エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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みなさまこんにちは。フリーライターの少年Bです。
ライターのくせに「文章力には自信がない」と公言しているわたしですが、ありがたいことに定期的に書くお仕事をいただけています。それはたぶん、「書く仕事」の外に得意な分野を見つけたから。
仕事の範囲を広げて、「本業」以外のところで自分の得意を見つける思考法について。今回はフリーランスに欠かせない「名義」について書いてみます。
たのしいことからふざけたことまで書くゆるゆるフリーライター。文章を書くのが得意ですが、食べることと寝ることはもっと得意です。(twitter:@raira21)
ライター以外のことはよく分かりませんが、ライターに関して言えば、最近は本名っぽい名義が流行ってるなぁと思います。たとえば「昼茂ねむい」みたいな感じの名前です。いま適当に考えました。
このケースは「本名だとこまるな」という場合でも、仮のキャラクターとして使いやすいと思います。反面、本名っぽい名義=よくある名前になりがちなので、覚えてもらいにくい部分もあるかもしれません。
友達に天野アマゾネスさんというライターがいるんですが、これくらいインパクトのある名前で苗字も韻が踏めるなら、目立つしいいなぁと思っています。
名義を決める際には、以下3つの基準で考えてみましょう。
- 名乗りやすいか?
- エゴサしやすいか?
- インパクトを出せるか?
まずは「名乗りやすいか?」というポイント。上に挙げた本名っぽい名義は、インパクトは弱めかもしれませんが、名乗りやすいですよね。「人前で名乗っても恥ずかしくない」というのは、それだけで立派なメリットです。場合によっては苗字だけ名乗る、なんてこともできますしね。「自分で付けた名義の語感が好き」なんて場合もここに入るでしょう。
続いて「エゴサしやすいか?」というポイント。要するに、名前がかぶってないか、検索にひっかかりやすいかです。最近はSNSユーザーの増加によって、エゴサも重要になってきました。エンジニアさんとかだとまた違うかもしれませんが、ライターやイラストレーター、インフルエンサーにミュージシャンなんかもよくエゴサをしては、好意的な投稿をシェアしていますよね。他者からのいい評判を拾ってアピールするのも仕事のひとつでしょう。でも、自分の名義と同名のものがあったら、エゴサしにくいですよね。ちなみに、少年Bは「Bさん」と呼ばれがちなので、まったくエゴサができません。たとえ話がめちゃめちゃ出てきます。
そして、最後に「インパクトを出せるか?」というポイント。認知のされやすさ、と言ってもいいかもしれません。たとえば「鈴木さん」って苗字の人はたくさんいますが、そのなかで「鈴木さん=自分」いうイメージを残すためには、周囲の人たちそれぞれの中にある「鈴木さん」に勝たなくては一番になれません。そう考えると、スッと覚えてもらうためには「印象的な名前」を名乗ったほうが有利ですよね。
すべてを満たす名前を考えてもいいでしょうし、どれかに特化してもいいかもしれませんよね。
じゃあ、お前はどうなんだ? って話になりますが、じつはわたしも以前、改名を検討したことがあります。中学生のころポケモン攻略掲示板にこの名前で書き込んで以来、なんとなくそのまま20年以上「少年B」を名乗っています。
なのでライターになるタイミングで、本名っぽい名義にしようかなぁと考えたのです。実績ができたタイミングで改名しちゃうと、それまでの実績が見えにくくなってしまうので、仕事を始める前が最初で最後の改名チャンスだと思いました。
なぜ改名しようと思ったかって? もう30も半ばになろうというのに、ライターや編集さんの集まりで「少年Bです」って名乗るのはかなり恥ずかしいし、取材先には不審がられるじゃないですか。
でも、よくよく考えてみたら、取材依頼は本名でしたっていいですよね。「少年B名義でライターをしております、●●と申します」ってメールに書けばいいことじゃないですか。そう気付いたとき、ほんとうに改名の必要があるのか?ともう一度考えてみたのです。
よく考えたら漢字+アルファベットの名前を使ってるライターさん、あんまりいなくないですか? つまり、視覚的に「ちょっとない」名義ですよね。30半ばで少年を名乗るのはものすごく恥ずかしいですが、考えようによってはかなりおいしい。同じ名前を20年以上も使い続けてるって事実も、自己紹介で印象に残りそうですよね。
流行りの名前ではなく、エゴサも極端にしづらいですが、名乗りやすさは解決したし、アニメやゲームのモブキャラか犯罪者かって感じの字面には、それなりにインパクトと認知のされやすさがあると踏んだのです。そこで、わたしは「少年B」であり続けることを決めました。
そんなわけで、わたしの場合は字面の物珍しさと、エピソードの強さやいじられやすさから「インパクトがある」と判断して「少年B」を名乗り続けることにしました。
もちろん、メリットばかりではありません。たとえばFacebookでは名前に異なる言語の併用が認められていないので、「少年びー」と間の抜けた表示になってしまいますが、まぁ仕方ありません。あまり活用していないSNSなので、そこは割り切ることにしました。
エゴサを捨てたのにも、積極的な理由があったわけではありません。できることなら、そこもカバーできる名義であればよかったなぁ、とつくづく思います。でも20年以上名乗ってきた名前なので、愛着もあります。エゴサのしやすさと、エピソードの強さや愛着をてんびんにかけた結果、エゴサはあきらめることにしたのです。
もし名義に悩んでいるかたがいるならば、本記事で挙げた「名義を決める3つの基準」を意識してみてはどうでしょう。自分の目指す姿と、いまの名義があまり相性がよくないなぁと思ったら、改名を検討してみてもいいかもしれません。
でも名義をコロコロ変えるのは、ふらふらした印象を与えてしまうので、あんまりいいとは思いません。Twitterで@の後ろに名乗る肩書きもそうですけど。まじめにしっかり仕事をしていくつもりなら、名義を変えるのは一度までにしておいたほうがいいような気がします。
結局のところ、なにを重視するかは人それぞれ。流行りはあっても、正解はありません。自分の気に入った名前で仕事をするのが、いちばんいいんじゃないかなぁ、とも思うのです。
【今回のTips!】
- 名義を決める基準は「名乗りやすさ」「エゴサのしやすさ」「インパクト」
- 本名っぽい名義は名乗りやすい
- 自分の目的と名義の役割、合ってる?
- エピソードの強さは「インパクト」に直結する
- 何を重視するかは人それぞれ
(執筆:少年B 編集:北村有 イラスト:じきるう)
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