本業+副業でキャリアアップ!バックエンドエンジニアが副業を始める方法とは?
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副業に興味はあるものの、「バックエンドエンジニアとしてどんな案件があるのか分からない」「本業の合間にこなせる副業なんて本当にあるの?」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、バックエンドエンジニアが副業で収入を得るための方法や、具体的な案件の探し方、継続的に取り組むためのコツを詳しく解説します。週1から始められるフルリモート案件や、実務未経験でも挑戦しやすい案件の例も紹介するので、副業初心者でも安心して読める内容です。
現役で本業+副業を両立しているバックエンドエンジニアである筆者が、リアルな経験に基づいて、実践的なノウハウをお届けします!
目次
バックエンドエンジニアとして副業を始めるにあたって、まず気になるのが「どんな案件があるのか」という点ですよね。ここでは、副業で受けやすいバックエンド案件の種類を、特徴や働き方のスタイルごとに紹介していきます。
Webアプリのバックエンド開発は、副業としても非常にニーズが高い分野です。具体的には、次のような種類の案件があります。
項目 | 説明 |
---|---|
API開発 | RESTful APIやGraphQLなどを用いたエンドポイントの設計・実装 |
データ処理 | MySQLやPostgreSQLなどのリレーショナルデータベースを活用したデータの登録・取得・集計処理 |
認証機能の実装 | ログイン・ログアウト機能、JWTやOAuthによる認可・認証処理の実装 |
本業での経験を活かしやすく、案件によっては設計から携われることもあります。また、スタートアップや個人開発支援の案件では、バックエンド全体を任されるケースもあり、技術的な裁量が大きいのも特徴です。
比較的長期の案件が多く、スキルアップにもつながる副業の代表格と言えますね。本業に関連する言語やフレームワークを扱った副業案件に携われば、キャッチアップもスムーズにできるでしょう。
業務システムの開発や運用保守も、バックエンドエンジニアの副業として安定した人気があります。特に企業の社内向けシステムや顧客企業が利用するBtoB向けサービスの開発案件が中心で、堅実な運用や保守のスキルが求められます。
代表的な案件例を挙げてみましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
社内システムの開発・保守 | 勤怠管理、経費精算、在庫管理など |
BtoBサービスの開発 | 業務支援ツール、業界特化型SaaSなどのバックエンド実装 |
運用保守業務 | 障害対応、ログ監視、仕様変更に伴う機能修正など |
技術的には、PHP(Laravel)、Java(Spring Boot)、Ruby(Ruby on Rails)などがよく使われ、レガシー環境の保守や機能追加といったニーズも存在します。
私自身、レガシーシステムのプロジェクト保守に携わったことがありますが、長年運用されてきた業務システムでは、設計書や仕様書が整備されていないまま機能追加が繰り返され、結果としてスパゲッティコード化していることも少なくありません。コードを最初に見たときは、正直泣きそうになりましたね…。
こういった案件は、エンジニアとして仕様を読み解く力やコードを堅実に実装する力が否応無しに身につくので、成長を大きく実感できる経験になります。まあ、最初はかなり大変ですけどね…。
サーバーレスやクラウド環境を活用した開発も、近年の副業案件で需要が高まっている領域です。特にAWS LambdaやFirebase Functionsなどを使ったバックエンド開発は、インフラ構築の手間を省けるため、少人数・短期間のプロジェクトに適しています。
具体的には、次のような案件が挙げられます。
スケーラビリティや運用コストを意識した設計が求められるため、設計力やクラウドサービスに関する知識が活かせるでしょう。また、API Gateway、DynamoDB、Firestore、S3、CloudWatchなど、周辺サービスとの連携を通じてクラウドネイティブな構成を学べるのも魅力です。
特にサーバーレスは環境構築が比較的シンプルなので、本業の合間に少しずつ学習しながら実践に近づけられるのは大きなメリットです。私自身は独学で学びましたし、副業を見据えた学習としても非常に相性がいい分野だと思います。
スクレイピングやデータ処理の自動化は、比較的スモールスタートしやすい副業ジャンルとして人気があります。特にWebサイトからのデータ収集やCSV・Excelの自動処理、さらにはレポート生成までを自動化する案件が多く、単発から継続案件まで幅広く存在します。
具体的には、次のような案件があります。
Pythonでニュースサイトからデータを収集・整形する作業に関わったことがありますが、ライブラリの仕様変更やサイト側の構造変更への対応が必要だったりと、思った以上に保守的な要素が多いのが印象的でした。とはいえ、工夫次第で再利用性の高いコードにできるため、「小さな仕組みを継続的に育てていく」楽しさを味わえる領域だと思います。
未経験から始めるWebエンジニア副業の完全ガイド|成功のコツと実践方法
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バックエンドエンジニアの副業を考えるうえで、やはり気になるのが「どれくらい稼げるのか」という点ですよね。
まず正社員としての平均年収を見てみると、2025年3月時点で、バックエンドエンジニア(=サーバーエンジニア)の平均年収は約464万円となっており、IT職種の中でも比較的高水準です。
一方、フリーランスの場合、バックエンドエンジニアの平均月収は75.8万円。年間にして、なんと約910万円にものぼります。バックエンドエンジニアは、スキル次第で大きく収入を伸ばすことがよく分かりますね。
参考:バックエンドエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場|フリーランススタート
また、バックエンドエンジニアとしての収入は、使用するプログラミング言語によっても大きく差が出ることがわかっています。エンジニア向けプラットフォーム「paiza」が2024年12月に公表した「年収が高い言語ランキング」によると、1位はGo、2位がTypeScript、3位はScalaと続きます。
ランク | プログラミング言語 | 年収 |
---|---|---|
1位 | Go | 711万円 |
2位 | TypeScript | 698万円 |
3位 | Scala | 680万円 |
4位 | Kotlin | 677.5万円 |
5位 | Ruby | 668.4万円 |
6位 | Python | 663.6万円 |
7位 | JavaScript | 642.1万円 |
8位 | Swift | 641.7万円 |
9位 | PHP | 629.0万円 |
10位 | Sass | 628.8万円 |
参考:プログラミング言語に関する調査(2024年版)|paiza
上位10位以内にランクインしているバックエンド言語としては、Go、Scala、Ruby、Python、PHPがあります。
このように言語によって収入に差が出ることは、副業をするうえで留意しておくべきポイントだと思います。年収を上げたい場合は、市場価値の高い言語を意識して選ぶことも戦略のひとつ。新たな言語にチャレンジすることで、より高単価な案件へのアプローチが可能になります。
▼エンジニア副業の単価相場をもっと知りたいという方は、こちらもチェック!
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副業を始めるにあたって、「どの言語なら案件を獲得しやすいかな…?」と悩むバックエンドエンジニアの方も多いでしょう。ここでは、副業で特に需要が高く、かつ習得しておくと単価アップや継続案件につながりやすいおすすめのバックエンド言語をピックアップして紹介します。
副業未経験のバックエンドエンジニアにとって、PythonとPHPは特に始めやすい言語として人気があります。どちらも学習リソースが豊富で、案件数も安定しており、初心者でも比較的取り組みやすいのが魅力です。
PHPとPythonを副業視点で比較してみましょう。
項目 | PHP | Python |
---|---|---|
主な用途 |
|
|
学習コスト | 比較的低め | シンプルな文法で習得しやすい |
案件数 | 安定して多い | 最近急増中 |
単価傾向 | 中程度が多い | 分野によっては高単価(AI/データ分析など) |
フレームワーク | Laravel・CakePHP・CodeIgniterなど | Django・ Flaskなど |
将来性 | 需要は安定しているが大きな伸びはやや鈍化傾向 | AI・データ分野の拡大により今後も成長期待大 |
副業との相性 | Web制作系で即戦力になりやすい | 小規模自動化や分析系タスクとの相性が◎ |
私自身はPHPを扱っていますが、他のプログラミング言語からでも移行がしやすく、案件も豊富にあるため、学習や副業の入り口として非常におすすめです。ただ、将来性や学習リソースの充実度を考えると、最近ではPythonの需要が特に伸びているのかなと感じています。
PythonはAI・機械学習分野で広く使われているだけでなく、データ分析、Webアプリ開発(FlaskやDjango)、さらにはスクレイピングや業務自動化といった副業向きの用途にも活用されています。「副業から始めて、ゆくゆくはAIやデータサイエンスにも挑戦したい」という方にとっては、学んで損のない言語だと思います。私自身も、業務外でPythonを学びながら、副業の選択肢を広げられるよう準備を進めています。
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副業で高単価を狙いたい場合は、JavaやRubyがおすすめ。Javaは官公庁・大企業の業務システムで根強く使われており、保守・追加開発案件は長期かつ高単価な傾向があります。Rubyはスタートアップを中心にWebサービスの開発で採用されており、特にRuby on Railsを扱えるエンジニアは依然として需要が高いです。
JavaとRubyも副業視点で比較してみましょう。
項目 | Java | Ruby |
---|---|---|
主な用途 |
|
|
学習コスト | やや高め(型、構文が厳格) | 比較的低め(柔軟でシンプルな文法) |
案件数 | 非常に多い(企業常駐案件含む) | 安定して多い(Rails案件中心) |
単価傾向 | 高単価・長期契約が多い | 高単価・即戦力向けが多い |
フレームワーク | Spring Boot・Play Framework など | Ruby on Rails(ほぼ一択) |
将来性 | 大規模システム需要が今後も継続 | スタートアップや既存Rails案件の継続需要あり |
副業との相性 | フルリモートより常駐・週3以上の案件が多め | 週1・リモート可の案件も増加中 |
JavaやRubyは即戦力を求められる分、「技術力を活かして短時間でしっかり稼ぎたい」という方には非常に魅力的な選択肢です。どちらも実務経験があれば高単価を狙える言語なので、ご自身のバックグラウンドや働き方に合うかどうかで選ぶと良いでしょう。
近年のクラウドネイティブやモダンな開発環境において、Go(Golang)やNode.jsは特に注目されているバックエンド言語です。
GoはGoogleが開発したプログラミング言語で、高速かつ軽量、マイクロサービスやサーバーレス構成との相性が良く、AWSやGCP環境での開発案件でも採用されています。Node.jsはJavaScriptベースで扱いやすく、フロントエンドとの一貫した技術スタックでの開発が可能なため、スタートアップやMVP開発案件でも重宝されています。
Go・Node.jsの比較はこちら。
項目 | Go | Node.js |
---|---|---|
主な用途 |
|
|
学習コスト | やや高め(静的型付け・並行処理の理解が必要) | 比較的低め(JavaScript経験者ならスムーズ) |
案件数 | 増加中だが、ややニッチ | 非常に多く、幅広いジャンルで需要あり |
単価傾向 | 高単価・スキル要求高め | 中〜高単価、特にフルスタックで強みを発揮 |
フレームワーク | Gin・Echo・Fiber など | Express・NestJS・Fastify など |
将来性 | 設計力・パフォーマンス重視の中〜長期案件向け | スタートアップ系、短納期のMVP開発に強い |
副業との相性 | クラウド・SaaS系での採用が増加中 | フロントと統一できるため継続的な需要あり |
Goは高単価で知られている一方で、私は何となく、「特定の領域でしか使われていない言語」という印象を持っていました。そこで試しにWorkshipを検索してみたところ、Go案件…普通にありました。私が知らなかっただけで、意外と身近でも使われている技術ということのようです。いやはや、お恥ずかしい…!
ちなみにWorkshipに掲載されていたGo案件の月額報酬は最大で70万円。さすがの高単価です!ニッチながらも、技術力があればしっかり評価される市場が存在することを改めて実感しました。
バックエンドエンジニアが副業を始める際には、どの言語なら案件を獲得しやすいのかも非常に重要なポイントですよね。ここでは、学習のしやすさや将来性、副業案件との相性といった観点から、プログラミング言語の選び方を解説していきます。
副業案件の種類によって、適したプログラミング言語は異なります。自分の得意分野や、将来目指すキャリアに合わせて選ぶのがおすすめです。
Webサービス系の案件に強いのは? |
|
企業向けシステム(BtoB)に強いのは? |
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スクレイピングやデータ分析には? |
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このように、自分の「やりたいこと」「得意な領域」に合わせて言語を選ぶことで、無理なく副業に取り組めるようになります。どれかに絞り切れない場合は、興味のあるジャンルから試してみるのも一つの方法ですね。
副業に取り組む際には、どれだけスムーズに言語を習得できるかも重要なポイントです。学習コストが低く、早く実践に活かせる言語を選ぶことで、最初の一歩を効率よく踏み出せます。
比較的習得しやすいのは? |
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フレームワークの習得が必要なのは? |
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時間に限りがある中で副業を始めるなら、まずは習得しやすく、アウトプットまでのスピードが早い言語を選ぶのがおすすめです。フレームワーク込みでじっくり学ぶスタイルも、長期的には大きな強みになります。
副業で安定して収入を得たい、あるいは短時間でしっかり稼ぎたい場合は、案件単価や需要の高さを軸に言語を選ぶのも有効な戦略です。どの言語がどのような市場価値を持っているかを知ることで、自分の目指す働き方に合った選択がしやすくなります。
高単価案件が多いのは? |
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副業向けの案件が豊富なのは? |
|
副業でのキャリア形成を考えるなら、「今すぐ案件が取れる言語」か「将来性のある高単価言語」かを意識して選ぶのがポイントです。スキルアップと収入のバランスを見ながら、自分に合った戦略を立てていきましょう。
プログラミング言語を選ぶ際には、目先の副業収入だけでなく、将来的なキャリアパスをどう描くかも大切な視点です。「この先フリーランスとして独立したい」「企業へ転職してキャリアアップしたい」など、自分の進みたい方向によって、選ぶべき言語や技術スタックも変わってきます。
例えばフリーランス・独立を視野に入れるなら、PHPやPython、Goなど、継続案件や長期プロジェクトに強い言語を選ぶのがおすすめ。インフラや設計まで含めて対応できるスキルを身につけておくと、「一人で任せられる人材」として評価されやすくなります。
また、企業転職にも役立つ言語を選びたいなら、JavaやPythonなど、業務系で実績のある言語やモダンな言語がおすすめです。エンジニアとしての市場価値を高める上で、これらのスキルは大きな武器になるでしょう。
もちろんキャリアの方向性やスキルセットによってベストな言語は変わりますが、「どこで・どんな案件を受けたいか」がある程度見えている方は、ここでおすすめしている言語もぜひ検討してみてくださいね!
バックエンドエンジニアとして副業で継続的に成果を出すには、プログラミングスキルだけでなく、実務で信頼されるための周辺スキルも求められます。ここでは、副業を通じてしっかり成果を出し、評価されるために身につけておきたいスキルセットを紹介します。
副業でバックエンド開発を行ううえで、まず欠かせないのがプログラミング言語の基礎スキルです。Python・Ruby・Java・PHPなど、どの言語を選ぶにせよ、文法や構文だけでなく、Webアプリ開発に必要な基本的な概念(MVC、ルーティング、HTTPの仕組みなど)を理解していることが前提となります。
副業案件では、コードレビューや丁寧な指導をしてもらえるケースは少なく、「ある程度自走できること」が求められます。そのため、学習段階で簡単なWebアプリを自作したり、GitHubに成果物をアップしたりすることで、実践的なスキルとポートフォリオを身につけておくことが大切です。
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バックエンドエンジニアの副業では、データベースに関するスキルも必須です。多くの案件でユーザー情報や業務データを扱うため、適切なデータベース設計と、日常的なデータの登録・更新・取得などの操作(SQL)が求められます。
主に使われるのはリレーショナルデータベース(MySQL、PostgreSQLなど)ですが、案件によってはNoSQL(Firebase、MongoDB、DynamoDBなど)を扱うケースもあります。正規化やインデックスの理解、パフォーマンスを意識したクエリ設計など、実務を意識した知識を身につけておくと、副業でも重宝されやすくなるでしょう。
副業案件の多くでは、フロントエンドや外部サービスと連携するためのAPI開発スキルが求められます。特に主流となっているREST APIや、最近注目されているGraphQLなどの設計・実装に関する知識は、バックエンドエンジニアにとって重要な武器です。
副業では、既存APIの保守、新規APIの追加実装、ドキュメント整備など、幅広い業務が発生するため、基礎を押さえつつ、実際にAPIを設計・実装した経験があると強みになります。ポートフォリオや個人開発でもAPIを使った構成に触れておくと、実践力が高まるでしょう。
近年の副業案件では、オンプレミス環境よりもクラウド環境(AWS・GCP・Azureなど)を前提とした開発が一般的になりつつあります。バックエンドエンジニアとしても、クラウド上でアプリケーションをデプロイしたり、ストレージ・認証・通知などのマネージドサービスを活用するスキルが求められる場面が増えています。
特にAWS(Amazon Web Services)は国内案件でも圧倒的なシェアを誇っているため、EC2やS3、RDS、Lambdaといったサービスに触れておくことで、副業案件への対応力が大きく高まります。GCPやAzureも業界や企業によって採用されており、どのクラウドにも共通するインフラ知識(VPC、IAM、セキュリティ設定など)を理解しておくことが重要です。
私自身も副業を意識してAWSを独学で学び始めましたが、「クラウド環境を扱えるエンジニア」というだけで信頼度が上がる場面が多く、案件選びの幅も広がったと実感しています。今後を見据えて、積極的に触れておきたいスキルです。
バックエンドエンジニアとして副業を継続的に成功させるには、技術力だけでなく、ソフトスキルも絶対に必要です。特にコミュニケーション能力・時間管理・提案力といったスキルは、信頼される副業パートナーとして評価されるためのカギとなります。
副業ではフルタイム勤務とは異なり、「限られた時間で成果を出す」ことが求められます。そのため、進捗報告や要件確認などを的確に行うコミュニケーション力、本業と両立するためのスケジュール管理力が大きな武器になります。また、単に言われた通りに実装するだけでなく、より良い実装や仕様改善を提案できる姿勢は、案件継続や単価アップにもつながります。
私自身、「やり取りがスムーズだったからまたお願いしたい」と言われたことがあり、副業では“一緒に仕事しやすい人”であることが信頼につながると強く感じています。こうしたソフトスキルも、技術と並行して磨いていきたい部分ですね。
副業に挑戦したいと思いつつ、どのプラットフォームを使えば良いのか、どんな案件を選べば無理なく続けられるのかといった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。ここでは、バックエンドエンジニアの視点で具体的な案件の探し方を解説していきます。
副業案件を効率よく探す方法としておすすめなのが、マッチングサイトの利用です。中でもWorkshipやクロスネットワークなどのマッチングサービスは、スキルや稼働時間に応じて幅広い案件が掲載されており、多くのエンジニアが活用しています。
Workshipは、週1~OK・フルリモート案件が豊富なフリーランス・副業向けマッチングサービスです。スタートアップやベンチャー企業の案件が多く、柔軟な働き方をしたいエンジニアにぴったりのプラットフォーム。プロフィールを充実させれば、企業からのスカウトも狙えます。
またクロスネットワークは、インフラエンジニアに特化したフリーランス・副業向けマッチングサービスです。ネットワーク構築やサーバー運用、クラウド設計など、インフラ領域に強みを持つ案件が豊富に掲載されています。バックエンドだけでなく、インフラまわりのスキルも伸ばしたい方におすすめです。
初心者は、まずは小規模なスクレイピングや簡単なAPI修正などの案件で実績を積みつつ、徐々に継続案件や中規模開発にステップアップしていくのが効果的。中~上級者であれば、週2~3日稼働・月額固定・技術選定から関わるような高単価案件も視野に入れられるでしょう。
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副業初心者にとって取り組みやすいのが、クラウドソーシングサービスを活用した案件探しです。クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどでは、比較的単価は低めながら、実務経験がなくても挑戦しやすい案件が多く掲載されています。小規模なWebアプリの修正、フォームのバグ対応、データ処理の自動化など、バックエンドの基礎スキルを活かせる案件も豊富です。
また、クライアントとのやり取りや納品の流れも学べるため、副業の進め方に慣れる場としても最適です。初期の実績作りやポートフォリオ強化にもつながるので、「まずは副業の流れを経験してみたい」という方に向いています。慣れてきたら、徐々に単価の高い案件へとステップアップしましょう。
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ある程度の実務経験があり、副業でも高単価・高スキルな案件に挑戦したい中・上級者には、フリーランスエージェントの活用もおすすめです。エージェントは希望条件やスキルに合った案件を紹介してくれるため、ミスマッチが少なく、効率よく安定した案件に出会えるのが大きなメリットです。
特に、週2~3日稼働・月額固定・リモート可といった条件の良い案件も多く、バックエンドエンジニアのスキルを活かしながら、本業とのバランスを取りやすいのが魅力です。案件の交渉や契約手続きも代行してくれるため、営業や事務作業に手間をかけたくない方にも向いています。
なお、Workshipはマッチング型のプラットフォームでありながらエージェント機能も提供しているため、案件探しと併せて活用するのも効果的です。
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知人やSNS経由で案件を探すのも、バックエンドエンジニアにとって非常に有効な手段です。特に信頼関係のあるつながりからの紹介は、実績やスキル以上に人柄や対応力を重視してもらえることが多く、副業初心者でも案件を獲得しやすいという特徴があります。
また、知人のスタートアップや個人開発の手伝いから始まり、そこから継続案件や他の仕事の紹介につながるケースもよくあります。結局のところ、「この人に任せたい」と思ってもらえる信頼関係が副業では何より強みになるんですよね。
実際、私も知人経由で案件を紹介してもらい、継続的に依頼を受けられるようになりました。営業不要で、自分のペースに合った仕事をもらえるのは、フリーランスとして何より助かるポイントです。人脈の力、侮れませんよ…!
バックエンドエンジニアとして副業を始めることは、収入アップはもちろん、実務では経験できない技術領域への挑戦や、新たな人との出会い、キャリアの選択肢を広げる絶好のチャンスです。特に近年、リモートワークや週1稼働など柔軟な副業案件が増えており、本業と両立しながらでも無理なく取り組めます。
いきなり大きな案件に挑戦する必要はありません。まずは小さなタスクから一歩踏み出すことで、確実にスキルと自信が積み上がっていきます。副業で得た実績が次のチャンスを引き寄せ、あなたの市場価値をどんどん高めてくれるはずです。
「何かを変えたい」と思った今が、最高のスタートタイミング。バックエンドエンジニアとして、新たな副業ライフを始めてみましょう。これから副業を探す方は、バックエンドエンジニア向けの副業案件も豊富に揃っているWorkshipやクロスネットワークをご活用ください!
(執筆:水無瀬あずさ 編集:猫宮しろ)