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ニューバランスといえば、多くの人の頭には「NB」の文字が思い浮かぶはずです。
「Less is More(レスイズモア)」を体現した、すっきりしたラインと大胆なシェイプ。静止していても動きを感じさせるようなデザインと、親しみやすさが特徴です。
本記事では、そんなニューバランスのシンボルマーク歴史や意味、デザインの秘密を紹介します。
以下では、ニューバランスのロゴの歴史をご紹介します。
1906年に誕生したニューバランスには、当初ロゴがありませんでした。靴の履き心地と、品質がすべてだったのです。
しかしブランドが成長するにつれ、ロゴマークやシンボルマークの必要性も増していきました。特に、今後ランニングシューズへ注力する事業方針となっていたため、アスリートたちの「動き」をサポートするビジョンを表現できるシンボルが必要だったと言われています。
はじめて「NB」のロゴが登場したのは、1970年代のことです。このデザインは「スターバックス」のロゴデザインでも知られるテリー・ヘクラー氏が、1972年にデザインしました。
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シンプルで大胆なこの「NB」は、ニューバランスのアイデンティティを確立し、すぐに消費者に認識されるようになりました。近年では、スポーツシューズの世界でもっとも認知度が高いシンボルマークのひとつとなっています。
そして数回のマイナーチェンジを経て、現代までニューバランスのロゴは継承されています。
象徴的な「NB」のシンボルは、単なる文字ではありません。ニューバランスの「NB」は、ブランドがもつビジョンや、「新たなはじまり」を意味しているのです。
シンボルとしての「NB」は、デザインのクオリティや、機能性へのブランドのコミットメントを消費者に伝えています。
以下では、このシンボルマークが持つ意味をさらに深掘りしていきましょう。
ニューバランスの「NB」は「ニューバランス」を意味していますが、同時にバランスと動きというコンセプトも体現しています。ニューバランスは、履き心地とスタイルの完璧なバランスを保ちながら、動きをサポートして強化するフットウェアを作ることに全力を注いでいるのです。
ニューバランスの「NB」は、ブランドの革新と品質へのこだわりを象徴しています。シンプルで大胆な「NB」のマークは、デザインと機能性における完璧さへのあくなき追求を意味しており、デザインとパフォーマンスの限界を押し広げるような製品を作るというブランドの歩みをあらわしています。
ニューバランスはシンプルさを大切にしており、「NB」のマークはブランドの純粋なパフォーマンスへのこだわりを反映しています。
不要な装飾や大げさな要素を排し、純粋な機能性と品質を追求するニューバランスだからこそ、シンプルでわかりやすい「NB」のマークを採用しているのです。
ここからは、進化を続けているニューバランスのロゴデザインを細かく見ていきましょう。
ニューバランスのロゴは歴史のなかでさまざまな変化を遂げてきましたが、配色は一貫して赤、黒、白を基調としています。
ロゴの正式な色は真紅で、16進数のカラーコードではe21836、RGBでは(226, 24, 54)で識別されます。色の配置はブランドのリニューアルのたびに更新されてきましたが、基本的なパレットは変わっていません。
現代のロゴは、黒と白、赤と白の組み合わせなど、よりバラエティに富んでいます。
ニューバランスのロゴに使われているフォントは、「NB」のシンボルと同じくらい特徴的です。ロゴと並んでよく目にする大文字で書かれたブランド名は、ブランドの強いアイデンティティと共鳴しています。
ニューバランスのフォントは品質と革新へのこだわりをあらわしており、主張することや、アイデンティティに忠実であることへの信念の証でもあります。単なるフォントではなく、ブランドの理念を体現しているのです。
ニューバランスは「NB」というシンプルなロゴマークで多くの人に認識されてきました。ニューバランスの哲学が詰まったこのシンボルは、これからもブランドと同様、多くの人に愛されつづけるはずです。
(執筆:Bogdan Sandu 翻訳:Asuka Nakajima 編集:少年B 提供元:Design Your Way)
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