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エンジニアの副業におすすめのサービス11選!メリットや戦略も解説

エンジニアの副業におすすめのサービス11選!メリットや戦略も解説
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エンジニアは副業案件の単価も高く、スキルアップにもつながるのでとてもおすすめです。しかしいざ副業案件を探してみると、どう探せばよいのか悩んだり、どんな副業をすべきか悩んだりするものです。

そこで本記事では、エンジニアが副業案件を受注する方法や案件探しに役立つサービス、おすすめの副業などを紹介します。記事後半で目的別の副業戦略もまとめておりますので、ぜひ最後までお読みください。

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エンジニアが副業案件を受注する方法4つ

まずは、エンジニアが副業案件を受注する方法を4つ紹介します。

  • マッチングサービスを利用する
  • クラウドソーシングを利用する
  • フリーランスエージェントを利用する
  • 築いた人脈で直接仕事をもらう

方法1. マッチングサービスを利用する

マッチングサービスとは、クライアントとフリーランスをマッチングさせるサービスのことです。クライアントが掲載した募集要項に対して応募し、互いに内容に合意すれば仕事が始まります。

マッチングサービスには、以下のようなサービスがあります。

サービス名 特徴
Workship ・フロントエンド、バックエンド、インフラ、iOS/Android、機械学習など幅広いエンジニア案件を多数取り扱っている
・時給3,000円〜8,000円程度の高単価案件が多く、週1-2日からの案件も充実しているため副業との両立が可能
・サービス・サポートが全て無料で、成約時には1万円のお祝い金がもらえる
SOKUDAN ・リモート案件が92%を占めており、場所を問わない柔軟な働き方が可能
・週2.4日が平均稼働日数で、週1〜3日の案件が豊富にあり副業・複業がしやすい
・案件の平均単価が32.1万円と高単価で、手数料0円のため報酬を最大限得られる
クラウドテック ・リモートワーク案件が97%で、場所にとらわれない柔軟な働き方が可能
・週3-4日の案件が豊富で、複数案件の掛け持ちや、プライベートとの両立がしやすい
・案件提案から契約締結、勤怠管理までをすべてオンラインで完結でき、継続率90%以上を実現

場合によっては事前に面談を行うこともあるため、それ相応の準備は必要です。すくなくともこれまで実施したプロジェクトの情報や、知識・経験についてスラスラ話せるように準備しておきましょう。

方法2. クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングとは、依頼主がオンラインで不特定多数の人にお仕事をお願いする雇用形態です。

クラウドソーシングは次のような流れで行われます。

  1. クライアントが求人を出す
  2. サービスを利用する側が、募集中の仕事に対して提案をする
  3. クライアントが仕事を依頼する相手を選択し、発注する

このように、オークションやコンペに似た形式を取るのがクラウドソーシングです。その仕組み上、ほかの提案者より魅力的な提案をできるかがポイントになります。

クラウドソーシングの活用を考えている方は、以下の記事もおすすめです。

方法3. フリーランスエージェントを利用する

フリーランスエージェントもエンジニアの副業案件受注に役立ちます。

クラウドソーシングが「募集中の案件に応募する」形式のサービスであるのに対し、フリーランスエージェントは「エージェントが仕事を紹介する」形式のサービスです。

フリーランスエージェントを利用することで、自身のスキルセットや動ける時間帯、希望する仕事ジャンルに応じた案件を探せます。

やや規模の大きな開発案件が多く、「高額案件を受注したい」という中級者〜上級者のエンジニアにおすすめの選択肢です。

フリーランスエージェントについて、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

方法4. 築いた人脈で直接仕事をもらう

これまでに築いた人脈から直接仕事をもらう場合は、手数料やシステム利用料がかからないため、効率よく稼げます。

また一度できた人脈からは定期的に仕事をもらえることが多いです。自ら案件を探す手間も減るため、さらに効率の良い稼ぎが可能です。

一方で、契約内容や金銭的なトラブルが起きやすいというデメリットもあります。

トラブル回避のため、仕事を引き受ける前には必要な予算や期間について丁寧に見積もりをし、契約内容を明確化しておきましょう。

エンジニア副業案件を探せるおすすめサービス11選

ここからは、副業案件を探せるサービスを11選紹介します。事前に登録して案件を見ておくと自分にできそうな仕事を見つけやすいのでおすすめです。

1. Workship

Workship

Workship』はIT業界で活躍するフリーランス・副業向けマッチングサービスです。

エージェント機能では、ポジションや働き方などに合わせて最適な案件を提案してくれます。週1〜プロジェクト単位で案件に参画できるほか、リモートワーク案件が半数以上など、希望に合ったプロジェクトに参加できます。

紹介可能な案件のなかにはAIやディープラーニングVRやブロックチェーンなど、エンジニアのキャリアアップとして魅力的な案件も豊富です。

トラブル相談窓口や会員制優待サービスの無料付帯など、安心して働ける仕組みがあるのも嬉しいポイント。時給1,500円〜10,000円の高単価な案件のみ掲載しているため、手厚いサポートを受けながら、良質な案件を受けたい方におすすめです。

2. SOKUDAN

SOKUDAN

▲出典:SOKUDAN

SOKUDAN』はフリーランスや副業・複業向けの業務委託マッチングサービスです。

エンジニア、マーケター、営業、事業企画など、様々な職種の案件を取り扱っており、92%がリモート案件で、場所にとらわれない柔軟な働き方が可能です。案件の平均稼働日数は週2.4日と、副業に適した案件が豊富にあります。

平均単価は32.1万円と高単価案件が中心で、経験値の高い方にとってキャリアアップの機会となります。また、案件成約の手数料はゼロなので、手数料によって単価が下がることはありません。

特徴的なのは「最速のマッチング」で、基本情報の登録はわずか60秒。応募から即日面談、1週間以内にマッチングするケースもあり、通常2〜3週間程度で案件が決まります。スキルや希望に合った案件を精査して紹介するため、質の高いマッチングを実現しています。

上場企業からスタートアップまで、優良企業の案件が多数掲載されているため、キャリアアップを目指すフリーランス・副業人材におすすめのサービスです。

3. ランサーズ

ランサーズの写真

ランサーズ』は、国内最大級のクラウドソーシングサービスです。案件数・利用者数ともに極めて多く、エンジニア向けの案件も幅広く取り扱っています。

Webページの制作やツール開発、スマホアプリ開発からシステム開発のヘルプ要員まで、さまざまな仕事が常時募集されており、IT業界で働くエンジニアであればランサーズ上で仕事を見つけられるでしょう。

サービス開始年月 2008年12月
サービス規模 きわめて大規模
(依頼件数210万、依頼総額2100億円)
案件のカテゴリ システム開発・運用
Web制作・Webデザイン
デザイン制作
ライティング・ネーミング
タスク・作業
翻訳・通訳サービス
マルチメディア
ビジネス・事務・専門・その他
仕事を受注する際の手数料 報酬額10万円まで:20%
報酬額10~20万円:10%
報酬額20万円以上:5%

4. クラウドワークス

クラウドワークスの写真

クラウドワークス』は、ランサーズと双璧をなす国内最大級のクラウドソーシングサービスです。2012年よりサービスを開始しており、案件数や利用者数も多く、機能も豊富です。

さまざまなエンジニア向けの案件が取り揃えられており、システム開発、スマホアプリ開発、WEBページ制作やハードウェア開発まで幅広い仕事が常時募集中となっています。

サービス開始年月 2012年3月
サービス規模 きわめて大規模
(ユーザ数261万、依頼件数243万)
案件のカテゴリ システム開発
アプリ・スマートフォン開発
ハードウェア設計・開発
ホームページ制作・Webデザイン
デザイン
ライティング・記事作成
ネーミング・アイデア
翻訳・通訳サービス
ECサイト・ネットショップ構築
サイト運営・ビジネス
事務・ビジネスサポート・調査
カンタン作業
写真・画像・動画
3D-CG制作
音楽・音響・BGM
プロジェクト・保守運用メンバー募集
暮らし・社会
仕事を受注する際の手数料 報酬額10万円まで:20%
報酬額10~20万円:10%
報酬額20万円以上:5%

5. ココナラ

ココナラ

▲出典:ココナラ

ココナラ』は、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。

エンジニア向けのカテゴリでは、Webサイト制作、アプリ開発、プログラミング相談、技術レビューなど、幅広い技術サービスの取引が可能です。サービス提供はすべてオンラインで完結するため、時間や場所を気にせず柔軟に対応できます。

自分の得意なスキルや経験をサービスとして出品することで、クライアントから依頼が届くのが特徴です。またスキルや開発実績をポートフォリオとして登録し、技術ブログでの情報発信も可能で、技術力をアピールする場所としても活用できます。

取引の際の金銭のやり取りはココナラが仲介し、365日体制のサポートも行っているため、安心・安全に利用できます。プログラミングスキルを活かして副業収入を得たい方におすすめです。

6. レバテックフリーランス

レバテックフリーランス

▲出典:レバテックフリーランス

レバテックフリーランス』は、IT・Web系のフリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスです。

業界動向や技術に精通したコーディネーターが、ご希望に沿った案件を提案します。Java、PHP、Python、Rubyなど、様々な言語・技術スタックの案件を取り扱っており、上流工程からの参画やリモートワークにも対応しています。

主な特徴は以下の3つです。

  1. 高単価案件が豊富
  2. 精度の高いマッチング
  3. 充実したサポート体制

さらに登録者限定の機能として、スカウトサービスや市場分析ダッシュボード、案件・企業の評判情報なども提供しています。また福利厚生パッケージも用意されており、フリーランスの安定した働き方をトータルでサポート可能です。

エンジニアのキャリアアップを目指す方、高単価案件での活躍を目指す方におすすめのサービスです。

7. ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ

▲出典:ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ』は、IT起業家・フリーランスの自立を支援する案件紹介サービスです。スタートアップ・ベンチャー企業の案件を多く取り扱っており、週2日からの柔軟な働き方に対応しています。

主な特徴は以下の3つです。

  1. リモートワークや週2-3日から働ける案件が豊富
  2. 仲介会社を介さない直接契約により高単価を実現
  3. 最新技術に触れられる案件が豊富

サービス利用の流れは簡単で、無料会員登録後、専属エージェントとの面談を経て案件紹介を受けることができます。エージェントが希望条件に合う案件を厳選して紹介し、契約交渉から参画後のフォローまで一貫してサポートします。

取引実績のある企業は2,000社以上で、KAIZEN PLATFORM、Cookpad、Coincheckなど、著名なIT企業との取引実績があります。エンジニアのキャリアアップを目指す方、柔軟な働き方で高単価案件にチャレンジしたい方におすすめのサービスです。

8. ジョブハブ

ジョブハブの写真

ジョブハブ』は2012年8月にサービスを開始した、株式会社パソナJOB HUBが運営するクラウドソーシングサービスです。

ジョブハブのメリットは、仕事の受注者に手数料やシステム利用料が存在しないことです。

ジョブハブでは発注者がすべての手数料を負担する仕組みになっています。そのため受注者は、クラウドソーシングサービスでありがちな手数料やシステム手数料による報酬額の大幅減を気にする必要がありません。

サービス規模のわりには高額な開発案件が募集されることもあるので、興味のある方は定期的なチェックをおすすめします。

サービス開始年月 2012年8月
サービス規模 小規模
案件のカテゴリ 開発・プログラミング
デザイン・DTP
ライティング&翻訳
データ入力・加工
仕事を受注する際の手数料 無し(発注者負担)

9. Midworks

Midworksの写真

Midworks』は「正社員並みの保証がつくこと」「単価を公開していること」「低マージンであること」が特徴のフリーランスエージェントです。

ITエンジニアおよびデザイナー専門のエージェントであり、「エンジニアが選ぶIT系フリーランス専門エージェントサービス」では第1位を獲得するほど、エンジニアからの満足度が高いサービスです。

フリーランスをメインの顧客に据えたサービスであるため、平日案件や週3日〜の案件が中心です。しかし、なかには副業として参画可能な案件もあります。

10. HiPro Tech

HiPro Tech

▲出典:HiPro Tech

HiPro Tech』は、人材大手のパーソルキャリアが運営するフリーランスITエンジニア向けエージェントサービスです。

アプリエンジニア向けの案件が揃っているのが特徴で、企業との直接契約ができる案件や長期契約が可能な案件、スキル向上に繋がる案件も豊富。

案件の紹介だけでなく、会員登録後のインタビューから契約締結、案件参画後のアフターフォローまで、担当者の手厚いサポートが受けられるのも魅力です。

11. シューマツワーカー

シューマツワーカー_TOP画像

シューマツワーカー』は、副業案件を専門に取り扱うフリーランスエージェントです。平日夜や土日など、曜日・時間を限定した副業を多く紹介しています。

AIやIoT、FinTechなど、革新的な技術の開発案件も紹介されており、自身のキャリアアップを図りたいITエンジニアの方にもおすすめのエージェントです。

比較的報酬額の高い案件が多く、また専属のコンシェルジュによるサポートも手厚いため、スキマ時間を有効に活用したい場合におすすめです。

エンジニアにおすすめの副業6選

エンジニアにおすすめの副業は、開発案件だけではありません。ここでは、以下6つの副業を紹介します。

  1. Webサイトの改修
  2. Webサイト制作
  3. システム開発・アプリ開発
  4. プログラミング講師
  5. インフラ環境の構築
  6. Webライティング

少ない時間から着手できるものもあるので、詳しく見ていきましょう。

1. Webサイトの改修

Webサイトの改修は、エンジニアにとって手軽に始められる副業の一つです。既存のWebサイトのデザイン変更や機能追加、バグ修正など、短期間で終えられる作業が多く、時間の調整がしやすい点が魅力です。

特に初めて副業を始める場合、小さな案件から徐々にペースをつかんでいくことが重要となります。その点、Webサイトの改修は少ない時間で対応しやすいのでおすすめです。

特に、WordPressなどのCMSを扱った経験があれば、小規模な個人や中小企業の依頼を受けやすくなります。クライアントと直接コミュニケーションを取りながら、自身のスキルを実務に活かせる機会が増え、経験を積むことができます。

2. Webサイト制作

Webサイト制作は、エンジニアにとって取り組みやすい副業の一つです。比較的短期間で完了する案件が多く、スケジュールを柔軟に調整しやすいからです。

また、個人事業主や中小企業からのニーズが多く、案件を獲得しやすいことも魅力です。Webサイト制作には、ゼロからデザインを考え、それをコードで形にしていく過程に大きなやりがいがあります。

最終的にクライアントが満足する成果物を提供することで、達成感と成長を実感できます。

また、Webサイト制作を通じて得られる経験は多岐にわたります。デザインのトレンドやUI/UXの知識を深めるだけでなく、クライアントとのコミュニケーションを通じて要件定義やプロジェクト管理のスキルも磨けます。

3. システム開発・アプリ開発

システム開発やアプリ開発も、エンジニアが取り組める副業の一つです。フルリモートでプロジェクトに参画し、開発を進める案件も多く、場所に縛られず自由に働ける点が魅力です。

また、月単価や時間単価で企業と契約し、安定した収入を得ることが可能です。

やりがいとしては、自分の手でシステムやアプリを形にし、利用者からのフィードバックを直接受け取れることが挙げられます。特に、ユーザーが実際に使って役立ったと感じる瞬間には、大きな達成感を得られます。

さまざまなプロジェクトに関わることで、技術的な知識やスキルを幅広く学ぶことができ、自己成長にもつながります。

4. プログラミング講師

エンジニア不足に伴い、プログラミングスクールが現在急増しています。そのため、講師として自身の技術を教える『プログラミング講師』は非常に重宝されます。

一般的なプログラミングスクールのほか、オンラインサロンなどで講師業をするエンジニアも増えています。スケジュールも立てやすく、オンラインサロンではすべてWeb上で完結するため、副業に向いている仕事です。

5. インフラ環境の構築

インフラ環境の構築も、エンジニアが取り組める副業の一つです。特にクラウド環境の構築は、副業案件でも需要が高く、多く取り扱われています。

クラウド環境の構築では、サーバーのセットアップ、ネットワークの設定、セキュリティ対策など幅広い業務があります。そのため、クラウド技術に精通し、顧客のニーズに応じた最適なインフラを設計・実装する力が求められます。

顧客のビジネスを支える基盤を構築することで、大きな責任感と達成感を得られる点が魅力です。また、最新の技術に触れる機会が多く、技術力の向上や自身の市場価値を高めることができることも大きなメリットです。

6. Webライティング

Webライティングは、手軽に始められる副業として人気があります。クライアントの要望に沿ってWebコンテンツの執筆やコピーライティングを行うため、柔軟に対応しやすい点が魅力です。

特に、エンジニアとしての知識を活かして技術記事や解説コンテンツを執筆することで、自分の知識の整理や記憶の定着にも役立ちます。

副業としての単価は高くない場合もありますが、執筆が得意なエンジニアにとっては、自分の専門性を発信しつつスキルを伸ばせる良い機会となります。

エンジニアが副業するメリット3つ

少しだけ、わたしの話をします。

わたしが副業を始めたのは、新人エンジニアとして入社して半年が経ったころです。

大学卒業後の3年間を他業界で過ごしたわたしは、早く周りとの差を埋めたいと思っていました。

「10人いる同期の誰にも負けたくない。早く先輩を追い抜きたい。人と同じことをやっていては駄目だ」

戦略として、わたしは副業を選びました。

副業を通してエンジニアとしての腕を磨き、知見を広げよう。そう意気込んで始めた副業でしたが、まもなく当初の目的は忘れました。副業がおもしろかったからです。

同期10人への対抗心は忘れ、先輩は仕事仲間になり、競うべき戦場は社内から国内に変わりました。

エンジニアとしての知識や技術を生かした副業は、最初に想定していたよりずっと刺激的で、お金になるうえに技術もつくという素晴らしい体験をもたらしてくれました。

そんななかで感じた、エンジニアの副業のメリットについて紹介していきます。

メリット1. 稼ぎが増えてスキルも身につく

副業をすることで稼ぎが増えただけでなく、スキルも身につきました。

副業をせずとも、腕を磨くことは可能です。

個人開発をするもよし、流行りのライブラリの中身を覗くもよし、新たな言語やフレームワークに触れるもよし、OSS(オープンソースソフトウェア)の開発に加わるもよしです。

しかし副業は、稼ぎとスキルの向上を両立できるというメリットがあります。

また、稼ぎが増えることでより多くの自己投資が可能になります。

より多くの技術書を購入できるようになり、『AWS』や『firebase』などのモダンなサービスの有料利用が可能になり、気になる勉強会のために県をまたいで遠出することも気軽になります。

副業は、スキル向上と自己投資のサイクルを生み出すのに最適な選択肢なのです。

とくにエンジニアは、スキルと副業が直結します。

副業でスキルの幅が広がれば、引き受けられる仕事の種類もまた広がります。

その技術を本業で生かすことも可能ですし、本業で得たスキルを副業で深めることも可能です。

メリット2. キャリアや人脈が広がる

本業では触れない技術の仕事で成果を出すことは、自身のキャリアを広げます。これは、副業が「仕事」であるからこそのメリットです。

転職活動のときや新規プロジェクトへの参加要望時に、「仕事でこんな成果を出した」という確かな経歴は「仕事ではないけどこんなことを勉強しました」と口で主張するより相手に強く響くでしょう。

また、キャリアが広がることで人脈も広がります。

副業を始めてすぐのころは、経歴も浅く、声をかけてくれる人も多くありません。こちらから声をかけても興味を持ってもらえないことが大半です。

しかし経験を積むと、いろいろなジャンルの人から声をかけてもらえるようになります。

仕事の依頼人として他業種の人と繋がることもありますし、ほかのエンジニアから共同開発の誘いを受けることもあります。

キャリアと人脈、そして副業とが連鎖することで、エンジニアとして成長し続けられるのです。

メリット3. 平日夜や土日などの空き時間を有効活用できる

平日の夜や土日、そして本業の昼休み時間など、エンジニアはPCさえあればどこでも副業できます。

また副業は自分のリソースに合わせて業務量を変更できるため、働きたい時間だけ働くことができます。

エンジニア副業の単価や報酬相場

エンジニアの副業における単価や報酬相場は、経験年数、スキル、業務内容によって大きく異なります。一般的な時給相場は3,000円から4,000円程度ですが、以下のように経験年数によって変動します。

PR TIMES

▲出典:PR TIMES

業務内容による単価の違いも重要です。単発の開発案件では時給2,000〜時給5,000円、長期プロジェクトや上流工程に関わる案件ではさらに高い時給が期待できます。特にプロジェクトマネージャーやテックリードの役割では、時給6,000円以上の報酬が見込まれることもあります。

また、プログラミング言語や扱う技術によって報酬が異なる点にも注意が必要です。JavaScriptやPHPなどの人気言語は需要が高く、報酬も高くなる傾向があります。特に新しい技術やフレームワークを扱えるエンジニアは、高い時給を得られる可能性があります。

エージェントなどに登録し、自分のスキルや経験でどのぐらいの仕事が受けられるか調べてみるのがおすすめです。

エンジニアが副業するときの注意点3つ

エンジニアの副業は良いことも多いですが、気をつけねばならないケースも多々あります。ここでは、副業するときの注意点を3つ紹介します。

  1. 社内規定やコンプライアンスに違反しないようにする
  2. 稼働時間を管理し過労に気をつける
  3. 確定申告と税金の準備を怠らない

社内規定やコンプライアンスに違反しないようにする

エンジニアが副業を始める際に最も注意すべき点は、所属企業の社内規定やコンプライアンスに違反しないことです。多くの企業では副業に関する規定が設けられており、事前の申告や許可が必要な場合があります。

また、副業先での業務内容が本業と競合していないか、機密情報の取り扱いに問題がないかなども確認が必要です。

特に、以下のようなケースには十分な注意が必要です。

  • 所属企業と競合する企業での副業
  • 所属企業の機密情報を副業先で利用すること
  • 副業が本業の業務に支障をきたすこと

違反すると所属企業との信頼関係を損なうだけでなく、法的なトラブルに巻き込まれる可能性もあります。エンジニアは、副業を始める前に必ず社内規定を確認し、必要な手続きを踏むようにしましょう。

稼働時間を管理し過労に気をつける

副業をする際は、本業と副業の稼働時間を適切に管理することが重要です。例えば、本業が週40時間勤務の場合、副業は週10〜20時間程度に抑えるのが理想的でしょう。

また、本業と副業を合わせた総稼働時間が、週60時間を超えないように注意が必要です。過労は心身の健康を損なうだけでなく、生産性の低下にもつながります。

具体的には、以下のような工夫をしましょう。

  • スケジュール管理アプリを活用し、本業と副業の作業時間を可視化する
  • 副業の受注は、自分の能力や時間に見合った範囲で行う
  • 睡眠時間を十分に確保し、休息を取ることを優先する

自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で副業に取り組むことが、長期的に成果を上げるコツです。過労に陥らないよう、稼働時間の管理を怠らないようにしましょう。

確定申告と税金の準備を怠らない

エンジニアが副業を始める際、確定申告と税金の準備を怠ってはいけません。副業による収入が一定額を超えると、確定申告が必要になります。

例えば会社員の場合、副業収入が20万円を超えると確定申告が必須です。フリーランスの場合は、収入金額に関わらず確定申告を行わなければなりません。

また、税金の計算や納付も重要です。副業による所得税や住民税を適切に計算し、期日までに納付しましょう。必要経費の計上や青色申告の活用など、節税対策も検討すると良いでしょう。

不安な方は会計ソフトを登録しておくのがおすすめです。

【STEP1】お小遣い稼ぎをしたいエンジニア副業の戦略

一言にエンジニアの副業と言っても、稼ぎたい額に応じてその戦略はさまざまです。

まず副業をはじめて間もないエンジニアが、ひと月に1万円〜2万円ほど稼ぐための戦略をご紹介します。

クラウドソーシングで気になる仕事に「片っ端から」応募してみる

まずランサーズやクラウドワークスといった、規模の大きなクラウドソーシングサービスに登録し、気になる仕事に「片っ端から」応募しましょう。

副業を初めてやる場合、まず本業とのバランスや時間配分に慣れる必要があります。一つひとつ案件をこなしながら、これまでの生活に副業のリズムを組み込んでいきましょう。

片っ端から応募すると「案件を引き受けすぎてしまったらどうしよう」と思うかもしれませんが、大半の応募は通らないので問題ありません。

というのも、規模の大きなクラウドソーシングサービスは、ひとつの募集に対して多くの利用者が応募を送ります。案件数は多いですが、それ以上に利用者数もまた多いのです。

そのうえ発注者は実績のあるクラウドワーカーに仕事を頼む傾向にあります。そのため実績の浅いエンジニアは、なかなか案件を受注できません。

最初からそれを見越して数を打てば、いくつかは採用されるはずです。受注できた仕事を着実にこなし、完了したらまた応募する、を繰り返します。

少しずつ実績や評価が蓄積していき、そのうち適度に仕事を受注できるようになるでしょう。

効果的な企業へのアピール方法の1つとしてポートフォリオを作成することが挙げられます。気になる方は以下の記事をご覧ください。

LP制作やエンジニア向けライター案件は手軽

そもそもエンジニア歴が短く、「さまざまな案件に応募できるほどのスキルがない……」と思われる方もいるでしょう。

そういった方におすすめなのが、LP制作やエンジニア向けライター案件です。

LP(Landing Page)制作とは、主に1ページで完結した販売促進用のページを指します。1ページで完結するため、サーバー側のロジックに手を加える必要もなく、フロントとWebデザインの知識があれば引き受けられる仕事も多いです。

ITエンジニア向けのライター案件では、とくに入門者向けのプログラミングの解説記事案件などがおすすめです。

副業としてITエンジニア向けのライター案件に携わることは、知識のアウトプットのちょうど良い機会にもなります。

【STEP2】月5〜10万稼ぎたいエンジニア副業の戦略

仕事を引き受けつつ、クライアントとの信頼関係を強める

ひと月5〜10万円を副業で継続して稼ぐには、「定期的に仕事をくれる相手」が必要です。

クラウドソーシングにおける案件探しはそれなりに手間がかかるうえ、毎回思った通りに仕事が手に入るとも限りません。

そのためコツコツと副業で稼ぐなかで、取引した相手との信頼関係を少しずつ築いていきましょう。次第に相手から直接仕事をもらえるようになります。多くの案件を持っている相手と関係が作れたら、なお良しです。

定期的に依頼されるような関係を作れると、案件探しに費やす時間を、すべて稼ぐための時間に変えられます。

そうすると最初は月1〜2万円しか稼げなかったエンジニアでも、効率よく収入を増やせるようになるでしょう。

またクライアントと継続した関係をつくることは、クライアント側にも大きなメリットがあります。仕事を依頼する側にとっても、受注してくれる人を毎回探すのは手間のかかる作業だからです。

信頼関係を築くことは、仕事の依頼側・受注側の双方にとって良いことづくめです。クライアントの信頼獲得のために、ハイクオリティな納品物を期限内に提出できるよう心がけましょう。

業務ツール制作や小規模なアプリ開発で稼ぐ

少しずつ単価の高い案件へとシフトしていくことも大切です。

たとえば社内の業務ツールの制作などは継続的に仕事をもらいやすく、なおかつ高単価で仕事を引き受けやすいという点でおすすめです。

エンジニアにとっては大したことのないプログラムでも、非エンジニアにとっては画期的な業務改善につながる場合もあります。多くの非エンジニアが、仕事を効率化できるツールを求めているため、案件数も多い傾向にあります。スクレイピングを利用した定期的な情報収集なども、依頼されることの多いツールです。

また小規模なスマホアプリの開発などもおすすめです。

小規模スマホアプリの開発や、大規模アプリの一部分の改修程度であれば、比較的高単価で仕事を受注できます。

【STEP3】本業を超えるほど稼ぐエンジニア副業の戦略

この額を目指す場合は、より大きい規模・高い単価の案件を定期的に紹介してくれるフリーランスエージェントの利用をおすすめします。

フリーランスエージェントで単価の大きな仕事を狙う

フリーランスエージェントを利用することで、より高単価の仕事を探せます。クラウドソーシングと比べて求められる技術水準も高い傾向にあり、技術的に自信の付いてきたエンジニアがキャリアップを図るのにもおすすめです。

一度のプロジェクトで大きな報酬が手に入るフリーランスエージェントの案件に力を注ぐことで、本業に匹敵する、あるいはそれ以上の報酬を得ることも可能です。

積極的に自分を売り出して、直接仕事をもらう

積極的に自分を売り出すことも大切です。自分のスキルセットをSNSなどで積極的に公開していくことで、思わぬところから仕事の依頼が入るかもしれません。

フリーランスエージェントとは別経由で直接個人的に仕事の誘いが舞い込んでくる可能性は十二分にあります。

ぜひ積極的に自身のスキルを公開し、売り出しましょう。

エンジニアの副業に関してよくある質問5つ

最後に、エンジニアの副業に関してよくある質問と回答を5つ紹介します。

  • 週1や土日のみの副業はある?
  • 案件はどうやって探せばいいの?
  • 職種によって案件の探し方は変わる?
  • 副業を始めると確定申告は必要になるの?
  • 実際に副業をやってみた体験談などはないの?

質問1:週1や土日のみの副業はある?

エンジニアの副業は、週1日や土日のみの案件も豊富にあります。実際に調べてみましたが、今回紹介した副業案件を探せるサービスでも週1日や土日のみの案件はたくさんありました。

副業のスタートに最適なので、まずは週1日からできる案件を探してみてはいかがでしょうか。なお、週1日案件の探し方や週1日の案件で副業するコツについては、以下の記事をご一読ください。

質問2:案件はどうやって探せばいいの?

エンジニアの副業案件を探す主な方法は以下の通りです。

  1. フリーランス向けのWebサイトやプラットフォームを活用する
  2. SNSを活用する
  3. 人脈を活用する
  4. 自分でクライアントを開拓する
  5. エージェントを活用する

フリーランス向けのWebサイトやプラットフォームには、クラウドワークスやランサーズなどがあり、多数の案件が掲載されています。自分のスキルセットに合った案件を探すことができるでしょう。

SNSでは、TwitterやFacebookなどで副業案件の募集情報を探すことができます。関連するハッシュタグをフォローしたり、エンジニアコミュニティに参加したりすることで、情報収集に役立ちます。

また、エンジニア仲間や一緒に働いたことがある人に副業案件の紹介を依頼するのも一つの手です。信頼できる人からの紹介は、安心して案件に取り組むことができます。

他にも、エンジニア専門のエージェントに登録することで、自分に合った副業案件を紹介してもらうことができます。エージェントが間に入ることで、条件交渉なども円滑に進められるでしょう。

自分のスキルや経験、希望する条件などを考慮して、これらの方法を組み合わせることで、最適な副業案件を見つけることができます。

質問3:職種によって案件の探し方は変わる?

エンジニアの職種によって、副業案件の探し方には違いがあります。以下の表は、各職種の案件探しの特徴をまとめたものです。

職種 案件の探し方 重視されるポイント
Webエンジニア クラウドソーシングサイトやフリーランス向けのサイト スキルセットやポートフォリオの充実度
インフラエンジニア 人材紹介会社や専門的なエージェント 資格や実務経験
組込みエンジニア 業界特化型の求人サイトや人材紹介会社 専門性の高さと自分の強みの明確なアピール
データサイエンティスト 専門的なスキルが求められるため、人材紹介会社やスカウトサービス 機械学習やデータ分析の実績

このように、職種によって案件の探し方や重視されるポイントは異なります。自分の専門性やスキルを活かせる方法で案件を探すことが、副業成功の鍵となります。

質問4:副業を始めると確定申告は必要になるの?

エンジニアが副業を始めた場合、確定申告の必要性は以下の条件によって異なります。

副業形態 年間収入 確定申告の必要性 備考
正社員の場合 20万円以下 原則不要 会社員の場合は、副業による所得を会社に申告し、年末調整で調整してもらう必要あり
20万円超 原則必要 副業先で源泉徴収されている場合は、確定申告が不要な場合もあり
フリーランスの場合 年間収入に関わらず 必要 事業所得として扱われる。事業所得が38万円を超える場合は、所得税に加えて、住民税の納税も必要

 

副業を始めると、場合によっては確定申告が必要になります。確定申告の方法や注意点については、税理士や税務署に相談するのが良いでしょう。副業による収入が一定額を超える場合は、早めに対策を立てておくことをおすすめします。

質問5:実際に副業をやってみた体験談などはないの?

エンジニアが副業をやってみた体験談はあります。以下は、体験談の概要です。

副業の種類 作業時間 収入 コメント
ライター業務 週5~8時間 月5万円前後 エンジニア系のライティングは、自身のスキルや経験を活かせる副業でおすすめ
プログラミング案件 短期間 20万円程度 プログラミングスキルを活かせば、高単価の案件を受注できる可能性がある
個人ブログ運営 月1万円程度 サーバー代やドメイン代のコストがかかるため、収益化は難しい
YouTuber 半年間 収入なし 他人の二番煎じのような内容では、再生数を稼ぐのは難しい

より詳しい副業体験談や注意点については、以下の記事をご一読ください。

まとめ:副業で稼いでスキルアップにつなげよう

エンジニアの副業は、キャリアアップにも、自身の技術向上にもつながります。

最初は小規模なところからはじめ、少しずつ規模の大きな案件に挑戦することで、エンジニアとしての市場価値を高めていけるでしょう。

副業を通して形成したエンジニアのキャリアは、副業という枠を越えて、転職にも役立ちます。

またフリーランスとして活動することも、エンジニアのキャリアとしてはおもしろみのある選択です。

副業でさまざまな案件をこなし、ひとりのエンジニアとしての市場価値を高めることは、これから先のエンジニア人生をより楽しいものに変えてくれるはずです。

この記事を読んで、これからのエンジニア人生をもっと楽しもうという人がひとりでも増えることを願っています。

(執筆:sig_Left 編集:Shinohara Kyohei、じきるう、猫宮しろ)

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