フリーランスが仕事を探す7つの方法。それぞれの特徴やメリットを解説

「フリーランスになったけど、なかなか仕事が見つからない……」
「仕事を探す方法があれば、詳しく知りたい!」

そう思うことはありませんか?

フリーランスは、営業して仕事を獲得しなければ生きていけません。しかし競合が多く、営業してもなかなか仕事につながらない……といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、フリーランスが仕事を探す方法を7つご紹介します。

フリーランスが仕事を探す方法

自身の性格や経験に応じて、仕事を獲得しやすい方法は異なります。そこで、フリーランスが仕事を探すための方法と、特徴を表にまとめました。

試したことがない営業方法や、特徴を見て興味を持ったものから見ていただければと思います!

営業方法 特徴
1. クラウドソーシングサービスの活用 ・案件数が多く、難易度も案件によってさまざま
・オンラインで営業できるため応募しやすいが、ライバルは多い
・ライバルに打ち勝てるような提案文や実績、経験の提示が重要
2. マッチングサービスの活用 ・スキルや経験を元に、案件を探せる
・マッチングサービスによっては、案件紹介をしてもらえることも
・時給で依頼してもらえることもあり、継続化すれば安定的な収入につながる
3. Wantedlyの活用 ・面談などが必要になる分、ライバルの数がやや減る
・選考過程に「面談」があるため、人柄で勝負できる
・「依頼する人を見極めたい」と思っている丁寧なクライアントが多い
4. SNSの活用 ・自分から営業するだけでなく、発信する内容によっては営業されることもある
・クライアントの発信内容から、クライアントの人柄をイメージできる
・自身のSNS上での発信内容も、評価される
5. 企業サイトへの問い合わせ ・直接問い合わせるための準備が必要。準備が必要な分、ライバルは少ない
・高単価で依頼してもらえる可能性がある
・契約書のチェックなどの準備が必要
6. オンラインコミュニティによる紹介 ・世に出回りづらい良案件を依頼してもらえる可能性がある
・コミュニティ内で「これができる人」といった強みを発信していくことが重要
7. 既存クライアントからの紹介 ・丁寧に仕事して信頼・実績を積めば、追加で依頼してもらえる可能性が高い
・上手く行けば営業せずに仕事を依頼してもらえるようになる

方法1. クラウドソーシングサービスの活用

1つ目は、「クラウドソーシング」を使った営業方法です。クラウドソーシングとは、不特定多数に向けて発注された業務に対し、受注希望者が業務に応募すること。営業のハードルが低く、これから仕事を探したいと思っている方におすすめです。

クラウドソーシングの特徴は、次の3つです。

  • 案件数が多く、難易度も案件によってさまざま
  • オンラインで営業できるため応募しやすいが、ライバルは多い
  • ライバルに打ち勝てるような提案文や実績、経験の提示が重要

クラウドソーシングサービスでは、複数の企業が仕事を依頼しているため、案件数が豊富です。またテキストで提案文を送って営業できるため、営業のハードルは低い傾向にあります。

システムが請求書や契約周りの面倒を見てくれるのもポイントです。事務作業に不安がある方や、フリーランスを始めたばかりの方も、安心して業務に集中できます。

一方で、仕事を探しやすく提案もしやすいので、ライバルは多数います。ライバルと差別化できるような丁寧な提案文を送ったり、実績をアピールしたりすることが求められるでしょう。

▼クラウドソーシングサイトを比較したい方はこちら!

方法2. マッチングサービスの活用

2つ目は、マッチングサービスの活用です。マッチングサービスとは、「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受けたい人」をつなぐサービスのこと。

マッチングサービスの特徴は、次の3つです。

  • スキルや経験を元に、案件を探せる
  • マッチングサービスによっては、案件紹介をしてもらえることも
  • 時給で依頼してもらえることもあり、継続化すれば安定的な収入につながる

スキルや経験をベースに、自分に合った企業を探せるのが最大の魅力です。サービスによっては、契約時に特典が付いたり、案件を紹介してもらえたりするケースもあります。

掲載している案件もサービスごとに異なるので、複数登録して案件を比較してみるのがおすすめです。

▼マッチングサービスを比較したい方はこちら!

方法3. Wantedlyの活用

転職などのイメージが強いかもしれませんが、Wantedlyの活用もおすすめです。Wantedlyとは、求人者と求職者をマッチングさせるビジネスSNSのこと。

採用・広報のツールとして、Wantedlyの運用を強化している企業も多く、フリーランスへの業務委託案件もあります。

Wantedlyの特徴は、次の3つです。

  • 面談などが必要になる分、ライバルの数がやや減る
  • 選考過程に「面談」があるため、人柄で勝負できる
  • 「依頼する人を見極めたい」と思っている丁寧なクライアントが多い

クラウドソーシング、マッチングサービスはどちらかというと「テキストでの応募」が主流です。一方Wantedlyでは、採用までに「面談」が入ります。

そのためスキルや実績だけでなく、「人柄」で勝負できるのも魅力です。面談を嫌ってWantedlyを活用しないライバルもいるので、ライバル自体もやや少ない傾向があります。

また、企業にとって面談には対応コストがかかります。その分、しっかり雇用者を見極めようと思っている丁寧なクライアントが多いので、被雇用者も安心して仕事を進めることができます。

方法4. SNSの活用

SNSを活用するのも、効果的です。実際に筆者は、Twitterを経由して仕事の依頼を頂くことも増えています。

SNSを営業に活用するメリットは、次の3つです。

  • 自分から営業するだけでなく、発信する内容によっては営業されることもある
  • クライアントの発信内容から、クライアントの人柄をイメージできる
  • 自身のSNS上での発信内容も、評価される

クライアントの普段の発信内容を見ることで、クライアントの人柄がイメージしやすくなります。

また、自身の発信内容も採用基準に入るため、普段から発信していればプラスになる可能性も。逆に言えば、マイナス面の情報ばかり発信していると採用時に悪影響となりうるので注意しましょう。

発信を強化していけば、Twitter経由で仕事の相談が来ることもあります。筆者は仕事で学んだことをTwitterで発信していますが、仕事の相談が来ることも多くあります。

「自分が普段どんなことをやっているのか」
「仕事に対する姿勢は丁寧か、成長意欲はあるか」
「専門性の高い知識を保有してそうか」

などが伝わるように、日々の学びや知見をツイートしていくと、営業につながるでしょう。

▼SNSで仕事獲得したい方はこちら!

方法5. 企業サイトへの問い合わせ

ややハードルは高くなりますが、「企業サイトへ問い合わせること」もおすすめです。

企業サイトへ問い合わせして営業する際の、メリットや特徴は次の3つです。

  • 直接問い合わせるための準備が必要。準備が必要な分、ライバルは少ない
  • 高単価で依頼してもらえる可能性がある
  • 契約書のチェックなどの準備が必要

企業サイトへ問い合わせと聞いて、「え、直接企業に問い合わせするの……?」と及び腰になった方もいるかもしれません。しかし裏を返せば、ライバルも同じことを考えているのです。企業サイトへの問い合わせは、ライバルが少ないのが魅力です。ライバルが少ない分採用される確率もグッと上がります。また企業と直接やりとりする分、高単価な案件もあります

注意点は、契約が必要となる点です。契約書については、以下の記事が参考となります。

▼契約書の読み方を知りたい方はこちら!

▼契約書に記載すべき項目・テンプレートを知りたい方はこちら!

方法6. オンラインコミュニティによる紹介

オンラインコミュニティとは、同じ境遇にいる者同士で悩みを共有したり、キャリアに関する意見を交換したりできるコミュニティを指します。

オンラインコミュニティの魅力は、仕事につながる交流を深められること。

実際に、筆者が最初に請け負ったディレクション案件は、オンラインコミュニティを経由したものでした。当時はディレクション経験が浅かったのですが、普段のコミュニティ内での活動を見て仕事の相談が来ました

また、コミュニティ独自の動画コンテンツが提供されているケースもあり、新たなスキルを学ぶこともできます。

オンラインコミュニティを営業に活用する際のメリットやポイントは、次の2つ。

  • 世に出回りづらい良案件を依頼してもらえる可能性がある
  • コミュニティ内で「これができる人」といった強みを発信していくことが重要

仕事によっては、「どこの誰ともわからない人に依頼するよりも、普段から交流している人に依頼したい!」という場合もあるでしょう。オンラインコミュニティでは、そんな人柄を重視した案件が舞いこんでくる可能性があります。

▼フリーランスが集まるコミュニティを探している方はこちら

方法7. 既存クライアントからの紹介

新規営業とはやや異なりますが、既存クライアントから仕事を紹介してもらうのも効果的です。実際に筆者は、既存のクライアントからの仕事でほぼ毎月仕事が埋まっています。

既存クライアントからの紹介を営業に活用するメリットは、次の2つ。

  • 丁寧に仕事して信頼・実績を積めれば、追加で依頼してもらえる可能性が高い
  • 上手く行けば営業せずに仕事を依頼してもらえるようになる

既存クライアントから仕事を紹介してもらうには、信頼・実績を積むことが重要です。といってもイメージしにくい方もいると思うので、筆者が実際にやっていることの一例をご紹介します。

■フリーランス6年目の筆者がこれまでにやってきたことの例

①依頼されるたびにクライアントの作業負荷を減らせるように立ち回る

  • 記事のフィードバックを貰ったら、次から徹底する
  • 質問するときは、なるべく頭を使わせないように候補を出す
  • 必要そうな作業があれば、たたき台を作って提案する

②クライアントの仕事をどんどん巻き取る

  • 記事執筆のみの場合は、構成から着手できないか
  • 記事の編集からまるっと巻き取れないか
  • ディレクションそのものを巻き取れないか

③依頼された仕事の質を維持しながら、短納期で納品しまくる

  • 月に5記事で納期が月末だとすると、月半ばごろまでに記事を納品する
  • 納品時に追加の記事相談があれば、対応できる点を伝える
  • 依頼が来たときも、同じクオリティで執筆して納品する

新規営業となると、クライアントの立ち回りに合わせてコミュニケーションが必要です。しかし既存のクライアントであればコミュニケーションにかかるコストは抑えられます。

さらに既に信頼を得ていれば、好条件の仕事を相談してもらえる可能性も。目の前の仕事に全力を尽くすことも、営業方法の1つです。

フリーランス求人サイトを選ぶポイント4つ

ポイント1. 求人サイトのタイプを知る

フリーランス・副業ワーカー向けの求人サイトは、主に2つのタイプに分けられます。「エージェント型」「クラウドソーシング型」です。

エージェント型 ・専門がエージェントが担当につき、カウンセリングや案件の紹介をしてくれる
・福利厚生などフォロー体制が整っている
・フリーランスや副業ワーカー向けのコミュニティがある場合が多い
クラウドソーシング型 ・案件の種類が豊富で、条件も融通が効く
・初心者向けの手軽な案件が多い

ポイント2. 求人数で比較する

紹介されている求人数の数で比較して選びましょう。案件数が多ければ多いほど、自分の希望に合った案件とマッチする確率が高くなります。

ただ、初心者にも開かれた求人サービスほど案件数が多くなり傾向があり、なかには低単価で稼働時間ばかりかかる案件もあるため注意が必要です。

ポイント3. 希望条件に合う案件があるか

1日数時間の稼働、週2〜3日の稼働、フルリモートなど、希望に沿った案件が紹介されているかどうか事前に確認しましょう。

これまでのスキルや実績を生かしたい、なるべく高単価の案件に挑戦したいといった場合は、専門職に特化した求人サービスを狙って登録するのがおすすめです。

ポイント4. 福利厚生やフォロー体制があるか

フリーランスや副業ワーカー向けの福利厚生があるか、事前カウンセリングや有事の際のフォローなど、求めるサービスが受けられるかどうか事前に確認しましょう。

なかには、バーチャルオフィスや提携アプリをお得に使えたり、フリーランス向けの情報発信に積極的だったり、オンラインコミュニティを運営していたりと、手厚いフォロー体制を整えている求人サービスもあります。どこまでの福利厚生を必要としているか見極めておきましょう。

おすすめのフリーランス求人サイト10選

新規に仕事を探すなら、求人サイトを活用することも効果的でしょう。今回は、おすすめのフリーランス求人サイトを10選ご紹介します。

求人サイト名 特徴
1. Workship(ワークシップ) ・リモート案件が多く、週1〜などライフスタイルに合わせた働き方が可能
・デジタル領域を中心とした案件が多い
・案件成約時に1万円のお祝い金あり
2. レバテックフリーランス ・エンジニアに特化したフリーランスエージェント
・平均年収が862万円と高水準の案件が多い
・大手企業、有名企業の案件あり
3. HiPro Tech(ハイプロテック) ・人材大手のパーソルキャリアが運営
・直請け・高待遇案件の紹介あり
・長期契約可能な案件が多い
4. CrowdWorks(クラウドワークス) ・案件数は約300万件以上かつ、仕事の種類も200種類以上と豊富
・応募〜支払いまでオンライン上で完結
・発注者の評価機能あり
5. BizOn!(ビズオン) ・無料で利用できる
・完全審査制で怪しい人が少ない
・左右のスワイプ操作で、会いたい・興味がある人を簡単に選択できる
6. エンジニアスタイル東京 ・案件数が豊富
・リモートワーク可など、条件を絞って検索できる
・高単価案件もある
7. Lancers(ランサーズ) ・日本最大級のクラウドソーシングサービス
・ライター、エンジニア、マーケティングなど幅広い職種の方が登録している
・依頼主から直接相談が来る場合もある
8. ココナラ ・自分のスキルを商品として販売できるサービス
・自分で営業せずとも、依頼の相談が来る
・ライティング、デザイン、翻訳などカテゴリーが豊富
9. CODEAL(コデアル) ・仲介手数料が無料
・スカウトオファーを受けることが可能
・リモートワーク案件が豊富
10. SOKUDAN(ソクダン) ・仲介手数料ゼロ
・案件探しから商談まで最短1日
・発注者と直接のコミュニケーションが可能
・Facebookと連携できるため、匿名による不信感が少ない

1. Workship(ワークシップ)

▲出典:Workship

フリーランス・副業ワーカー向けの案件検索プラットフォーム『Workship』。リモート案件、週1日〜稼働や土日稼働など、柔軟な働き方を求める方におすすめ。エンジニア、マーケター、デザイナーなどデジタル領域のプロフェッショナルに向けた案件が多いのが特徴です。

  • リモート案件が多く、週1〜などライフスタイルに合わせた働き方が可能
  • デジタル領域を中心とした案件が多い
  • 案件成約時に1万円のお祝い金あり

2. レバテックフリーランス

▲出典:レバテックフリーランス

レバテックフリーランス』は、ITエンジニアに特化してフリーランスエージェントです。7割以上のユーザーがフルリモートで参画しています。大手・有名企業の案件も豊富で、カウンセリングや一部企業との面談はオンラインでも対応可能です。

フリーランス相談会(無料)を開催しており、キャリア形成にまつわる悩みなどを専門家に相談し、意見を聞くことができます。また、クライアントとの間にトラブルが発生しないよう、担当者のフォロー内容も充実。安全な環境で経験を積みたいフリーランスに人気です。

  • エンジニアに特化したフリーランスエージェント
  • 平均年収が862万円と高水準の案件が多い
  • 大手企業、有名企業の案件あり

3. HiPro Tech(ハイプロテック)

HiPro Tech

▲出典:HiPro Tech

フリーランスITエンジニア向けエージェントサービス『HiPro Tech』。フルリモート、週1日〜、1日数時間稼働など希望に合わせた働き方ができ、週5日のフルコミット案件も豊富。報酬が平均10%以上アップしたユーザーも。

求職サービス『doda(デューダ)』を運営しているパーソルキャリアが運営しているため、人材紹介にまつわる情報やノウハウが充実。安心して案件を探せます。他エージェントサービスと比較すると案件は少なめですが、クライアントと直接契約できるため報酬は高めの傾向です。

  • 人材大手のパーソルキャリアが運営
  • 直請け・高待遇案件の紹介あり
  • 長期契約可能な案件が多い

4. CrowdWorks(クラウドワークス)

▲出典:CrowdWorks

デザイナー、プログラマー、エンジニアなどのIT職はもちろん、ライターや編集者、デザイナー向けの案件も豊富な『CrowdWorks』。比較的ハードルの低い、記事制作やアンケート調査・モニターなど、初心者向けの案件も紹介されています。案件を得るためには提案文を工夫する必要はありますが、自ら営業をせずに済む点がメリットの一つです。

また、『みんなのカレッジ』と呼ばれるオンラインコミュニティも。自分らしく働く環境を整えるため、スキルアップのサポート(トレーニングプログラム)、気軽に相談できるコミュニティシステムが整っています。

  • 案件数は約300万件以上かつ、仕事の種類も200種類以上と豊富
  • 応募〜支払いまでオンライン上で完結
  • 発注者の評価機能あり

5. BizOn!(ビズオン)

▲出典:BizOn!

BizOn!』 は経営者とフリーランスを結ぶマッチングサービス。ビジネスマッチング事業を展開している『WizBiz』が運営しているサービスで、他事業(Webメディア運営など)から得ている広告収入を資源としているため、登録〜制約時も完全無料で利用できます。経営者同士の情報交換、異業種の知り合いを増やしたい方におすすめです。

コロナ禍の影響で、ビジネス間の新しい出会いや交流が制限されるなか、着実に会員数を伸ばしています。登録できるのは社長、会社役員、個人事業主に限定されているため、目的に合わせてスムーズにマッチングできるのも特徴です。

  • 無料で利用できる
  • 完全審査制で怪しい人が少ない
  • 左右のスワイプ操作で、会いたい・興味がある人を簡単に選択できる

6. エンジニアスタイル

▲出典:エンジニアスタイル

フリーランスエンジニア向けの求人サイト『エンジニアスタイル』。30万近くの案件から、報酬や働き方など希望に合わせた企業やプロジェクトを検索できます。AIで自分に合った案件を探してもらうこともできるため、おすすめです。

報酬単価100万円以上の案件などもあり、高いスキルを生かして高額案件で実績を積みたい方にもおすすめ。また公式サイトには「効率的な案件獲得方法」や「単価アップのコツ」など、フリーランスにとって嬉しいコラムが掲載されています。

  • 案件数が豊富
  • リモートワーク可など、条件を絞って検索できる
  • 高単価案件もある

7. Lancers(ランサーズ)

▲出典:Lancers

Lancers』は、クラウドソーシングサービスのなかでも認知度が高く、紹介されている案件の種類も豊富です。自ら案件を探して応募することはもちろん、実績を考慮してクライアント側から依頼がくることもあります。クライアントからの報酬未払いを防ぐ制度や、専門家による税務サービス、スキルアップサービスなど、フリーランスにとって嬉しい制度が多いのもメリットです。

案件数も豊富で、初心者向けの案件も充実しているため、フリーランスになって日が浅い方にもおすすめ。まずは事務作業やデータ入力など、特別な資格やスキルがなくても挑戦できる案件から挑戦してみましょう。

  • 日本最大級のクラウドソーシングサービス
  • ライター、エンジニア、マーケティングなど幅広い職種の方が登録している
  • 依頼主から直接相談が来る場合もある

8. ココナラ

▲出典:ココナラ

ココナラ』は、スキルを商品・サービスとして提供できるサービスです。イラストやロゴ制作、アプリ開発、記事制作、占いやカウンセリングなど多種多様なスキルを販売できます。一度出品しておけば、あとは依頼がくるのを待つだけ。他のフリーランスエージェントサービスと並行して利用しているユーザーが多いようです。

これまでの実績をポートフォリオとして公開できる機能もあるため、質の良い仕事をすれば長期案件につながることも。ブログ機能を使って、ユーザー向けに情報発信やサービスの告知もできます。

  • 自分のスキルを商品として販売できるサービス
  • 自分で営業せずとも、依頼の相談が来る
  • ライティング、デザイン、翻訳などカテゴリーが豊富

9. Tech Direct(テックダイレクト)

▲出典:Tech Direct(旧コデアル)

Tech Direct(旧コデアル)』は、即戦力となるITエンジニア向けのエージェントサービス。約20,000人以上のユーザーが利用しており、案件の8割がフルリモートです。社員転向なし、フルリモート、働く時間も自由に選べる案件を「テックダイレクト認定」案件とし、紹介しているのが特徴です。

案件掲載から最短3日で稼働可能なスピード感が持ち味。なるべく早く案件を見つけて仕事をスタートさせたい方におすすめです。

  • 仲介手数料が無料
  • スカウトオファーを受けることが可能
  • リモートワーク案件が豊富

10. SOKUDAN(ソクダン)

▲出典:SOKUDAN

フリーランス・副業ワーカー向けの案件紹介サービス『SOKUDAN』。エンジニア、マーケター、営業職など、紹介されている案件が豊富です。サービス名のとおり、案件探しから商談成立まで最短1日で進められる場合もあるのが特徴の一つ。Facebook連携機能があるため、クライアントと安心してコミュニケーションが取れます。

クライアントと直接やりとり・契約ができるのが特徴で、ミスマッチングを限りなく減らすことに注力したサービスです。クライアント側はほしい人材を早く確保でき、フリーランス側は安心できるクライアントと希望に沿った仕事ができます。また『SOKUDAN PLUS+(ソクダンプラス)』と呼ばれる福利厚生サービスも提供。イベントの案内をいち早く受け取れたり、バーチャルオフィスをお得に利用できたりします。

  • 仲介手数料ゼロ
  • 案件探しから商談まで最短1日
  • 発注者と直接のコミュニケーションが可能
  • Facebookと連携できるため、匿名による不信感が少ない

フリーランス求人サイトを使うときのポイント4つ

ポイント1. スキルや実績をまとめておく

これまでの経歴や取得した資格、培った実績などをわかりやすくまとめておきましょう。いわゆる「ポートフォリオ」は、デザイナーやイラストレーターに限らず、エンジニアやプログラマー、マーケター、ライターや編集者も作成しておくことをおすすめします。

フリーランスや副業ワーカーに仕事を依頼するクライアント側は、どんなスキルを持っているか、これまでどんな仕事をしてきたか、依頼したい仕事にマッチするかといった点が気になるもの。そういった疑問や不安を先回りして、答えを提示するポートフォリオを公開しておけば、自ら営業せずとも声がかかるようになります。

フリーランスにポートフォリオ作成方法については、以下の記事をご参照ください。

ポイント2. 求人サイトは複数登録&同時並行で利用する

フリーランス求人サイトは複数に登録し、同時並行で案件を探しましょう。職種にもよりますが、平均2〜3くらいの求人サイトを利用している方が多い傾向です。

求人サイトによって、提携しているクライアントや紹介している案件の種類は異なってくるものです。幅広い案件数から自分に合う仕事を選ぶためにも、複数登録をおすすめします。たとえばデザイナーなら、デザイナーに特化した求人サイトと合わせ、職種に制限のない求人サイトを複数登録し、案件を探すパターンが多いです。

ポイント3. 報酬単価に注意する

自ら案件に応募する場合や、クライアント側からスカウトが来た場合など、契約する前にしっかり条件を確認しましょう。とくに報酬単価には要注意です。

まだ仕事の依頼が少ない駆け出しのころは、低い単価でも受けてしまいたくなるでしょう。生活や実績のためには、仕方ない局面もあるかもしれません。しかし、あまりにも低単価の案件を受け続けていると、スキルの買い叩きに近い状況となってしまいます。長期的に見れば、スキルアップや実績にもつながらず、安い報酬で稼働時間ばかりが長くなってしまうでしょう。

自身のスキルアップに励みつつ、単価アップのチャンスを逃さないようにしましょう。

ポイント4. 案件獲得するための提案は、何を強みとして伝えるかが重要

案件の応募には提案文が必須ですが、伝える内容によって顧客から評価される軸が変わります。

スキルを強みとした提案は、実績・実力ともに自信がある場合におすすめです。先方に即戦力と伝えられるだけでなく、実力を示せば信頼を得やすいでしょう。

一方で、スキルに少し不安がある場合は、無理して自分を大きく見せない方が好ましいです。仮に提案が通っても、実際に仕事した後に「思ったよりも質が低いな……」とマイナスに評価されてしまう可能性があります。

スキル面で不安があるなら、経験をベースに提案しましょう。たとえば筆者はもともとライター経験がありませんでした。しかし過去にエンジニアの経験があることを伝えて「テックライター」の仕事をスタートできました。

もしライティングスキルで勝負していたら、採用されなかったかもしれません。

また案件獲得だけでなく、案件獲得後の継続を軸にするのも一つの手です自分の実績や働き方に応じて軸を決めるとよいでしょう。

まとめ

今回は、フリーランスが仕事を探す方法や、おすすめの求人サイトなどをご紹介しました。いつも同じ方法で営業している場合は、今回ご紹介した営業方法を試してみてはいかがでしょうか。

■フリーランスが営業する方法7つ

  1. クラウドソーシングの活用
  2. マッチングサービスの活用
  3. Wantedlyの活用
  4. SNSの活用
  5. 企業サイトへの問い合わせ
  6. オンラインコミュニティによる紹介
  7. 既存クライアントからの紹介

また既存クライアントに貢献して仕事を得る方法もあります。「依頼されたことだけこなしているかも?」と思った場合は、一歩先回りして仕事をしてみるのもおすすめです。

(執筆:しろ 編集:mozuku)

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