【社労士解説】ジョブ型雇用時代におけるフリーランスの生存戦略とは?
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動画編集ソフトが高性能化するにつれ、アマチュアでも簡単に綺麗な動画を作れる時代になりました。昔はPCでしか作れなかった動画もスマホやタブレットで制作できるようになるなど、環境は大きく変わっています。
一方、機能が向上するにつれて動画編集ソフトの数も増え、「どのソフトを選んだらいいの?」と悩む人も少なくないでしょう。どのデバイスで編集したいか、PCのスペックがどのくらいかなど、人によって利用すべきソフトは変わりますが、ここではPCで本格的な編集ができる動画編集/映像制作ソフトをご紹介します。
無料ソフトを8つ、有料ソフトを7つピックアップしたので、機能と料金のバランスから最適なソフトを見つけてみてください。
Webブラウザ上で使える動画編集サービスは以下の記事をご覧ください。
オンラインで動画編集できるWebサービス8選【無料多数】
Workship MAGAZINE
無料ソフトの良さは、なんといっても初期費用がかからないこと。「ソフトを買うほどじゃない」「動画編集を続けられるかわからない」という場合は、まず無料ソフトから試してみるのもアリです。
ここでは完全無料で使えるものと、有料ソフトのお試し的ポジションの無料版ソフトをピックアップしました。お試し版は機能制限されるケースが多いのですが、それでも実用的なソフトをまとめています。
『AviUtl(エーブイアイユーテル)』は、“KENくん”という方が個人で開発した動画編集ソフト。長期間愛されているソフトのため、有志によってさまざまなプラグインが開発されています。これを導入することで、有料ソフト顔負けの編集ができるようになります。
また、ゆっくりMovieMakerやMikuMikuDanceなど他のソフトと連携でき、動作が軽いのも特徴。操作方法はニコニコ動画にあるAviUtl愛好会のコミュニティなどファンサイトで学べるほか、ググればたいていの情報は出てきます。
プラグインをインストールするのに多少のPC知識は必要ですが、完全無料/高機能/動作が軽いソフトを探している方にはおすすめです。
料金 | 無料 |
対応OS | Windows |
制作者 | KENくん |
URL | http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/ |
かつてWindowsに標準搭載されていた動画編集ソフト『ムービーメーカー』は、Windowsユーザーを中心に広く愛用されてきました。しかし、残念ながら現行Windowsでのサポートは終了しています。
現行の環境でムービーメーカーに似た動画編集ソフトは、Microsoftが提供する動画編集ソフト『Movie Maker 10』です。標準的な編集機能が使え、わかりやすい操作画面で初心者の方も使いやすいですが、2021年6月時点では日本語に対応していません。
英語がある程度理解できるか、編集操作を最低限身につけている人向けともいえます。
料金 | 無料 |
対応OS | Windows |
制作者 | Microsoft |
URL | https://www.microsoft.com/ja-jp/p/movie-maker-10-free/9mvfq4lmz6c9?activetab=pivot:overviewtab |
MacやiOSで動くデバイスで無料の動画編集ソフトでは『iMovie』が定番です。簡単に編集できるよう設計されており、無料で使うには十分な機能がそろっています。iPhoneやiPadでも使えるので、PCやスマホ、タブレットでも同じソフトで編集できる便利さも魅力です。
iMovieも幅広い動画編集者に支持されているソフトのため、YouTubeなどで「iMovie編集ノウハウ」が数多く公開されています。気になる方はぜひ調べてみてください。
料金 | 無料 |
対応OS | Mac |
制作者 | Apple |
URL | https://www.apple.com/jp/imovie/ |
『OpenShot動画エディター』は、2008年に作成された無料で使えるオープンソースの動画編集ソフトです。海外製ですが日本語にも対応しており、動画編集の十分な機能が備わっています。初心者も使いやすく、完全無料で使えるソフトを探しているときにピッタリです。Windows/MacのマルチOSに対応しているのも嬉しいですね。
ただしあくまで無料ソフトなので、凝った編集や超高画質動画の編集などは難しいのも事実。ハイスペックな編集ソフトを探している場合には向かない可能性があります。
料金 | 無料 |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | OpenShot Studios |
URL | https://www.openshot.org/ja/ |
『Shotcut』には基本の編集機能が備わっているうえ、多くのファイル形式や4K動画にも対応しています。さらに無料ソフトながらある程度高度な編集ができるほか、日本語での操作も可能です。こうした機能をそろえながら動作が軽快かつスペックが低めのPCでも編集できるので、PCのスペックに自信がない人でも使えます。
チュートリアルやQ&Aは英語なので、基本的な編集機能が使える、あるいは最低限の英語が理解できる必要はあるでしょう。
料金 | 無料 |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | Meltytech |
URL | https://shotcut.org/ |
アメリカ生まれの無料動画編集ソフト『Lightworks』。無料ながら多くの機能が使えるので「無料で動画編集するならコレ!」という声も多いソフトです。海外製ですが日本語に設定できます。
しかし多機能で高度な編集ができる反面、誰でも簡単に使えるわけではありません。ある程度編集に慣れている中級者以上向けのソフトといえます。
本ソフトには無料版と有料版があり、無料版ではおもに以下の機能に対応しています。
一方、UHD 4Kでのエクスポートや、3Dアウトプット、タイムラインレンダリングといった高度な機能などを使うには有料ライセンスの購入が必要に。より高度な編集、エクスポートをしたいときは有料版、一般的な編集な無料版がおすすめです。
料金 | ①無料 ②有料 ・29.99ドル/1か月 ・209.99ドル/1年 ・525.99ドル/買い切り |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | LWKS |
URL | https://www.lwks.com/ |
『VideoPad』は無料で使える動画編集ソフトです。有料版もありますが、無料版でも機能は豊富。50種類以上のエフェクトや切替効果、3Dや360度動画編集、DVDへの書き込みまで無料で対応しています。
初心者でも使いやすい操作性で、App StoreやGooglePlayからアプリのダウンロードもできます。幅広いデバイスで使えるのもメリットです。
しかし、無料版で編集した動画をエクスポートできるのは30日間のみで、それ以降は編集はできても書き出しができなくなります。
料金 | ①無料 ②有料 ・三か月マスター版:26.49ドル ・マスター版:159ドル ・家庭版:99ドル ※オプションあり |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | NCH Software |
URL | https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html |
無料ソフトながらAdobeのソフトに近い設計になっていると評価されることもある『HitFilm Express』。
HitFilm Expressの制作者であるFXhomeのYouTubeチャンネルでは、HitFilmを使ったアメコミ風の編集方法やゲーミングチャンネルの作り方を数多く紹介しており、一見の価値ありです。もちろん普通の動画編集もできますし、より本格的な編集をしたいときは有料のProバージョンがおすすめです。
残念ながら日本語には対応していないので、英語に苦手感がなく編集ノウハウをある程度理解しているといいでしょう。ネット上では有志が日本語で簡単なチュートリアルを紹介してくれているため、そちらを参考にするのも効果的です。
料金 | ①無料 ②有料 244.30ドル~474.32ドル |
対応OS | Windows/Mac |
制作者 | FXhome |
URL | https://fxhome.com/product/hitfilm-express |
続いて、お金はかかりますが充実した編集ができる動画編集ソフトをご紹介します。
高機能な編集をしたい方におすすめですが、なかには誰でも簡単に扱える初心者向けの有料ソフトもあります。無料お試し期間があるソフトもあるので、使い勝手を確認してから購入すると良いでしょう。
有名YouTuberからプロの動画編集者まで利用するAdobeの動画編集ソフト。そのなかでも、『Adobe Premiere Elements』は基本的な機能を備えつつ、上位版に比べ低価格を実現しています。機能は豊富ですが、初心者でも使える簡単なインターフェイスです。
手ぶれ補正や4K動画の編集にも対応しており、AI技術で自動編集をしてくれるため、お手軽に高クオリティな動画が作れます。「難しい作業はしたくないけど、カッコよくて綺麗な動画を作りたい!」という方にぴったりです。
無料体験版があるので、まずは自身のPCでしっかり動作するか、使いやすいか確認するとよいでしょう。十分な機能を備えてはいますが、さらに本格的な編集をしたいときは『Adobe Premiere Pro』がおすすめです。
料金 | ・製品版:19,580円 ・アップグレード版:12,980円 ※無料体験版あり |
対応OS | Windows/Mac |
制作者 | Adobe |
URL | https://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html |
『Filmora』は世界中で人気のある、初心者も使いやすいインターフェイスの動画編集ソフトです。日本語版も用意されており、日本人ユーザーが多いのも強み。FilmoraのホームページやYouTubeチャンネルで使い方が詳しく紹介されており、ユーザーも数多くの情報を発信しています。日本人好みのエフェクト素材も提供されており、使い勝手のいいソフトです。
無料版は有料版と同じ機能が使えますが、エクスポートとするとFilmoraのロゴが出ます。ロゴを消したいときは有料版の購入が必要です。
料金 | ・6980円/1年 ・8980 円/買い切り ※無料版あり ※30日間返金保証あり |
対応OS | Windows/Mac |
制作者 | Wondershare |
URL | https://filmora.wondershare.jp/ |
『PowerDirector』は国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトです。利用者数が多いので、有志による使い方の紹介も簡単に見つけられます。公式の『PowerDirector Japan』もYouTubeチャンネルで詳しい使い方を紹介しており、初心者でも安心。日本語での問い合わせにも対応しています。
PowerDirectorにはいくつか種類があり、ざっくり分類すればお試し、初心者向け、中級向けに分かれ、使える機能が異なります。30日間無料で試せるので、まずはそちらで操作性を確認してみるといいでしょう。(※似た名前の製品に「Director Suite 365」がありますが、こちらは動画+写真+音声+色の編集ができる”総合”編集ソフトです。)
買い切り版とサブスク版が用意されていますが、とくにおすすめなのはサブスク版。最新の高性能ツールが使えるのはもちろん、フリー素材サービスであるShutterstockのロイヤリティーフリー素材が使い放題です。無償での最新アップグレードやカスタマーサポートの優先権なども付帯します。
料金 | ①サブスク ・PowerDirector 365:6200円/1年 ・Director Suite 365:15,980円/1年 ・PowerDirector 365 ビジネス:32,000円/1年 ②通常版 ・PowerDirector Ultra:12,980円 ・PowerDirector Ultimate:16,980円 ・PowerDirector Ultimate Suite:20,980円 |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | CyberLink |
URL | https://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software/features_ja_JP.html |
わかりやすいインターフェイスで直感的に動画編集できるソフトが『VideoStudio』です。最新版には、テンプレートを選択しビデオを入れるだけで動画が作れる、顔認識技術で自動的にスマートムービーやスライドショーを作成できるなど、簡単な編集は自動化している点が特徴。
また、同時に4台または6台のカメラで録画した動画のマルチ編集や360度ビデオの編集、ストップモーションアニメーションや自分のクローンの作成など多種多様な機能が搭載されています。無料の編集ソフトでは物足りないという方にぴったりです。
30日間の無料体験があり、購入後に満足できない場合は30日間の代金払戻保証もあるので、気軽に使い始められます。
料金 | ・VideoStudio Pro 2021:14,080円 ・VideoStudio Ultimate 2021:18,480円 ※30日間の無料体験あり ※30日間の返金払戻保証あり |
対応OS | Windows |
制作者 | Corel |
URL | https://www.videostudiopro.com/jp/?link=wm |
低価格で利用できる家庭向け動画編集ソフトです。動画編集に慣れていない人も簡単に編集できる仕様で、ホームビデオはもちろんYouTubeなどにも活用できます。
無料版は有料版と同じ機能が使えますが、エクスポートすると透かしが入ります。透かしを消すには有料版の購入が必要なので、無料版で試してから購入を検討するとよいでしょう。有料版では技術サポートや無料アップデートなどを受けられます。
料金 | ・1980円/1か月 ・2980円/1年 ・3980円/買い切り ※無料版あり ※30日間返金保証あり |
対応OS | Windows/Mac |
制作者 | アイマイフォンテクノロジー |
URL | https://jp.imyfone.com/filme-video-editor/ |
『Movie Studio』はスペックの高くないPCでも使いやすい動画編集ソフトです。
しかし、搭載している機能は本格的。プロ仕様のソフト「VEGASシリーズ」をエンジンに使いつつも、多くの人が操作しやすく、価格を落とした仕様になっています。操作しやすいのに綺麗な動画が作れるのでおすすめです。
また、購入特典として動画をカッコよく演出してくれるフォント12個と、ムービーテンプレートが付属します。標準(特別版)、上位(Platinum 特別版)、最上位(Suite 特別版)と3つのモデルがあるので、目的に合わせたプランを選べます。
料金 | ・特別版:4950円 ・Platinum 特別版:6930円 ・Suite 特別版:12,980円 |
対応OS | Windows |
制作者 | ソースネクスト |
URL | https://www.sourcenext.com/product/vegas/moviestudioplatinum_sp-edition/ |
ハリウッドなどで活躍するプロクリエイターも愛用しているソフトで、クオリティも最高峰。映画のような動画が作れるため、編集技術がある方におすすめできるソフトです。最新バージョンは『DaVinci Resolve 17』で、映像編集に関する機能はほぼすべて搭載されています。
初心者向けソフトではありませんが、一部機能が制限された無料版もあるのでプロのソフトを体験する良い機会になりそうです。制限はされますが、もともとがプロ用なのでモンスターソフトの使い勝手を知るには十分でしょう。
料金 | ①無料 ②有料 DaVinci Resolve Studio:39,578円 |
対応OS | Windows/Mac/Linux |
制作者 | Blackmagic Design |
URL | https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/ |
動画を作る際は絵コンテの制作や、著作権への配慮など気を配る箇所が多いです。さらに広告動画となれば、「いかに視聴者の興味関心を惹きつけるか」など考えることは山積みに。
そんな問題を解決するために、ここでは動画編集をする際のヒントをまとめました。
誰でも扱えるソフトも紹介してきましたが、やはり動画制作には一定の知識や技術があったほうが作業効率化につながります。
事前にYouTubeや書籍で学ぶこともでき、手早くスキルを身につけたい場合は動画編集スクールに通うのも手。いずれにせよ、知識を学びつつ実際に動画を制作しながらアウトプットしていくのがおすすめです。
2024年 いま人気の動画編集/映像制作スクール17選
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映像編集を始める前の下準備として、絵コンテや構成表の作成があります。
複数人で一緒に動画を制作する場合はとくに重要ですが、プライベートな動画でも簡易的な構成表があれば動画編集をスムーズに進められます。
プロが教える動画制作の絵コンテ・構成表の作り方!初心者も実践可能なノウハウ
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動画制作の際は、著作権や人格権、財産権などに気をつける必要があります。
権利を侵害するとトラブルになることがあるので、そうならないためにも権利の定義や適用範囲をしっかり把握して法令を遵守しましょう。
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製品のPRや採用活動などでプロモーションビデオを作成することもあります。プロモーションビデオと普通の動画には違いがあり、制作の際には大きく分けて以下4つのポイントに気をつけましょう。
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数字の取れるYouTube広告をつくるには、以下6つのポイントを意識することが大切です。
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動画制作を依頼するとき、依頼側もしっかり制作のスケジュールや進め方を把握しましょう。
それが不足している場合、外注先が指示不足で困惑してしまったり、反対に作業の遅れを見抜けなかったりするなど、動画の完成に支障が出るおそれもあります。
プロが解説する動画制作の流れ!スケジュール・進め方まで【初心者向け】
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動画編集ソフトには多種多様な種類があります。動画編集ソフトを選ぶ際は、価格以外にも以下のポイントを意識してみましょう。
(執筆:特急太郎 編集:齊藤颯人)