。
【未経験】半年で月収35万円!フリーランスのライターに始め方と稼ぎ方を聞いてみた
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Webデザイナーを複業にするためには、ある程度の時間を使って知識やスキルを学ぶ必要があります。費用や時間がかかりますが、一度学べばずっと使える能力であることは間違いありません。
Webデザイナーのなり方について、詳しくはこちらをご覧ください。
フリーランスデザイナーになる方法。平均年収、案件獲得、ポートフォリオの作り方まで解説!
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Webデザイナーと同じく専門知識やスキルが必須ですが、エンジニアも在宅でできる複業のひとつです。Webサービスやアプリ開発など、0からの”ものづくり”に興味がある方にはおすすめです。
エンジニアのなり方について、詳しくはこちらをご覧ください。
フリーランスエンジニアになる方法【年収/案件/スキル/メリットデメリット/在宅/未経験】
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YouTubeなど動画媒体への注目の高まりを受けて、いま動画編集者は多くの場所で求められています。今後も需要が高まると思われるため、動画編集を学んでおくことで長期的な収入にも繋がるでしょう。
以下の記事では、動画編集や映像制作の基礎を学べるスクールをご紹介しています。
2024年 いま人気の動画編集/映像制作スクール17選
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広報やマーケティングはあらゆる仕事と相互作用が働きやすい業務のため、複業におすすめです。クライアントに提案できる幅が広がるので、学んで損はないでしょう。メディアやSNSを見るのが好きな人やデータ分析に興味がある人におすすめです。
Webマーケティングを学べるスクールについては、以下の記事をご参照ください。
おすすめWebマーケティングスクール14選【現役マーケター厳選】
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コンテンツ制作の進捗管理、複数のクリエイターとのやりとりなど、プロジェクトを俯瞰して全体を取りまとめる仕事がWebディレクターです。
幅広い分野における専門知識が必要であるため、複業にするハードルは高めかもしれません。しかし、チーム全体をまとめながら”ものづくり”をするやりがいを感じられる仕事でもあります。
40代からフリーランスへ転身。Webディレクターの案件獲得術
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複数の企業と仕事をすることで、さまざまなスキルを身につけられる「複業」。今後はますます「複業」が普及していくことが予想されます。
メリットとデメリットをしっかり理解し、収入アップや本業との相乗効果を狙いたいですね。
複業のお仕事を探すなら、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』に是非ご登録ください!
Workshipでは、エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター、編集者、ライター、セールス、人事広報など、さまざまな職種の案件が紹介されています。
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(執筆:山口真央 編集:mozuku、北村有、泉)