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女性フリーランス10人に聞いた!人気の職業と仕事のリアル

女性フリーランス10名に聞いた!仕事のリアル
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結婚や出産などのライフイベントに合わせてキャリアプランが描ける「女性フリーランス」

その柔軟性のある働き方から、20代をはじめ、主婦や幅広い年齢層まで需要が高まっています。

今回は、そんな女性フリーランスの「リアル」を探るべく、さまざまな業界で活躍する女性フリーランス10名に取材。人気の職種や1日のスケジュール、成功するためのコツなどを伺いました!

女性がフリーランスになるメリット

女性フリーランスといえば、以前は結婚や出産をきっかけに会社を辞めてから独立する形でなる方がメイン層だった印象ですが、今や20代の若いうちから独立してフリーランスに転身する方も多くいます。

女性フリーランスの皆さんは、女性がフリーランスになるメリットをどう感じているのでしょうか?

メリット1. 妊娠や出産などに左右されずに仕事ができること

JEMMA妊娠や出産などのタイミングで柔軟に仕事の調整がしやすいのはメリットだと思います。妊娠中や子育て期間中でも、家にいながら仕事ができるのは女性にとってありがたいポイント!(JEMMA)
北村有家庭のある女性フリーランスの方の話を聞いていると、「家事や育児の時間が取りやすい」「子どもが熱を出した際などの緊急事態にも動きやすい」などのメリットをよく聞きます。
フリーランスとして実績を重ねていれば、将来的に組織に属することになってもキャリアを積みやすいとも思います。(北村有)
ゆりえもん在宅で仕事を完結できるので、ライフイベントを迎えても、そのまま仕事を続けやすいというのは大きなメリットです。(ゆりえもん)

メリット2. 自分の体調に合わせて仕事ができること

pitaco自分のペースで通院できるところ。
会社員のときは、病院へ行くにも時間休をとって説明しなければならなかったけど、フリーランスは時間の調整ができます。「会社に迷惑をかけないように」と考えるタイプだった私にとって、大きなメリットでした。(pitaco)
大平かづみ生理などの身体的な調子の変化に対応しやすくなりました。生理期間中やPMSの眠気や落ち込みに悩まされていますが、無理せず休んで調子のよいときに作業できるのは本当に助かります。(大平かづみ)
ゆぴ朝に弱いので、午後から仕事ができるのは大きなメリットです。
会社員時代は早朝から夜中まで働いていたので毎日寝不足でしたが、フリーランスになってからはたっぷり眠れるようになり、自分のパフォーマンスが1番高い時間に合わせて仕事ができるようになりました。(ゆぴ)

メリット3. 人間関係に疲弊せずに仕事ができること

こんとも人間関係のコントロールを自分でできること。 気の合わない上司との関わりで自分をすり減らしたり、方針に納得できない企業の中にいて疲弊する、ということもありません。
一緒に仕事したいと思える人とタッグを組んで働けるので、人間関係のストレスがまったくありませんね。(こんとも)
杉野遥奈自分がやりたいと思う仕事を、大好きな場所で元気な時間帯に、好きな人と一緒にできる。これほど選択の自由があって、自分の好きなことだけやっていても、ちゃんとお金が稼げて理想のライフスタイルが送れるんだという大きな気付きを得ました。(杉野遥奈)
大平かづみ一緒に仕事をする人を選べるようになりました。会社という単位で仕切られるのではなく、技術や開発に対する姿勢が尊敬できるメンバーと一緒に仕事できることが一番のメリットと考えています。(大平かづみ)

女性フリーランスにオススメの職業と年収

ここからは、特に女性フリーランスに人気がある、Webライター、Webデザイナー、Webエンジニア、オンライン秘書、動画編集者の5つの職業の特徴と、実際に活躍されている女性フリーランスの方々をご紹介します。

フリーランスへの転向を考えている方は、それぞれの職種の特徴とリアルをぜひチェックしてみてください!

職業1. Webライター

Webメディアを中心に記事を執筆するのがWebライターの仕事。リサーチや取材、レビュー記事など、ジャンルや執筆内容も幅広いです。

フリーランスのWebライターの平均収入は約200万〜400万円。

他職種に比べて気軽に始められることもあり、駆け出し時は文字単価0.5円など、とにかく単価が低いのがデメリット。ジャンル選びやSEOライティングなど、自分の専門性を磨いていくことがキャリアアップのコツとなります。メディアのコンサルティングや立ち上げ支援までできるようになると、単価は一気に上がるかも?

現役で活躍しているWebライター

北村有
北村有

映画・ドラマなどのエンタメジャンルを中心にコラムや取材記事を執筆。Workship MAGAZINE編集部に在籍、キャリア系記事の編集などもしている。(@yuu_uu_

ゆぴ
ゆぴ

Webメディア・新R25編集部を経て独立。取材やコラムを中心に執筆する傍ら、グラレコやナレーション、イラスト、SNS運用など、幅広くクリエイティブ業務に携わる。個人では、月間最高PV20万のメディアを運用中。(@milkprincess17

Webライターに必要なスキルは?

  • 読み書きスキル
  • 構成能力
  • 企画力
北村有最低限の日本語を読み書きできる力。私自身もまったくのド素人状態からスタートしたので、必須のスキルや資格はないと思ってます。
稼げるライターを目指すのであれば、文章の構成能力・論理的に文章を読み解く力を磨くといいと思います。(北村有)
ゆぴ正しい日本語を扱えること、構成をきちんと組み立てられること、コミュニケーション能力。企画を考えるところから入る仕事もあるので、企画力もあると良いです。
取材ライターの場合は、相手に気持ちよく話してもらい、記事に必要な要素をきちんと拾っていくことが重要なので、文章能力に加えて対面スキルも必要です。(ゆぴ)

Webライターの仕事の取り方は?

  • クラウドソーシングで受注
  • ライター募集をしているサイトに応募
  • ブログをポートフォリオに営業
  • SNSで受注
駆け出しのころは、クラウドソーシングサービスに登録し、できそうな仕事を片っ端からやっていました。同時進行でSNSでも仕事を募集し、少しずつ依頼をもらえるように。
メディアでライター募集をしていれば応募したり、企画を提案するメールを送ったり、積極的に営業をしていました。(北村有)
ライターは自分の書いた記事を公開すること自体がそのまま宣伝にもなるので、仕事がないうちはブログなどで記事を書いて、ポートフォリオにするのがオススメです。
Twitterでもよくライター募集がされているので、「まずはタダ働き」ぐらいの気持ちで実績を積むぐらいが良いと思います。(ゆぴ)

 

未経験からWebライターになるには、下記の記事を参考にしてみてください!

職業2. Webデザイナー

企業や個人などのWebサイトのデザインを制作するのがWebデザイナー。

クライアントの要望をヒアリングし、デザインに落とし込んでいくため、デザインだけでなく丁寧なコミュニケーションが求められる職種でもあります。

フリーランスのWebデザイナーの平均収入は約600万〜800万円ですが、なかには1200万円以上稼いでいるという方も。

需要も高く、さまざまなスキルが求められるので、オンラインスクールなどで学ぶのが一般的。複数の業務先と提携して働くスタイルが多いです。

現役で活躍しているWebデザイナー

haruna
haruna

『旅暮らし』というライフスタイルで各地を転々としながら、SNSでの発信や拠点のPR、イベントの企画や登壇をする。本業は、アートディレクションとデザイン。最近は福岡で拠点作りを行っている。(@Haruna_F1207

杉野遥奈
杉野遥奈

新卒でサイバーエージェントに入社し、広告営業や新規事業の立ち上げ責任者を経験後、25歳で独立。現在は、Web制作業とWebデザインのオンラインスクール「DeLife」の経営を主な軸として活動中。(@haru0127x

Webデザイナーに必要なスキルは?

  • Photoshop、Illustlator、AdobeXDなどのデザインツールを扱えるスキル
  • HTML/CSS、Javascript/jQueryなどのコーディングスキル
  • デザイン意図を伝える言語化力
  • ディレクションスキル
haruna基本的なデザインツールが使用できるスキル、デザイン意図を説明できる言語化力、そして関わるビジネスモデルを理解したうえで、デザイナーという立場から提案や話をすることができるデザイン思考が必要です。
また、デザインを進めるうえでは客先とのコミュニケーションが不可欠なので、相手のリテラシーを考慮して伝えることができる、相手の話している言葉を理解することができるスキルも必須です。(haruna)
杉野遥奈営業力、ヒアリング力、問題解決力、ディレクションスキル、デザイン・コーディングスキルです。
業務範囲にもよりますが、最近私はディレクター以降全てチームメンバーを作って案件を進めているので、最初の立て付けとクオリティ管理だけの案件も多いです。
顧客から直接指名をもらう場合は、コーディング以外の役割は全て自分で担っています。(杉野遥奈)

Webデザイナーの仕事の取り方は?

  • クラウドソーシングで受注
  • Web制作会社に営業
  • SNSで発信
haruna独立から3ヶ月間はクラウドソーシング系のサービスで案件に応募したり、Web制作をしている方や企業へ連絡し、プロジェクトに参加させてもらっていました。フリーランスの先輩にお話をしてお仕事をいただいたこともあります。
独立3年目となる今では業務委託契約をしているスタートアップ、デザイン事務所、ブランディング事務所、システム会社経由が65%、旅やイベント、SNSで知り合った方経由が35%程度です。(haruna)
杉野遥奈私の場合は前職の繋がりのおかげで「Web制作できるようになりました!」と発信したら、依頼を複数いただきました。
SNSでの発信を強化してからは、SNS経由での依頼やSNSの発信を見てくれている知人や知人の友人などから依頼をもらうことも増えました。「目の前のお仕事」に真摯に向き合って結果を出すと、満足してくれた顧客が紹介をしてくれることもあります。(杉野遥奈)

 

フリーランスのWebデザイナーを目指している方は、以下の記事をご覧ください。

職業3. Webエンジニア

プログラミング技術を利用してアプリ開発などのものづくりを行うWebエンジニア。

フリーランス女性のなかでは人口は少ない印象ですが、需要の高さに対して専門的なスキルを要するので活躍のチャンスは多いです。

フリーランスのWebエンジニアの平均収入は約400万〜800万円。

開発対象によって値段は大きく変動しますが、いずれも高いスキルが求められるので単価は高めです。スキルは大学や企業、プログラミングスクールなどで学ぶのが一般的。在宅のほか、「常駐型」といって、クライアント企業に赴いて週に何日か働くスタイルもあります。

現役で活躍しているWebエンジニア

大平かづみ
大平かづみ

フリーランスITエンジニア、Microsoft Azure を中心とした開発で、Infrastructure as Code やDevOps の自動化を担当。女性エンジニアを応援するコミュニティ Code Polaris運営。Microsoft MVP for Azure。(@dz_

りほやん
りほやん

大阪に住むWebエンジニア。1番好きな言語はRuby。好きなメソッドはmap。フロントもバックエンドも書きます。(@rllllho

Webエンジニアに必要なスキルは?

  • クラウド、サーバーの知識
  • HTML/CSS、Javascript/jQueryなどのスキル
  • ウェブアプリケーション開発(フロントエンド/サーバーサイド、APIなど)の知識
大平かづみクラウド(私の場合は Microsoft Azure)の広い知識、Infrastructure as CodeやCI/CD の知識、ウェブアプリケーション開発(フロントエンド/サーバーサイド、APIなど)の知識、そしてこれらを身に着けるための探求心です。(大平かづみ)
りほやん「問題解決を楽しめるスキル」です。
エンジニアの仕事は、コードを書くことだけではなく依頼を具体的で明確なものに落とし込むことだと思っています。求められているもの、依頼されているもの、本当に困っている問題を見抜き、解決していくことを楽しめるスキルが必要だと思います。(りほやん)

Webエンジニアの仕事の取り方は?

  • 勉強会をはじめとする人との繋がりから受注
  • クラウドソーシングで受注
  • SNSで受注
大平かづみ会社員時代、副業として技術コミュニティで知り合った方々と仕事をしていました。その流れで、本業としてやっていける量のお仕事をいただける機会があり、独立しました。
現在は、フリーランスなどのメンバーで構成されたチームで協力して仕事をしており、自身で営業はしていません。また、ブログ記事やコミュニティの運営や登壇を拝見くださった方からお声がけいただくこともあります。(大平かづみ)
りほやん勉強会つながりの知り合いに仕事を紹介してもらっていました。フリーランス駆け出しの時は、自分の時給をどう設定するか、どのように交渉するのかなど、本当に何もわからない状態だったので話しやすさ、相談しやすさを重視して紹介を中心に仕事を探しました。(りほやん)

 

フリーランスのWebエンジニアを目指す具体的な方法については、以下の記事をご覧ください。

職業4. オンライン秘書

メール対応や請求書作成など、バックオフィス系の事務や雑務をサポートするオンライン秘書。経営者やフリーランスの増加に伴い、着目されている新しい職種のひとつです。

フリーランスのオンライン秘書の平均収入は約400万〜600万円です。

最低限の事務処理系ソフトを扱えるスキルとコミュニケーション能力があればできるため、キャリアにブランクがあったり、以前事務職として働いていた女性の新しい働き方の選択肢にもなっています。

現役で活躍しているオンライン秘書

ゆりえもん
ゆりえもん

「オンライン秘書の先生」として活動中の34歳。リーマンショックで内定切りにあうも、心から尊敬できる社長に拾われ、やがて会社役員に。その後、自力で稼いで生きるためにサラリーマンを辞めて静岡の自宅で起業。(@irodorimemory

こんとも
こんとも

柔道を軸にした教育事業を展開する会社の【側近・右腕】。他にも複数の経営者、リーダーをサポートをする。オンライン秘書の経験を通して《トップに一番近い外部スタッフとして》として経営者に寄り添う。(@contomoco

オンライン秘書に必要なスキルは?

  • 事務処理能力
  • 事務処理ツールを扱えるスキル
  • コミュニケーション能力
ゆりえもん理解力、コミュニケーション能力、柔軟性です。
①理解力:最低限の指示で多くを読み取ることができる
②コミュニケーション力:あらゆる関係者とスムーズにやりとりができる
③柔軟性:やったことがない業務にも対応できる
これらのスキルがあれば、忙しい経営者さまから飛んでくる指示・要望を汲み取って形にすることができます。(ゆりえもん)
こんとも実務処理のスキルはもちろん必要ですが、コミュニケーション能力の高さが求められます。
相手の立場に立って発言できるか、気持ちをいかに早く的確に汲み取れるか、対人スキルがとても重要です。
また、相手が目の前にいないオンラインだからこそ、相手のことをいかに想像できるかが鍵となります。メッセージを送るタイミングやリアクションの仕方など、テキストコミュニケーションスキルも必要ですね。(こんとも)

オンライン秘書の仕事の取り方は?

  • オンラインサロン経由で受注
  • SNSで受注
ゆりえもん駆け出し時は、以前の職場や知り合いの経営者から仕事をもらっていました。その後、「オンラインで完結する仕事をしている人」=「オンライン秘書」として情報発信を始めたところ、注目が集まり、オンライン経由でも仕事の依頼がくるようになりました。
現在は、サービスを気に入ったクライアントさんが次々と別のお客さんを紹介してくれるため、どんどんお仕事が増えています。(ゆりえもん)
こんとももともとは経営者の知人からの"頼まれ仕事"に対応していました。当時はやったことのない業務もまずは引き受けて、そこから必死になって調べてこなしました。仕事の大小、難易度などは気にせず、なんでも引き受けていました。
最近はオンラインサロン経由でお仕事をいただく機会が増えたり、ツイッターで良好な関係が築けたりと、オンラインやSNSの可能性を強く感じるようになっています。(こんとも)

 

オンライン秘書について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

職業5. 動画編集者

撮影された動画素材をつないだり、テロップの作成、BGM・効果音などの音入れをして映像作品を編集する動画編集者。企業や一般人などがYouTubeに参入することも珍しくなくなってきた今、需要が高まっている職種です。

フリーランスの動画編集者の平均収入は約400万〜600万円です。ディレクションから撮影、編集まで対応する動画編集者も多いため、ひととおりの技術を学んでおくと重宝されやすいです。

現役で活躍している動画編集者

JEMMA
JEMMA

ブライダル業界に3年勤めたのち、海外生活を経て現在はビデオグラファーとして映像制作や動画セミナーの講師としても活動中。スマホでできる動画制作のハウツーをメインとするYouTubeチャンネル『じぇますた。』を運営。(@jemma_misaki

pitaco
pitaco

動画編集講師。YouTube「pitacoTV」にて超初心者向けにスマホでできる動画編集のチャンネルを運営。株式会社Vookにてイベント、コンテンツディレクター。(@pitacotv_

動画編集者に必要なスキルは?

  • 撮影スキル
  • 動画編集スキル
  • 脚本・構成力

動画編集者の仕事の取り方は?

  • クラウドソーシングサイトで受注
  • スキルシェアサイトで受注
  • SNSで受注
JEMMAまずは「動画編集ができる」と知ってもらう必要があったのでSNSなどに動画をアップしたり、知人や友人からの紹介でPVやMVの制作をしたり、知り合いの方がプロデュースするYouTubeチャンネルの編集を請け負ったりしていました。また、アシスタントとしてビデオグラファーの方についていました。
その後は、自らYouTubeなどで動画編集についての情報発信を始め、現在はDMからも映像制作の仕事のご依頼をいただくことが多くなり、さらにその繋がりからまた別の仕事をいただく循環が生まれました。(JEMMA)
pitaco駆け出し時は『ストアカ』などのスキルシェアサイトに登録し、仕事を募集していました。今はYouTubeやSNSからの問い合わせや、知人からの紹介で仕事をいただくことが多いですね。(pitaco)

 

なお、年収に関してはどの職種もピンキリ。年収に捉われず、あくまで自分が得意なことや、やりたいことから職種を選択していくのが最善だといえそうです。

女性フリーランスの1日のスケジュール:週5日以上働いている人が多数!?

続いて、フリーランスとして活動する皆さんに、1日のスケジュールを聞いてみました。仕事時間に制限のないフリーランス。果たしてどのように仕事とプライベートのバランスを取っているのでしょう?

北村有週5日、1日2〜8時間程度。
1日8時間程度はたらくのは週2程度、残りは1日2〜3時間程度を目安にして、週に1〜2日は完全にオフの日を作るよう心がけています。(北村有)
ゆぴ週4日、1日3〜8時間程度。
独立したてのとき、働きすぎて「ひとりブラック企業」になってしまったので、完全週休2日制です。朝に弱いので昼〜夜中にかけて仕事をすることが多いです。(ゆぴ)
JEMMA週6日、1日5〜8時間程度を仕事にあてています。(JEMMA)
haruna週6日、1日6時間〜10時間程度。

移動が多い時期は、週に3日〜4日、1日3時間〜5時間程度です。(haruna)

pitaco週5日、 1日8〜10時間程度。
朝から晩まで働いています。(pitaco)
こんとも週6〜7日、1日12〜15時間程度。
仕事をしている時間が楽しいのでほぼ休みなく働いています。(こんとも)
ゆりえもん「24時間365日営業」がモットーです。寝ている時間以外は、だいたい自宅の書斎にこもって仕事しています。(ゆりえもん)
杉野遥奈短いときは1日1〜3時間、長いときは15時間程度。
基本的には仕事が好きなので、ほぼ毎日PCは触っていますね! 観光や現地の人とのふれあいの時間を大切にしたい時は、数日間PCは全く触らずにスマホだけでやり取りをする日もあります。(杉野遥奈)
大平かづみ週30~40時間程度です。時間が決まっているミーティングやワークショップなど以外は、自由な時間で作業しています。(大平かづみ)
りほやん週3日で8時間の会社1社と毎日1~2時間程度のプログラミングメンターの仕事をしているので、週4〜5日、平均すると40~45時間ほど仕事をしています。(りほやん)

 

今回取材をさせていただいた女性フリーランスのなかには「仕事が大好き!」という方が多く、毎日のように仕事をしている方がほとんどのよう。

一方で、自分のスケジュールに合わせて仕事を調整できるので、数日間仕事をしないという選択ができるのも、フリーランスの魅力と言えそうです。

フリーランスでの失敗経験と注意したいこと

皆さん順風満帆なフリーランスキャリアを歩まれているようですが、その裏にはたくさんの失敗の数々があったそう。

なかでももっとも多かったのは、報酬に対する失敗だったようで……?

失敗1. 報酬や契約面が曖昧になったことがある

北村有思っていたよりも報酬が低すぎることが納品後にわかったり、そもそも報酬を支払われなかったり……といったことが何度かありました。契約書を交わさずに口約束で仕事を進めてしまうと、後から痛い目を見ることも多いです。(北村有)
JEMMAはじめは自分に自信もなく、お金をいただくことに抵抗もあったので、報酬の話を曖昧にしてしまっていたことがありました。それにより、十分な金額を請求できないまま仕事量だけが増えて自分の生活への負担が大きくなったことも。
また、映像制作の条件として修正回数の制限を設けなかった際に、何度も修正依頼がきてしまったときは寝る間も無く修正漬けの日々でした。(JEMMA)
haruna独立したてのころに出会った方と小さな案件を進めていましたが、 最後にWebサイトを公開する段階になって修正の要望が。
当初の依頼にはなかったので追加の対応になると伝えたところ、「それでは納品完了とできないので支払いはできない。着手時に振り込んでいた分も返金してほしい」と言われたことがあります。
契約の期限を曖昧に設定していたこと、法的な知識が乏しかったこと、何よりその会社との関わりに疲弊してしまったため「今後一切の連絡をしないこと」を理由に返金し、関係も断ちました。(haruna)
杉野遥奈独立した当初は自分で自分のスキルや仕事に金額をつけるのが難しく、何度か安請けしすぎてしまったことがあります。独学で学んだ私は、自分の価値を下に見てたことがあったんですね。
でも、私のデザインしたサイトで売上が倍増したり、いくらになっても良いからお願いしたいと言ってくれる人が出てきて「評価は他者がするが、価値は自分で決める」と学びました。(杉野遥奈)

 

フリーランスだからこそ、きちんと契約書を交わすことや、料金設定などは細かくしておきたいところですね。また、安請けしすぎないことは自分の生活を守り、業界全体の価値を上げることにもつながります。

フリーランスの報酬設定&料金交渉については、下記の記事を参考にしてみてください。

失敗2. 仕事を増やしすぎてキャパオーバーに!

haruna独立初期は、常に仕事をしている=良い状態だと思っていました。 自分がその仕事をどの程度の時間で完了できるかの目処を立てることも難しかったので、想定よりも時間がかかり、朝起きてから寝るまでずっとパソコンの前に座っていることが多かったです。(haruna)

ゆりえもん仕事を一気に増やしすぎて、パンク状態になってしまったことがあります。
会社員の場合は働く時間が決められていて、業務量がオーバーしそうになったら上司が調整してくれたり、職場の仲間が助けてくれたりしますが、フリーランスだといくらでも仕事を増やすことができてしまうので、自分のキャパ以上に仕事を受けてしまいがちです。
そうすると、睡眠時間を削るのはもちろん、ひとつひとつの仕事のクオリティも下がり、満足のいく仕事ができなくなってしまうので、受ける仕事の量を調整するのも大事なことなのだと学びました。(ゆりえもん)

こんともスケジュールをうまく組まないと、仕事が過密になることがあります。スマートフォンとタブレットとガラケーとパソコンを手に、それぞれ違う仕事を同時進行して乗り越えたことがありますね。
そこに緊急対応案件が飛び込んできたりして、その時はヒヤヒヤしました。また、代わりになる人がいない働き方なので、自己管理には気をつけています。(こんとも)
大平かづみやりたい仕事を欲張って引き受けた結果、溢れて作業遅延してしまったことがあります。フリーランスは何かと実務以外の作業があるので、稼働時間ぎちぎちに案件を詰め込むのはかなりリスクだと思いますね。(大平かづみ)

 

業務過多になってしまうのも、労働時間に際限のないフリーランスならではの失敗。

スケジュール管理を細かくしたり、自分の作業時間の見積もりは多めに取るのがポイントです。また、リスクヘッジとしていつでも頼れる仲間=チームと繋がっておくという人もいました。

失敗3. 「やりたくない仕事」を引き受けてしまう

りほやん依頼者とのMTGで『こういう感じのものをお願いします』という依頼をふんわり聞いてしまった結果、自分の想像していたものと相手の想像していたものが違っていて思っていたより業務量が多くなる……という経験がよくありました。
また、あまり断れない性格だったので最初のころはあまりやりたくないなと思った仕事も引き受けてしまい、あとでやりたくなくて辛くなることもありました。(りほやん)
pitacoフリーランス同士で仕事をする際、「やりたくないこと」を誰もやろうとせず、特定の人にしわ寄せが入ってしまうこともありました。もちろん役割分担や得意不得意もあると思うので適任者がやるべきなんですが、どうしても主張ができない人に多くの業務を担ってしまう。
「やりたくないことをやらない、断る」のは大事なスキルだけど、一度「この人とは仕事したくないな」と思われてしまったら次はないと思うし、それだと幅も狭まることもあるので、バランス調整が大事なのかなと思います。(pitaco)
ゆぴやりたくない仕事を受けて、気乗りしないまま進めていくなかで、「私、こんな仕事をやるために独立したんだっけ……」と自分を見失ったことがあります。
お金などのためにうっかり「やりたくないこと」をやりそうになったら、自分がフリーランスになった理由を改めて思い出して、自制するようにしています。

 

「この仕事を断ったら、もう依頼されないのではないか」とやりたくないことを受けてしまいがちなのもフリーランスあるあるです。

女性フリーランスが成功するためのポイント

最後に皆さんに、「女性フリーランスが成功するために必要なこと」を聞いてみました。

ポイント1. 継続すること

pitaco「やり抜くこと」は重要だと思います。
途中で軌道修正できるのもフリーランスの特権のひとつですが、「一つひとつのプロジェクトをやり切る」ことで次に繋がり、大きく前進していくのではと思います。(pitaco)
杉野遥奈自分自身がどういう状態になれたら成功なのかを具体的に言語化して、そのためのアクションに向けたロードマップを引き、ただただ努力を継続する。
それが出来れば、どんなに高い目標でも達成できると思っています!(杉野遥奈)
JEMMA少しやってうまくいかず、それでやめてしまってはいつまで経っても結果には繋がりません。私の場合は期限を設け、その日までに達成できなかったらやめて次の手を打つなどと決めてやります。(JEMMA)

ポイント2. 人との関係性を大事にすること

人とのご縁を大事にすること。「この人に頼みたい」と思ってもらえるかどうかは、どんなふうに人とつながっているか、ご縁を大事にしているかで決まります。
仕事は人からいただくものです。どんなに秀でた才能があっても、人との繋がりを疎かにする人のところには仕事もチャンスも巡ってこないと思います。(こんとも)
ゆりえもんまわりの人と信頼関係を築くことです。私自身、これまで自分から「営業」をしたことが一度もなく、知人からのお誘いや、オンラインサロンのようなコミュニティ活動を通じた人とのつながりのなかで、自然と仕事が生まれてきました。
いちど信頼関係を築いてしまえば、その後もずっとお仕事が続いていくケースがほとんどですので、目先の利益にとらわれず、相手の役に立つことをしてあげるのが成功への近道です。(ゆりえもん)

ポイント3. アウトプットをすること

大平かづみアウトプットをすることです。自身の実力をしっかり示すことで、理想の案件に巡り合う機会も増え、十分に力を発揮することができます。
ITエンジニアであれば、技術情報をツイートする、ブログを書く、技術コミュニティで登壇するなど、さまざまな方法でアウトプットすることができます。アウトプットをすることで、信頼にもつながり、一緒に働きたい仲間も見つけやすくなると思います。(大平かづみ)
クライアントワークと並行してアウトプットができること。目の前のクライアントに認めてもらうことはもちろん大切ですが、フリーランスは自分自身を知ってもらうための広報活動も大切です。
ブログを書いたり、SNSで発信をしたり、地道な種まきをやりつづけられる人は、仕事の途切れないフリーランスになると思います。(ゆぴ)

まとめ

以上、フリーランスとして実際にご活躍されている女性10名によるフリーランスの「リアル」でした。

フリーランスで働くことは簡単なことばかりではありませんが、時には失敗をしながらも現役で活躍されている方々のお話は、フリーランスへの転身を考えている方の背中を押してくれるかと思います。

「自分がフリーランスになるなら、どんな職種を選んで、どんな働き方をするだろう?」

そう考えるきっかけとなれば幸いです。具体的なお仕事内容が知りたい方は、ぜひ皆さんをフォローして参考にしてみてください!

(執筆:ゆぴ 編集:少年B)

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