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ソーシャルメディアはマーケティングの世界に大きな変化をもたらしました。そして、今なお進化を続けています。Global WebIndex社の調査によると、2023年4月現在、世界人口の60%がソーシャルメディアを利用しており、1日の平均利用時間は2時間24分にも及ぶそうです。
この記事では、Global Web Index、Pew Internet Surveys、OfCom、Datartportalなどの情報をもとに、7つの疑問に答えるかたちで、2023年版のSNS/ソーシャルメディア統計調査の結果を紹介します。
目次
Datareportalは、ソーシャルメディアについて興味深い統計データを公開しています。まずはインターネットの利用状況を踏まえて、ソーシャルメディアの普及度を掘り下げてみましょう。
Dataportalが公表している2023年4月の世界概況からは、ソーシャルメディアの利用者数が増加していることがわかります。
Dataportalは200ページ以上のスライドで、国別の膨大な統計データを掲載していますが、今回はそのうちソーシャルメディアに関する統計データに焦点を当てます。
Dataportalによる以下のチャートには、ソーシャルメディアの重要性と成長についての情報がまとまっています。左上から時計回りに、以下のような項目です。
以下の図のとおり、現在もっと人気があるのはFacebookのようです。
Meta社は上位4つのSNSのうち、Facebook、WhatsApp、Instageramの3つを所有しています。
世界での一番人気はFacebookですが、SNSをマーケティングに活用するなら、性別や年齢を考慮してSNSを選ぶことが重要です。
成長が目覚ましいSNSとして注目されているのが、TikTokです。2022年の月刊アクティブユーザー数は14億人で、2023年末には18億人に達すると予想されています。
Sprout Social Mediaの統計レポートから、Facebook利用者の年齢と性別を見てみましょう。
図からもわかるように、Facebookをもっとも利用しているのは、25〜34歳の男性です。女性もこの年齢層がもっとも多いことがわかります。
Pew Research Centerによるニュース利用調査によると、調査対象者の半数近くが、ニュースを調べる際にSNSを使っているようです。
点線の中はアメリカに住む成人のうちの利用者の割合、そして塗りつぶされているのが定期的にニュースを見る利用者の割合です。アメリカ人の3割程度が、Facebookで定期的にニュースを見ていることがわかります。
さらに以下の統計からは、どのSNSが、どのような属性の人に利用されているのかがわかります。たとえばFacebookは、女性が男性の2倍近くもニュースを定期的に見ているようです。また、Snapchatで定期的にニュースを見ている利用者のうち3分の2程度が、18〜29歳であることもわかります。
以下の統計における属性は、上から次のとおりです。
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HubSpotは、BeRealやTwitchなど成長中のSNSを取り上げた、独自の統計データを紹介しています。
データはアメリカにおける成人を対象としており、赤が2022年、青が2023年です。前年度と比較して、Twitchは29%、BeRealは313%も増加していることがわかります。
以下のグラフは、2023年4月時点のインターネットユーザーの総数を示しています。世界人口のうち64.6%がインターネットユーザーで、5%はSNSを使用していません。
以下の図は、左から次のような項目です。
2023年の地域ごとのソーシャルメディア利用状況を分析すると、普及率に大きなばらつきがあることがわかります。以下の統計データは、該当地域の人口のうち、ソーシャルメディアユーザーの割合をあらわしたものです。
また以下の統計データからは、東アジアが全世界のソーシャルメディアユーザーの29.4%を占めていることがわかります。
ソーシャルメディアマーケティングの課題のひとつは、ソーシャルメディアがその性質上、友人、家族、同僚との会話の場になるということです。だからこそ、企業側はソーシャルメディアの利用方法について敏感でなければいけません。
GWIによる調査からも、ソーシャルメディアが商品やサービスの発見に影響を与え、購買を促すうえで重要な役割を担っていることがわかります。
以下の統計データはブランドを発見する過程に関するもので、左側は「ブランドを調べる際に使うもの」、右側は「新しいブランドについて知るきっかけになるもの」のデータです。
左側の「ブランドを調べる際に使うもの」は上から以下のような項目になっています。
また、右側の「新しいブランドについて知るきっかけになるもの」については、以下のような項目です。
さらに、GlobalWebIndexの調査では、訪問者がSNSをどのように/なぜ利用するかも明らかにされています。
以下は、それぞれのSNSを利用するおもな目的のランキングです。Instagram、Pinterest、LinkedIn、Reddit、Twitterのユーザーは、いずれも「製品やブランドに関する情報をフォローしたり見つけること」を目的のトップ3に挙げています。
「Rival IQ」は、以下のようなベンチマークを作成しています。
このベンチマークには、Facebook、Instagram、Twitterのセクター別データが含まれているため、それぞれのSNSを比較できます。
2021年のFacebookにおける1投稿あたりの平均エンゲージメント率(フォロワー別)は、全業界で0.064%でした。エンゲージメント率がもっとも高かったのはスポーツチームの平均0.27%で、ついでインフルエンサーの0.23%、高等教育の0.15%となっています。
反対にエンゲージメント率が低かったのは、健康・美容、技術・ソフトウェアで、平均0.02%でした。
グラフにおける項目は、左から以下のような内容です。
Facebookよりも圧倒的にエンゲージメント率が高いのが、Instagramです。Instagramのエンゲージメント率は2020年から2021年にかけて約30%低下していますが、それでも投稿1件あたりのエンゲージメント率(フォロワー別)の2021年の平均値は、10倍以上高くなっています。
グラフにおける項目は、Facebookと同様、左から以下のような内容です。
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LinkedInによると、画像があると約2倍、動画だと5倍、ライブ動画は24倍のエンゲージメント率を獲得できるそうです。このように、画像や動画は一般的にエンゲージメント率を高めてくれます。
以下は、Social Bakersの統計データです。上段はFacebookの投稿タイプ別オーガニックインタラクションで、上から、つぎのような項目になっています。
また、下段はInstagramの投稿タイプ別オーガニックインタラクションで、上から、つぎのような項目になっています。
Socialbakersのデータによると、Facebookにおいてもっとも高いインタラクションとリーチを獲得したのは、1分以上の動画でした。Facebook上の動画は、長ければ長いほど多くのインタラクションを得られるようです。
Socialbakersの動画の長さの指標は、以下のようになっています。
各SNSには、最適な投稿頻度があります。以前はFacebookで1日に何回か投稿するのが効果的でしたが、現在はオーガニックリーチが減少しているため、投稿は1回にしたほうが効果的です。また、LinkedInやTwitterは、頻繁に投稿するほうが効果的であることがわかっています。
以下の図は、Sprout Socialが提供しているFacebookの曜日・時間別のエンゲージメント率です。色が濃いほどエンゲージメント率が高いことをあらわしています。
統計データからは、感覚では捉えきれない事実を学べます。同じ内容のコンテンツであっても、投稿するSNSによってエンゲージメント率は異なります。それぞれのSNSの特徴や、最新の動向を理解したうえで、効果的な活用方法を模索してみましょう。
(執筆:Dave Chaffey 翻訳:Asuka Nakajima 編集:齊藤颯人 提供:Smart Insights)
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