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今、もっとも注目を集めているデザインツール『Figma』。このFigmaによる公式のカンファレンス「Config2021」にて、新機能である『FigJam』が発表されました。
このFigJamとはいわゆるオンラインホワイトボードであり、チームで共同制作する上で情報の共有が円滑に行えるもの。Figmaを利用している企業は、情報共有をFigJamで行うことにより、より円滑にチーム内でのディスカッションが行えるようになるでしょう。
今回の記事ではFigJamの基本的な使い方から、料金、魅力について紹介していきます。
オンラインホワイトボードとはその名のとおり、オンラインで使用できるホワイトボードです。従来のホワイトボードの特徴である、手書きできたり付箋や資料を貼ったりできる自由度はそのままに、情報の保存/検索機能などデジタル特有の利便性も享受できます。
その実用性の高さにより、近年ではさまざまな企業からオンラインホワイトボードが提供されるようになりました。
FigJamもそのオンラインホワイトボードのひとつ。ブレインストーミングやマインドマップ、フローチャートなどが簡単に作成できるツールです。
FigJamの特徴は、なんといってもWeb/アプリ開発界隈で人気のツール『Figma』と連携できること。これにより、リモートワークでのWeb開発をより円滑に進められるようになります。
FigJamが人気なポイントの一つは、ほかのオンラインホワイトボートと比べて、自由度・直感性など使い勝手が限りなくアナログに近いこと。誰でも簡単に扱えることから、急速にユーザーを集めています。
現在は無料で利用できるFigJamですが、2022年3月以降に料金形態が変わり、無料プランと有料プランに分かれます。無料プランと有料プランの違いはまだわかりませんが、ホワイトボードツールの多くは無料ですべての機能を利用できるため、料金面はFigJamのデメリットといえます。
それでは実際にFigJamを触りながら、主な機能概要について紹介していきます。
本機能により、画面上の好きな場所に付箋を貼り付けられます。
また、この付箋は文字装飾も可能。「文字色の変更」「太字」「取り消し線」「ハイパーリンクの挿入」「リストの作成」「見出しの作成」などが設定できます。企画書などの長文を記録するノートとしての利用も見込めそうです。
付箋のアイコンの左横にあるのが図形描写のアイコン。この機能を利用すれば簡単にフローチャートを作成できます。
PowerPointでフローチャートを作成していると、矢印の向きで合ったり図形の切り替えが面倒でしたが、FigJamを使えばストレスなく作成できそうです。なにより図形を貼り付けた後に、図形上部に表示されるメニュー画面で「図形の切り替え」「外枠の形状変更」「図形の色変更」「テキストの装飾」が簡単に行えるのが嬉しいポイント。
FigJamで作成した図形やフローチャートは画像として保存できるほか、クリップボードにコピーもできるため、資料作成ツールとしても活躍しそうです。
下図のように、直接フォルダーから画像をドラッグして、追加することも可能です。もちろん、追加した画像のサイズ変更や回転、トリミングも行えます。
これまで紹介したように、FigJamは個人利用でのマインドマップや資料作成ツールとしてかなり優秀なツールです。さらに、複数人でボードを共有することによって、オンラインホワイトボードとしての役割を果たします。以下では、複数人で利用する際にオススメの機能についてご紹介します。
FigJamでコミュニケーションを取るツールとしては、下記が用意されています。
FigJam特有の機能であるカーソルチャット。Figjam利用中にキーボードで「/」キーを押すと”Say Something”と書かれたテキストボックスが表示されます。このテキストボックスに記入することで、マウスカーソルが話しているように見えます。
マウスカーソルを利用したチャット機能で、共有相手とコミュニケーションを取れる面白い機能です。
オブジェクトとはこれまでに紹介した、フローチャート用の図形、付箋、追加した画像などFigJam上のコンテンツを指しています。コメントを起動するとマウスカーソルがコメントマークに変わり、その状態でオブジェクトをクリックするとコメント入力画面が開きます。付箋や画像に対してコメントしたい時に利用できる機能です。
SNSとおなじようにFigjamでもスタンプ機能を利用できます。カーソルチャット機能と同じように、リアルタイムに感情を伝えられるような仕様もあります。
追加できるスタンプは下図の通り
左が通常のスタンプで、こちらは押すと画面上に残り続けます。右にあるのが動くスタンプ。こちらはリアルタイムに感情を伝えられるもので、一定時間が経てば画面上から消えます。メンバーのアイデアや制作物に興奮したときに利用できるでしょう。
FigJamは、2022年の2月まで無料で利用できます。その後は無料プランと有料プラン(8ドル/ユーザー)に変更されるとのこと。
無料プランがどこまでの機能を有しているのかはまだ発表されていません。しかし個人的には、8ドルで機能を制限なく利用できるなら、間違いなく課金します。
今回の記事では今話題になっているFigJamについて概要の説明から、基本的な機能の操作方法をお伝えしました。
個人でも、チームでも、さまざなな場面で活躍するであろうこのツールをぜひ一度触ってみてください。
(執筆:セイタモ 編集:泉)
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