エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「記事のサムネイルが欲しい!」
「広告のバナーを手軽に作りたい!」
「でも予算がない……」
マーケティング担当やコンテンツ制作者なら、このようなお悩みを持っている方は多いですよね。筆者もその一人です。
こんにちは、Workship MAGAZINE編集長のじきるうです。実は最近、バナー作成を手軽に作れる最強のツールを教えてもらいました。『Adobe Express』っていうんですけど、知っていますか? これめっちゃすごいですよ??
Adobe Expressめちゃ便利なのでもっと広まってほしい。無料で使えるのに超ハイクオリティなグラフィックデザインが初心者でも簡単に作れる。プロが作ったテンプレートが大量にあるのでこれ改変すればOK。画像素材が豊富で1.6億点もあるらしい。スマホアプリ版もPC版もある。記事のサムネ作りにもぜひ。 pic.twitter.com/zPTXrWDkZd
— じきるう 編集者 (@kazzikill) December 8, 2022
▲PR関係なくプライベートでツイートしたやつ(少しバズった)
高品質なバナーやグラフィックデザインが作れるツールで、無料で使えちゃうんです。しかも安心と信頼のアドビ製。アドビのソフトってめっちゃ高級なイメージがあるんですけど、本当に無料でいいんですか??
今回、アドビさんからあらためてPRのお仕事をいただいたので、Adobe Expressを6ヶ月前から使っている筆者がレビューしてみました。
※本記事はアドビ株式会社の提供でお送りします
目次
筆者はWebメディアの編集長として働いていますが、仕事の一つとして「記事のアイキャッチ用バナー画像の用意」が、記事の数だけあります。Workship MAGAZINEでは月に30〜40本の記事を配信しているので、30〜40枚のバナー画像が必要になる計算です。くわえて、Webメディアの関連サービスや商品の広告バナーを作る機会もたびたびあります。
本当はすべてデザイナーさんに依頼したいのですが、予算の都合上でどうしても内製せざるをえない……という場面がけっこうあるんです。
そんなとき、Adobe Expressは大いに力を発揮してくれます。たとえば以下は、実際に筆者がAdobe Expressで作成したバナー画像の一例です。
……どうでしょう? 筆者はデザインスキルのない素人ですが、素人にしてはけっこう良いクオリティではないでしょうか。
これらは筆者が1からデザインしたものではありません。Adobe Expressのテンプレートとして用意されているデザインを、ちょこっと改変しただけです。このくらいのデザインであれば数分で作れちゃうので、公私ともにかなり重宝しています。(PR関係なく)
筆者はこれまで6ヶ月ほどAdobe Expressを使っているのですが、その中で「これ良いな!」と思ったポイントを5つ紹介します。
先ほどもご紹介した、以下のバナー画像をご覧ください。
実はこちら、Adobe Expressに最初から入っているテンプレートの「文字」を変えただけなんです。
以下が元のテンプレートです。
「かしこく!お得に利用する!」の部分を変えただけですね。手抜きにも程があります。
でも、そんな感じに「文字」だけ入れ替えれば完成する!といった、かゆいところに手が届く丁度良いテンプレートがかなりの数用意されているんです。
そう……かなりの数用意されているんです!!!
テンプレート総数は現在、10万種類以上。ロイヤリティフリーの写真やイラスト、アイコン素材も無数に用意されています。アドビさんに聞いたところ「テンプレートは毎月追加している」そうです。一生使っても使いきれない。
とくに何かしらのイベントやシーズンが来るたびに、それに合わせたテンプレートが新規追加されています。この記事を書いている2月時点では、バレンタインデーや恵方巻きなどのテンプレートが追加されていました。
地味にこれがありがたく、コンテンツや広告キャンペーンのネタに迷ったときのヒントにもなるんですよね。テンプレートを眺めているだけでもアイデアがどんどん湧いてきます。
世の中にデザインツールやアプリは星の数ほどありますが、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorのようなプロフェッショナル向けのツールは使いこなすのに時間がかかり、初心者にはなかなか手が出しにくいもの……。
しかしこのAdobe Expressは、アドビ製品にもかかわらず(!)素人でも直感的に使えてしまうのです。以下は筆者がAdobe Expressを使ってテキトーにつくった広告バナーデザインです(※8倍速動画)。
ご覧のとおり、マウス操作とテキスト入力だけで、すべてのデザイン編集を完結できます。ショートカットキーを覚える必要すらありません。「ここ押したらこうなるやろ!」ってのが、すべてそのとおり実行できます。素人にはこのくらいわかりやすいのがありがたいです……。
仕事でバナーデザインを作成する場合、チームメンバーとデータを共有したいこともあるでしょう。そんな機能も、Adobe Expressは無料で提供してくれています。
また、編集データはiOS/Androidアプリ版のAdobe Expressでも編集可能。
右上の「共有」をクリックして表示されるQRコードを、お手持ちのモバイル端末で読み込めばそのまま編集できます。
なお、あらかじめモバイル端末でAdobeアカウントにログインしておけば、自動的にデータが共有されるので、QRコードで読み取る必要もありません。
今回一番伝えたかったことは、そう!!!!!!!!
これ!!!!!!!!!!
無料!!!!!!!! タダで使えるんです!!!!!
アドビ製品って月額ウン千円と正直安くないものが多いので、素人からすると「プロフェッショナル向けのツールだよな〜」という感じでした。
それがこのAdobe Expressは基本無料!!!! クレカの登録も必要なし!!!!!!
なぜ高級なイメージのあるアドビブランドで無料提供しているのか、アドビの担当者さんに聞いたところ、「Adobe Expressをきっかけに他のアドビ製品も知ってくれればという思いから、無料提供しています」とのこと。やさしいかよ……!
ちなみに2万種類以上のAdobe Fonts、1億6,000万点以上のAdobe Stock、100GBのストレージなどが使えるプレミアムプラン(月額税込1,078円)もありますが、初心者にはオーバースペックなのでまずは無料版で十分だと思います。
筆者はデザイン素人なのでAdobe Expressのテンプレートをほぼそのまま使っているのですが、「できればもう少しこだわりたい!」という人もいるでしょう。
そこで、実際にプロのデザイナーとして活躍している今西宗也さんに、バナー作りのステップを伺いました。
今西さんいわく「すべてを完璧にこなす必要はありませんが、これらの視点を持つことでバナーのクオリティがグンとあがります」とのこと。使えそうな部分だけでも参考にしてください!
デザイナー/アートディレクター。龍谷大学国際文化学部を卒業後、アパレル業界にて販売、店舗作りに従事。美容メーカーでの営業を経て、デザイナーに転身。約3年間Web制作会社でデザイン業務に携わった後、株式会社GIGにジョイン。一線でアートディレクションしながら後輩の育成にも取り組む。
そもそもバナーを作る目的はなんでしょうか?
「とにかくクリックを稼ぎたい」「かわいい雰囲気にしたい」などさまざまな要望はあると思いますが、それが目的とマッチしていないと不具合が起こるかもしれません。いくらクリックさせたいからと言って、ビビットな黄色×黒など目立つ色にすると、うさんくさく見えてブランドを損ねる恐れがありますよね。
私がよく意識しているのはこのあたりです。
箇条書きで洗い出し、ユーザー心理を可視化するのが大切です。
ステップ1で洗い出した内容をもとに、バナーの方向性を決めていきます。クール、ポップ、シンプル、ラグジュアリーなど、見る人に与えたいイメージの方向性を考えていきましょう。
なお、方向性によって使うフォントの種類も変わってきます。以下はその一例です。
フォントはデザインの方向性を大きく左右する要素です。与えたいイメージにあわせて検討しましょう。
デザインの方向性が決まって、さあデザインしよう!となるかもしれませんが、ちょっと待ってください。プロのデザイナーでも、既存のデザインを参考にしてから作り始めます。自分の発想だけで勝負するのはすこし危ないです。
各種デザインまとめサイトやギャラリーサイトで、作りたいデザインの方向性で検索してみましょう。作るべきもののイメージが湧いてくるはずです。なお、Adobe Expressで検索するのもいいですね。既存のテンプレートがたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。
何をメインとし、何をフックとするか決めましょう。
バナーのデザイン要素としては、大きく3つに分けられます。
基本的には、目立たせたい要素を大きく表示するようにしましょう。なおタイポグラフィ(文字のデザイン)を目立たせる場合、縁取りやシャドウによって強調することもできます。
写真素材を使う場合、明度・彩度・コントラストを調整してみましょう。
写真を目立たせたいときは明度・彩度・コントラストを高めていきます。逆に写真を目立たせず背景程度に使いたい場合は、それらを下げたり、上から黒のレイヤーを薄く乗せるケースもあります。
デザインには「4大原則」と呼ばれる有名なルールがあります。
バナーデザインにおいてはデザインすべき要素が限られるので、この中でもとくに「対比」が大切です。目立たせたいポイントを強調し、他は控えめにしましょう。
強調したい要素は色、サイズ、罫線、シャドウなどを使うのがベターです。ただし、強調したいからといって全効果を掛け合わせるといった使い過ぎには注意しましょう。
色は面積が広いと目につきやすく、同時にバナーの印象を決定づけてしまう強さがあります。配色一つで全体の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。
配色は「組み合わせ」がとても大切です。仮に「おしゃれなピンク系」のデザインをするにしても、どんな色と組み合わせるかでイメージは大きく変わります。たとえば以下をご覧ください。
左右どちらも淡いピンクを使っていますが、左は薄い青と組み合わせて淡いかわいさを出している一方で、右は濃い緑と組み合わせてコントラストをはっきりとさせた配色となっています。このように、色は複数色で考えたほうが方向性が見えやすいです。
続いてタイポグラフィを作っていきます。世の中にフォントは数えきれないほどあるため迷いどころですが、ここで自分なりの「推しフォント」があると便利です。
一例として、私の推しフォントはこの2つですね。
※いずれもAdobe Expressにて使用可能
かつては高級感やカッコよさが重視されていたこともありますが、最近は「ひとのまるみ」を感じるあたたかいものが好まれる傾向にあります。「筑紫」シリーズのフォントはそういった背景からおすすめですね。
デザインをしていくと、要素を盛り込みすぎて「結局なにを伝えたいんだっけ?」というバナーができあがることもあります。
要素が多いと何に注目していいかわからなくなるので、最後にいらない要素を削る作業をしましょう。
ちなみに、これはデザイナーあるあるなのですが、引きすぎて逆に寂しくなってしまうケースも……。削ったあとにデザイン全体を俯瞰し、メインとなる要素とそれを引き立たせる要素のバランスを調整できるのがベストですが、そこがプロでも迷いがちということですね(笑)。
……と、ここまで述べてきましたが、Adobe Expressはそういったデザイナーが意識すべきポイントをおさえたテンプレートがかなり揃っているので、初心者の方がそこまで気をつける必要はないかもしれません!
デザイン初心者の方は必要な要素が過不足なく組み込まれていて、配色や強調のバランスも完成しているテンプレートをベースに、写真やテキストを入れ替えてバナーを作っていくのが良いのではないでしょうか。
プロから見ても高品質なデザインテンプレートが揃っているグラフィックデザインツール『Adobe Express』。
基本無料で使えるので、まずは試してみませんか? 筆者はこれからも使い続けてみます。マジで便利なので。
(執筆:じきるう 編集:くろぎ)
Adobe Express
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