文字数の多いコンテンツがSEOで有効な理由

Invest in Long Form Content

文字数の多いコンテンツは、画像や動画などの視覚に訴えるコンテンツや、Twitterなどの文字数の少ないコンテンツに埋もれてしまいがちです。

しかし、文字数の多いコンテンツには、視覚に訴える派手なコンテンツにはない魅力や効果があります。

今回は、文字数の多いコンテンツを作ることの利点や、作成時のポイントについて解説します。

文字数の多いコンテンツの長所

文字数の多いコンテンツには、以下のような長所があります。

  • トラフィックを増加させる
  • 権威を高め、信頼を構築する
  • Webサイト全体の価値を向上させる
  • リンクを獲得し、ブランド認知度を高める

リンクの獲得とブランド認知度の向上に関しては、アメリカ在住のデジタルマーケティング担当者を対象とした、リンクビルディングキャンペーンについての調査で明らかになりました。「リンクを獲得するのにもっとも効果的だと思うものはどれか?」という質問に対する回答が以下の図です。

Invest in Long Form Content

▲出典:aira

1位は「文字数が多いレポート形式のコンテンツ」で、2位「インタラクティブなコンテンツ」や3位「ブログの投稿」があとに続きます。

視覚に訴えるコンテンツは注目を集めやすいにもかかわらず、文字数の多いコンテンツのほうがリンク獲得に貢献したという結果になりました。

では、なぜ文字数の多いコンテンツはリンク獲得に効果的なのでしょうか。

文字数の多いコンテンツはなぜ優秀なのか

文字数の多いコンテンツは、SEOに効果的です。しかし、企業がその利点をすべて活かせることはほとんどありません。

ここからは、文字数が多いコンテンツが優秀である理由と、その利点を最大限に活用する方法を解説します。

理由1. Googleにとって理解しやすい

文字数の多いコンテンツには、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいという利点があります。

たとえば、視覚的に分かりやすいコンテンツとしてインフォグラフィックスが挙げられるでしょう。しかし、Googleはまだ画像コンテンツの良し悪しを判断するのが難しいのです。Googleはコンテンツをクロールしてインデックスを作りますが、人間と同じようにコンテンツを理解できるわけではありません。

インタラクティブなコンテンツや、視覚に訴えるコンテンツがGoogleに理解されない場合、ランキング上位に到達するのは非常に困難です。また、Googleが理解できないページばかりが乱立していると、Webサイト全体の評価が下がってしまう危険性もあります。

これに対して、テキストコンテンツはGoogleが理解しやすく、オーガニック検索において高い評価を得られます。

理由2. 複数のキーワードをターゲットにしやすい

文字数の多いコンテンツは、クローラビリティが高いだけでなく、さまざまなキーワードやトピックをターゲットにできます。これは、さまざまなキーワードでコンテンツを検索上位に表示でき、トラフィックを獲得できることを意味します。

SEOは年々複雑になっており、もはやコンテンツにキーワードを入れるだけでは順位が上がりません。しかしだからといって、キーワードに意味がないわけではありません。コンテンツを作る際には、かならずキーワードをコンテンツに組み込みましょう。

文字数の多いコンテンツは、トピック全体でキーワードをターゲティングできます。見出しを効果的に活用して、読者層を拡大し、ランキング上位を目指すのがおすすめです。

最近のGoogleは、ユーザーにとって最も役に立つページ内の「セクション」に直接アクセスできる機能を提供しています。文字数の多いコンテンツでさまざまなトピックをカバーすれば、トラフィックを増加させられるはずです。

たとえば、「インボイス制度 メリット」と検索した場合、その内容に触れている箇所が抜き出されて強調表示されます。

インボイス制度 メリット

▲「インボイス制度 メリット」で検索した結果。本文中のキーワード箇所が太字で強調される

特定のトピックを掘り下げることで、Googleに取り上げられる可能性が高まります。結果、オーガニックトラフィックの増加が期待できるでしょう。

理由3. 参考資料として使われるため、被リンクを獲得できる

ライター、ブロガー、ジャーナリストは、コンテンツを書くときに参考となる資料を探すことが多々あります。文字数の多い(情報深度の深い)コンテンツなら、参考資料を求めているライターの需要にも応えられる可能性が高まります。

とくに、データや統計が含まれているコンテンツが有効です。たとえばHubSpotのマーケティング統計に関するコンテンツは、10万以上の被リンクを獲得しています。このコンテンツは、データや統計を探す際に使われる複数のキーワードで高い順位を獲得しており、被リンクの増加を後押ししています。

会社や事業の認知度を高められるだけでなく、被リンクがオーガニックランキングにも貢献しているのがポイントです。被リンクはSEOにとって重要な要素なので、被リンクを獲得できることは大きな利点だといえるでしょう。

理由4. 定期的に更新し続けられる

文字数の多いコンテンツを計画的に作成すれば、定期的に更新して何度も公開することが可能です。

たとえば、2021年に業界調査を実施して記事を公開した場合、2022年に新しいデータを加えれば、最新版として更新できます。

一方、ビジュアルコンテンツや動画コンテンツでは、更新には膨大なコストがかかってしまいます。

具体例を見てみましょう。Roverは毎年、「犬の名前トップ100」をリスト化して公開しています。

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▲出典:Rover

コンテンツはここ数年、毎年更新されています。つまり、コンテンツを毎年更新するたびに、プロモーションを実施し、ページへのトラフィックを増加させるチャンスがある、ということです。

また、この記事に使われているURLもポイントです。

Rover URL

「dog-names」というシンプルなURLが採用されています。毎年新しい記事を公開するのではなく、既存の記事を上書きしているため、「2020」や「2021」といった公開年はURLに入っていません。

あえて公開年を入れないことで、過去のSNSのリンク、既存のオーガニック検索のランキングなどを集約し、時間をかけてパワーアップできるように工夫されているのです。

理由5. ひとつのコンテンツにさまざまな話を盛り込める

文字数の多いコンテンツは、ひとつのトピックを複数の視点から捉えたり、関連するミニストーリーを組み込んだりすることが可能です。

たとえば先述のRoverは、「犬の名前トップ100」のなかで、ゲームと犬の名前の関係についても解説しています。

Invest in Long Form Content

▲出典:Rover

また、有名人と犬の名前の関係性についての解説もあります。

Invest in Long Form Content

▲出典:Rover

PRという観点から捉えると、複数の視点からひとつのトピックについて書くことは、宣伝方法が複数あることを意味します。アウトリーチの対象となるWebサイトの数が増えるだけでなく、宣伝の切り口が多数あるので、失敗のリスクを軽減できるという利点も。

文字数の多いコンテンツを作るための4つのポイント

ここまで、文字数の多いコンテンツが、SEOにおいて有利であることを解説してきました。

ここからは、文字数の多いコンテンツを作るためのポイントを4つ解説します。

ポイント1. 書きたいテーマを決める

まずはテーマの設定からはじめましょう。ブレインストーミングも有効ですが、話が脱線してしまうリスクを避けるためにも、以下のようなステップに従うのがおすすめです。

① 自信があるトピックをリストアップする

知識や経験の集積があり、自信をもって書けるトピックをリストアップしましょう。

専門分野からあまりにも離れていたり、読者に「なぜこの会社がこんなトピックについて記事を書いているんだ?」と思われそうなトピックは、避けるのが無難です。

② 読者が興味をもつトピックを選ぶ

自分が得意としていても、読者が興味をもたなければ意味がありません。読者層が興味を持っており、かつ自分が得意としているトピックを選びましょう。

もし興味があるトピックが分からない場合、アンケートを実施するのもおすすめです。

③ どのトピックで名前を売りたいか考える

企業のイメージを変えようとしている場合や、新しい分野に進出する場合、とくにこのステップ3が重要です。

執筆するコンテンツは、会社のイメージにつながります。どんな分野が得意だと思われたいのかを考えて、トピックを選びましょう。

ポイント2. 書き方を決める

書きたいテーマが決まったら、書き方について考えましょう。

最初から文字数や書き方を決めてしまうのは、おすすめできません。テーマによっては動画や、インフォグラフィックのほうが向いている場合もあります。決まったフォーマットに無理に当てはめず、どんな形式の情報発信が向いているのかを探りましょう。

もし文字数の多いコンテンツが最適かどうかわからない場合、まず構成を考えてみるのがおすすめです。すぐに書きたいことが見えてきて、テーマに沿ったさまざまなストーリーが書けそうであれば、文字数の多いコンテンツに向いているはず。

また、読者の視点に立ったとき、該当のテーマを文字数の多いコンテンツという形式で読みたいかどうかについても考えてみましょう。

ポイント3. 既存の記事をリサーチする

ここまできたら、既存の記事をリサーチする段階です。

Googleの検索結果の1ページめに表示されている記事を、とくに入念にリサーチしましょう。Googleはユーザーが求めているものを理解する能力に長けているので、期待に応えるような記事を検索結果(とくに1ページめ)に表示します。

検索結果には、Eコマース、短いコンテンツ、長いコンテンツ、動画、研究論文などが混在している場合があります。文字数の多いコンテンツが、その検索結果の中にフィットしそうかどうか、改めて考えましょう。

ツールを使うのもおすすめです。たとえば『Thruuu』は、キーワードを入力すると検索結果の1ページめに関するさまざまな情報を提示してくれます。

thruuu

▲出典:thruuu

コンテンツに含まれる画像の数や、最終更新日など、コンテンツ作成の参考にできるでしょう。

また、他社の既存コンテンツよりも価値の高いコンテンツを作成できるかどうかも、大切なポイントです。もし既存コンテンツ以上のものは作れないと感じたら、別の分野に焦点を当てたり、トピックを拡大したりして、コンテンツの付加価値を高める方法を探りましょう。

ポイント4. 企業内の人的資源を確認する

書きたいテーマと書き方が決定し、リサーチが完了したら、実際に執筆できるかどうかを確認しましょう。

自分自身や、自社のライター、エディター、デザイナー等だけで記事を作成できるでしょうか。もし難しい場合は、外部の助けを借りる必要があります。適切な専門家に自分たちができることを正直に伝えて、協力しながらクオリティの高いコンテンツを作りましょう。

おわりに

文字数の多いコンテンツは、高いポテンシャルを秘めているにもかかわらず、あまり注目されません。動画や写真と比較すると地味に思われがちですが、SEOを含めさまざまなポイントにおいて、会社や事業の活躍を後押ししてくれます。

書く分量が多いぶん、それなりにリサーチや時間は必要です。しかし、適切なテーマに沿って価値の高いコンテンツを作れば、コンテンツそのものだけでなく、会社の信頼や評価にもつながるはずです。

ぜひじっくり腰を据えて、文字数の多いコンテンツを作成してみてはいかがでしょうか。

​​(執筆:Paddy Moogan 翻訳:中島あすか 編集:mozuku 提供元:MOZ

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