エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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こんにちは。メンバーの9割がフリーランス&フルリモートで働く新規事業立ち上げ専門会社・Lbose(エルボーズ)代表の小谷草志(こたにそうし)です。当社ではWebエンジニア、Webデザイナー、ライター、PRなど、さまざまな職種がフリーランスとして働いています。
フリーランスの経歴も多種多様で、たとえば子育て中のママさんエンジニアや、副業でお店を経営されている方、コロナで本業を辞めてフリーランスとして独立された方など、十人十色のストーリーがあります。
この記事では、私が考える「採用したくなるフリーランス」についてご紹介します!
※この記事は株式会社Lboseによる寄稿です
だれでも、いつでも、どこからでも働ける環境をつくる。株)Lbose代表/BtoB企業のための新規事業開発チーム「ATTEND biz」/社員・フリーランス・副業のフレキシブル&フルリモートなチーム/共創型のチームづくり/個人の働き方/二拠点生活。Twitter:@KotaniSoushi
弊社の採用経路は、信用のおけるマッチングプラットフォームや知人からの紹介、SNS上でのアクセスが主です。僕らの会社では、だれでも、いつでも、どこからでも働ける環境を目指しているため、採用時には経歴は確認するものの、性別、年齢、住む場所を採用基準に加えることはありません。先日は、初めて海外在住の方が加入してくれました。
そもそも改正雇用対策法・男女雇用機会均等法では「性別や年齢を合否の理由にしてはいけない」と決まっています。しかし一般的には、年齢や性別を書かせる企業が多いですよね。
ファーストコンタクトはSNS上で始まることが多いので、名前すらもわかりません。採用が決まってから、初めて本名と連絡先を聞きます。専門性の高い方にはポートフォリオを提出していただきますが、場合によっては、履歴書や職務経歴書を出してもらってない人すらいます。だから、在籍しているメンバーのなかには僕が年齢を知らない方もたくさんいます。
一緒に仕事をしてみたら抜群の安定感とスピード感があるから、キャリアも長いのかな? と思ったら新卒2年目だと知って驚いたこともあります。
応募者のSNSでの発信はチェックしています。ただ、あくまで弊社に合いそうかを参考にしているだけです。
採用にあたってフォロワーが多いなどは考慮しません。良いことばかり上げ続けてSNS頑張らないと!ということでもありません。
応募後に連絡を取り合うとき、メッセージのやり取りのテンポや、コミュニケーションが取りやすいかどうか……などは大事にしています。応募文章は丁寧に書かれている方がほとんですが、なかには「どうもッ!」とか、いきなり「興味持ちました!」などとだけ書いてメッセージを送ってこられる方もいます。
コミュニケーションの取り方が他のメンバーとかけ離れていると、一緒にお仕事するのは難しいです。ただし、一緒にやってみないとわからないことも多いので、まずは最小限の稼働でお試し期間的に働いてもらうこともあります。
スキルに関しても、稼働に関しても「できます or できません」をきちんと伝えていただけると嬉しいです。具体的にどんなプロジェクトにアサインすれば良いかが明確になり、採用の確率がグッと増します。
たとえば「副業なので1日3時間以内が基本」とか、「データベースをゼロから構築したことはないけれど、チャレンジしてみたいです」とか。伝える情報の粒度は、ちょっと細かすぎるかな?と思う程度がちょうど良いかもしれません。
僕自身もフリーランスの経験があるので「できないことを自ら伝えるのは心理的なハードルが高い」というのも共感できます。しかし、そこは勇気を出してみてほしいです。できないことを明確に提示し、「いまはできないけど、この会社で一緒に成長したい」とアピールすることによって、選ばれる可能性は高くなると思います。
どちらかというと採用後の話になりますが、求められている結果よりも少しだけ上をいく人は、長期的にオファーしたくなります。とはいえ特別優秀でなくても、目の前の仕事をしっかりこなせる方には、問題なく継続的にお仕事をお願いしています。この「目の前の仕事を当たり前にきちんとやる」ができない人って、意外と多いんです。
物理的に昼間は連絡が取れない人とか、1日に1回しか返事が返ってこないとか……そういう方は、スキルが高くても厳しいです。僕の知り合いにも、スキルは高いにも関わらず、なかなか企業からのオファーが続かない方がいます。
面談では、弊社がやりたいこと、ビジョン、ミッションを丁寧にお伝えしています。「目の前の仕事だけやってくれればいい」ということではなくて、考え方をしっかり共有してもらいたいと思うからです。また、社内のslackに入ってもらう際にも、相談係の担当者を置いて「何でも聞いてください」とお伝えするように。プロジェクトだけでコミュニケーションが閉じないように気をつけています。
テレワークで仕事をしていると、みんな業務の話しかしなくなっちゃうので、タイムラインでは「あ〜しんど」とか「ご飯食べる」など、自由に呟いてもらってます。僕も「お疲れ!」のスタンプをつけたり、リアクションをしています。安心な場所だと感じてもらいたいですし、離れて仕事しているので、何でもテキスト化することに慣れてもらうようにしています。
採用したくなるフリーランスとは、仕事のスキルが飛び抜けて高い人ではなく、気持ちよく仕事をしていける人。スキルが不足していても、一緒に成長していけるマインドがある人こそ、選ばれ続けるフリーランスといえそうです。
応募の際にはぜひ上記を参考にしてみてください!
(執筆:小谷草志 編集:少年B 提供元:株式会社Lbose)
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