エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
- ITエンジニア
- 副業
Googleフォームは、簡単に問い合わせフォームやアンケートなどを作れる便利なサービスです。しかし、通知がメールでしか受けられないのが惜しいところ。
とくにお問い合わせ対応をしている場合は、すぐに対応するためにSlackで通知を受けたい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Googleフォームから送信された回答を、Slackに通知する方法をご紹介します。
目次
GoogleフォームからSlackに通知する方法はいくつかあります。簡単な例で言うと、以下のように設定するとSlackに通知できます。
- Googleフォームに回答があった際に、メールで通知する設定を行う
- Gmailで転送設定をして、Slackの通知用アドレスを設定する
しかしこの方法では、
といった問題があり、使い勝手が悪く実用的ではありません。
そこで今回は、
といった、利便性の高い「Googleフォーム→Slack通知方法」をご紹介します。
GoogleフォームからSlackに通知するにあたり、作業を行うための権限設定が必要です。以下2つの権限をそれぞれ設定しておきましょう。
上記の設定ができたら、さっそくGoogleフォームからSlackに通知する設定を進めましょう。
まずは、Slackに通知で使うアプリを入れていきます。手順は、以下の通りです。
これでアプリの追加が完了です。後でGoogleフォームとの連携に使うので、遷移したページの「Webhook URL」をメモしておきましょう。
続いて、GoogleフォームとSlackを連携していきましょう。手順は、以下の通りです。
■スクリプトエディタが開けなかった場合
もしも以下のようにスクリプトエディタが開けなかった場合は、Googleフォームに編集権限がついていない可能性があります。
もしも上記の画面が出てしまった人は、
- デフォルトのアカウントに変更して作る
- 権限にデフォルトのアカウントを追加
などをしてから、再度スクリプトエディタを開いてみてください。
初期状態で既にコードが入っていますが、すべて消して以下に差し替えましょう。
function onFormSubmit(event) {
// 投稿者がログインしているGoogleメールアドレスが許可されていれば、表示する
var message = "投稿者: " + event.response.getRespondentEmail() + "\n";
var items = event.response.getItemResponses();
for (var i = 0; i < items.length; i++) {
message += items[i].getItem().getTitle() + ": " + items[i].getResponse() + "\n";
}
UrlFetchApp.fetch(
// Webhook URLを入れる
"https://hooks.slack.com/services/AAAAAAAA/BBBBBBBBB/CCCCCCCC",
{
"method" : "POST",
"contentType" : "application/json",
"payload" : JSON.stringify({"text": message})
}
);
}
ここからご自身のSlack環境に通知するため、スクリプトを少し修正していきます。
スクリプトのURLを、先ほどメモした以下のWebhook URLに、差し替えましょう。
ここを変更することで、通知するSlackのチャンネルを指定できます。
「<!here>」に変更すると、「@here」のように通知ができます。
エラー通知設定を「いますぐ通知を受け取る」にしている理由は、設定後に実行した際に「エラーが出ていないか」がすぐにわかるようにするためです。
初めてスクリプトを実行する場合は、「え、これ警告めっちゃ出てるけど大丈夫???」と不安になるかもしれませんが、問題ないのでご安心ください。
次のように、トリガーが登録されていればOKです。
設定が完了したので、実際にフォームを回答してSlackへの通知を確認してみましょう。今回は、以下のようなフォームを用意しました。
今回用意したフォームの項目
- 氏名
- メールアドレス
- 企業名
- 電話番号
- お問い合わせ種類
- お問い合わせ内容
実際にフォームを回答してみたところ、以下のようにSlackに通知が届いています。
無事に届けば設定が完了です。お疲れさまでした。
余談ですが、通知する名前やアイコンを変更することも可能です。視覚的にわかりやすいアイコンにできれば、「問い合わせが来た」とすぐにわかって効率が上がるかもしれません。
手順は、以下の通りです。
名前やアイコンを変更し、設定を保存するボタンをクリック。
最後に、GoogleフォームからSlack通知する方法の活用例を2つご紹介します。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
一つめは、「問い合わせ対応の効率化」です。連携方法でご紹介したように、問い合わせフォームを経由したお問い合わせをSlackに通知できます。
といった運用をすれば、担当者の振り分けから対応までスピーディーに行えます。Slackのスタンプ機能を使えば、進捗確認も簡単です。
またGoogleフォームを活用しているため、問い合わせの内容は自動でスプレッドシートに貯まっていきます。よくある問い合わせを分析してホームページを更新したり資料を作成したりすれば、対応にかかるコストを抑えられます。
このようにGoogleフォームを活用してSlack通知することで、お問い合わせ対応を効率化できるでしょう。
ちょっと変わった例かもしれませんが、請求書の確認作業を効率化する活用例もあります。
筆者は請求書の確認作業に、Googleフォームを利用しています。Googleフォームはファイルを添付する項目を設定できるだけでなく、指定した場所にファイルを保存できます。
つまり、Googleフォームに請求書を添付する項目を作ることで、自動で請求書をGoogleドライブに入れることができるのです。
金額の確認をして振り込みが終わったら、Googleドライブで「支払い済み」のフォルダに請求書を移動する運用をしています。ここまで徹底していれば、確定申告があるときにも安心です。
今回は、「GoogleフォームからSlackに通知する方法」をご紹介しました。
Googleフォームは、簡単にお問い合わせフォームを作れるWebサービスです。Slackへの通知ができれば、問い合わせ後の対応に関してもスムーズに進めやすくなります。
案件管理が効率化していけば、より多くの案件を受注できるようになるかもしれません。
(執筆:しろ 編集:泉)
意外と知らない!業務効率化に役立つシーン別Slackbot25選
Workship MAGAZINE
今すぐ使えるテンプレート付き!Notion活用例13選
Workship MAGAZINE