フリーランス向け福利厚生サービス12選。健康診断・保険・レジャー施設の優待まで!

会社員と異なり、福利厚生といった制度の恩恵が受けられないフリーランス。

これにより、フリーランスに転身したり働き続けたりすることに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

2021年に実施された日本労働組合総連合会の調査でも、フリーランスがより働きやすくなるためにもっとも必要なこととして「フリーランスでも利用できる福利厚生」が挙げられました。

国の制度の充実が求められるフリーランスの就労環境ですが、現在も民間のサービスを利用すればフリーランスでも福利厚生を受けることが可能です。

この記事では、フリーランス向けの福利厚生サービス12個をご紹介します。希望の福利厚生が受けられるサービスがないか確認してみましょう。

そもそも福利厚生とは?

まず、福利厚生の概要を抑えておきましょう。

福利厚生には、次の2種類があります。

  • 法定内福利厚生:法律によって義務付けられているもの
  • 法定外福利厚生:企業が独自に設定できるもの

(引用:日本の人事部「福利厚生」

それぞれの内容は次のようなもの。

法定福利厚生 法定外福利厚生
健康保険・介護保険
厚生年金保険
雇用保険・労災保険
子ども・子育て拠出金
住宅関連(住宅手当、持ち家援助)
医療・保健
ライフサポート(育児、介護、財産形成、購買、被服など)
慶弔関係
文化・体育・レクリエーション(施設の利用)

経団連に加盟している企業を対象にした調査によると、企業が負担している福利厚生費は従業員1人あたり108,517円/月。内訳をみると法定福利費が約85,000円、法定外福利費が約24,000円となっています。ただし、経団連に加盟している企業は大企業が中心のため、今回の調査は大企業の福利厚生の実態といえるでしょう。

フリーランスになると福利厚生はどうなる?

会社員であれば、健康保険と厚生年金にかかる費用は会社と折半で、家賃や健康診断にかかる費用の補助が受けられます。

その一方でフリーランスは、健康保険料は全額負担です。また、厚生年金にはそもそも加入できず、家賃補助やライフサポートが受けられることは稀です。

このように会社員のような福利厚生の恩恵がほとんど受けられないフリーランスですが、民間のサービスを利用することで福利厚生を、なかでも”法定外福利厚生”を充実させることが可能です。

中には、ケガや病気などの理由で働けなくなった時に役立つ「所得保障保険」、契約先に損害を与えてしまった際のリスクに対応できる「賠償責任保険」が受けられるサービスも。

フリーランスとして安心して働いていくため、こういったリスクに備えるためのサービスを検討してみても良いかもしれません。

フリーランス向け福利厚生サービス12選

ここでは、フリーランスが対象の福利厚生サービスを12個ご紹介します。無料で受けられるものもあるため、ぜひ一度ご検討ください。

1. Workship PREMIUM Club Off

Workship PREMIUM Club Off

▲出典:Workship PREMIUM Club Off     

Workship PREMIUM Club Off』は、国内外で優待割引を受けられる無料の会員制優待サービスです。加入条件は『Workship』で案件成約し稼働していることのみ。会員費などを払う必要もありません。

対象となる施設やサービスは、20万件以上。リゾートホテルや有名ホテルのレストランなどの娯楽施設から、ベビーシッターなどの育児サービスまでお得に利用することができます。日常的に使えるような映画館やスポーツクラブも対象施設です。

割引率も高く、なんと最大で90%オフの優待を受けられます。Workshipを利用することで、高単価な案件を獲得できるだけでなく、優待割引を受けられるのは嬉しい特典ですね。

運営元 株式会社GIG
加入条件 Workshipで案件成約
料金 無料
家族の利用 ○(友人など同伴者も利用可)

Workship PREMIUM Club Off

2. フリーランスの保険(フリーランス協会)

フリーランス協会

▲出典:フリーランス協会

フリーランス協会が提供する『フリーランスの保険』に加入すると、福利厚生サービスも受けられます。

サービス内容は、健康診断・人間ドックの割引、子育て支援、レジャー施設の割引などさまざま。さらに、任意加入の「収入・ケガ・介護の保険」に入れば、ケガや病気で働けなくなった際に保険金を受けることも可能です。

年会費10,000円(税込)で、さまざまなサービスを利用できるお得なプランになっています。独立系フリーランスだけでなく副業フリーランスも利用できるのでぜひ検討してみてください。

運営元 フリーランス協会
加入条件 なし
料金 10,000円(税込)/年
家族の利用 第二親等まで利用可

フリーランスの保険(フリーランス協会)

3.FREENANCE(フリーナンス)

『FREENANCE』のTOPページ

▲出典:FREENANCE

FREENANCE(フリーナンス)』は、2018年にGMOクリエイターズネットワーク株式会社からリリースされた、フリーランス/個人事業主のための「お金」と「保険」のサービス。

損害賠償保険から所得補償保険などのあんしん保証から、請求書を資金化できる即日払いサービス、さらには専用口座設立やバーチャルオフィス提供などのフリーランス向けサービスが充実しています。

会員登録をすると、仕事中の事故や、納品物の欠陥を原因とする事故を最高5,000万円まで補償する「フリーナンスあんしん補償Basic」が無料で付いてきます。もしもの時の備えとして、登録しておくと安心ですね。

運営元 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
加入条件 なし
料金 無料(レギュラー:¥490(税込)/月、プレミアム:¥980(税込)/月)
家族の利用 記載なし

FREENANCE(フリーナンス)

4. CrowdWorks クラウドワーカー 会員特典

CrowdWorks

▲出典:CrowdWorks

CowdWorks』では、3,000円/月以上の報酬を獲得している会員限定で福利厚生を提供しています。内容は、健康診断や育児介護サービス、レストラン、旅行優待、ショッピングなど多種多様な優待が受けられるというもの。対象の施設は、日本全国で23万以上あります。

加入条件を満たしていない場合でも、ライフサポートやスキルアップ支援などの一部のサービスを利用できます。CowdWorksを利用している方、クラウドソーシングの利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。

運営元 株式会社クラウドワークス
加入条件 CrowdWorksで3,000円/月以上の報酬を獲得している方
料金 無料
家族の利用 第2親等まで利用可

CrowdWorks クラウドワーカー 会員特典

5. Lancers フリーランストータルサポート

Lancers

▲出典:Lancers

Lancers』のフリーランストータルサポートは、Lancers利用者が使える福利厚生サービス。健康・ヘルスケアをはじめとし、育児介護サービス、レジャー施設、ショッピングなどさまざまな優待や割引を受けられます。対象の施設は、なんと全国25万施設。

他サービスと比べても多くの割引/優待を提供していますが、加入条件として「過去3ヶ月で5,000円/月の報酬を獲得していること」が設けられています。

そのため、Lancersを長期的に利用する予定のある方におすすめといえるでしょう。

運営元 ランサーズ株式会社
加入条件 Lancersで過去3ヶ月連続で5,000円/月の報酬を獲得している方
料金 無料
家族の利用 記載なし

Lancers フリーランストータルサポート

6. フリノベ(geechs.job)

geechs.job

▲出典:geechs.job

geechs.job』は、フリーランスエンジニア向けの案件を紹介するサービス。geechs.jobの本登録会員を対象に、福利厚生サービス「フリノベ」を提供してます。

福利厚生内容は、健康診断や人間ドックをはじめ、オンラインスクールの割引など。さらに、会計ソフトやレンタルサーバーの割引など、仕事に直結したサービスの割引が多く受けられるのが特徴です。

運営元 ギークス株式会社
加入条件 geechs.jobでスキルチェック後、本登録になった方
料金 無料
家族の利用 記載なし

フリノベ(geechs.job)

7. レバテックケア

レバテックケア

▲出典:レバテックケア

レバテックケアは、ITエンジニア向けエージェントサービス『レバテックフリーランス』/Web・ゲーム業界のクリエイター向けエージェントサービス『レバテッククリエイター』にて、案件参画が決定している方を対象とした福利厚生サービスです。

人間ドックやスポーツジムなどの割引はもちろん、営業代行や単価交渉、税務関連のサポートも行ってくれます。その他、引越しや結婚・出産、住宅購入時などのライフイベントに応じたお祝い制度もあり、充実した福利厚生を受けられます。

運営元 レバテック株式会社
加入条件 レバテックでの案件参画決定
料金 無料
家族の利用 記載なし

レバテックケア

8. fukurint

fukurint

▲出典:fukurint

fukurintは、エンジニア向け案件紹介サービスの『TECH STOCK』/コンサルタント向け案件紹介サービスの『High Performer Consultant』に会員登録している方が利用できる福利厚生サービスです。

福利厚生の内容は、ジムやレストラン、オンラインスクールの割引など。さらに、フリーランス向け保険やファクタリングサービス、Wi-Fiの割引など、フリーランスとして働いている人には嬉しいサービスも提供されています。

運営元 INTLOOP株式会社
加入条件 『TECH STOCK』に会員登録
『High Performer』に会員登録
料金 無料
家族の利用 記載なし

fukurint

9. サポートプラス

サポートプラス

▲出典:サポートプラス

サポートプラス』は、  ITフリーランス向けに作られた福利厚生サービスです。フリーランスやその家族、一般の方も登録できますが、サービスによってはエンジニアのみが対象のものもあります。

定期健康診断やメンタルヘルスケア、会計ソフトの割引、スキルアップのプログラムなど、提供内容はさまざま。無料で使えるサービスもありますが、サービスによっては料金が発生するケースもあるため、申し込み時はチェックしましょう。

運営元 株式会社PE-BANK
加入条件 会員登録(無料)
※申し込むサービスごとに利用対象者あり
料金 サービスごとに異なる
家族の利用 ×
※家族も会員登録すれば利用可能

サポートプラス

10. 一般財団法人あんしん財団

一般財団法人あんしん財団

▲出典:一般財団法人あんしん財団

一般財団法人あんしん財団では、会員にケガの補償・福利厚生・災害防止のサービスを提供しています。

福利厚生として、旅行、レジャー、eラーニングを特別料金・特典つきで利用可能。また人間ドックや定期健康診断の受診料の一部をサポートしています。

とくにケガの補償は充実しており、業務上・外にかかわらず24時間補償に対応。なんとレジャー中のケガまで補償対象になっています。仕事だけでなく、安心した生活を築くために福利厚生サービスの利用を検討している方にはぴったりなプランです。

運営元 一般財団法人あんしん財団
加入条件 個人事業主
※他の事業所に雇用されている場合は不可
料金 2,000円/月
初回会費:4,000円
家族の利用

一般財団法人あんしん財団

11. 福利厚生支援サービスCLUB CCI(商工会議所)

東京都商工会議所

▲出典:東京都商工会議所

東京都商工会議所では、『福利厚生支援サービスCLUB CCI』を展開しています。取り扱っている福利厚生内容は、育児介護サービス、レジャー施設・リゾート施設の割引などさまざま。

利用する際は、使いたいサービスや予算に応じて、自身でプランを選択できます。お得に福利厚生サービスを利用したい人にぴったりです。

また東京都商工会議所だけでなく、日本全国の商工会議所の会員も利用可能。ただし、商工会議所によっては案内していないプランもあるため、事前の問い合わせが必要です。

運営元 東京都商工会議所
加入条件 商工会議所の会員であること
料金 バフェプラン:1,100円(税込)/月
バフェプランライト:785円(税込)/月
えらべる倶楽部:785円(税込)/月
えらべる倶楽部ライト:550円(税込)/月
家族の利用
※2親等まで。リゾートメニューは最大3親等。

福利厚生支援サービスCLUB CCI(商工会議所)

12.ベネフィット・ステーション

▲出典:ベネフィット・ステーション

ベネフィット・ステーション』は、東京・新宿区に本社を置く株式会社ベネフィット・ワンが提供する福利厚生サービスです。

法人向けに福利厚生のアウトソーシングとしての導入実績が多いサービスですが、「ベネフィット・ステーション・プライベート」プランはフリーランスや個人事業主も利用できます。

特典数は100万件以上で、国内リゾートホテルに1人3,000円~で泊まれたり、映画やレジャー施設を安く利用できるたりするなどの、福利厚生サービスが充実しています。

運営元 株式会社ベネフィット・ワン
加入条件 なし
料金 330円(税込)/月
家族の利用
※2親等まで。宿泊施設のビジター料金は各メニュー詳細で要確認。

ベネフィット・ステーション

フリーランスが福利厚生サービスを選ぶときのポイント

さまざまな福利厚生サービスの中から、登録するサービスを選ぶ時に検討したいポイントを3つご紹介します。

必要なサービスが受けられるか

福利厚生サービスにはいくつも加入できますが、あまり数が多いと管理も大変になってしまいます。

健康保険や、病気やケガに対する補償、レジャー施設の利用など、カバーされている福利厚生を確認し、自分にとって特に重要度が高いサポートを提供している福利厚生サービスを選べると良いでしょう。

料金とサービス内容に納得できるか

フリーランスは収入が不安定な場合もあるため、できる限りコストを抑えたサービスを選ぶことがおすすめです。

中には複数プランが用意されているサービスもあるため、自分に必要なサービス内容と料金体制のバランスを考えて登録しましょう。

サポートが充実しているか

福利厚生サービスの提供元によって、サポート体制は大きく異なります。心配な方は、問い合わせやトラブル時に迅速に対応してくれるサポート体制が整っているサービスを選ぶと良いでしょう。

口コミや評価を確認して、実際に利用した人たちの情報をチェックしてから登録することもおすすめです。

フリーランスの福利厚生費は経費になる?

フリーランスとして働いている場合、経費は少しでも抑えたいもの。福利厚生サービスを利用するにあたって、福利厚生費が経費として計算できるか気になる方も多いでしょう。

結論から言うと、フリーランスの場合、福利厚生費は経費にはなりません。なぜなら、福利厚生費は「雇用主が従業員のために支払う経費」だからです。

しかし今回紹介したサービスのように、無料で会員登録をすることで利用できたり、少ない月会費の支払いで利用できるものも多くあります。福利厚生費を経費にできないことによる、金銭的な心配は面での少ないと言っていいでしょう。

Workshipで成約すれば福利厚生が付いてくる!

Workship PREMIUM Club Off

▲出典:Workship PREMIUM Club Off     

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(執筆:mozuku 編集:泉、野風真雪)

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