本当におすすめできるスキルシェアサービス15選【比較マップ付き】

自分の経験や特技をお金に変えられる「スキルシェアサービス」。

最近では数多くのサービスが展開されているため、何を基準に選んだら良いのか分かりづらいですよね。スキルシェアサービスによって、内容や単価相場なども大きな違いがあります。

今回はスキルシェアサービスの概要を踏まえ、取扱ジャンルやスキル提供方法別におすすめサービスを15個ご紹介します。

自分の持つ経験や特技、ノウハウを上手に活かせるものを探してみてください。

スキルシェアサービスとは？

スキルシェアサービスは、個人の持つ経験・知識・時間などを売買できるサービスのことです。

今まではやり取りが難しかった個人のスキルをWeb上で簡単にやり取りできるようになり、副業解禁やフリーランスの増加などの背景によって、幅広いジャンルでのスキルシェアが広がっています。

スキルシェアサービスを利用することで、自分の得意なことを活かして副業ができたり、今までは「誰に依頼していいか分からない……」となっていた分野の頼み事も、簡単にプロに依頼できるようになりました。

サイバーエージェントの調査によると、スキルシェアサービスの市場規模は年々右肩上がりになると予測されており、2028年には6,800億円規模になると予想されています。

スキルシェアリング市場は、社会的変化・副業容認・デジタル化の追い風を受け、今後も高い成長が期待される分野です。企業と個人双方にとって、新しい働き方の可能性を広げる重要な市場として注目されています。

スキルシェアサービス比較マップ

上の図は、今回ご紹介する15個のスキルシェアサービスの比較マップです。

縦軸は業務内容の専門性、横軸は必要とされる経験値、くわえて色で職種（ジャンル）を示しています。

この後は、早速上のジャンル分類によって、おすすめのスキルシェアサービスを紹介していきましょう。

おすすめスキルシェアサービス【全般】

まずは幅広いジャンルを取り扱っている、全般型のおすすめスキルシェアサービスをご紹介します。

1. Workship（ワークシップ） – IT＆デジタル領域の高単価案件に特化

『Workship（ワークシップ）』は、フリーランス・副業向けのスキルマッチングサービスです。

エンジニア、デザイナー、マーケター、ライターなど、さまざまな職種の案件が紹介されています。週2〜OK、土日OK、公開案件の半数以上がリモートOKなど、副業でも働きやすいお仕事も多数掲載されています。

さらに、トラブル相談窓口や会員制優待サービスの無料付帯など、初心者でも安心して働ける仕組みがあるのも嬉しいポイント。サポートを受けながら、良質な案件を受けたい方におすすめです。

＼Workshipがおすすめな人！／

・高単価な案件に取り組みたい人

・既に特定スキルでの経験がある人

・手厚いサポートを受けたい人

2. CrowdWorks（クラウドワークス） – スキルジャンルと案件数が豊富

『CrowdWorks（クラウドワークス）』は、フリーランスや副業ワーカー等のスキル提供者と利用者のスキルマッチングサービスです。

データ入力やライティング、事務作業やアプリ開発など、利用できるカテゴリが幅広く、案件数も多いのが魅力。

あまりスキルがなくても取り組めるアンケート案件なども豊富なため、副業初心者や隙間時間に取り組みたい人にもおすすめです。

＼CrowdWorksがおすすめな人！／

・副業初心者の人

・幅広いジャンルの案件を探したい人

・まず副業/フリーランスとしての実績をつけたい人

▼クラウドワークスの口コミや特徴などを徹底的に知りたい方はこちら

クラウドワークスの評判は？利用歴5年のユーザーが口コミや特徴を徹底分析

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3. Coconala（ココナラ） – スキルの幅広さと条件選びが魅力

『Coconala（ココナラ）』は、自身の持つスキル、経験、特技などを販売できるクラウドソーシングサービスです。

Coconalaも、出品できるスキルが幅広いのが主な特徴。スキルシェアサービス界隈において、占いやカウンセリングなどの特殊なジャンルが出品できるようになった先駆けと言えます。

単価などの条件は出品者が設定できるため、本業／副業や経験を積むためなど、用途に合わせて利用方法を選べるのが魅力です。

＼Coconalaがおすすめな人！／

・占いや悩み相談のスキルを出品したい人

・幅広いジャンルの案件を探したい人

・まず副業/フリーランスとしての実績をつけたい人

▼ココナラについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ココナラは稼げないと評判!?実際に利用してわかった稼ぐためのポイント

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4. Lancers（ランサーズ） – フリーランスに合わせたサービスモデルを提供

『Lancers（ランサーズ）』は、2008年にリリースされた日本初のフリーランス／副業者向けクラウドソーシングプラットフォームです。

業界最大規模の案件掲載数と、60万社以上の導入企業数を誇り、初心者や未経験者の方でも使いやすいサービスです。

また、ほかのクラウドソーシングサービスに比べて、やり取りがスムーズなクライアントや報酬が高い案件が多い傾向もあるため、実績がついてきたフリーランスや副業者にもおすすめです。

＼Lancersがおすすめな人！／

・副業初心者、未経験者の人

・幅広いジャンルの案件を探したい人

・高報酬の案件に取り組みたい人

▼ランサーズについての詳しい記事はこちらから

Lancers(ランサーズ)の評判ってどう？受発注歴3年のライターが実態を徹底解説

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5. manatea（マナティー） – 専門スキルを活かして講師になれる

『manatea（マナティー）』は、専門スキルを活かして気軽に先生になれるマッチングサービスです。

対応可能なジャンルは140以上と、レッスンの幅広さが魅力。ビジネススキルやシステム開発といったビジネス寄りのジャンルから、日常に根差した料理やガーデニングなどにも対応しています。

フィットネスやゴルフ、ボイトレレッスンなどの他サービスではあまり取り扱っていない専門分野のスキルを出品できるのも魅力です。

＼manateaがおすすめな人！／

・人に何かを教えるのが好きな人

・特定スキルの専門分野がある人

おすすめスキルシェアサービス【生活系】

次に、日々の生活面に近いおすすめのスキルシェアサービスを紹介していきます。

6. KIDS LINE（キッズライン） – 家事・育児から特技まで幅広く発揮できる家事代行サービス

『KIDS LINE（キッズライン）』は、掃除から料理、整理収納までを取り扱う家事代行／家政婦マッチングサービスです。

基本的な業務内容は、家事全般や育児など。自身に合わせた内容から選べます。

またオプションで、自身の特技を「保けいこ」として子供たちに教えられるのも特徴です。たとえば英語やピアノなどをオプションサービスとして提供することができます。

＼manateaがおすすめな人！／

・家事や料理が得意な人

・ベビーシッター、保育の経験がある人

家事代行の副業って実際どうなの？ 経験者に聞いてみた

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7. gengo（ゲンゴ） – 言語スキル×経験を活かせる

『gengo（ゲンゴ）』は、企業向けの翻訳サービスです。

語学が得意な人におすすめで、自由に興味のあるジャンルを選べるため、得意なコンテンツがある場合はとくに働きやすいでしょう。翻訳者登録には選択と筆記の2段階テストに合格する必要があります。

請求書不要で報酬が自動的に算出される機能や、登録している翻訳者専用のサポートコミュニティがあるため、安心して業務に集中できるのが魅力です。

＼manateaがおすすめな人！／

・語学が得意な人

・翻訳業務を行いたい人

8. OurPhoto（アワーフォト） – 出張撮影ができるフォトグラファーにおすすめ

『OurPhoto（アワーフォト）』は、出張型の写真撮影案件を受注できるスキルシェアサービスです。

無料でフォトグラファー登録ができ、撮影可能日時・場所や価格を登録しておくと、条件にマッチした案件を受注できます。

依頼者の情報などを確認してから、事前にサービスを通してコミュニケーションをとる仕組みです。

また、おひねり機能（チップ）があるのも特徴です。クライアントから「報酬以上の作品だ」と判断してもらえた場合に、おひねりを受け取れる制度があります。自分のモチベーション向上にも繋がるでしょう。

＼OurPhotoがおすすめな人！／

・カメラが得意な人

・出張型で写真撮影が可能な人

9. SKIMA（スキマ） – イラストデザインに特化

『SKIMA（スキマ）』は、アイコン制作やキャラクターデザインなどのイラストコンテンツが多く出品されている、スキルシェアサービスです。

対象者別にキャラクターデザインの設定ができるなど、詳細な販売設定ができるのも大きなポイント。

Vtuberで需要が高まっているLive2DモデリングやSNS向けイラストのほか、小説やシナリオなどの文章コンテンツも出品できます。

＼SKIMAがおすすめな人！／

・イラストやデザインが得意な人

・Live2Dモデリング等ができる人

おすすめスキルシェアサービス【IT系】

10. フジ子さん – 在宅でアシスタント業務ができる

『フジ子さん』は、ITツールや営業スキルなどをオンラインアシスタントとして活用できるスキルシェアサービスです。

時給1,050円（トレーニング期間中900円）からスタートし、作業可能な時間帯やスキルに合わせた働き方ができます。

また希望があれば、契約社員としての雇用に切り替えられます。主婦の方も多く活躍されており、子育てがひと段落したタイミングで大きなブランクなく社会復帰に挑戦できるのも魅力です。

＼フジ子さんがおすすめな人！／

・完全オンラインで在宅業務がしたい人

・事務作業や秘書業務ができる人

11. Workshift（ワークシフト） – 海外在住の方におすすめ

『Workshift（ワークシフト）』は、海外事業案件のみを取り扱う日本最大級のスキルシェアサービスです。

世界210カ国の12万人以上の登録者数を誇り、海外調査や翻訳案件などが紹介されており、海外在住のフリーランスにもおすすめです。案件は英語表示のものもあるため、英語スキルは必須でしょう。

＼Workshiftがおすすめな人！／

・海外在住の人

・英語ができ、既に特定スキルでの経験がある人

おすすめスキルシェアサービス【金融・法律・ビジネス】

12. Saleshub（セールスハブ） – 人脈と営業スキルを発揮する

『Saleshub（セールスハブ）』は、2025年2月時点で50,000人以上が登録する顧客紹介マッチングサービスです。知り合いのいる業種や部署、ジャンル、アポイントに対して案件を検索できます。

やることは、自らのつながりをもとに、企業に対して顧客紹介の提案を行うだけ。商談アポイントがセッティングされると報酬が発生します。アポ1件あたり平均5万円と高単価なのも魅力的です。

これまでに培ってきた豊富な人脈を活かせるだけでなく、紹介した知り合いと企業にとっても大きなメリットとなるのが魅力です。

＼Saleshubがおすすめな人！／

・幅広い人脈がある人

・高い報酬が効率よく欲しい人

・人と人をつなげたい人

13. ビザスク – ビジネスコンサルを専門にしたいなら

『ビザスク』は、日本最大級のスポットコンサルサービスで、多くの​大手企業も利用しています。

​スポットコンサルとは、ビジネスのさまざまな場面において、経験者に最短30分から1時間で相談できる仕組みのこと。

豊富なジャンルの案件を取り扱っているため、高度な専門性のある知識やスキルだけでなく、経験してきた業界での知識をフルに活かせます。

週末のみ副業でコンサルをするといった働き方も可能。スキルによっては手軽に高単価な案件を受注できるのが特徴です。

＼ビザスクがおすすめな人！／

・特定分野の専門知識がある人

・コンサル案件に取り組みたい人

・継続案件ではなくスポットで働きたい人

14. MENTA（メンタ） – スキルを教えることに挑戦したい人におすすめ

『MENTA（メンタ）』は、実践的なスキルを教えることで収入を得られるスキルシェアサービスです。

メンターとして登録すると、レッスン内容や料金を自由に設定できます。教えられるスキルの内容は、プログラミングやデザイン、Web制作や企業相談など様々。

サポート形式はチャットやコードレビューのみなど、自分に合った方法を選べるため、無理なくスキマ時間を活用できるのがポイントです。

＼MENTAがおすすめな人！／

・特定分野の専門知識がある人

・人の相談に乗るのが得意な人

・継続案件ではなくスポットで働きたい人

15. Know Hows（ノウハウズ） – 金融／法律関係の課題に対して力を発揮

『Know Hows（ノウハウズ）』は、金融／法律関係の事業課題に対してノウハウを出品できるサービスです。

ノウハウズストアを利用する場合は、価格設定1000円〜5万円で、デジタルファイル形式で販売できます。

また電話相談では、価格を1分あたり50円以上で自由に設定可能。相談内容を専門分野でフィルタリングできたり、相談者の悩みを把握できたりするため、専門外の問い合わせや納得のいかない報酬での相談提案などを事前に避けられます。

特定士業の方は手数料が少なく済むため、とくにおすすめです。

＼Know Howsがおすすめな人！／

・士業の専門分野がある人

・事業課題の解決に取り組みたい人

スキルシェアサービスで稼ぐコツは？

スキルシェアサービスで効率よく稼ぐコツとして、以下の5つのコツについて解説します。

1. 需要が高いジャンルを選ぶ
2. 複数のサービスに登録して活動する
3. サービス内容を“パッケージ化”する
4. 実績・レビューを積み重ねて信頼を可視化
5. 定期的な発信で認知を広げる

1. 需要が高いジャンルを選ぶ

上図は消費者庁が調査した、スキルシェアサービス内で依頼／提供したことのあるサービス（複数回答可）に関するアンケート結果です。

それぞれサービスを比較すると「家事、指導、写真／動画撮影、育児」の4つは、依頼と提供がいずれもほぼ同じバランスで上位に位置しています。

一方で「配達」と「文章／コピーライティング／記事作成」の2つは各々の上位にありながらも棒グラフの差が大きいことから、需要と供給の差があると考えられるでしょう。

このように、需要と供給の差が大きい項目を狙ってスキルを出品するのも、一つの方法です。

2. 複数のサービスに登録して活動する

スキルシェアサービスには、今回紹介したような様々なサイトがあります。

募集されている案件も、サイトによって大きく異なります。効率的に稼ぐためには、複数のサービスに登録して様々な案件を比較しながら応募/活動するのがおすすめです。

登録するサービスに困ったら、まずは案件数や登録ジャンルが多い『CrowdWorks』や『Lancers』、『Workship』などのサイトに登録しておくと、間違いないでしょう。

3. サービス内容を“パッケージ化”する

スキルシェアの世界では、「何が・いくらで・どれくらいでできるか」を明確に提示することが購入の決め手になります。

たとえば「記事執筆」や「デザイン作成」といった抽象的なサービスではなく、「1,000文字のSEO記事作成（3日納品）」「アイコン1点制作＋修正1回まで」といった具体的なパッケージ化が効果的です。購入者は、見積もりやメッセージのやり取りの手間が省ける安心感を重視するため、明確なメニュー設計が売上を左右します。

また、価格帯を複数用意することで（例：3,000円のライトプラン／10,000円のスタンダードプランなど）ユーザーの選択肢を増やし、購買意欲を高めることが可能です。さらに、パッケージ化は自分の業務負担を一定に保ちやすく、リピート対応や複数案件の同時進行にも対応しやすくなるというメリットもあります。

4. 実績・レビューを積み重ねて信頼を可視化

スキルシェアでは「初めての取引」における不安を取り除くことが重要です。

購入者はレビュー数や評価コメントから“この人に任せても大丈夫か”を判断するため、レビュー＝信頼の証明書といえます。最初の数件はあえて低価格やモニター価格で受け、丁寧な対応で高評価を集めるのがポイントです。納品後に感謝のメッセージを添えたり、細かな修正にも柔軟に応じたりすることで、自然と好印象なレビューが増えていきます。

また、レビューと並行して制作実績をポートフォリオとしてまとめることで、外部SNSやプロフィールでもアピール可能に。信頼性が可視化されると、単価交渉のしやすさやリピート率も上昇し、安定した受注につながります。誠実な対応と継続的な努力が“次の仕事を呼ぶ”最大の武器です。

フリーランスのポートフォリオ作成方法。事例やおすすめの制作ツールも解説

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5. 定期的な発信で認知を広げる

スキルを出品しても、見つけてもらえなければ仕事にはつながりません。だからこそSNSやブログでの継続的な発信が欠かせません。

たとえばX（旧Twitter）やInstagram、noteなどで、以下のような情報を定期的に発信します。

• どんな仕事をしているのか
• どんな依頼が多いのか
• どんな成果が出たのか
• どれくらいの単価で受注しているのか

実績紹介だけでなく、「○○の作業を効率化するコツ」などミニ知識を共有する投稿も効果的。専門性と人柄の両方が伝わるため、フォロワーが“この人にお願いしたい”と思うようになります。

さらに、発信を通じて過去のクライアントがふたたび依頼してくれるケースも多く、PRだけでなく信頼維持のツールとしても機能します。コツは、完璧を目指さず「継続」を重視すること。小さな発信の積み重ねが、大きなチャンスにつながります。

Twitterで仕事を獲得する5つのコツ。依頼が集まらない人には共通した特徴があった

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おわりに

今回は、取扱ジャンル別におすすめスキルシェアサービスをご紹介しました。

自身の持つ経験やスキルをうまく活かして、さらなるキャリアアップやスキマ時間の有効活用に役立ててみてはいかがでしょうか？

（執筆：上塚千恵子　編集：北村有、野風真雪）