エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「他のエンジニアとの交流が少なくて、知識や技術のアップデートに苦労する……」
「経理や法務など、バックオフィス業務に割く時間が足りない……」
フリーランスエンジニアや副業エンジニアなど個人で活躍する方は、このような悩みも多いでしょう。
今回は、そんなエンジニアの悩みを解決する中〜上級者向けSlackコミュニティ『Stanfit』をご紹介します。Stanfitの特徴や料金プラン、またエンジニアの筆者が実際に使ってみた感想などを記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Stanfitは、中級者以上のエンジニア同士がSlack上で交流できるコニュニティです。
フリーエンジニア(※)として活動していると、どうしても他の人との交流が減ったり、本業以外の業務が増えたりしてしまいますよね。
Stanfitは、そのような方へ向けて「技術者同士の情報交換の場」「バックオフィス業務のサポート」を提供しています。
個人で活動しているけど、チームでの交流やサポートを求めている方にとくにおすすめできるサービスです。
(※フリーエンジニア:フリーランスのエンジニア/副業エンジニア/フリーランスから法人成りしたエンジニアのこと)
次に、Stanfitでできることをご紹介します。
- 経験豊富なエンジニア同士で情報交換できる
- キャリア設計へのアドバイスをもらえる
- リモートワークエンジニア同士で交流できる
- 勉強会に参加できる
- バックオフィス業務のサポートが充実している
Stanfitには参加条件があります。それは「一定の業界経験がある中級者以上の技術者であること」です。そのため、初心者エンジニアはStanfitのコニュニティに参加できません。
プロとして経験のあるエンジニア同士で、質の高い交流と情報交換ができるのが魅力です。
Stanfitには、フロントエンドやバックエンド、デザイナーなど分野を越えたさまざまな技術者が在籍しています。業種を越えた交流で専門分野外の知見を広げることにより、新たな成長のきっかけを掴めます。
フリーエンジニアのキャリアはさまざまです。どうすれば自らのスキルと収入をアップさせられるのか、その道筋はひとつではありません。以下のように、さまざまなキャリア構築の道があります。
多様な背景をもつフリーエンジニアが集結するStanfitを利用すれば、キャリア設計を探るにあたって、理想のキャリアを築いた当事者から直接話を聞いたり、アドバイスをもらったりできます。
リモートワーク中心の働き方をしている場合も多いフリーエンジニア。自由な働き方ができるリモートワークは生活スタイルに合わせやすい一方で、リモートワークならではの悩みもまた多く出てきますよね。
ずっと家で作業をしている分、そういった悩みを他の人に共有できていないエンジニアの方も多いのではないでしょうか。
Stanfitは、リモートワークエンジニアも在籍していることが魅力のひとつです。リモートワークで仕事をしているフリーエンジニア同士で相談に乗ったり、情報交換をしたりできます。
Stanfitの利用者は、アプリ開発/インフラ構築/データベース/フロントエンド/バックエンド/UXデザインなど、テーマ別に用意されたSlack上のチャンネルの中から、希望するチャンネルに参加することが可能です。各チャンネルでは、自発的に企画されるオンライン勉強会が定期的に行われています。
強制参加といったルールはなく、参加したいときに参加できるシステムなので、自分のペースでスキルアップを望めます。
また参加するだけではなく、コミュニティ内で自ら呼びかけて勉強会を開催するのもおすすめです。
経験豊かな技術者が在籍するStanfitで勉強会を開くことで、初心者/未経験コミュニティにはない刺激を受けたり、人脈を広げて情報交換したりできます。
フリーのエンジニアとして活動する場合、個人事業開業届や確定申告、契約書/請求書の作成などの業務も行う必要があります。とはいえ、エンジニアの本業ではない作業はなるべく減らしたいですよね。
Stanfitには、IT分野に特化した経理・行政書士などが在籍しています。契約書のリーガルチェックから経理作業の代行、節税アドバイスなどのサポートを受けることが可能です。
なお受けられるサポート内容は、プランによって異なります。記事の後半でそれぞれのプランを比較しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
Stanfitでは、コミュニティ参加者同士で仕事を紹介し合ったり、プロジェクトが立ち上がったりする場合があります。
開発に役立つボイラープレートを作成するものをはじめ、プロジェクトの種類はさまざまです。そういったプロジェクトに参加することで、実務での開発速度を上げると同時に、自分のスキルの向上も図れます。
ここからは、Stanfitの基本的な使い方をご紹介していきます。
- Stanfitに登録する方法
- 興味のあるSlackチャンネルへ参加する方法
- 経理や法務などのバックオフィス機能を利用する方法
ひとつずつ解説するので、利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
Stanfitのコミュニティに参加するには、参加フォームを記入して、申請する必要があります。まず、公式ホームページの下部にある「今すぐ無料で参加申請」をクリックしてください。
名前や、Slackアカウントを有するメールアドレスなど、必要事項を入力して次に進みましょう。
プライバシーポリシーと利用規約を確認して申請を送信。準備が整い次第StanfitのSlackワークスペースへの招待メールが届きます。
メール内にあるリンクをクリックすれば、Slackワークスペースへ参加が完了です。
StanfitのSlackコミュニティには、分野ごとにさまざまなチャンネルがあります。チャンネルに参加する方法はいたって簡単。以下の4STEPで参加できます。
- 左サイドバーの「チャンネル」の横にある「+マーク」をクリックします。
- 「チャンネル一覧」を選択します。
- 表示されたチャンネルを選択するか、検索バーにチャンネル名を入力します。
- 「チャンネルに参加する」をクリックすれば、参加完了です。
参加者はチャンネル内で専門技術についての最新の動向や、自分が知らないスキルについての相談や意見交換ができます。
StanfitのSlackコミュニティにあるチャンネル例は以下のとおり。
- #team_php_laravel
PHPやLaravelに関する情報交換を行う- #team_kotlin_ktor
Kotlinに関する情報交換を行う- #team_web_front
フロントエンド技術に関する情報交換を行う- #team_cloud
インフラ構築に関する情報交換を行う- #team_marketing
マーケティングに関する情報交換を行う- #rss_saas
さまざまなWebサービスを紹介する- #rss_event
外部の勉強会情報やその他イベント案内を紹介する
上記以外にもさまざまなチャンネルが用意されています。興味のあるチャンネルに参加して、スキルや知識のアップデートを図りましょう。
Stanfitには、経理や法務などの相談/サポートを受けることができるバックオフィス機能があります。バックオフィス機能を利用したい場合は、個別に申し込み(※)が必要です。
申し込みを行うことで、経理/法務担当者と参加者本人だけのプライベートチャンネルを開設できます。
経理のプライベートチャンネル内では、フリーランスに欠かせない記帳や確定申告書、決算書の作成などについて相談や代行/サポートを受けられます。
また法務のプライベートチャンネル内では、業務委託契約書のリーガルチェックや、フリーランスから法人成りするための手続きなどについてサポートを受けることが可能です。
(※2020年6月現在、バックオフィス機能の申請フォームは準備中です。そのためSlack内で管理者に直接メッセージを送ることで申し込みが可能となっています。)
実際にエンジニアである筆者がStanfitへ参加してみた感想を、以下2点に沿ってご紹介します。
- 専門分野外の情報交換ができる
- 他のエンジニアのスキルセットやキャリアに刺激を受けられる
実際に参加してみて、「実務経験者と質の高い情報交換ができる場」としてのStanfitの価値の高さを感じました。
エンジニアと一口に言ってもは、人によってそのスキルはさまざまです。たとえば、スマホアプリの開発が中心だったエンジニアと、基幹システムの案件ばかりを担当していたエンジニアでは、持っているスキルも情報も全く異なりますよね。
専門分野については詳しくても、専門外の分野については素人同然なんてことは、まったく珍しいことではありません。日常の仕事に追われているなかでは、専門分野外のスキルに触れる機会はそうそうないでしょう。
仕事で同じプロジェクトに携わっているメンバーも自分と同じようなスキルセットである場合が多いため、実際に自分とは異なる領域/レベルの技術者と出会える機会はなかなかないものです。
そういったなかで、Stanfitという「プロのエンジニア同士が、専門分野を超えて交流できる場」は、自分のスキルと知識の幅を広げてくれる貴重な存在であると感じました。
私自身も、StanfitのSlackチャンネル内で他の技術者の方との交流をとおして、自分の知らない領域の技術や情報を得られたと実感しています。
フリーエンジニア同士のコミュニティだからこそ、他の方のスキルセットやキャリアが自身にとって参考になるものばかりでした。また「今後自分がどのような方向へキャリアの舵を切っていけばいいのか」を考えるきっかけにもなりました。
2020年5月に無料会員の募集が開始され、まだあまり期間の経っていないStanfitは、今後さらなる発展が見込まれます。コミュニティが拡大していくにつれ、いま以上に幅の広い情報交流ができるようになっていくでしょう。
分野を越えて質の高い情報交換ができるStanfitは、フリーエンジニアが自らのキャリアの幅を広げていくのにおすすめのサービスです。
Stanfitは契約するプランによって、料金が異なります。
各プランでできることと、料金は以下の表のとおりです。
プラン名 | フリー | ベーシック | プロ | エンタープライズ |
向いている方 | お話したい方 | 副業している方 | 個人事業主の方 | 小規模事業者の方 |
料金 | 無料 | ¥5,600/月 | ¥30,000/月 | ¥80,000/月 |
できること | ・コミュニティー参加 ・オンライン勉強会 |
・コミュニティー参加 ・オンライン勉強会 ・節税アドバイス ・契約アドバイス |
・コミュニティー参加 ・オンライン勉強会 ・節税アドバイス ・契約アドバイス ・経理サポート ・契約サポート ・個人事業開業支援 |
・コミュニティー参加 ・オンライン勉強会 ・節税アドバイス ・契約アドバイス ・経理サポート ・契約サポート ・個人事業開業支援 ・法人開業支援 ・法人決算支援 ・共同開発 |
まずはフリープランで試してみてから、有料のプランへ移行するのがおすすめです。
自分のスキルを試したい中級以上のエンジニアの方は、フリーランス向けのお仕事紹介プラットフォーム『Workship』もおすすめです。
プロジェクト単位で関われる高単価案件や、週1〜3勤務、リモート案件などを数多く掲載。自分の希望にあったお仕事がきっと見つかるはず。
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利用料 | 無料 |
登録者数 | 50,000人以上 |
マッチング | 最短即日 |
実務の経験がある中級者以上のエンジニアが在籍しているStanfitコミュニティ。
以下の項目に当てはまる方は、Stanfitの利用がおすすめです。
- 経験豊富なエンジニアと最新の技術や知識についての情報交換をしたい方
- フリーエンジニアとして働くにあたっての、キャリア設計や悩みを相談したい方
- Stanfitコミュニティ内で立ち上がるプロジェクトに参加したい方
- バックオフィス業務のサポートを受けたい方
今回ご紹介したサービスを活用し、ご自身のフリーエンジニアライフ充実にぜひお役立てください!
(執筆:sig_Left 編集:Kitamura Yuu)
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