エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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The International Consumer Electronics Showの略である『CES』は、米・ラスベガス中国・上海で毎年1回ずつ開催されている世界最大規模の家電見本市です。
今回はそのうちの本家といわれる『ラスベガスCES』について、実際にラスベガスCES 2018に参加した私が、基本情報からラスベガスCES 2019の予想までお届けします。
目次
毎年1月の上旬から4日間に渡って米ネバダ州ラスベガスにて開催。2019年は1月8日(火)から1月11日(金)に開催決定しています。
取引専門見本市であるCESは一般参加ができません。なんらかの取引を目的とした企業、あるいはメディア関係者のみ参加可能です。
ラスベガスCESに参加するためには入場料がかかります。また、ラスベガスCES内で開催されるカンファレンスに参加する場合は、別途でカンファレンス参加費用が必要になります。
▼入場料
超早割期間:無料
早割期間:$100
早割期間以降~:$300
開催3カ月前までは無料でチケットを入手できますが、当日に近づくにつれ高額になっていくため、早めの準備が得策です。
▼カンファレンス参加費用
・スターターカンファレンスパス:2~3セッションの参加をする人に最適。
└早割期間:$700
└早割期間以降~:$900
・デラックスカンファレンスパス:全5日間に開催されるほぼ全てのカンファレンスへ参加可能。
└早割期間:$1,400
└早割期間以降~:$1,500
セッション・カンファレンスは全日程で約300講演以上開催されるため、事前に公式HPでスケジュールを確認の上、3講演以上の有料セッションに参加する場合はデラックスカンファレンスパスを利用した方がお得です。
▲出典: CES > Official Show Locations
出展数3,900社以上を誇るラスベガスCES。それ故に会場は3つのエリアに分かれており、それぞれの会場移動には無料のシャトルバスを利用できます。
※毎年開催毎に細かいセクションが変わる可能性があります。詳細は公式HPを参考にしてください。
入場バッチの発行場所があるTech East。世界的企業からベンチャー企業まで、さまざまなジャンルの最新技術を用いた製品が集まったエリアです。
3Dプリンター、AIロボット、ドローン、AR/VR、自動運転、ワイヤレスデバイス……今でこそ耳馴染みのあるこれらの技術。その第一線を走る企業による展示が行われています。
最新技術の動向や大手企業の方向性をいち早くキャッチしたい方にとっては外せないエリアです。
地図中央のTech Westには、「スポーツ」「ヘルスケア」などの健康領域や、「スマートホーム」「ウェアラブルデバイス」などの生活密着機器が集結。
近年のラスベガスCESにおけるこのエリアで特筆すべきは、既存のモノ・コトがインターネットと繋がった「IoT(Internet of Things)」プロダクト。
普通のアイマスクのように見えて実は睡眠効率をUPさせるデバイスであったり、モデルハウスのブースのようで実は全てスマートフォンによって操作可能なスマートホームであったり。
一人ひとりのニーズによってパーソナライズされる、近未来の家電量販店という印象です。
生活に身近なジャンルが集まるTech Westには、スタートアップ企業が集結するフロアも存在します。
ここでは急成長真っ只中である世界各国のスタートアップが一堂に会し、今までになかった斬新なサービス・プロダクトが展示されています。
近年のラスベガスCESのスタートアップ集結エリアで目を引くのが「クラウドファンディング成功商品」。今でこそ日本でも浸透しつつあるクラウドファンディングですが、アメリカには日本以上のクラウドファンディングプラットフォームが存在しています。
ラスベガスCESではそのうちの2大巨頭である「Indiegogo」と「Kickstarter」で実績を残したスタートアッププロダクトが数多く展示されており、クラウドファンディングはもはや海外スタートアップの“王道”であることが見て取れます。
ラスベガスCESでは全日程で300以上のセッション&カンファレンスが開催されます。
世界的企業のCEOによる講演、最新機器を用いた有名ゲーマーの対戦、各国のスタートアップによるピッチ等々……。3つのエリアで常時開催されているため、事前のスケジュール確認が必須です。
ここからは、2018年のラスベガスCESに参加した女性の私が、独断と偏見で選んだ全女性におすすめしたい注目のプロダクトをご紹介していきます。
韓国最大の総合家電・電子部品・電子製品メーカーであるサムスンの社内ベンチャーとして誕生したlululabは、AIスキンケアアシスタント『LUMINI』を開発。2018年のラスベガスCESスタートアップエリアでの注目株のひとつです。
肌状態を「計測する」機能に加え、計測した肌に「適切な商品を提案する」という画期的なアイテムです。
毎月のように新しく誕生するスキンケアやコスメを、ユーザーの肌状態に基づいてAIアシスタントが提案してくれるため、自分に合った商品を効率的に見つけることができます。
ありそうでなかった、全女性に届けたい(私もほしい)発想です。
同じくスキンケア部門から「作る」ことにフォーカスしたのがこちらの『Romy.』。
その日の大気、カフェイン・アルコール摂取量、運動量などによって肌の状態は常に変化するという事に着目したこのプロダクト。
これらのコンディションを専用のアプリに入力することで、その日の肌状況に適した美容液を生成してくれます。
毎日の肌状態に合わせた自分専用のスキンケアを、自分の手で作れる。美容業界を震撼させるアイテムといっても過言ではありません。
(私を含む)全お料理下手に朗報です!ついに、自動調理の世界が現実となる日がすぐそこまで来ましたよ……!
一見いかつい炊飯器のようにも見えるこの家電。炊飯はもちろん、蒸し料理にスープ、低温調理からヨーグルトまで13種類もの料理がボタン一つで作れちゃう優れものなんです。
「ヘルシーかつ美味しい料理を誰もが簡単に作れる」をコンセプトに作られた『Gourmia』は、健康なライフスタイルを実現させるべく誕生したスマートキッチン家電。
本拠地アメリカでは既に販売がスタートしており、Gourmiaを使ったレシピやHowTo動画がYouTubeにも多数アップロードされています。人気ぶりが伺えますね。
「業界人向けの家電見本市だし、私たち一般消費者の手に届くのはまだ先の話なんでしょう……?」と思ったそこのアナタ。
オンラインショッピングで世界中の物が手に入るこの時代。次世代プロダクトも例外ではありません。日本からいち早く最新機器を手に入れたい方におすすめの代表的サービスを2つご紹介します。
難易度★★★
品揃え★★★
先ほどちらっとご紹介したアメリカクラウドファンディング界の2強
で資金調達を実施している商品をサポート(=購入)する方法です。
こちらの難点としては、
が挙げられます。1は翻訳しながら理解したとしても、2は転送会社を挟むなどした工夫が必要となります。
海外商品の輸入等に慣れている方は試してみても良いかもしれません。
▲出典:Rakunew
難易度★
品揃え★
海外商品の輸入・国内発送までしてくれる次世代商品キュレーションサイト『RAKUNEW』。
海外商品も全て日本語に対応しているため、国内ECと同じ要領で海外プロダクトを購入できます。
米クラウドファンディングほどラインナップは充実していませんが、日本でまだ見ぬ“半歩先”の商品が勢ぞろいしています。
2018年のラスベガスCESで特に目立っていた「スマート〇〇」という言葉。
スマートスリープ、スマートキッチン、スマートホーム……ありとあらゆるモノがインターネットに繋がっていく中で、私たちの生活で見過ごされていた情報がデータ化される行程を目の当たりにしました。データを活かしたパーソナライズは、今や企業が商品作りのために行うだけでなく、消費者自身の手で行うものとしても活用されはじめています。
より高度なパーソナライズが進むであろう2019年。2019年1月9〜12日より行われるラスベガスCES 2019には、データに基づいた提案に留まらず、ユーザー行動を先回りしてアクションを起こすデバイスが多く並ぶと予想しています。
等々……。
私たちはその結果にフィードバックをするだけで、更なる精度がUPする。
そんな商品が並んでいるのではないでしょうか。
ラスベガスCESを発端にパーソナライズ商品が世の中に浸透していくことで、私たちの暮らしはどこまでも便利になっていくことでしょう。
▼ラスベガスCES 2019レポートはこちら
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