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2018年の調査によると、平均的なFacebookビジネスページは、ページへのいいね数に対し約6.4%のオーガニックリーチしかありません。
Facebookは常に変化と進化を続けていますが、最近は特定のブランドや企業を贔屓しないようなアルゴリズム改善が行われています。そしてこれにより、オーガニックリーチが減少し続けてるのです。
しかし、それによってオーガニックリーチへの全ての望みが失われたわけではありません。Facebookにおける戦略をこれまでとは少し微調整し、着実なステップを踏むことで、オーガニックリーチを飛躍的に伸ばせる可能性はまだまだあります。
今回はFacebookにおいて、ペイドポストに頼らずオーガニックでリーチを増やす方法をご紹介します。
戦略の中身に入る前に、なぜFacebookのオーガニックリーチが減少し続けているのかをきちんと理解しましょう。Facebookにおけるオーガニックリーチの減少には、いくつかの理由があるとされています。
まず最初に、Facebookはかつてないほどユーザー数を増やしています。毎月300億以上ものポストが公開されていると見積もられており、その量はプラットフォームのニュースフィードに表示できる量を上回っています。そのためこの膨大なポストの中から、各ユーザーに最適化したポストをアルゴリズムで精査し表示するようになったのです。
Facebookのニュースルームの情報によると、フィードの決定には以下の4つの要素が重要になっているとのことです。
また2018年の1月のプレスリリースでは、Facebook News Feedの代表であるAdam Mosseriが以下のように述べています。
「人々の会話を促すような投稿を、フィードのトップに表示している」
この発言を考慮すると、Facebookのフィードに一番影響を与える要素は「コメント」であると推測されます。
さて、ここまで述べたように、Facebookはユーザーに最適化したポストのみ表示するようにしています。プラットフォームは、アルゴリズムによってそれを操作し、ポストへのユーザーの反応率に基づき、フィードの順位付けをしているのです。これはFacebookにおける、あらゆるユーザー行動を分析するAI技術を活用した、リアルタイムで成長続ける施策なのです。
ここまでで、Facebookのコンテンツ評価方法について少しだけ理解を深めました。
ここからは、あなたのFacebookページのオーガニックリーチを増やす戦略について考えていきましょう。
Facebookにおけるソーシャルメディア戦略を始める最初のステップは、一般ユーザーとの確実なコネクション作っていくことです。
Facebookは、企業やブランドが投稿したポストよりも、ユーザー個人が投稿したポストを優先的にフィードに表示しています。裏を返せばこれは、例えばあなたの友達がビジネスページにコメントを残したら、そのポストはあなたのフィードに上位表示されやすくなるのです。Facebookは、コミュニティや友達関係を第一に考えているのです。
これをベースに考えると、ただユーザーの反応を促すだけではなく、人々がコメントしたり、シェアしたいと思うようなコンテンツを作ることが大切だとわかります。
ではどのようにすれば、ユーザー個人があなたの投稿によりコメントをしたいと思うでしょうか?
博士課程でバイラリティー(口コミなどによる拡散)に関する研究をしていたJonah Bergerの書籍『Contagious』によると、モノが人々の間で拡散されヒットするには、6つの原則があるとのこと。この記事では、そのうちの「社会的証明」と「ストーリー」について、注目したいと思います。
動画コンテンツやライブ配信は、Facebookが好んでいるフォーマットのひとつです。
Facebookはライブ配信を開始した際、あなたのフォロワーにその通知が届く仕組みがあるため、クリックしてもらいやすい傾向にあります。これにより必然的に、高いオーガニックリーチを獲得できるのです。またさらに多くの人に見てもらうように、ライブ配信の中で視聴者にシェアをお願いすることもできます。
この際に忘れてはならないのが、継続性です。筆者は最近、30日Facebookライブ配信チャレンジというものを始めたのですが、私は毎日ライブ配信することで、ページのエンゲージメントは飛躍的に向上し、多くの新規顧客を獲得できました。
継続するための仕組みとしては、私は「水曜日は私と一緒に働こう!」のようなテーマを掲げ、ライブ配信を行いました。テーマに合わせて、私の仕事場を紹介したり、仕事の様子を配信してみたのです。このようなテーマを設けることで、ライブ配信者側も継続しやすく、またブランドと視聴者の間によりリアルで強いつながりを作れたのです。
この話を聞いて、「ライブ中継を行うのはちょっと大変だな……」と思った方は、まずはスマートフォンで動画を撮影し、Facebookのストーリーにアップしてみましょう。ストーリーはビジネスページでも個人ページでも使うことができる機能なので、ライブ配信を始めるまでの準備期間や練習として、気軽に使ってみましょう。
Facebookプラットフォーム上に、溢れるほど多くのコンテンツがあることは明らかです。その中でナレッジ(知識・知見)をシェアすることは、数々のコンテンツの中で自身のポストを目立たせる、実績のある方法です。
ナレッジという価値を提供するることで、ブランドのロイヤリティが高まり、あなたのブランドが「その分野の専門家」として認識されるようになります。ナレッジを持っていることそのものが大事なのではなく、ナレッジを世界中に自由にシェアすることが大切なのです。
実はナレッジの発信はすでに多くのマーケターが行なっていますが、しかしほとんどのマーケターが失敗しています。というのも、失敗しているマーケターはシェアの頻度が十分でないのです。
ソーシャルメディアで多くのユーザーにリーチするには、1日に3〜5回程度、異なる時間に投稿することが大切です。ほとんどのマーケターが、ここに到達するまでに苦労しています。
もちろんFacebookを毎日運用する以外にも、やらなくてはいけない仕事が沢山あるのでしょう。そんなときは、Postfityのような投稿管理ツールを使えば、より管理やすく、結果につなげられます。
価値の変わらないコンテンツとは、たとえば「〇〇をDIYする方法」といったような、顧客となりうるFacebookユーザー自らが探している・興味のあるコンテンツです。 おすすめは、コツや解決策、ケーススタディ、学習コンテンツ、商品の使い方等……。
社会的な出来事やニュースや流行などには全て「消費期限」がある一方で、これらは価値の衰えにくいコンテンツであり、長期間に渡りリード獲得に効果があるでしょう。
絶え間なく続くコンテンツは、SEO戦略にも役立ちます。Facebookページのプレゼンスを向上させるためにも、大きな効果が期待できるでしょう。
またもし可能であれば、投稿にはWebサイトや外部サイトへのリンクを含めるようにしましょう。賢いマーケターはすでにご存知でしょうが、Facebookのバスケットに全ての卵をとっておくべきではありません。(Facebookは2018年に大規模なクラッシュを起こし、多くのマーケターたちがパニックになったことを覚えていますか?)
Socially Stackedによると、Facebookユーザーの42%が、ディスカウントやクーポンを獲得するためにビジネスページにいいねをしているようです。たまに商品・サービスのディスカウント情報をビジネスページに投稿することで、ターゲット顧客がよりあなたのページをフォローしてくれるようになり、また次のプロモーションを期待するようになります。
ディスカウントを作るためには、まずFacebookにログインし、自身のビジネスページを開きます。トップページにある、「create offer」をクリックし、そこに詳細を記入します。そのオファーは、あなたのページと、オファータブの下に現れます。
リーチをもっと飛躍させるためには、ページのファンにシェアを呼びかけたり、またその際に投稿に対しコメントを残すように頼みます。さらにユーザーに協力してもらうには、投稿をシェア/コメントすることで別途特典を用意したりするのも良いでしょう
他のビジネスページやブランドとタイアップをすることも、リーチを増やすのに効果的です。お互いビジネスページにおいてライブインタビューを交換し合うことで、ブランドのフォロワー以外の人にもアプローチをかけられます。
さらに一歩進んだ施策を行うなら、あなたのビジネスページで「イベント」を立ち上げ、タイアップ先ブランドのフォロワーにもそのイベントに参加してもらえるようお願いするのが良いでしょう。さらに思い切って大きな変化を加えたいならば、イベントが近づくにつれて大々的に宣伝コンテンツを投稿しましょう。よりワクワクし、見逃すことのない特別なイベントだと感じてもらえるでしょう。
この戦略で確かな効果を生み出すためには、あなたのビジネスのターゲットと相性の良い適切なタイアップ先を見つけてください。また少なくとも数千以上のフォロワーまたはいいねがついているビジネスページとタイアップを組むのが重要です。
インフルエンサーマーケティングは、今でもまだまだ大きな効果があります。Digital Marketing Instituteによると、49%の消費者がインフルエンサーのおすすめに影響されていると答えているそうです。また同社は「Facebookはもっとも影響力のあるソーシャルメディアチャネルであり、このプラットフォームの情報により、購買意思決定の19%が行われている」とも述べています。
インフルエンサーのファンは、そのインフルエンサーを「あるテーマにおける専門家」であると考えているため、インフルエンサーの声を信じています。そのようなインフルエンサーが商品を推薦するのを見て、フォロワーは「これは絶対に価値のある製品だ」と信じるのです。
インフルエンサーに協力してもらうには、バーターで依頼をするか、マイクロインフルエンサーにブランドアンバサダーになってもらうのが良いでしょう。マイクロインフルエンサーとは、数千程度のフォロワーがいる、特定のニッチな分野に影響力のある人のことです。マイクロインフルエンサーは、あなたのブランドの商品・サービスを提供する代わりに(または成果型報酬と引き換えに)、一定の人数へのリーチを手助けしてくれます。
またマイクロインフルエンサーと共同でライブ配信をし、あなたのブランドの商品・サービスが彼らの生活をどう変えたか、実際の感想を視聴者に伝えるような場を持つことをおすすめします。さらにマイクロインフルエンサーに、少なくとも月に数回、彼らが望む方法で投稿をしてもらえるよう頼んでみましょう。
コンテンツを拡散させる(バズらせる)のは、そう簡単なことではありません。
インターネットにおけるどんなコンテンツも、拡散される可能性はあります。またFacebookには現在16.2億人のユーザーがおり、これ以上に拡散の可能性と影響力があるプラットフォームはありません。クリエイティブなコンテンツとメッセージがあるならば、どんなビジネスでもシェアされ得るのです。
コンバースがFacebookビジネスページでコンテンツを拡散させた事例を見てみましょう。
また、Nikeも下記の投稿でバズを引き起こしています。
どちらのブランドも、短い文章とその内容にふさわしいビジュアルで構成されており、万人の感情を動かす(ブランドのコアバリューとなる)メッセージを伝えています。これによってどちらの投稿も、シンプルでありながら読者の感情を引き出しているのです。拡散させるための秘策のひとつといえるでしょう。
もしユーザーから感情を引き出せれば、これを友達にシェアしたくなるのは必然の心理でしょう。
ハッシュタグがInstagramだけのものというのは大きな誤解であり、Facebookにおいても大きな力を発揮します。
ハッシュタグを使えば、ユーザーは興味のあるコンテンツを簡単に探し出せます。ブランドがときどき間違うのは、ハッシュタグを使いすぎることです。ハッシュタグをひとつの投稿に使いすぎるとユーザーにスパムのようなイメージを与えてしまうため、オーガニックリーチを下げることにもつながります。 Sproutsocialの研究結果によると、Facebookでオーガニックリーチを増やすための一番の方法は、ハッシュタグの利用を2つまでに留めることだそうです。
Facebookでハッシュタグを利用するなら、シンプルな言葉を使うのが大切です。ナイキが「#justdoit」のハッシュタグを使っているように、あなたのブランドやそのコアバリューに関係するものがおすすめでです。また「#socialmediamarketing」や「#dryskin」等の、あなたのブランドが一番伝えたいメッセージに関係するワードも良いでしょう。
一方でニッチすぎるハッシュタグは避け、多くの人にヒットするような言葉を使いましょう。
多くのマーケターは、おそらくFacebook運用以外にもさまざまなタスクがあるでしょう。またこの戦略で効果を出すには、これらのアクションを継続的に行う必要があります。しかしこの記事で述べたように、Facebookをフル活用できれば、リード獲得が大きく広がる可能性を秘めているのです。
繰り返しになりますが、Facebookのフィード掲載順位において最も大きな影響力があるのは、コメントだということを忘れないようにしてください。ライブ配信も含め、投稿したコンテンツのそれぞれにきちんと返信してください。そうすれば、きっとオーガニックリーチを急成長させられるでしょう。
最後に、本記事のポイントをまとめておきます。ぜひご参考にください。
(原文:Nisha 翻訳:Ogita Akiko)
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