エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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エンジニアは技術職のため、専門性の高さから比較的副業がしやすい職業だといえます。一方、「副業でどのぐらい稼げるのか」といった疑問を持っている方もいるはずです。
そこで今回は、筆者の経験した副業体験談をもとに、収入面や注意点、副業を探せるおすすめのサービスなどを解説します。
副業を始めるにあたり、一番気になるのは、「どのぐらい稼げるの?」というところだと思います。そこで、まずは副業収入と使っている時間について確認していきましょう。
まずはエンジニアの副業パターンを、以下の2パターンに分類してみます。
筆者の経験からいうと、前者で月5万円程度の副業収入を得ることは、たいして難しくありません。今の時代、クラウドワークスやランサーズ、Workshipといった「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をつなげるサービスが充実しているからです。
そういったサービス上では、比較的簡単なWebコーディングの案件でも、単価が3,000円~5,000円程度のものが多いです。Webサイト作成となると、30,000円~50,000円ぐらいからが基本線となります。また開発案件以外にも、エンジニア系のライター案件や講師案件を選択するのも良いでしょう。
以前に比べて、ご自身のエンジニアとしての経験やスキルを活かせる案件に出会える確率は、ぐっと高くなってきています。そのため、案件単価や頑張り次第で、月10万円程度の副業収入を得ることも可能だと思います。
一方、後者の場合、初月からいきなり月5万円程の副業収入を得ることは、有名人でもない限り難しいでしょう。サーバー代やドメイン代といったコストも掛かってくるので、結果がついてくるまでは、赤字続きかもしれません。
赤字が続くのが嫌な場合は、「note」や「Zenn」といったサービスを活用して、エンジニアとして培った経験やスキルを有料で発信することも副業のひとつ。コアなファンを獲得できれば、副業として大きな収入源になるでしょう。
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「週にどれくらいの時間を副業に充てられるか」をLAPRAS株式会社が調査したところ、3~5時間が「37.7%」と最も多い結果となっており、20時間/週までの方が95%であることから、副業の上限は週20時間と考えられます。
これは筆者の肌感覚からも妥当な結果だと思います。もちろん本業の仕事が繫忙期か閑散期かで稼働時間も変わってくるかと思いますが、副業は本業の時間を奪わない程度にこなしていきたいところです。
ここからは、筆者がやってみた副業、現在取り組み中の副業などを収入面も含めてご紹介します。
- 期間:2019年~
- 時間:5時間~8時間/週
- 月収:5万円前後
エンジニアの副業で一番安定して稼げるのは、クライアントから依頼を請けて行う副業です。その中でも毎月コンスタントに依頼を請けられる可能性が高いのが、エンジニア系のライター案件ではないでしょうか。
エンジニアという職業を通じて体得したスキルや経験を、クライアントからの依頼のもと発信することがおもな仕事内容となります。筆者がはじめてライター案件に申し込んだのは「クラウドワークス」から。
プログラミングのスキルを発信する案件を請負い、1本2000文字~3000文字で、文字単価は3円でした。おおよそ月に5本ぐらい対応していたので、4~6万円の収入を得ていたことになります。
ただこれは企業案件だからこそ、コンスタントに5万円前後の収入を得られていたということになります。クラウドワークスでは個人が依頼主の案件も豊富にあり、そちらは文字単価0.5円などの案件がざらになるので、数をこなしてもなかなかまとまった収入になりにくいのが実情です。
そのため、ライター案件を請負う場合には、極力企業案件に申し込みましょう。企業のWebサイトなどではライターを募集しているものもありますし、クラウドワークスなどでも数ヶ月企業案件を行い、信頼を勝ち取ると直接契約に切り替わることもあります。
クライアント案件で単価をアップさせるには、成果物の品質や納期を守るなどの信頼関係が大事です。
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- 期間:2018年~2020年
- 時間:5時間前後/週
- 月収:最高1万円
副業にチャレンジしようと考えているエンジニアが、最初に思いつくのはこれだと思います。個人ブログで収入を得るためには、「広告収入」か「アフィリエイト」が主になると思いますが、軌道に乗せるためには、かなりの時間を要することになります。筆者もチャレンジしましたが、月1万円の収入を得たところでブログを閉鎖しました。
自分のペースで続けられる気楽な副業であることは間違いありませんが、一方で個人でブログを運営するとなると、必ず発生するコストが「サーバー代」と「ドメイン代」です。
収入アップを目的に副業をやる以上、いつまでもコストだけが無駄に発生し続ける状態で運営するわけにはいかないでしょう。筆者は途中で投げ出してしまいましたが、早く結果を出したい場合には、記事の執筆を外注化するのも選択肢のひとつだと思います。
そこを外注化することで、どのようにしてブログを運営するのか、ブログを広めていくのかといったことに頭を使えるので、成果が早くついてくる可能性は高まるはずです。
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- 期間:単発。お話しをいただければ
- 時間:10時間以上/週
- 月収:最高20万円
筆者はエンジニアなので、知人の紹介でプログラミングの副業を行ったことがあります。ちょっとした修正と機能追加だけでしたが、それでも20万円ほどいただきました。このときにエンジニアは「手に職をつける」仕事だなと実感しました。
プログラミングができる方からすれば、「えっ、こんな修正で○万円!?」と感じるぐらい簡単な仕事でも、クライアントからすればぜひともお願いしたいと思う案件はたくさんあります。土日だけの作業で月3万円~5万円ほどの収入を得ている方もいるので、アルバイトよりも効率的に稼げる副業ではないでしょうか。
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- 期間:半年間ぐらい
- 時間:1時間程度/日
- 収入:0円
筆者はYouTuberにもチャレンジしたことがありますが、こちらは一銭も稼げず早々とリタイアしました。いまになって考えてみると、顔も出さずに他人の二番煎じ、三番煎じのような内容を話していては、結果もでないでしょうと感じでした。
昔と違い、いまは編集にも力を入れないと、なかなか収入につながるだけの流入は見込めません。チャレンジする前に「どのようなことを発信したいのか」「どのような人を対象にしているのか」「決まった間隔で投稿できるリソースがあるか」などをよく考えてから始めましょう。
そうしないと、筆者のように一銭も稼げずに無駄な時間を過ごしてしまうかもしれません。
- 期間:2023年~
- 時間:5時間程度/週
- 収入:0円
今流行りの生成AIを活用した副業は、筆者も積極的に関わっていきたい副業のひとつ。こちらは現在取り組み中で、まだまだ成果につながっているとはいえない状況ですが、『ChatGPT』×『Midjourney』などは触っていて楽しい分野でもあります。
決まったクライアントがいるわけではないので、売上もないんですが、生成AIを使ったイラストを販売するのも副業のひとつといえるでしょう。
ただし、販売の際は権利関係に気をつけ、自分でも手を加えるなどの注意が必要です。今後のAIの動向がどうなるかはまだまだ未知数ですが、AIを使いこなすスキルを培うためにも、エンジニアは積極的に取り組むべき副業だといえます。
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副業するうえで注意しておきたい点についても解説します。
副業が可能かどうかは、会社の就業規則によって異なります。働き方改革とは言っても、就業規則で副業を禁止している会社はまだまだ多いのが実情です。
転職サービス「doda」の調査結果では、「勤務する会社で副業が認められているか」についての質問で、「禁止されている」と回答した人が47.5%と最も多く、「認められている」と回答した人は全体の27.5%でした。
就業規則で副業が禁止されているにもかかわらず、副業をしてバレた場合には、雇用契約違反として懲戒処分の対象になる可能性も考えられます。
こっそり確定申告をすればバレないだろうと思っていても、住民税額で副業がバレるケースもあるので十分に注意しましょう。
副業は確定申告しないと会社にバレる? ポイントは「住民税」にあり【税理士監修】
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会社員の場合、税金に関してそれほど意識する必要がないため、確定申告を忘れてしまう方はけっこういます。筆者もそのうちのひとりです。
たとえ副業であっても、20万円以上の本業とは別の収入がある方は、確定申告の義務が発生します。確定申告しなければ、確定申告の義務を果たしていないとして、延滞税や重加算税といったペナルティの対象になる可能性もあります。
税務署は脱税や申告漏れの摘発に力を入れており、副業でも収入額が大きくなると調査の対象に選ばれるかもしれません。収入額がそれほど大きくなければ確定申告の手間は少ないので、欠かさずに申告しておくことが重要です。
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副業に注力しすぎて、本業に悪影響を及ぼしてしまっては本末転倒です。
副業は文字通りあくまで副次的なものと捉え、注力する度合いを考えて仕事を選択するようにしましょう。ご自身が副業に割くことができる時間を計算してから受注することが大切です。
また、お金が欲しいあまりに副業に注力しすぎて、体を壊してしまったという方もいるので、くれぐれも無理をしないようにしましょう。
それでは最後に、エンジニアの方が副業を探すのにおすすめのサービスについて解説を行います。
個人でのブログ運営や、YouTube運営などでは、有名人でもない限りどうしても成果につながるまでに時間を要します。
そのため、一定額以上毎月コンスタントに副業収入を得たいケースでは、まずマッチングサービスやクラウドソーシングサービスなどを活用して、副業案件を探すことをおすすめします。
『Workship』は、「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングさせるフリーランス・副業ワーカー向けマッチングサービスサービスです。
エンジニア向けの開発案件が充実していることはもちろんのこと、Webデザイナーや人事労務、営業といった幅広いジャンルの方も登録されており、「週1~OK」「在宅ワークOK」といった希望するスタイルに合わせて案件を選ぶことができます。
また、高単価な案件も多数揃えられており、時給1,500円~10,000円の案件も豊富。手厚いサポートを受けつつ、高単価案件にチャレンジしたい方には、とくにおすすめのサービスです。
クラウドソーシングの代表格でもある『クラウドワークス』もおすすめのサービスです。
クラウドワークスを活用するメリットは、とくかく副業でもできる案件が豊富に揃えられているところ。プログラミングや執筆案件が多いのはもちろんのこと、簡単なタスクやアンケートといった、副業初心者の方でも気楽に取り組める案件も多いのは特徴のひとつといえます。
ただし、企業案件よりも匿名での個人が依頼主となっている案件が多いので、比較的単価が低めな案件が多いのも事実です。依頼主の身元が分からない案件では、その分トラブルに遭遇する確率も高くなると思っておいて良いでしょう。
とは言え、「企業案件へステップアップするために、まずは実績をつくりたい」という方には、おすすめのサービスとなるでしょう。
クラウドワークスの評判は?利用歴5年のユーザーが口コミや特徴を徹底分析!
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『ランサーズ』は、国内最大級のクラウドソーシングサービスです。案件数・利用者数ともに非常に多く、エンジニア向けの副業案件も幅広く取り扱っている印象です。
Webサイト制作やツールの開発、スマホアプリ開発・システム開発におけるヘルプ要員といったことまで、比較的さまざまなジャンルの仕事が常時募集されています。
IT業界で働くエンジニアであれば、ランサーズを通じて手軽に副業案件を見つけられるのではないでしょうか。
Lancers(ランサーズ)の評判ってどう?受発注歴3年のライターが実態を徹底解説
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『Midworks』は「正社員並みの保証がつくこと」「単価を公開していること」「低マージンであること」が特徴のフリーランスエージェント。
ITエンジニアおよびWebデザイナー専門のエージェントであり、「エンジニアが選ぶIT系フリーランス専門のエージェントサービス」では、総合評価・求人数・案件単価の評価で第1位を獲得するなど、エンジニアからの満足度が非常に高いエージェントサービスです。
基本的にはフリーランスエンジニア向けのサービスであるため、平日案件や週3日~の案件が多い印象ですが、副業として参画可能な案件もなかにはあるので、一度登録してみることをおすすめします。
『レバテックフリーランス』は、ITエンジニアに特化したフリーランス向けエージェントサービス。業界最大級の企業のため、登録者数や案件数も豊富です。
フリーランスの利用者における平均年収が約876万円となり、専属の担当者が契約更新手続きや営業活動をサポートしてくれます。
また税務サポートやヘルスケア、会員向け特典なども用意されており、大手ならではの充実した福利厚生はうれしい限りです。ただし、未経験者でも登録すること自体は可能できますが、未経験者の案件は少ないのが現状です。レバテックフリーランスでは、単価が高い案件が豊富に揃えられている一方で、その高単価に見合ったスキルも求められます。
今回は筆者の副業体験を通じてわかった、収入面や注意点などを解説してきました。
「副業で今よりも収入をアップさせたい」という強い気持ちがあるエンジニアの方であれば、比較的案件は獲得しやすい状況です。仮に開発案件や執筆案件を副業として受注できれば、月数万円単位での副収入を得ることも可能でしょう。
ただし、副業に注力しすぎて、本業をおろそかにすることや、体を壊してしまうことは避けましょう。あくまでも副次的なものと捉えて、本業の業務に悪影響を及ぼさないことが大切です。
なお、エンジニアが副業案件を受注する方法やおすすめサービス、エンジニアが副業するときの注意点などを知りたい方は、以下の記事をご一読ください。
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(執筆:kansaitarou 編集:少年B)