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【FP監修】フリーランス&個人事業主向けファクタリング8社比較

フリーランス/個人向けファクタリングサービス
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なにかと資金繰りが苦しいフリーランスや個人事業主の事業運営。場合によっては、「入金予定の請求書はあるけど、手持ち資金がない!」といった状況になっているかもしれません。

そんなときに便利なのが「ファクタリング」です。今回はフリーランス経験豊富なFPが、厳選したおすすめの8サービスをご紹介します。

【結論はこちら!】

監修:齊藤颯人
監修:齊藤颯人

FP事務所『トージンFP事務所』代表、ファイナンシャル・プランナー。Workship MAGAZINEのマネー担当として、フリーランスや副業にまつわる記事の執筆・監修を行う。自身もフリーランス経験豊富で、当事者ならではの情報発信に強み。

フリーランス&個人事業主にとって資金繰りは重要課題

フリーランスや個人事業主にとって、資金繰りは事業を安定して継続していく上で、避けては通れない重要課題です。

会社員とは異なり、フリーランスは仕事を受注して収入を得るまでの期間や、報酬の支払タイミングが不安定になりがちです。

例えば下記のような理由が、資金繰りを圧迫する例と言えます。

【フリーランスの資金繰りが大変になる例】

  • 経費を立て替えてばかりで、手元の資金が不足してしまう
  • 一時的に業務量が増加することで、収入が入るまでにタイムラグが生じてしまう
  • 案件によって、「業務完了後3ヶ月後」など、報酬の支払いまで時間がかかってしまう
  • パソコンの故障や病気・ケガなど、突発的な支出が発生してしまう

このような資金繰りの不安を抱えながら仕事をすることは、フリーランスにとって大きなストレスとなります。

そのため資金状態を安定させ、安心して仕事に取り組める環境を整えることは非常に重要です。

ファクタリングとは?仕組みとメリット・デメリット

ファクタリングとは、「売掛債権(請求書)の買い取りを意味するサービスです。

仕組みをカンタンに言えば、入金前の “請求書”を業者が買い取り、現金を振り込んでくれる、というものです

フリーランスの報酬は、作業完了後すぐに支払われないもの。 請求書の発行からお金が振り込まれるまで、1ヶ月〜数ヶ月の時間的なラグが発生します。

この間に、先ほど紹介したような事態があると、「報酬が入金される前に手持ちのお金がなくなっちゃう!」という事態になる可能性も……。このラグを埋めてくれるのがファクタリングです。

ファクタリングの2つの取引方法

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2つの取引方法がありますが、フリーランスにおすすめの取引形態は、「2社間ファクタリング」です。

■ファクタリングの流れ1. ファクタリング会社がフリーランスから売掛金を買い取る 2. 取引先がフリーランスに報酬を入金する 3. ファクタリング会社に報酬を入金する

▲ファクタリング(2社間)の仕組み

「2社間ファクタリング」は、フリーランスとファクタリング会社の2つで契約を結ぶ方法で、取引先にやり取りを知られないで済む手軽なファクタリングです。スピード感が早い一方、手数料が高くなる傾向にあります。

反対に「3社間ファクタリング」では、上に取引先を加えた3社間での合意が必要で、売掛先に対する債権譲渡の通知と承諾が必要になります。手数料は低くなりますが、取引先にファクタリング利用が知られる上、入金まで時間がかかります。

フリーランス&個人事業主がファクタリングを使うメリット

ファクタリングサービスを利用する代表的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

      • 資金調達スピードが上がり、資金繰りがラクになる
        融資やカードローンに比べると「請求書(売掛債権)」という強力な資金源があり、サービス側も売掛金回収のリスクが少ないです。
      • 信用情報への影響や取引先への通知がない
        ファクタリングは借金ではないため、信用情報に影響しません。

        2社間ファクタリングを利用すれば、取引先に通知も届かないので、ひっそりと資金調達をすることが可能です。
      • 保証人や担保が不要
        融資の場合、保証人や担保を必要となることもありますが、ファクタリングはないケースがほとんど。
        ブラックリストに登録されていたり、税金の滞納などがあったりする場合もファクタリングを利用できるケースがあります。

フリーランス&個人事業主がファクタリングを使うデメリット

低リスクかつ素早い資金調達が特徴のファクタリングですが、当然デメリットもあります。以下のような点も踏まえて、申し込みを行いましょう。

      • 調達額に対して、手数料が高い傾向にある
        ファクタリングは借金ではないため、貸金法などによる手数料の上限はありません。
        平均的な金融機関の融資とファクタリングの手数料を比較すると、ファクタリングのほうが高い傾向です。
      • 請求書の金額内でしか資金調達ができない
        ファクタリングは、請求書の内容をベースにした資金調達方法のため、請求書の請求金額を超えた資金調達はできません調達できる資金額は人によって変わり、上限が厳しいと見ることもできます。
      • 中には悪徳業者もいる
        ファクタリングは、公的機関・大企業が展開するサービスが少な傾向にあります。
        貸金法などの法律による規制も少なく、悪徳事業者が増えやすい業界のため、しっかりと業者選びをする必要があります。

フリーランス&個人事業主向けファクタリング比較一覧表

まずはじめに、今回ご紹介する8サービスのおもな特徴を一覧表にしてみました。お急ぎの方は、サービス名をクリックしていただくと該当サービスにジャンプします。

サービス名 手数料 最短入金 買取可能額 土日祝対応 サービスURL
10% 10分 1万円〜最大100万円 × https://paytner.co.jp/factoring
10% 60分 1万円〜 https://labol.co.jp/
1%〜

9.5%

30分 制限なし × https://paytoday.jp/
3%〜10% 30分 1万円~上限額なし × https://freenance.net/
1%〜 2時間 制限なし × https://ququmo.net/
2%〜9% 即日 制限なし × https://www.olta.co.jp/
9.5% 30分 1万円〜上限記載なし × https://freelance.factoring.inc/
2%〜 2時間 制限なし × https://betrading.jp/

フリーランス&個人事業主向けファクタリング8選

ここからはおすすめのファクタリングサービスと、それぞれのポイントを詳しくご紹介します。

1. ペイトナーファクタリング:かんたん申請で入金まで最短10分【PR】

▲出典:ペイトナーファクタリング

運営会社 ペイトナー株式会社
サービスURL https://paytner.co.jp/factoring
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 一律10%
最短入金速度 10分
買取可能額 1万円〜最大100万円
必要書類 請求書、入出金明細、本人確認書類(初回申請のみ)
特徴 請求書をアップロードするだけのかんたん申請
最短10分で振り込まれるスピード感
手数料は一律10%

フリーランス向け報酬即日払いサービス『ペイトナーファクタリング』。請求書をアップロードするだけという手続きの簡単さと、最短10分で振り込まれるスピード感が魅力です。

料金体系もわかりやすく、どんな場合でも手数料は10%。最低手数料のみを掲載し、上限がわからないサービスも多いことを考えると、安心して利用できます。最低1万円から取引ができるため、手軽に利用できます。

審査が10分以内に完了しない場合でも、営業日(平日10:00〜19:00)であれば、遅くとも当日中に審査&振込が完了します。

2. labol(ラボル):土日祝日も審査〜振込まで対応

▲出典:labol

運営会社 株式会社ラボル
サービスURL https://labol.co.jp/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 一律10%
最短入金速度 60分
買取可能額 1万円〜上限記載なし
必要書類
本人確認書類、請求書、取引を示すエビデンス(取引先とのメールなど)
特徴

必要書類が少ない
24時間365日振り込み対応
土日祝も対応

『labol(ラボル)』は、フリーランス・個人向けのサービスです。設立は2021年ですが、東証プライム上場の株式会社セレスの子会社が運営しているため安心して利用できます。

labolは手数料が一律10%で、本人確認書類と請求書のほか、Slackやメール上で行った取引先とのやりとりだけで申し込むことができます。

また、土日祝も審査〜振込まで対応してくれるので、早めに現金化したい時に重宝します。手続きはネット上で完結するのに加え、24時間365日即時振り込み可能なため、すぐに資金を必要としている際におすすめです。

3. PayToday(ペイトゥデイ):業界最低の手数料

PayToDayファクタリング

▲出典:PayToDay

運営会社 Dual Life Partners株式会社
サービスURL https://paytoday.jp/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 1%〜9.5%
最短入金速度 30分
買取可能額 制限なし
必要書類
請求書、本人確認書類、直近の確定申告書B一式(※必須ではない)、
全ての事業用個人名義口座の直近6か月分以上の入出金明細(※必須ではない)
特徴 最低手数料が1%と安い
・AIで最短30分で審査完了
買取可能額に制限なし

AI審査による手続き効率化が特徴のファクタリングサービス『PayToday(ペイトゥデイ)』。

その名のとおり、最短30分の即日振込がウリのサービスです。審査もオンラインのみで完結するため、手軽に利用できます。

手数料は1%~と、今回紹介するファクタリングサービスのなかで最安ラインなのが魅力。最大でも9.5%とこちらも割安です

最大90日後の債権(請求書)まで買取可能と、取引可能な期間が広いのも長所です。

4. FREENANCE(フリーナンス):フリーランス向けお金&保険の総合サービス

▲出典:FREENANCE

運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
サービスURL
https://freenance.net/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 3%〜10%
最短入金速度 30分
買取可能額 1万円~上限額なし
必要書類 場合により変化
特徴 損害賠償保険等と併用できる
・フリーナンス口座の利用で、手数料が下がる

『FREENANCE(フリーナンス)』は、フリーランス/個人のための「お金」と「保険」のサービスです。

FREENANCEの特徴は、ファクタリングがサービス内に組み込まれており、損害賠償保険や所得保証制度など嬉しい保険制度と併用できる点でしょう。サービス利用料は0円〜なので、フリーランスで活動している人は、登録しておいて損はないと言えます。

小規模な会社が多くなりがちなファクタリング業界には珍しく、大手のグループ企業が運営する点も強み。損害賠償保険や所得補償保険などに興味があり、同時に資金調達も考えている方におすすめです。

5. QuQuMo(ククモ):最安1%の手数料で資金調達が可能

▲出典:QuQuMo

運営会社 株式会社アクティブサポート
サービスURL https://ququmo.net/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 1%~
最短入金速度 2時間
買取可能額 制限なし
必要書類
入出金明細直近3ヶ月分、請求書、開業届又は青色、白色の確定申告書一式、健康保険証
特徴 ・手数料が1%~と安い
金額の制限がない
・クラウドサインを使った電子契約が可能

『QuQuMo(ククモ)』の特徴は、最安1%~の業界最安ラインの手数料設定です。

法人でも個人事業主でも、売掛金さえあれば取引が可能なファクタリングサービスです。買取可能額の制限もありません。

また、GMOあおぞらネット銀行の与信管理サービス「預金債権保全くん」や弁護士ドットコムの電子契約サービス「クラウドサイン」などを活用しており、手続きのスムーズさや不測の事態に際しての安心感もバッチリです。

6. olta(オルタ):AIを活用したオンライン完結サービス

olta

▲出典:olta

運営会社 OLTA株式会社
サービスURL
https://www.olta.co.jp/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 2%〜9%
最短入金速度 即日
買取可能額 制限なし
必要書類 確定申告書B 第一表 、入出金明細、請求書
特徴 ・2者間ファクタリングとしては最安水準の手数料
・結果は24時間以内に通知

オンライン完結型ファクタリングサービスの先駆けである『olta』。

その証拠に、中小企業経営者・個人事業主が選ぶオンライン型ファクタリングサービスで第1位を獲得しています。また、累計事業者数も10,000件を超えています。

利用手数料は業界最安水準の2%〜9%。AIによる審査が導入されているため、見積もり結果が24時間以内に知れるのも嬉しいポイントですね。請求書の一部買取や見積もり後のキャンセルにも対応しており、非常に使い勝手の良いサービスです。

7. GMOフリーランスファクタリング:GMOのファクタリング特化サービス

▲出典:GMOフリーランスファクタリング

運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
サービスURL
https://freelance.factoring.inc/
取引形態 2社間ファクタリング
手数料 一律9.5%
最短入金速度 30分
買取可能額 1万円〜上限記載なし
必要書類
本人確認書類、請求書
特徴 必要書類が少ない
・手数料は一律9.5%
スピード感が早い

『GMOフリーランスファクタリング』は、フリーランス・個人事業主に特化したファクタリングサービスです。

会員登録不要、最短30分審査、一律9.5%の手数料と好条件をそろえており、バランスの良いファクタリングサービスといえます。

同じGMOグループの提供するファクタリングサービス『FREENANCE』との違いは、ファクタリング特化サービスゆえのスピード感にあります。会員登録が不要で審査・振り込みスピードが非常に速いため、速度重視の方はこちらがおすすめです。

会員登録は不要で、提出する書類も本人確認書類と請求書だけ、という手軽さが魅力です。

8. ビートレーディング:10年の店舗運営実績を誇る老舗

▲出典:ビートレーディング

運営会社 株式会社ビートレーディング
サービスURL
https://betrading.jp/
取引形態 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
手数料 2%〜
最短入金速度 2時間
買取可能額 制限なし
必要書類 売掛債権に関する資料(請求書、契約書、注文書等)、通帳のコピー(2か月分)
特徴 ・運営元に実績が豊富
実店舗あり
・累計買取額1,300億円を達成

『ビートレーディング』は、設立10年を超え、東京、仙台、名古屋、大阪、福岡に拠点を持つ老舗のファクタリングサービス

取引実績5.8万社以上、累計買取額1,300億円を達成(2024年3月時点)。設立から日が浅い会社が多いファクタリング業界において、10年以上の事業運営実績は安心に直結します。

査定に必要な資料は2点のみ。店舗を構える魅力として、オンラインだけでなく来社/訪問を通しての契約が可能です。

ファクタリングサービスを選ぶ時のポイント

似たようなサービスが多く、「どうやってファクタリングサービスを選んでいいか分からない……」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、FPの目線でファクタリングサービスの選び方を解説します。

選び方1. 手数料で選ぶ

手数料が安いサービスを選ぶに越したことはありません仮に50万円の請求書を買い取ってもらう場合、手数料2%なら1万円、手数料20%なら10万円と、手数料額が大きく変わるからです。

ただし、注意したいのは手数料額の表記。「最低◯%~」とアピールしておきながら、実際は高額の手数料が発生するケースもあります。手数料の上限を公開しており、かつ上限額が低いサービスを選ぶのがおすすめです。

選び方2. 入金日数で選ぶ

ファクタリングの利用を検討するシーンでは、。入金までの日数は重視すべきでしょう。

「最短即日」をアピールするサービスは多いですが、この表記はあくまで最短の場合。「営業日はいつなのか」「土日祝の場合、入金まで何日かかるのか等を口コミなどから判断しましょう。

選び方3. オンライン完結・手続きのカンタンさで選ぶ

基本的には、提出書類が少ないサービスを選ぶのがおすすめです。

また、審査や申し込みの方法も異なり、近年は完全オンラインから対面での面接を要するサービスが主力です。しかし、完全オンライン審査でも手続きのスムーズさはサービスによって変わります。

選び方4. 運営会社、実績で選ぶ

フリーランス向けのファクタリングサービスは歴史が浅く、さまざまな会社がサービスを展開していますが、悪質な企業が多く、闇金まがいの事業を行っているケースもないとは言えません。

信頼できるサービスを探すためには、口コミやサイト上の情報だけでなく、「運営会社」と「運営実績」を見てみましょう。運営会社が大手企業で、身元がハッキリしていれば悪徳サービスの可能性は減ります。

また入れ替わりが激しいファクタリング業界で10年以上事業を運営できれば、顧客の信頼を勝ち取っているサービスと考えてもいいでしょう。

フリーランス&個人事業主がファクタリングで審査落ちする理由

ファクタリングの取引審査に落ちてしまった場合は、以下のような理由の可能性があります。

理由1. 売掛先の信用力が低い

ファクタリングの審査においては、申し込みをする本人ではなく、「売掛先のクライアントの審査(業種や規模、HPに記載されている情報や更新頻度等)」が重要になります。

そのため、ファクタリングの取引審査に落ちてしまった場合、取引先の信用がないと判断されたことがまず考えられます。

理由2. 売掛金の支払い期日が60日以上ある

売掛金が入金されるまでの期日が長い場合、未回収リスクが高いと判断されて審査落ちするケースがあります。

その理由はファクタリング会社としては、入金サイトが長ければ長いほど、その間に売掛先が倒産してしまい債権を回収できないリスクが高まってしまうためです。

入金期日が60日以上になると、審査落ちの可能性は高まると言われています。

理由3. ファクタリングの対象でない売掛金を利用している

サービスによって、ファクタリングの対象となる売掛金が異なります。例えば売掛先が個人事業主である場合や、クラウドソーシングサイトの請求書を申請している場合は対象とならないことも。

そのため、そもそも申請した売掛金が、ファクタリングの対象内かどうか調べる必要があります。

今回紹介した3つの理由以外にも、額面の金額がサービスの規定よりも低いことや利用者の信用度が低いと判断されたことなどが、審査落ちの理由として考えられます。

フリーランス&個人事業主がファクタリングを使う際の注意点

手数料を把握して、無計画に利用しない

手数料を理解しないままファクタリングを利用してしまうと、かえって資金繰りを悪化させてしまう可能性があります。

例えば、100万円の売掛金を手数料率5%でファクタリングした場合、5万円が手数料として差し引かれ、実際に受け取れる金額は95万円になることには注意が必要です。

また、サービスによっては利用限度額が設定されている場合もあり、希望する金額を全額調達できないことも。

そのため、ファクタリングを利用する際は事前に資金繰り計画を立てて、本当に必要な金額を把握しておくことが大切です。

3社間ファクタリングでは売掛先に承諾をとる

2社間ではなく「3社間ファクタリング」を利用する場合は、ファクタリングの利用には売掛先の同意が必要です

もし売掛先に無断でファクタリングを利用してしまうと、契約違反になる可能性も。最悪の場合、取引停止になることも考えられます。

フリーランス&個人事業主のファクタリング以外の資金調達方法

ファクタリングはあくまで資金調達方法のひとつ。

ファクタリング以外の方法を利用して資金調達するのも選択肢に入れておきましょう。

方法1. 給付金・補助金・助成金

特定の条件を満たす個人事業主や法人に対して提供される支援制度が給付金や補助金、助成金制度です。

給付金は個人向けが中心ですが、内容によっては事業者向けもあります。個人事業主向けには、たとえば以下のような補助金・助成金があります。

  • IT導入補助金
  • 事業再構築補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

どれも融資とは異なるため、返済の義務はなく負債にもなりません。しかし、助成金や補助金は後払い方式になるため、利用するにはいったん立替払いができるように自己資金を確保しておく必要があります。

方法2. ビジネスローン

ビジネスローンとは、事業活動のためのローンです。おもに個人事業主や法人(企業含む)を対象としています。事業活動に利用することが条件のため、事業関連であればさまざまな目的に使うことが可能です。

ただし、ビジネスローンを利用すると、借り入れ記録が信用情報機関に登録されます。信用情報は個人の融資審査でもチェックされるため、借入額の大きさによっては個人の融資に影響を及ぼすおそれがあります。

方法3. クラウドファンディング

クラウドファンディングは、個人事業主などがインターネット上で自身の事業やプロジェクトの説明を行い、興味をもった支援者から出資してもらうことで資金調達ができます

これも借金にはならないため、無借金での資金調達を考えるなら検討したい手段です。

事前に目標金額を設定できますが、目標金額まで資金を集められなかったときは資金を受け取れないケースがほとんど。資金を受け取るために、多くの支援者の心を動かすような事業の提案や魅力的なリターンを用意しましょう。

フリーランス&個人事業主のファクタリングについてよくある質問

Q1.少し怖い…ファクタリングは本当に違法じゃない?

「請求書の買取サービス」と言われると怪しく感じられるかもしれませんが、ファクタリング自体に違法性は一切ありません。

フリーランスが請求書を発行し、取引先に受理されている場合、取引先に対して売掛債権(お金を請求できる権利)を持っていることになります。

ファクタリングでは請求書(売掛債権)をファクタリング事業者に売り、事業者は手数料を差し引いた額をフリーランスに振り込みます。そして、振込日にフリーランスのもとへ報酬が払われたら、フリーランスはファクタリング事業者に全額を振り込みます。

フリーランスは期日より早く現金を入手でき、事業者は手数料収入を得られるので、お互いにメリットがあるわけです。

Q. 売掛先が個人でもファクタリングを申し込める?

売掛先が法人ではなく個人の場合でも、サービスによってファクタリングを申し込むことができます。

取引先が個人事業主の場合でも利用可能と明記している「QuQuMo」などのサービスを利用するのがおすすめです。

Q. ファクタリングを利用する際に必要な書類は?

フリーランスや個人事業主がファクタリングを利用する時には、主に以下の書類の提出が求められます。

  • 売掛債権を証明する資料
    (請求書や支払い通知書)
  • 本人確認書類
    (運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、パスポートなど)
  • 銀行の入出金明細データ
    (事業活動で利用しているもの)
  • 確定申告書
  • 取引を示すエビデンス
  • 事業計画書 など

提出が求められる資料の種類や数は、サービスによって異なります。「ペイトナーファクタリング」など、必要書類が少ないファクタリングサービスもあるため、用意が面倒だと感じる方は利用してみるのもおすすめです。

Q. クライアントが倒産し、売掛金を返せなくなったらどうなる?

ファクタリングサービスでは、売掛先の倒産リスクも含めて請求書の買取をしてくれます。

万が一クライアントが倒産し、売掛金をサービス側に支払えなくなった場合も、基本的にフリーランス側に返済義務はないので、安心して資金調達ができます。

おわりに

ファクタリングは用途こそ限られますが、「すぐにまとまったお金が欲しい」というニーズに応えてくれるサービスです。一方、発展途上なジャンルのためサービスの質にもバラつきがあり、ユーザーの目利き力が重要になってきます。

今回の記事を参考に、どのファクタリングサービスを利用するか検討してみてください。

【結論はこちら!】

なお、フリーランス・副業向けマッチングサービスWorkship』なら、報酬の前払いが可能で、資金繰りがグッと楽になります!

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『Workship』では、公開案件の80%以上がリモートOKと働く場所を選ばず、さまざまな職種の案件が紹介されています。

前払いオプションを利用すると、期日を待たずに報酬を受け取ることが可能で、支払通知書の締め日から最短で1〜4営業日後に振込みが可能です。これによってフリーランスも資金繰りの不安を軽減し、仕事に取り組むことができます。

時給1,500円〜10,000円の高単価な案件のみ掲載しているため、手厚いサポートを受けながら、良質な案件を受けたい方におすすめです。

(執筆&編集:Workship MAGAZINE編集部 監修:トージンFP事務所

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