エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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Amazon Alexaなどの音声アシスタントは私たちの日常生活に浸透しつつありますが、それによる「音声ショッピング」がEコマースの新たなタッチポイントとして登場してきています。利便性の高さから、音声ショッピングの利用者は徐々に増えており、同時に企業側の対応も迫られています。
今回は、音声ショッピングおよびEコマースプラットフォーム最大手のAmazonに関する統計を追いながら、Eコマースの未来を見ていきます。
ブランド500社以上を対象にしたFeedvisorの2019年最新調査では、「音声ショッピングが新しいビジネスチャンスである」という質問に対し、43%の企業が ””強く賛成”” 、26%が ””どちらかといえば賛成”” と回答しています。
一方で、「音声ショッピングはEコマースにとって脅威である」という質問に対し、27%の企業が ””強く賛成”” 、18%が ””どちらかといえば賛成”” と回答しています。「脅威である」ことに対し反対と答えたのは全体の55%でした。
音声アシスト機能がEコマースに与える影響については、やや歓迎派が多いものの、まだまだ意見が分かれているようです。
このように意見が割れているのは、その仕組みがまだ新しく、どのようなものであるか詳しく認知されていないことが原因と考えられます。逆にいうと、その仕組みが認知されていくことで歓迎派は増えていくでしょう。
先ほどのFeedvisorの最新調査では、Eコマース最大手であるAmazonに関する調査もされています。
そこでは企業のうち54%が、Amazonで商品を販売していると回答しています。
また72%の企業が、5年以内にAmazonで販売を開始する意欲をみせており、AmazonがEコマース業界では重要なプラットフォームであることが分かります。それだけでなく、Amazonで販売をすることはビジネス成長のチャンスだとも考えられます。
それを証明するように、Amazonで商品を販売をする企業のうち、44%が「売上の半分がAmazon経由」だと回答しており、また32%が「売上の75%をAmazon経由が占めている」と回答しています。「売上の25%以下がAmazon経由」だと回答したのはたったの12%であり、AmazonのEコマースプラットフォームとしての強力さを示しています。
Amazonを使うECサイトのうち、67%が「トラフィックの4分の1以上が新規ユーザー」だと回答しており、28%が「半分以上のトラフィックが新規ユーザー」だと答えています。
このことから企業にとって、Amazonはブランド認知度を高めるための最適なプラットフォームだと分かります。
しかし、Amazon上で多くのユーザーに商品を見られることが、必ずしも売上向上に貢献するとは限りません。なぜなら、Amazon上での商品レビューやブランドへのイメージが大きく影響するからです。
そのためAmazonで販売をする企業は、Amazon上でのユーザーからのイメージをコントロールして、ブランドの評判を維持することが不可欠です。ポジティブなレビューを増やし、競合に負けないリーチを獲得できるよう考えるべきでしょう。
またAmazon上のデータを確認することで、どのユーザー層においてエンゲージメントが低いかを見ることができます。このデータを元に改善を行うことで、新規ユーザーのトラフィックを増やし、AmazonそしてEC全体の売上を伸ばしましょう。
Amazonでは「購入履歴データ」を使うことで、FacebookやGoogleとは違ったアルゴリズムの広告を提供しています。Amazonの広告は、購入を検討する人たちの間でブランド認知度をあげることが可能であり、購入を促進できる最適なプラットフォームといえます。
そう考えると、「Amazonで販売する企業の97%がAmazon広告を使っている」ことは不思議ではありません。そのうちの69%は「Amazon広告に高い価値を感じている」と回答しており、28%が「ある程度価値を感じている」と回答しました。
Amazonでは幅広い広告オプションを提供しており、さまざまなユーザーを異なる購入プロセスでターゲティングできます。自分のブランドや各商品にあった広告の選択肢が多いのは便利ですね。
このようにAmazonで広告を出すメリットが大きいためか、Amazonで広告出稿する企業のうち49%が「月間約400万円の広告費を費やしている」、38%が「約600万円以上の広告費を費やしている」と回答しています。
すでにAmazonで商品を販売している人も、販売を検討している人も、Amazonのプラットフォームを最大限に活用できる方法を探してみましょう。
今回の調査結果からはAmazonに関するデータを多くみてきましたが、音声検索に対応して商品説明や情報を最適化することもまた、音声アシスト機能が普及するにつれて重要になっていきます。
Amazonの提供するさまざまな機能を活用して、ビジネスを成長させましょう!
(原文:Joanna Carter 翻訳:Reina Onishi)
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