エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
- ITエンジニア
- 副業
近年ユーザーはWebサイトに機能だけなく、ワクワクするような体験を求めるようになりました。
企業もそうしたニーズに応えるために、革新的なレイアウト、デジタルイラスト、モーショングラフィックスなどを組み合わせて、ユニークな体験を提供しています。
そこでこの記事では、ユーザーの心を掴む最新のUI/UXデザイントレンドを5つご紹介します。ぜひ製品をデザインするときの参考にしてみてください。
目次
最初にご紹介するトレンドは、アニメーションを取り入れたUIスタイルです。モバイルアプリやWebサイトに動きを取り入れたインタラクティブなUIは、さまざまな層のユーザーに愛されています。
アニメーションを施したキャラクターが、製品やサービスの使い方などを説明してユーザーをサポートしてくれるものも。
こうした動くキャラクターによる解説は、エンドユーザーとの信頼関係を築き、エンゲージメントを高めるのに役立ちます。キャラクターを仲介してコミュニケーションをとることで、ユーザーが抱いている疑問や要望を知りやすくなるのもメリットのひとつです。
またキャラクターだけでなく、Webサイトの背景、タイポグラフィ、ロゴ、アプリのオンボーディングなどにもアニメーションを取り入れることで、UI/UXにワクワクするようなエンターテイメント性を与えられます。
イラストの活用も、多くの企業に重宝されているトレンドです。たとえばGoogleはつねにデジタルアーティストと提携しており、自社の製品やサービスのためにクリエイティブなイラストを絶えず制作しています。
イラストは伝えたいストーリーを補完するものではなく、メインストーリーそのものです。UI/UXにイラストを取り入れれば、文字を使わずに企業のストーリーや雰囲気、個性を伝えられます。イラストによりユーザーは、企業に親しみを持つようになるでしょう。
デジタルイラストは、ユーザーとの感情的な結びつきを確立し、ロイヤリティを高めてくれる存在なのです。
Webで注目すべきイラストトレンド8選。“ミニマル” や “生っぽさ” がキーとなるか
Workship MAGAZINE
マイクロインタラクションは、UI/UXにワクワク感を与え、Webサイトやアプリでの体験を忘れられないものにする働きがあります。動きこそ小さいものの、UIデザインにインタラクティブさや直感的な操作感をもたらしてくれる点が魅力です。
たとえば、Webページを読み込む際にマイクロインタラクションを取り入れれば、ユーザーが退屈することを防げます。コンテンツを更新するためのPull-to-Refreshボタン(画面を上から下にスライドすると更新される仕様)を導入するのもおすすめです。
タブやナビゲーションなど、Webページやアプリのさまざまな場所にマイクロインタラクションを仕込んで、体験のおもしろさを底上げしましょう。「神は細部に宿る」という言葉のように、マイクロインタラクションにも力を入れることでユーザーの心を動かせるようになるはずです。
マイクロインタラクションとは?導入の際に気をつけるべき4ポイント
Workship MAGAZINE
近年もっとも人気が高まっているUI/UXトレンドのひとつが、ダークモードです。このトレンドは、モバイルアプリのUIデザインにも影響を与えています。
ダークモードはユーザーの目の疲労を最小限に抑えられるため、快適にWebサイトやアプリを閲覧してもらえる点がメリットです。時代を超えて愛されているエレガントな黒が、デザインの美しさも引き立ててくれます。
話題のUIデザイン「ダークモード」作成のポイントを徹底解説!カラーパレットは「機能ごと」「最小限」に
Workship MAGAZINE
最後にご紹介するUI/UXトレンドは、ニューモーフィズム。かつて流行したリアルなデザイン「スキューモーフィズム」に、「ニュー(新しい)」を組み合わせた造語です。
スキューモーフィズムは、ユーザーに馴染みのない新しいものを既存のものに似せるデザイン手法を指します。たとえば、紙のカレンダーに似せたカレンダーアプリのデザインや、実際の電卓に似せた電卓アプリのデザインなどがこれにあてはまります。
スキューモーフィズムはリアルさを追求するデザイン手法でしたが、ニューモーフィズムはフラットデザインとスキューモーフィズムを組み合わせていることが特徴です。スキューモーフィズムに凹凸や色を取り入れることで、インターフェースのクリーンさを保ちながらリアルさを付加しています。
現実の世界を反映しながらもミニマルな美学を保ったニューモーフィズムは、2021年も注目されるでしょう。
今回はおさえておきたいUI/UXトレンドをご紹介しました。
UI/UXデザインのトレンドは目まぐるしく変化しますが、その一方で長期間人気を保つトレンドも存在しています。
ぜひ今回ご紹介したUI/UXデザインを新しいプロジェクトに取り入れて、人々を魅了する製品を作り上げてみてください。
(執筆:Dana Kachan 翻訳:Nakajima Asuka 編集:Kimura Yumi)