中途採用の求人媒体12選を比較|料金・特徴と自社に合う選び方

中途採用の求人媒体12選を比較|料金・特徴と自社に合う選び方
HR

中途採用向けの求人媒体は種類が多く、「どの媒体を選べば、自社に合った人材を採用できるのかわからない」と悩む採用担当者も多いのではないでしょうか。料金体系や登録者層、得意とする職種は媒体ごとに異なるため、知名度や掲載料金だけで選ぶと、十分な応募や採用につながらない可能性があります。

この記事では、主要な求人媒体12選の特徴や料金、向いている企業を比較するとともに、自社に適した媒体の選び方や採用チャネルの活用方法をわかりやすく解説します。

現役エンジニア兼ライターとして、企業の採用コンテンツ制作やIT人材採用に関わってきた経験をもとに、求人媒体選びで押さえたいポイントを実務目線で紹介します。

なお、本記事では、中途採用で利用される求人媒体を中心に解説します。新卒採用・アルバイト採用向けの媒体は対象外としていますので、あらかじめご了承ください。

最終更新日:2026年8月26日
※各サービスの料金・会員数などの情報は、最終更新日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

水無瀬あずさ
水無瀬あずさ

クラウドファンディングに参加したB級サメ映画を見て来ました。サメが「シャーク……」と言っていてシュールでした。(note: @azasaz_a

求人媒体とは?比較前に知っておきたい基礎知識

求人媒体を適切に比較するには、まず役割や種類、採用チャネルとの違いを理解しておくことが大切です。ここでは、中途採用で利用される求人媒体の基礎知識を整理します。

求人媒体の役割

求人媒体とは、企業が募集情報を掲載し、求職者へ仕事内容や応募条件を届けるためのサービスです。求職者は勤務地や職種、給与、働き方などの条件から求人を検索し、興味を持った企業へ応募します。一方、企業は自社の求人を多くの求職者に見てもらい、採用したい人材からの応募獲得を目指します。

求人媒体には、幅広い職種・業界を扱う総合転職サイトのほか、IT・Web業界、営業職、管理職、若手層などに強みを持つ特化型媒体もあります。また、求人を掲載して応募を待つタイプだけでなく、企業から候補者へ直接スカウトを送れるサービスもあります。

求人媒体は、掲載しているだけで採用につながるとは限りません。自社が求める人材が利用している媒体を選び、仕事内容や働く魅力が伝わる求人情報を作成することが重要です。

中途採用で利用される求人媒体の種類

中途採用で利用される求人媒体は、求職者へのアプローチ方法や登録者層によっていくつかの種類に分けられます。

幅広い求職者へ求人を届けやすい媒体もあれば、特定の職種・経験を持つ人材に絞ってアプローチしやすい媒体もあります。採用したい人物像や募集職種、予算に応じて使い分けることが大切です。

種類 主な特徴 向いている企業
求人検索エンジン
  • 複数の求人情報を集約し、職種や勤務地、キーワードで検索できる
  • 無料で掲載できるサービスもある
  • 有料掲載により求人の露出を高められる場合がある
  • 幅広い求職者へ求人を届けたい企業
  • 採用コストを抑えつつ応募数を増やしたい企業
  • 複数職種を同時に募集したい企業
総合転職サイト
  • 多様な業界・職種の求人を掲載できる
  • 登録者数が多く、母集団を形成しやすい
  • 求人広告の掲載によって応募を集める方式が中心
  • 営業・事務・販売など幅広い職種を採用したい企業
  • 知名度を生かして多くの求職者へ訴求したい企業
  • 一定期間で応募を集めたい企業
ダイレクトリクルーティング系
  • 企業が候補者の職務経歴やスキルを検索できる
  • 条件に合う候補者へ直接スカウトを送れる
  • 転職潜在層へもアプローチできる
  • 経験者や専門人材を採用したい企業
  • 採用要件や求めるスキルが明確な企業
  • 応募を待つだけでは採用が難しい企業
特化型媒体
  • 特定の業界、職種、経験層、属性に特化している
  • 対象職種への理解がある求職者に訴求しやすい
  • 総合型と比べて利用者層は限定される
  • IT・Web、医療、建設など専門人材を採用したい企業
  • 特定職種の採用に課題を抱える企業
  • 求める人物像や経験・スキルが明確な企業

筆者はエンジニアとして10年以上働いていますが、もし今転職を考えるなら、まずIT・Web業界やエンジニアに特化した求人媒体を選びます。これまでの実績や担当してきた業務、技術的な強みを一から説明しなくても、企業や採用担当者に理解してもらいやすいからです。専門性や職種特有の働き方を踏まえた求人が多い点にも、特化型媒体ならではの安心感があります。

企業側も、募集職種の特性や求める経験・スキルに応じて、候補者が利用しやすい求人媒体を選ぶことが重要です。

求人媒体と採用チャネルの違い

求人媒体は、企業が求人情報を掲載したり、求職者へスカウトを送ったりするためのサービスを指します。求人検索エンジン、総合転職サイト、ダイレクトリクルーティングサービス、職種・業界特化型サイトなどが代表例です。

一方、採用チャネルは、候補者と接点を持ち、採用へつなげるための経路全体を指します。求人媒体のほか、人材紹介、社員紹介(リファラル採用)、自社採用サイト、SNS、合同説明会、採用イベントなども採用チャネルに含まれます。

つまり、求人媒体は採用チャネルを構成する選択肢のひとつです。採用活動を設計する際は、媒体単体の比較だけでなく、どの経路で候補者へアプローチするかという視点も必要になります。

求人媒体の料金体系4種類と費用相場

求人媒体の費用は、求人を掲載する時点で発生するものから、応募や採用が決まった後に発生するものまでさまざまです。ここでは、中途採用でよく利用される4つの料金体系を解説します。

項目 料金が発生するタイミング 費用相場(目安) メリット デメリット
掲載課金型 求人の掲載開始前または掲載開始時 4週間で20万〜100万円程度 応募・採用人数が増えても追加費用がかかりにくく、複数名採用なら採用単価を抑えやすい 応募や採用につながらなくても掲載費用が発生する
応募課金型 求職者から応募があった時点 1応募当たり数千円〜数万円程度 応募がなければ費用がかからず、初期費用を抑えやすい 採用要件に合わない応募でも費用が発生する場合があり、応募数が増えると費用が膨らむ
成果報酬型 候補者の採用決定時 採用者の理論年収の15〜35%程度、または1人当たり定額数十万円〜 採用が決まるまで費用を抑えられ、採用できなかった場合の金銭的リスクが小さい 1人当たりの費用が高くなりやすく、複数名採用では総額が大きくなる
クリック課金型 求人詳細がクリックされた時点 1クリック当たり数十円〜数千円程度。予算を数千円から設定できる媒体もある 少額から始められ、予算や配信期間を柔軟に調整できる クリックが応募・採用につながるとは限らず、継続的な分析・改善が必要

掲載課金型

掲載課金型は、求人広告を掲載する期間やプランに応じて、あらかじめ料金を支払う方式です。4週間や8週間など掲載期間が決まっており、その間に何件応募や採用があっても、原則として追加費用は発生しません。

応募数を多く集められれば、一人当たりの採用コストを抑えやすい点がメリットです。一方で、応募が集まらなかった場合でも掲載費用はかかるため、求人原稿の内容や掲載先の選定が重要になります。複数名を採用したい場合や、一定期間で広く募集をかけたい場合に向いている料金体系です。

応募課金型

応募課金型は、求職者から応募があった時点で費用が発生する方式です。求人の掲載自体は無料または低額で始められるサービスも多く、応募数に応じて費用が変動します。

応募がなければ費用を抑えられるため、採用ニーズが不確実な場合にも利用しやすいでしょう。ただし、応募者の経験やスキルが採用要件と合わなくても費用がかかることがあるため、応募条件を明確に設定し、求める人材に届く求人内容にすることが大切です。少人数採用や、まずは応募の反応を確かめたい企業に適しています。

成果報酬型

成果報酬型は、候補者の採用が決定した時点で費用が発生する方式です。一般的には、採用者の理論年収に一定の料率をかけて費用を算出します。人材紹介サービスや一部の求人媒体で採用されている料金体系です。

採用が決まるまで初期費用を抑えやすく、採用できなかった際の金銭的なリスクを小さくできます。一方で、一人当たりの採用費用は高くなりやすいため、採用予定人数が多い場合には総額が膨らむ可能性があります。専門性の高い人材や、採用難易度が高いポジションを確実に採用したい企業に向いています。

クリック課金型

クリック課金型は、求人情報が求職者にクリックされ、詳細ページを閲覧された回数に応じて費用が発生する方式です。求人検索エンジンなどで多く採用されており、予算や1クリック当たりの単価を設定して運用します。

少額から始めやすく、求人ごとの閲覧状況を見ながら予算を調整できる点が特徴です。ただし、クリック数が増えても応募につながるとは限らず、職種名や給与、勤務地などの検索条件と求人内容にずれがあると費用対効果が下がることもあります。求人原稿を継続的に改善しながら、柔軟に運用できる企業に適した方式です。

中途採用向け求人媒体を比較するときの5つのポイント

求人媒体は、知名度や掲載料金だけで選ぶのではなく、自社が採用したい人材に求人を届けられるか、採用計画や予算に合っているかを多角的に確認することが重要です。ここでは、中途採用向け求人媒体を比較する際に押さえたい5つのポイントを解説します。

自社に合う求人媒体の選び方

1.採用したい職種・人材層

まず、募集する職種と求める人材像を明確にします。

例えば、営業・事務・販売職など幅広い職種であれば、利用者数の多い総合転職サイトや求人検索エンジンが候補になるでしょう。一方、エンジニアや医療従事者、管理職など専門性が高い職種では、業界・職種特化型媒体やダイレクトリクルーティングサービスが適している場合があります。

また、実務経験の有無、保有スキル、年齢層、勤務地、転職意欲なども重要な条件です。媒体ごとに利用者層は異なるため、自社が求める候補者が実際に利用しているかを確認したうえで選定しましょう。

2.採用人数と採用期間

採用人数と採用期限も、選ぶべき求人媒体を左右します。短期間で複数人を採用したい場合は、多くの求職者へ求人を届けやすい総合転職サイトや求人検索エンジンが候補になります。応募が集まりやすい反面、書類選考や面接の日程調整など、対応業務が増えることも想定しておきましょう。

一方、採用人数が少なく、採用期限にもある程度余裕がある場合は、候補者を絞ってスカウトできるダイレクトリクルーティング系の媒体も候補になります。採用計画を踏まえ、必要な応募数と候補者へアプローチできるまでの期間を見積もることが大切です。

3.会員数・登録者層

会員数や登録者数は、求人に接触する可能性がある求職者の規模を判断する材料になります。ただし、登録者数が多い媒体が、必ずしも自社に適しているとは限りません。募集職種に近い経験者がどの程度いるか、希望勤務地や年齢層、転職意欲はどうかを確認する必要があります。

特にスカウト型の媒体では、検索できる候補者の職務経歴やスキル、最終ログイン日などを確認できる場合があります。媒体社から資料を取り寄せる際は、全体の会員数だけでなく、自社の採用条件に合う登録者数や属性の内訳も確認しましょう。

4.料金体系と想定採用単価

媒体の料金体系を理解したうえで、自社の採用計画に照らして想定採用単価を試算します。想定採用単価は、媒体の利用費用を採用できた人数で割った金額です。掲載料金が安く見えても、応募や採用につながらなければ、結果的に費用対効果は下がります。

例えば複数人の採用を予定している場合、採用人数が増えても追加費用が発生しにくい掲載課金型が適することがあります。反対に、少人数の採用や採用難易度が高い職種では、採用決定時に費用が発生する成果報酬型も選択肢になるでしょう。初期費用だけでなく、応募数・面接化率・採用決定率を想定し、総額で比較することが重要です。

5.掲載後の運用方法とサポート体制

求人媒体は、掲載を開始すれば自動的に応募が集まるものではありません。求人原稿の作成や修正、スカウトの送信、応募者対応、効果測定など、掲載後にも継続的な運用が必要です。自社でどこまで対応できるかを整理し、採用担当者の工数も踏まえて選びましょう。

媒体によっては、求人原稿の作成支援、スカウト文面の改善、応募状況の分析、定期的な打ち合わせなどのサポートを受けられます。採用ノウハウが十分でない企業や専任の採用担当者を置きにくい企業は、サポート内容や担当者との連携のしやすさも比較ポイントにすると安心です。

中途採用向け求人媒体12選を種類別に比較

中途採用向けの求人媒体はそれぞれ料金体系や利用者層、得意とする採用領域が異なるため、自社の募集職種や採用計画に合うものを選ぶことが重要です。ここでは、主要な求人媒体12選を種類別に取り上げ、料金体系・費用目安・掲載期間・登録者層を比較します。

求人検索エンジン2選

求人検索エンジンは、無料掲載から始められる媒体が多く、有料広告ではクリック課金によって露出を調整できます。幅広い職種やエリアで母集団を形成したい企業、採用状況を見ながら予算を柔軟に調整したい企業に向いています。

求人媒体 料金体系 費用目安 掲載期間 登録者数・会員数 主な登録者層
Indeed 無料掲載+クリック課金 無料掲載可。有料掲載は予算・クリック単価を任意に設定 任意設定・停止可能 国内月間訪問数2,860万以上 正社員・アルバイトなど幅広い求職者。年齢・職種の詳細構成は非公表
求人ボックス 無料掲載+クリック課金 無料掲載可。有料掲載はクリック単価25〜1,000円。500円から開始可能 固定期間なし。予算・配信期間を設定 月間利用者1,500万人以上 若年層からシニアまで幅広い求職者。詳細構成は非公表

Indeed

Indeed

▲出典:Indeed

Indeedは、職種や勤務地、雇用形態などの条件から求人を検索できる求人検索エンジンです。正社員からアルバイトまで幅広い求人を扱っており、多職種・複数拠点での採用や、広く母集団を形成したい企業に向いています。

無料掲載から始められるほか、有料掲載ではクリック課金型のスポンサー求人を利用し、予算や配信期間を柔軟に設定できます。Indeed PLUSを活用すれば、連携求人サイトへの最適化配信も可能です。クリック数が応募や採用に直結するとは限らないため、応募単価・採用単価を確認しながら、求人原稿や予算を継続的に見直しましょう。

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求人ボックス

求人ボックス

▲出典:求人ボックス

求人ボックスは、カカクコムが運営する求人検索エンジンです。採用ボードから無料で求人を直接投稿でき、有料配信ではクリック課金によって露出を高められます。地方拠点や店舗の採用、営業・販売・物流・製造・事務など、複数職種を募集する企業に向いています。

少額から有料配信を始められ、クリック単価や予算上限を調整しながら反応を確認できる点が特徴です。一方、求人掲載数が多いため、無料掲載のみでは競合求人に埋もれる可能性があります。クリック単価を上げるだけでなく、求人タイトルや仕事内容、給与、勤務地などを見直し、クリック後の応募率も含めて費用対効果を確認しましょう。

総合転職サイト5選

総合転職サイトは登録者数が多く、転職活動中の求職者へ広く訴求しやすいため、若手からミドル層までの母集団形成に役立ちます。サイトによって強みとする登録者層は異なるため、料金プランや原稿制作・スカウトなどの付帯サービスも確認し、募集職種や採用人数に合う媒体を選びましょう。

求人媒体 料金体系 費用目安 掲載期間 登録者数・会員数 主な登録者層
マイナビ転職 固定掲載課金 20万〜120万円(税別) 通常4週間 1,063万人※関連4サービス合算値 新規登録者の70%が35歳以下。20〜30代中心
doda 固定掲載課金 25万〜150万円(税別) 標準4週間 約988万人 若手〜中堅の経験者。事務、営業、企画・管理、IT、機械・電気など
エン転職 固定掲載課金 30万〜120万円 標準4週間。6週間・8週間商品もあり 1,200万人超 約7割が35歳以下、20代だけで過半数
type 固定掲載課金 35万〜100万円(税別) 標準4週間 約439万人 新規会員の約80%が20〜30代。エンジニア経験者が多い
リクナビNEXT Indeed PLUS経由のクリック課金が中心 3,000円〜。予算上限を設定 固定期間なし。任意に停止可能 非公表。1,000万人以上との外部調査値あり 幅広い中途求職者。最新の詳細構成は非公表

マイナビ転職

マイナビ転職

▲出典:マイナビ転職

マイナビ転職は、20〜30代を中心とした若手・中堅層の採用に強みを持つ総合転職サイトです。営業、事務、販売、技術職など幅広い職種を扱っており、地方採用やU・Iターン採用にも活用できます。

新規登録者の70%が35歳以下で、第二新卒や若手経験者へアプローチしやすい点が特徴です。通常プランでは取材や求人原稿制作のサポートを受けられるため、求人制作のノウハウが少ない企業にも向いています。ただし、最安プランには原稿制作が含まれず、競合が多い職種では露出が不足する可能性もあるため、募集職種やエリアの競合状況を踏まえてプランを選びましょう。

doda

doda

▲出典:doda

dodaは、求人広告、人材紹介、スカウトサービスを展開する総合転職ブランドです。営業・事務・企画・管理部門から、IT、機械・電気系の技術職まで、幅広い経験者採用に対応しています。

会員数は約988万人で、若手から中堅層までの経験者へ求人を届けやすい点が特徴です。年間を通じて複数回採用する企業向けに、割引が適用される掲載チケットも用意されています。一方、プランによって求人の露出や情報量が異なるため、掲載料金だけで比較するのは避けましょう。採用難易度の高い職種では、必要なオプション費用も含めて採用単価を試算することが大切です。

エン転職

エン転職

▲出典:エン転職

エン転職は、若手層や第二新卒の採用に強みを持つ総合転職サイトです。企業の魅力だけでなく、仕事の厳しさや向いている人・向いていない人も伝える求人情報により、入社後のミスマッチを減らすことを重視しています。

会員数は1,200万人を超え、約7割が35歳以下という登録者層から、特に20代~30代前半の若手採用に向いています。仕事内容や職場環境を丁寧に伝え、定着につながる採用を目指す企業に適した媒体といえるでしょう。ただし、若手層は企業間の採用競争も激しい領域のため、募集職種・勤務地の競合状況を確認し、求人原稿の訴求内容や掲載プランを検討する必要があります。

type

type

▲出典:type

typeは、総合転職サイトのなかでもITエンジニアと営業職の採用に強みを持つ媒体です。特に首都圏で、20〜30代の経験者を採用したい企業に活用されています。

会員数は約439万人で、新規会員の約80%が20〜30代です。エンジニア経験者の割合も高く、Web・IT企業やSIerが技術職の母集団を形成する際に利用しやすいでしょう。プランごとにスカウトの送信通数などが異なるため、掲載型の求人広告として利用するだけでなく、候補者へ能動的にアプローチする運用も重要です。技術スタックや開発環境、働き方を具体的に伝え、競合との差別化を図りましょう。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

▲出典:リクナビNEXT

リクナビNEXTは、幅広い中途採用で知られる転職サービスです。現在は従来の固定掲載型求人広告ではなく、Airワーク 採用管理とIndeed PLUSを利用したクリック課金型の求人配信が中心となっています。

3,000円から有料広告を開始でき、予算上限を設定したうえで任意のタイミングで配信を停止できます。求人内容や求職者の行動に応じて複数の連携求人サイトへ最適化配信できるため、応募単価を見ながら運用したい企業に向いています。

ダイレクトリクルーティング系の求人媒体2選

ダイレクトリクルーティング系の求人媒体は、求人広告のように応募を待つだけでなく、転職潜在層にもアプローチできます。採用要件が明確な専門職・経験者採用で活用しやすい一方、候補者の選定やスカウト送信など、継続的な運用工数が必要です。

求人媒体 料金体系 費用目安 掲載期間 登録者数・会員数 主な登録者層
ビズリーチ データベース利用料+採用成功報酬 要見積。参考例として、6カ月85万円〜+理論年収の約15% 要見積。参考例では最短6カ月 スカウト可能会員342万人以上 管理職、専門職、次世代リーダー、グローバル人材など
Wantedly 定額制・成功報酬なし 月額5万円〜 6カ月・12カ月・24カ月 国内登録ユーザー450万人以上 20〜30代が約7割。IT・Web、クリエイティブ系が中心

ビズリーチ

ビズリーチ

▲出典:ビズリーチ

ビズリーチは、管理職や専門職、次世代リーダーなど、即戦力人材の採用に強いダイレクトリクルーティングサービスです。企業は職務経歴やスキル、希望条件などから候補者を検索し、要件に合う人材へ直接スカウトを送れます。

スカウト可能会員は342万人以上で、CTO・VPoE、事業責任者、営業責任者、専門エンジニアなど、採用難易度が高いポジションの候補者探しに適しています。料金はデータベース利用料と採用成功報酬で構成され、詳細は個別見積もりです。候補者の検索やスカウト文面の作成、返信後のフォローが成果を左右するため、採用担当者の工数を確保したうえで運用しましょう。

Wantedly

Wantedly

▲出典:Wantedly

Wantedlyは、企業のミッションや価値観、チーム、働き方を発信し、候補者との共感を起点に接点をつくる採用プラットフォームです。給与や条件だけでは伝えにくい企業文化や事業への思いを届けやすく、スタートアップやIT・Web企業で活用されています。

国内登録ユーザーは450万人以上(2026年8月時点)で、約7割を20〜30代が占めます。月額制で初期費用・採用成功報酬が発生しないため、複数人を継続的に採用する企業ほど費用を分散しやすいでしょう。一方で、求人を掲載するだけでは十分な効果を得にくく、社員紹介やストーリー記事などを通じて企業の魅力を継続的に発信する必要があります。

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IT・Web人材に強い求人媒体3選

IT・Web人材に強い求人媒体は、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーなど、専門性の高い人材へアプローチしやすい点が特徴です。技術スタックや開発経験、GitHubなどの技術情報をもとに候補者を探せる媒体もあります。採用人数、求めるスキルの専門性、スカウト運用にかけられる工数を踏まえて選びましょう。

求人媒体 料金体系 費用目安 掲載期間 登録者数・会員数 主な登録者層
Green 初期費用+職種別の採用成功報酬 初期費用60万〜120万円+成功報酬30万〜120万円/人 原則として期間・求人数の制限なし 120万人超 20〜30代が中心。IT・Web、エンジニア、クリエイターなど
Forkwell 基本利用料+成功報酬が中心 要問い合わせ。参考例:6カ月60万円+理論年収の25%程度 6カ月・12カ月の例あり 約5万9,000人 経験者エンジニア100%
Findy 基本利用料+採用成功報酬 要問い合わせ。参考例:6カ月36万円〜+理論年収の30〜35%程度 最低6カ月の例あり エンジニア14万人以上 GitHubなどを活用するWeb・ソフトウェアエンジニア

Green

Green

▲出典:Green

Greenは、IT・Web業界に特化した転職サービスです。エンジニアだけでなく、デザイナー、マーケター、営業、管理部門など、IT・Web企業で必要となる幅広い職種を扱っています。

初期費用に加え、採用時に職種別の定額成功報酬が発生する料金体系で、求人の掲載数や掲載期間は原則として制限されません。そのため、Webエンジニアやデザイナーなどを年間を通じて複数採用したい企業に向いています。一方、初期費用と成功報酬の両方がかかるため、短期間で1人だけ採用する場合は総額を比較することが重要です。技術スタックやリモート勤務の可否、開発環境などを具体的に伝え、競合との差別化を図りましょう。

Forkwell

Forkwell

▲出典:Forkwell

Forkwellは、経験者エンジニアに特化したダイレクトリクルーティングサービスです。登録者は経験者100%とされており、バックエンド、フロントエンド、インフラ、SRE、QA、EMなど、技術要件が明確な採用で活用しやすい媒体です。

総合転職サイトと比べて候補者数は限られるものの、経験者に絞ってアプローチできるため、少数精鋭のエンジニア採用に向いています。料金はプランや契約内容によって異なり、最新の公式価格は問い合わせが必要です。大量送信よりも候補者ごとに内容を最適化したスカウトが求められるため、候補者の経歴を読み込み、個別性の高いメッセージを作成する運用工数を確保しましょう。

Findy

Findy

▲出典:Findy

Findyは、GitHubなどのデータを活用してエンジニアの技術力やスキルを可視化し、企業とのマッチングを支援するエンジニア採用サービスです。登録エンジニアは14万人以上で、Web・ソフトウェア開発に携わるハイスキル人材へアプローチできます。

テックリード、EM、CTO候補、バックエンド、SRE、モバイルエンジニアなど、技術力を重視して採用したい企業に向いています。料金は基本利用料と成功報酬で構成され、詳細は個別見積もりです。年収連動型の成功報酬では採用単価が高くなる可能性があるため、年間の採用人数を踏まえて総額を試算しましょう。

採用目的別におすすめの求人媒体

ここでは、これまで紹介した12の求人媒体を、採用目的別に整理します。なお、同じ目的でも採用条件や予算によって適した媒体は異なるため、複数の媒体を比較・併用することが重要です。

幅広い職種の中途採用に向いている媒体

営業・事務・販売・サービス職など、幅広い職種の中途採用では、多くの求職者へ求人を届けられる総合転職サイトや求人検索エンジンが候補になります。特におすすめなのは、次の求人媒体です。

  • Indeed
  • 求人ボックス
  • doda
  • リクナビNEXT

即戦力・管理職採用に向いている媒体

管理職や専門職、事業責任者などの採用では、応募を待つだけでなく、候補者へ直接アプローチできる媒体を活用しましょう。特におすすめの求人媒体は次のとおりです。

  • ビズリーチ
  • doda
  • Findy

エンジニア・IT人材採用に向いている媒体

エンジニア採用では、開発経験や技術スタック、志向性を踏まえて候補者へアプローチできる、次のようなIT・Web特化型の媒体がおすすめです。

  • Green
  • Forkwell
  • Findy
  • type

ベンチャー・スタートアップ採用に向いている媒体

ベンチャー・スタートアップでは、知名度や待遇だけで競合と差別化しにくいこともあります。事業のビジョンや企業文化、働く人の魅力を伝えやすい次のような媒体を選びましょう。

  • Wantedly
  • Green
  • マイナビ転職

地方採用に向いている媒体

地方拠点の採用では、特定エリアの求職者に求人を届けられるか、幅広い職種を扱っているかを確認することが大切です。具体的には、次のような求人媒体がおすすめです。

  • Indeed
  • 求人ボックス
  • マイナビ転職
  • エン転職

求人媒体を選ぶ際の注意点

求人媒体を利用する際は、掲載費用や応募数といったわかりやすい指標だけで成果を判断しないことが大切です。ここでは、求人媒体を選定・運用する際に押さえておきたい注意点を解説します。

応募数だけで成果を判断しない

応募数が多くても、求める経験やスキルを持つ人材が少なければ、採用にはつながりません。書類選考や面接の対応件数だけが増え、採用担当者の負担が大きくなることもあります。

媒体を評価する際は、応募数に加えて、採用要件を満たす応募者の割合、面接への移行率、内定承諾率なども確認しましょう。応募から採用までの各段階を数値で把握すると、どこに課題があるのかを判断しやすくなります。

掲載料金ではなく採用単価で比較する

掲載料金が安い媒体でも、採用に至らなければ費用対効果が高いとはいえません。反対に、初期費用が高く見えても、複数人の採用につながれば、一人当たりの採用コストを抑えられる場合があります。

求人媒体を比較するときは、掲載費用やスカウト送信費用などの総額を、実際に採用できた人数で割った採用単価で確認しましょう。媒体利用料だけでなく、求人原稿の作成、応募者対応、面接などにかかる社内工数も含めて考えると、より実態に近い比較ができます。

複数媒体の役割を分けて利用する

ひとつの求人媒体だけで、すべての採用課題を解決することは難しい場合があります。複数の求人媒体を併用し、それぞれの役割を明確にすることで、採用活動の効果を高めやすくなるでしょう。

例えば、求人検索エンジンや総合転職サイトで応募数を確保しながら、ダイレクトリクルーティング系の媒体で経験者へ個別にアプローチする方法があります。「若手層からの応募を集める」「特定のスキルを持つ経験者へスカウトを送る」など目的を分ければ、媒体ごとの成果を比較しやすくなります。

掲載後の運用工数まで見込んで選ぶ

求人媒体の利用には、求人原稿の作成・更新だけでなく、応募者への連絡、書類選考、面接調整、スカウトの送信、効果分析などの業務が伴います。特にスカウト型の媒体は、候補者の検索や文面の作成、送信後のフォローに一定の時間が必要です。

自社の採用担当者が対応できる工数を超える媒体を選ぶと、十分に運用できず、期待した成果を得にくくなります。運用に充てられる人員や時間を整理し、必要に応じて原稿作成・運用支援などのサポートが受けられる媒体を選びましょう。

求人媒体以外の採用チャネルも比較しよう

中途採用では、職種や採用難易度によっては、求人媒体だけでは十分な応募を集められない場合もあります。ここでは、求人媒体と組み合わせて活用したい代表的な採用チャネルを解説します。

採用チャネルの全体像

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業が人材データベースから候補者を検索し、求める経験やスキルを持つ人材へ直接スカウトを送る採用手法です。求人広告のように応募を待つのではなく、自社または採用代行会社が候補者へ能動的にアプローチします。

転職活動を積極的に行っていない転職潜在層にも接点を持てるため、エンジニアや管理職など、採用競争が激しい職種で有効です。一方で、候補者の選定、スカウト文面の作成、返信後の面談調整まで継続的な対応が必要になります。候補者ごとに「なぜ自社で活躍できるのか」を伝えられるよう、採用要件や訴求ポイントを整理してから取り組みましょう。

人材紹介

人材紹介は、人材紹介会社が自社の採用要件に合う候補者を探し、紹介するサービスです。企業は紹介会社の担当者へ求人要件を伝え、候補者の選定や初期の動機付けを任せられます。一般に、採用が決まった時点で費用が発生する成果報酬型が中心です。

自社に採用ノウハウや十分な工数がない場合でも、採用活動を進めやすい点がメリットです。また、非公開求人として募集できるため、新規事業の立ち上げや欠員補充など、採用情報を広く公開しにくい場面にも活用できます。ただし、紹介手数料は採用者の理論年収に連動することが多く、採用単価が高くなりやすいため、紹介会社の得意領域や候補者の質を見極めることが重要です。

Workship CAREERは、エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター、コンサルタントなど、IT・DX領域の人材紹介に対応しています。経験やスキルの条件が細かいポジションを募集する場合は、こうした求人媒体と人材紹介を組み合わせ、候補者との接点を広げる方法もおすすめです。

SNS採用

SNS採用は、X、TikTok、Instagram、LinkedInなどを活用し、企業の認知拡大や採用ブランディングを行う手法です。求人情報を発信するだけでなく、社員の仕事風景、企業文化、事業への思い、働き方などを継続的に伝えることで、候補者との接点をつくります。

特に若手層やIT・Web人材を採用したい企業では、求人票だけでは伝わりにくい職場の雰囲気や価値観を届ける手段として有効です。採用に直結する成果がすぐ出るとは限りませんが、継続的な発信によって応募前の認知や理解を深められます。

一方で、投稿の企画・制作、コメント対応、炎上リスクへの配慮などが必要です。採用目的だけでなく、広報やマーケティングとも連携して運用方針を定めましょう。

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リファラル採用

リファラル採用は、社員から知人・友人を紹介してもらう採用手法です。社員が自社の仕事内容や職場環境を理解したうえで候補者に声をかけるため、企業文化や働き方への理解を得やすく、入社後のミスマッチを抑えやすい傾向があります。

求人広告費や紹介手数料を抑えられる可能性がある一方、社員へ紹介を強く求めすぎると負担感につながります。紹介制度を設ける場合は、紹介報酬の有無や支給条件、候補者との接し方、選考基準を明確にしましょう。社員の人脈だけに頼るのではなく、求人媒体や人材紹介を補完するチャネルとして活用することが大切です。

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採用イベント

採用イベントは、合同説明会、転職フェア、ミートアップ、オンライン説明会などを通じて、候補者と直接交流する採用手法です。短時間で多くの求職者と接点を持てるほか、候補者の反応を見ながら仕事内容や自社の魅力を伝えられます。

知名度が高くない企業でも、担当者や現場社員が直接話すことで、求人票だけでは伝わらない事業の魅力や職場の雰囲気を伝えやすい点がメリットです。ただし、出展費用に加え、企画、資料準備、当日の対応、参加者へのフォローなどの工数がかかります。

イベント参加を目的化せず、対象者の属性や出展テーマを確認し、参加後にスカウトや面談へつなげる導線まで設計しましょう。

求人媒体に関するよくある質問

ここでは、中途採用向け求人媒体を比較するにあたって、よくある質問について解説します。

Q.求人媒体の掲載料金の相場は?

A.掲載課金型では、4週間で20万〜100万円程度が目安です。クリック課金型は数千円から始められる場合もあり、成果報酬型では採用者の理論年収の15〜35%程度が一般的です。職種や採用難易度によって変わるため、料金だけでなく想定採用単価で比較しましょう。

Q.求人媒体は何種類くらい併用すべき?

A.まずは1〜2媒体から始め、採用状況に応じて増やす方法がおすすめです。例えば、求人検索エンジンで応募数を集めつつ、ダイレクトリクルーティングで経験者へアプローチするなど、媒体ごとに役割を分けると効果を確認しやすくなります。

Q.掲載してからどのくらいで応募が来る?

A.職種や時期、求人内容によって異なりますが、掲載開始から数日〜1週間程度で応募が集まり始めるケースがあります。応募が少ない場合は、掲載終了まで待つのではなく、早めに求人タイトルや給与、仕事内容、スカウト文面などを見直しましょう。

Q.求人媒体に掲載しても応募が来ない場合は?

A.まず、募集職種や勤務地、給与が市場相場と合っているか確認しましょう。そのうえで、求人タイトル、仕事内容、応募条件、写真などを見直し、自社で働く魅力が具体的に伝わる内容へ改善します。媒体の登録者層と採用ターゲットがずれている場合は、媒体の変更や併用も検討してください。

まとめ|自社に合った求人媒体を比較し、採用成功につなげよう

求人媒体は、採用したい職種や人材像、採用人数、予算に応じて比較・選定することで、採用成功につながりやすくなります。知名度や掲載料金だけで判断せず、料金体系、登録者層、得意な職種、掲載後の運用方法、サポート体制まで確認することが大切です。

求人媒体だけで十分な応募を集めにくい場合は、人材紹介やダイレクトリクルーティング、SNS採用、リファラル採用など、ほかの採用チャネルも組み合わせましょう。自社の採用課題に応じて複数の手法を使い分けることで、求める人材と出会える可能性を高められます。

求人媒体の比較に悩んだらWorkship CONSULTINGへ相談してみよう

Workshipコンサルティング

▲出典:Workship CONSULTING

求人媒体を比較しても、「自社に合う媒体がわからない」「掲載後の運用まで手が回らない」と悩む企業も少なくありません。Workship CONSULTINGでは、採用課題の分析から採用戦略の立案、ターゲット設計、採用チャネルの選定、運用改善までを一貫して支援しています。

求人媒体を選ぶだけでなく、採用サイトや採用広報、SNS、スカウト代行(RPO)などを組み合わせ、自社に合った採用活動を設計できる点が強みです。採用したい人材に自社の魅力が十分に伝わっているか、応募から採用までの流れに課題がないかを見直したい場合も、ぜひWorkship CONSULTINGへご相談ください。

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