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世界中で利用されるサービスを提供している「Google」。創業しておよそ20年あまりでIT業界を牽引する企業へと成長しました。
ITを代表する見慣れたカラフルなロゴは、ルールにとらわれずに進化を続けています。
この記事ではGoogle歴史と共に、ロゴデザインの変遷を振り返ります。
Googleは、インターネット関連サービスに特化したアメリカ合衆国の企業です。世界最大級の検索エンジンや、メインの収入であるオンライン広告、ソフト・ハードウェア関連などの事業を展開しています。企業名の由来は、という「10の100乗」を意味する数学用語。膨大な数の情報から探したいものを見つけ出すという意があるそうです。
社名が「Google」になった理由には諸説あり、スペルミスをしてしまったにもかかわらず気にせずそのままにした説、ドメイン登録の際に「googol.com」がすでに存在していた説、数字は商標登録できないという説などがあります。
1998年、当時スタンフォード大学の博士課程に在籍中だったラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏によって、Googleは創設されました。当初の拠点は、のちにYouTubeのCEOとなるスーザン・ウォジスキ氏が所有するカリフォルニア州郊外メンローパークのガレージ。開発当初の検索エンジンの名前は『Backrub』でした。
同年9月、サン・マイクロシステムズ社の共同創始者であるアンディ・ベクトルシャイム氏が10万ドルを出資。Google inc.として法人化を果たします。
2000年にはYahoo!のサーチエンジンに採用。2003年にはAppleと提携し、Safariの標準検索エンジンとなりました。2004年に初の株式公開を行い、当時の時価総額は230億ドルでした。
2008年には初のAndroid搭載スマートフォンを発表、2011年にはユニークユーザーが10億人を超えるなどの躍進を遂げ今に至ります。
検索エンジンが研究段階だった1997年〜1998年に利用されたロゴです。BackrubがGoogleに改名されたタイミングで制作されました。
同年6月に「google.com」をドメイン登録しています。
1998年9月〜同年10月に利用されたロゴです。当時流行していた画像エディター『GNU画像操作プログラム(GIMP)』を使って、サーゲイ・ブリン氏が制作したもの。
最初のロゴに使われた三原色に、緑を加えたデザインを採用していますが、配置は変更されています。
デザイナーのルース・ケダル氏によってデザインされたロゴです。1998年〜1999年に利用されました。
特徴は「Yahoo!」のように「!」がついている点と、「l」のみが緑色になっている点のふたつです。
なお1998年8月30日に、初めて「Google Doodle」がデザインされました。
Google Doodleとは、祝日や記念日などのイベントに合わせて変更されるロゴデザイン。イラストレーターと技術者チームが共同制作しています。
力を入れない「Doodle(落書き)」をロゴに施すことで、「力を抜いた無意識にこそ潜在能力が発揮される」といったメッセージを含んでいるのかもしれません。シンプルなイラストデザインから、ゲームがプレイできるアニメーションまで、遊び心に富んださまざまな仕様のロゴがあります。
1999年〜2010年に利用されたロゴです。「Catull」フォントを用いて制作されており、「e」が少し傾いているのが特徴です。
2000年6月にカリフォルニア州マウンテンビューへオフィスを移転させたGoogle。同年10月には、現在の主な収入源となっているセルフサーブ型広告『Google Adwordsプログラム』(現Google広告)を開始するなど、大きな変化を遂げました。
しかし広告を大きな収入源とするにもかかわらず、Googleトップページは検索エンジンとロゴのみの簡素なレイアウト。それはアイデアを大切にするGoogleらしく、閃きの邪魔になりうるものを排除した結果かもしれません。
2010年〜2013年に利用されたロゴです。全体的にシャドウを減らしたことで明るい印象になりました。また黄色い「O」のみ飽和度を上げ、オレンジ寄りの色味に変更されています。
2013年〜2015年に利用されたロゴです。フラットなデザインが特徴。
2015年〜現在に至るまで利用されているロゴです。
Googleのオリジナルフォント「Product Sans」と、2014年にGoogleが発表した「マテリアルデザイン」が採用されているのが特徴。ポップでフラットな印象を与えています。
この平面的な素材感とカラフルな色合いの「マテリアルデザイン」は、Googleが開発したウェブブラウザChromeのロゴや、AndroidのCMに出てくるイラストデザインにも反映されています。
そのほか、アプリアイコンデザインなど業界全体のトレンドとなりました。
Googleのロゴは、創業当初から青・赤・黄の三原色に緑を加えた色で構成されています。「e」が少し傾いているのが特徴です。
長年採用された「Catull」フォントや立体的なデザインを封印し、Googleオリジナルフォント「Product Sans」やマテリアルデザインに一新したことで、新しいIT業界を彷彿とさせるポップなイメージを実現させています。
大幅なデザイン変更を経た現在でも、ルールにとらわれない遊び心満載なデザインにより、ひとめでIT業界を代表するGoogleだと分かるでしょう。
ひとめ見れば、IT業界を代表する「Google」だとわかるカラフルなロゴ。
自由な発想を大切にするデザインの数々は、これからもIT業界の新しいトレンドや時代に沿った自社のイメージを表現し続けるでしょう。
(執筆:上塚千映子 編集:北村有)
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