ファーストフード、とくにハンバーガーのチェーン店は、アメリカでは数え切れないほどあります。そのなかでももっとも有名なハンバーガーブランドのひとつが、バーガーキングです。

バーガーキングのロゴは、長いあいだ人々を魅了し続けてきました。実はバーガーキングのロゴは、 1967年に生まれたオリジナルのものから、大きく変化していません。

今回はバーガーキングのロゴの歴史を振り返ってみましょう。

バーガーキングの歴史

1953年のバーガーキング設立時、創業者であるジェームス・マクラモアとデイビッド・エジャートンは、このブランドを「インスタ・バーガーキング」と名付けました。

これは、ハンバーガーをつくる「インスタブロイダー」という機械にちなんでいます。バーガーキングのお肉にライン状の焦げ跡がついているのは、この機械のためです。

1954年に創業者のマクラモアとエジャートンは、会社をフランチャイズ化することを決定します。

インスタブロイダーは変わらず使われ続けましたが、ブランド名はよりシンプルに「バーガーキング」へと変更されました。

その後急速に成長を遂げたバーガーキングは、1955年の時点でフロリダ内で40店舗に拡大しました。創業からわずか2年の出来事です。

ハンバーガーの上に王様が座るロゴ(上画像)が発表されたのは、この時期です。

以降、バーガーキングの成功には目覚ましいものがありました。

  • 1958年:
    初めてテレビCMを打つ
  • 1967年:
    製粉会社ピルズベリー社が、18千万ドルでフランチャイズ権を購入。プエルトリコで第1店舗がオープンする
  • 1969年:
    カナダ・オンタリオ州ウィンザーで、初めてのアメリカ国外店舗がオープンする
  • 1976年:
    子供へのPRのため、バーガーキング・キングダムを開発
  • 現在:
    アメリカ国内で17,000店舗以上を展開

バーガーキングロゴの変遷

1960年

かつてのロゴは、現在知られているデザインとはまったく異なるデザインでした。

その後1967年ごろに、ビジネスマーケティングの一環としてより若者向けにデザインされたものが求められるようになり、デザインの刷新へと踏み切ることになります。

1969年

若者向けに刷新されたロゴが上のデザイン。1969年のロゴ変更後は、細かな調整はあったものの、このデザインのまま1999年まで使われることになります。現在のロゴと比べても、そこまで変化はありませんね。

1969年〜1999年に使われたこのロゴには、「ブランド名がパンに挟まれたデザイン」がすでに採用されています。フォントは現在のものよりも丸みを帯びている模様。

1999年

1999年にスターリン・ブランドにより、色合いやテキストの角度、パンの大きさなどが変更され、周りを囲う青いラインが追加されました。

バーガーキングのロゴは、ミニマルなデザインと、クラシックなタッチが魅力です。シンプルな形でありながら、ハンバーガー型がはっきりと分かるのも優れています。

このロゴデザインがあってこそ、バーガーキングの現在の成功があるといえるでしょう。

バーガーキングのロゴのデザイン要素

誰でも一度は見たことのある、バーガーキングのロゴ。

ブランド名を中心に、ハンバーガー型に円形にかたどられたこのロゴは、いまやファーストフード業界のアイコン的存在となっています。

赤いロゴタイプを中心としたポップな雰囲気とカラフルな色合いは、とくに若者のあいだで人気を博しました。

バーガーキングに限らず、じつはファーストフードチェーンのほとんどのロゴは、赤か黄色で構成されています。これらの色は、消費者の食欲を掻き立てるとされているからです。

バーガーキングの場合、ここにハンバーガーのイラストを加えています。ハンバーグのような2列のテキストが、パンに挟まれたデザインです。

色構成はシンプルなため、印刷にもデジタルメディアにも対応しやすく、ロゴとして優秀であるといえるでしょう。

以下、要素ごとに分解して見てみましょう。

  • 形:
    ハンバーガーが青いラインに囲まれた円形
  • 色合い:
    ファーストフードでは、食欲を促す赤や黄色などの使用が好まれます。バーガーキングではこれに青い線をつけることで、コントラストを楽しめるようにデザインされています。鮮やかな色合いが、モダンな印象をより高めています
  • フォント:
    バーガーキングのフォントはオリジナルのものです。すべて大文字で読みやすく、中央に分かりやすく配置されています。
  • インスピレーション:
    バーガーキングの主力メニューである「ワッパーバーガー」からインスピレーションを受けていることが推測されます。ただし、現在のデザインはより若者向けにモダンにアップデートされたものになっています

シンプルなロゴのおかげか、現在では若者だけでなく、大人にも愛されるブランドに成長しました。

(執筆:Design your way 翻訳:Sugita Mariko 編集:内田一良@じきるう)

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