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2024年の流行色/トレンドカラーとして選ばれたのは、次の2つ。
- ハロー!ブルー(Hello!Blue)
- ピーチファズ(PEACH FUZZ)
こちらの記事では、2024年の流行色/トレンドカラーとして、上記の2色が選ばれた理由をご紹介します。
2024年の2色のトレンドカラー、ぜひ新商品やサービスの開発にお役立てください!
毎年の流行色は、主に以下2つの組織によって決められ、発表されています。
- JAFCA
- PANTONE
それぞれの組織について、くわしく見ていきましょう。
カラートレンドの研究や発信、色に携わるコンサルティングなど「色」にまつわる事業をおこなっている協会が「JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)」です。1953年の創立以来、ビジョンとして「色で新しい価値を創造する(COLOR Makes Value)」を掲げ、産業界の「色」をリードしてきました。
アパレルやインテリア業界、化粧品メーカーや各種プロダクトなど、さまざまな分野から集められた会員で構成されているJAFCA。業界の壁を越えた多視点から「色」の魅力を再構築し、広く伝える活動を推進しています。
翌年の流行色だけでなく、レディスウェアやメンズウェアの「カラートレンド」も発信し、季節ごとにトレンドカラーも発表。JAFCAが実施するマーケット調査とインターカラー(国際流行色委員会)の情報をもとにカラーを選出しているため、信頼性が高いのもポイントです。
JAFCAが毎年12月に発表している「翌年を象徴する色(来年の色)」は、PANTONEが発表しているトレンドカラーと合わせて、さまざまな業界の製品作りで参考にされています。JAFCAは「流行色というだけでなく、その年や時代のムードを表したテーマカラーである」としており、時代を象徴する色選びにこだわりを持っているようです。
そんなJAFCAが2024年の流行色として発表したのが、この先の時代を冷静に見つめる姿勢を表した「ハロー!ブルー(Hello!Blue)」です。
「PANTONE」とは、Pantone社が考案・公開している世界的な色見本帳です。Pantoneの色見本帳は、製品やサービスの色を決定するヒントとして、あらゆる業界で使われています。アパレルだけではなく、美容、インテリア、工業デザインなど、その範囲は広大です。
また素材ごとにも色見本帳を提供しています。ペーパーやコットン、ナイロンなど、素材に応じても色の質感が異なるためです。Pantoneの色に対する真摯な姿勢を感じます。
毎年12月には「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」として、翌年に流行するであろうトレンドカラーを発表することでも知られています。2025年の「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのが、人との繋がりや思いやりを求める時勢を表した「ピーチファズ(PEACH FUZZ)」です。
Pantone内には、企業に対しブランディングや製品・サービスカラーについてアドバイスするコンサルティングサービス「Pantone Color Institute」も。デザインにおける色の力、心理学までも活用したプログラムで、世界中のブランドと提携しています。
JAFCAが2024年の色に選出したのは「ハロー!ブルー(Hello!Blue)」。コロナ禍と、その影響により困惑に包まれた私たちの日常から少しの時間が経ち、冷静に状況を見つめるために必要な心の動きを表現したような色です。
PANTONEの発表したピーチファズ(PEACH FUZZ)が含むあたたかみと比べると、どこかキリッと身の引き締まる色合いにも感じられます。JAFCAの流行色は、単にその年に流行る色という意味合いを超え、時代や人々の心を象徴する色とされています。断絶された人と人のつながりをあらためて結び直すとともに、これからの時代をどう生きていくか、淡々と見極める落ち着きも必要なのかもしれません。
ハロー!ブルーのカラーコードは以下のとおりです。
カラーコード:#4f8bc2
RGB:79,139,194
CMYK:59,28,0,24
HSV:209,59,76
ハロー!ブルーの選定理由として、JAFCA公式サイトでは「時代の混沌や世の中の不平不満を浄化し、未来を明るく照らし前向きにしてくれる色」と記されています。
ハロー!ブルーのような、まるで洗い清められたような青は、これからの私たちが生きる道を整然と、また確固たる強さで示してくれているようにも見えます。
そのほか公式サイトでは、ハロー!ブルーを表現するキーワードとして、以下のような言葉が挙げられていました。
- 冷静
- 沈着
- 平静
- 知性
- 平和
- 共生
- うららかさ
- のどかさ
- 安らぎ
- 清澄
- コミュニケーション
- 俯瞰
- 調和
- 前向きに進む
- シームレス
- 移り変わる色
ハロー!ブルーの使用方法について、ZOZOTOWN公式サイトではファッションに取り入れやすい色として、さまざまなコーディネートのパターンを紹介。少し薄めの青いデニムをメインにしたり、青一色のワンピースを主役に�したりすると、一気に爽やかな雰囲気になります。
また日本流行色協会において、カラートレンドR&Dカラープランナーを務める小木曽氏も、「女性のファッションに取り入れやすい色」と評しています。インテリアや住宅の外壁に活用する例もありますが、まずは服装や小物など、手軽にハロー!ブルーを取り入れてみるのがおすすめです。
PANTONEが2024年の流行色(カラー・オブ・ザ・イヤー2024)として選んだのは「ピーチファズ(PEACH FUZZ)」。
ピーチ・ファズのカラーコードは以下のとおりです。
カラーコード:#ffbe98
RGB:255,190,152
CMYK:0,25,40,0
HSV:22,40,100
PANTONE公式ホームページでは、ピーチ・ファズを以下のように表現しています。
- 温かさと現代的な優雅さを放つ色
- 思いやりを感じさせ、触れるような安心感を与え、若々しさと時を超えた魅力を自然に結びつける色合い
PANTONEが選出した「ピーチ・ファズ」について、PANTONEのバイスプレジデントを務めるローリー・プレスマンは「私たちの願望、愛する人たちのそばにいたいと願う気持ち、自分らしさを解放することで得られる喜びを表す色」と評しています。
ファッションに取り入れやすいのはもちろん、肌馴染みの良いピーチ・ファズはアイシャドウやリップ、ネイルなどのコスメとして活用するのもおすすめ。BAILA公式サイトでは、チークやリップなどでさりげなく血色を足す方法をトレンドとして紹介しています。
昨年のトレンドカラーには、次の2色が選出されていました。
- ビバマゼンタ(Viva Magenta)
- ルミナスイエロー(Luminous Yellow)
ビバマゼンタ(Viva Magenta)の選定理由について、JAFCAは「私たちの精神に活力を与え、内なる強さを構築する手助けする色」「はっきりした明るい色で、一つ加えるだけでも新鮮で力強い躍動感が味わえる」とコメント。
同じくルミナスイエロー(Luminous Yellow)を選定したPANTONEは「優しく穏やかで、希望を感じさせてくれる色。淡く柔らかい色は不安で固まった心にも無理なく入っていき、そっと癒し、明るい気持ちにしてくれる」とコメントしています。
2023年の、ハッキリと主張するような強い印象の2色と比較すると、2024年は淡く穏やかで、日常生活にもそっと取り入れやすいパステル系の2色が選ばれました。
今回は、2024年の流行色/トレンドカラーとして、以下の2つをご紹介しました。
新たな製品やサービスを開始するとき、ぜひ2024年のトレンドカラーを取り入れてみてください。
(執筆:北村有 編集:じきるう)
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