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SNSは近年のマーケティングに大きな変革をもたらし、現在もその市場は広がり続けています。
たった5年前にローンチされたTikTokが、現在もっとも人気なSNSのひとつになっていることを考えると、人気の移り変わりのスピードもその特徴のひとつといえるでしょう。
今回は、Global Web Index(世界)、Pew Internet Surveys(アメリカ)、OfCom(イギリス)など、さまざまなソースをもとに、グローバルにおけるSNS最新動向を7つのポイントでご紹介します。
SNSを自社のマーケティング戦略に取り入れたい方は、ぜひ今回のデータを活用してみてください。
目次
Datareportalは毎年、SNSの動向を知るための大きな手がかりとなるデータを更新して公表しています。
2020年1月30日に公開されたDatareportalによるデジタル利用のグローバルレポートからは、以下のようなことが分かります。
- 2020年の時点で、45億人以上がインターネットを利用している
- アクティブなSNSユーザーは38億人以上で、2019年から9%(3億1200万人)増えている
- 世界の総人口の約60%がすでにインターネットを利用しており、50%以上が今年半ばまでにSNSを利用すると見込まれている
上のデータは、SNSの重要性と成長をまとめたものです。
とくに注目したいのが、次の2点です。
- SNSユーザーのうち99%がモバイル端末からアクセスしている
- 全世界人口のうち49%がアクティブなSNSユーザー
先述したとおり、2019年〜2020年の1年間でSNSユーザーは9%増えており、SNS利用が世界的に進んでいることは明らかです。
SNSの普及率はそれぞれ以下の通りとなっています。
- 東アジア:71%
- 北米:69%
- 南米:67%
- 北ヨーロッパ:67%
- 西ヨーロッパ:59%
- 北アフリカ:39%
- 中央アフリカ:6%
人気のSNSについては、各社から発表されている情報をもとに導き出せます。
それらのデータをまとめたものが、Kepiosが作成した以下のグラフです。
このグラフからは、Facebook、WhatsApp、Messenger、WeChatなどのメッセンジャーアプリの重要性が読み取れます。また5年前にローンチされたばかりのTikTokが世界7位にまで成長しており、主要なSNSのひとつになっていることが分かります。
あまり話題になりませんが、RedditのアクティブユーザーがTwitterやPinterestよりも多いことはご存知でしょうか?Redditはアメリカで人気のソーシャルメディアで、日本の5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)のようなプラットフォームです。近年Redditは、ゲームユーザーへのアプローチに成功しており、その結果がアクティブユーザーの多さにあらわれています。
また上のSocial BakersによるSNSトレンド調査からは、FacebookとInstagramがミレニアル世代とZ世代へのマーケティングに適していることが分かります。
Our World in Dataのインタラクティブツール『Rise of Social media』を使えば、世界の主要なSNSの成長曲線を確認できます。
上のデータを見ると、近年のYouTube、Whatsapp、Instagram、TikTokの成長が著しいことがわかります。
またFacebookは安定した成長を続けています。
Global Web Indexによると、世界のデジタルデバイス利用者は現在、SNSとメッセージアプリに1日平均2時間24分を費やしているとのことです。
Global Web Indexは、SNSの利用者が増加した理由のひとつとして「複数のSNSやメッセージアプリを同時に使いこなす人が増えたため」と説明しています。2015年の調査ではSNSアカウントの平均保有数は約6.2個でしたが、2019年には約8.0個まで増加しています。
またTwitchやPinterest、TikTokなどの機能特化型プラットフォームに対するニーズも、利用者の増加に一役買っているようです。
SNSマーケティングの大きな特徴のひとつとして、友人や家族、同僚など第三者の口コミが、購買行動に影響を与えるという点が挙げられます。そのためSNSをビジネス利用する際には、SNSがユーザーの購買行動にどのような影響を与えているかを知る必要があります。
Global Web Indexが発表したSNSトレンド調査2020によると、年齢が若い層は、SNSを使って商品情報を熱心に調べていることが分かります。またオーガニック投稿や広告などの形態にかかわらず、ユーザーが製品やサービスを購入するプロセスを後押しできることがうかがえます。
SNSでのエンゲージメントを高めるためには、テキストよりも画像や動画が効果的なイメージがありますよね。
LinkedInの調査によると、以下のような結果が出ています。
- テキストと比べて、画像は2倍のエンゲージメント率
- テキストと比べて、動画は5倍のエンゲージメント率
- テキストと比べて、ライブ動画配信は24倍のエンゲージメント率
これは、Social BakersによるSNSトレンド調査にも裏付けられている傾向です。
また以下のデータからは、動画の長さが重要ということも分かります。短い動画のほうが、視聴される割合が高い傾向にあります。
Sprout Socialは、投稿に最適な時間をSNSごとに比較するグラフを作っています。自分が投稿している時間と比べれば、改善点が見えてくるかもしれません。
各SNSには、ベストな投稿頻度とベストな投稿時間をあわせた、いわゆる「スイートスポット」があると考えられています。
以下のグラフを見ると、InstagramとFacebookは、正午ごろにエンゲージメントが集中していることが分かります。
またFacebookにおいて、以前は1日に何度も投稿すること効果的だとされていました。しかしそれだとオーガニックリーチが減少してしまうため、現在は1日1回の投稿に絞るほうが効果的だと見直されています。
いっぽうでLinkedInやTwitterなどは、投稿数が多いほうが効果的です。
SNSとそれを使うユーザーの状況は、めまぐるしく変化しています。
世界中に膨大なSNSユーザーが存在しているうえ、新たなサービスも続々と登場しています。最新の情報を正しく把握しておくことは、マーケターにとって大きなメリットとなるはずです。
今回の記事でご紹介したようなデータをうまく活用して、常にフレッシュな情報にもとづいて戦略を考えましょう。
(執筆:Dave Chaffey 翻訳:Asuka Nakajima 編集:Kimura Yumi)
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