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「WordPressでサイト運営を始めようと思うけどプラグインは何がおすすめ?」
「個人ブログにおすすめのプラグインが知りたい!」
「WordPressにプラグインをインストールする手順は?」
WordPressで個人ブログやWebメディアを運営しようと思っている人は、このように何のプラグインをインストールすればいいか悩まれると思います。
プラグインの種類は非常に多く、中には性能の悪いプラグインや、Webサイトの動作を遅くするプラグインも存在するので、インストールするときには注意が必要です。
そこで本記事では、
- プラグインのインストール手順
- 個人ブログ、Webメディア、開発者におすすめのプラグイン
- WordPressのプラグインをアップデートするときに気をつけたいこと
など、WordPressのプラグインに関する情報を網羅的に解説します。
目次
まず始めに、WordPressにプラグインをインストールする前に気をつけておくべき点があります。
そもそもWordPressのプラグインは、足りない機能を補完するためのものであり、必須のものではありません。プラグインの入れすぎには注意しましょう。
プラグインを入れすぎると、プラグイン同士が干渉しあい正しく動作しなかったり、WordPressのコアシステムに影響を及ぼして、サイトの読み込み速度が遅くなったりする可能性もあります。
<プラグインを入れすぎると起こるデメリット>
- システム同士が干渉しあって正しく動作しなくなる
- サイトの読み込み速度が遅くなる
- メンテナンスが面倒
- セキュリティが弱くなる
このようなデメリットがあるので、本当に必要なプラグインだけをインストールするようにしましょう。目安としては10個前後が理想です。
WordPressにログイン後、ダッシュボードの左カラムに注目。「プラグイン」という項目にマウスカーソルを合わせると、サブメニューが展開されるので、「新規追加」という項目をクリックします。
お目当のプラグインが決まっていれば、その名前を、決まっていなければ、欲しい機能をテキストボックスに入力し、検索をします。あらかじめ使いやすいプラグインをリサーチしておくと良いでしょう。
検索結果が表示されたら、注意事項を確認した上で「今すぐインストール」をクリックします。しばらくするとインストールが完了します。プラグインによっては、追加の設定が必要なものもあります。
この他にも以下のようなインストール方法があります。
しかし初心者の方であればご紹介した「WordPressの管理画面からインストールする」方法でOKです。
WordPressのプラグインをインストールできない場合は下記の記事をご覧ください。
WordPressのプラグインをインストールできないときにすべき3つの対処法
Workship MAGAZINE
「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリックすると、現在インストールされているプラグインの一覧が表示されます。
「停止」ボタンをクリックすると、プラグインの稼働をストップできます。
まず始めに、WordPressを始めたらすぐに導入を検討したいプラグインを8つご紹介します。
<まず始めに導入を検討したいプラグイン>
- All in One SEO Pack
- Jetpack
- TinyMCE Advanced
- WP Multibyte Patch
- EWWW Image Optimizer
- BackWPup
- iThemes Security
- Table of Contents Plus
基本的にこれらの8つのプラグインさえあれば、安全でセキュリティも高く、初心者でも使いやすく、SEOにも強いWebサイトができます。
ただしインストールするだけでなく、正しい設定や運用をすることによってプラグインの効果は発揮されるので注意してください。
まず始めに、『All in One SEO Pack』というプラグインをインストールしておきましょう。
WordPressでWebサイトを運営する人の多くが、SEO(検索エンジンに上位表示させるための施策)を意識していると思います。All in One SEO Packは、そんなSEOを手助けするプラグインです。SEO対策用のプラグインの中では、最多のダウンロード数を誇ります。その数世界で3千万件以上。
All in One SEO Packの主な機能をまとめると、以下のとおり。
- XMLサイトマップ対応
- Googleアナリティクスのサポート
- メタタグを自動的に生成
- 典型的な重複コンテンツを回避
- 任意のメタディスクリプションとメタキーワードを設定
上に挙げたのはごく一部の機能で、他にもSEO最適化に役立つ機能がたくさんあります。
なおAll in One SEOの他にも、SEO対策の有名なプラグインとして『Yoast SEO』が存在します。
All in One SEOとYoast SEOの比較に関しては下記の記事をご覧ください。
All in One SEO PackとYoast SEO、どっちがいい?WordPressのSEOプラグイン徹底比較!
Workship MAGAZINE
『Jetpack』はWordPress公式のプラグインのひとつで、JetpackだけでWordPressの管理者に必要な30のツールが手に入ります。
Jetpackひとつで、WordPressのサイトは問題なく運用できると言っても過言ではありません。
Jetpackの主な機能は以下のようなものがあります。
- 5分毎にサイトが表示されるかをチェック
- サイトを高速化
- サイト統計情報
- データロス、マルウェア、悪意のある攻撃から保護。
- 関連コンテンツの表示
- 検索エンジン最適化
Jetpackは基本無料で使用できますが、一部の高度な機能に関しては有料となっています。
なお先述したAll in One SEO PackやYoast SEOと重複している機能も存在するため、どちらか一方のみを入れるのでも良いでしょう。
WordPressで記事の執筆をする場合は、「ビジュアルモード(見たままのとおりに執筆できるモード)」のエディタを利用して文字の大きさを変えたり、リンクや画像を挿入して執筆したりします。
しかしデフォルトのままだと、ごく一部の装飾しかできません。HTMLの知識があれば「テキストモード(HTMLタグなどを打ち込めるモード)」で装飾できますが、初心者にはやや難しいでしょう。
『TinyMCE Advanced』のプラグインを利用することで、エディタを拡張し、文字の背景色を変更したり、表やソースコードの挿入したりなど、自分のエディタを自由自在にカスタマイズできます。
ビジュアルモードで読みやすい記事を作成するには、必ず入れておきたいプラグインです!
『WP Multibyte Patch』プラグインは、WordPressをインストールすると初期状態から入っているプラグインです。まずは有効化しておきましょう。
WordPressはデフォルトで英語対応になっているので、日本語に切り替えると文字化けする場合があります。その日本語の文字化けを回避するのがWP Multibyte Patchプラグインです。
WordPressで記事を作成すると、記事内に画像を挿入したり、サムネイル画像をアップロードしたりすることが多いと思います。画像は記事を見やすくする一方、ファイル容量が重いためサイトの表示速度を遅くさせるデメリットがあります。
『EWWW Image Optimizer』プラグインを使用すると、画像を最適化してファイル容量を減らし、ページのロード速度を向上させます。
またGoogleは、サイトの表示速度が遅いサイトは評価を下げると宣言しています(スピードアップデート参照)。表示速度を上げるためにも、画像を最適化するプラグインは必ずインストールしておきましょう。
その他、画像を最適化する方法については以下の記事をご覧ください。
ページの表示速度は画像で決まる!? 画像を最適化する5つの方法
Workship MAGAZINE
サイト運営において、執筆した記事は大きな収益が生まれたり、大きなPV数を獲得したりする大事なサイトの資産です。
万が一何かのトラブルで記事データが消えてしまうと、これまで運営してきたサイトがすべて水の泡となってしまいます。
『BackWPup』プラグインを使用することで、定期的に記事データのバックアップや、画像ファイルのバックアップをしてくれます。
BackWPupプラグインを設定することで、バックアップの頻度を細かく設定したり、プラグインデータのバックアップも取ってくれたりします。
毎日、3万件のサイトがハッカーに侵略されていることを知っていましたか?
『iThemes Security』プラグインを使用することで、高度なセキュリティ対策とデータベースのバックアップができます。
脆弱なプラグインや、弱いパスワード、古いソフトなどセキュリティーの落とし穴をチェックしてくれて、ハッカーの侵略からサイトを守ってくれます。
手動で目次を作成したり、アンカーリンクを張っていたりすると手間がかかり、記事の作成自体になかなか専念できません。
『Table of Contents Plus』は記事の見出しを自動生成してくれるプラグインです。目次をどの位置に表示させるかや、番号を振るかどうかなど、細かい設定は自分でできます。
記事の作成のみに集中したい方にはおすすめです。
次に、個人ブロガーにおすすめのプラグインを3つご紹介します。
<個人ブロガーにおすすめのプラグイン>
- AdSense Invalid Click Protector
- Site Kit by Google
- Akismet
個人ブロガーの人は、プラグインを入れすぎるとメンテナンスが非常に手間なので、最低限必要のプラグインだけをインストールするのがおすすめです。
最近だと優秀なテーマが沢山あるので、プラグインに頼らなくても十分クオリティの高いサイトが作れます。
個人ブロガーであれば、GoogleAdSenseを利用して広告収入を得る方も多いと思います。
しかしGoogle AdSenseには一つ落とし穴があり、同じユーザーが何回も広告をクリックし続けるとペナルティの対象となり、広告の配信が停止されてしまうのです。これは俗に「アドセンス狩り」と呼ばれています。
そこで第三者に広告ビジネスを邪魔されないために、『AdSense Invalid Click Protector』プラグインを使用します。
AdSense Invalid Click Protectorは、AdSenseの不正クリックを防ぐプラグインです。何度も同じユーザーからクリックを受けると、それ以上クリックさせないようにできます。
個人ブロガーであれば、アナリティクス、サーチコンソール、アドセンス、ページスピードなどの統計はそこまで深く解析することはなく、サクッと見れるようにしておきたい方もいるでしょう。
『Site Kit by Google』というGoogle公式のプラグインを利用すると、アナリティクス、サーチコンソール、アドセンス、ページスピードなどの統計情報を、Wordpressの管理画面上で簡易的にチェックできます。
どの記事からの流入が多いかや、どのキーワードでの流入が多いかなど、手軽に見れるのでおすすめです。
個人ブロガーであれば、コメント欄を解放している方も多いと思います。
コメントを解放すると、ユーザーの意見を聞けたりする反面、アンチコメントや悪意のある攻撃をされるデメリットがあります。
『Akismet』プラグインを利用することで、サイトのコメントをチェックし、悪意あるコンテンツの公開を自動的に防ぎます。
またどんなコメントがフィルターにかかっているのかを確認することも可能です。
次に、Webメディア向けにおすすめのWordPressプラグインを4つご紹介します。
<Webメディア向けにおすすめのWordPressプラグイン>
- Google XML Sitemaps
- VK Post Author Display
- Public Post Preview
- Broken Link Checker
Webメディアは共同で運営している場合が多いので、複数人での管理に最適なプラグインをご紹介します。
Webメディアを運営していく上では、SEOの最適化は切っても切り離せにほど重要です。
『Google XML Sitemaps』プラグインを使用すると、記事の公開、更新の度にサイトマップを自動生成し、サイトマップが生成されたら自動で検索エンジンに通知してくれます。
つまり記事を更新したときに、わざわざサーチコンソールでインデックス登録(記事ページをGoogleの検索エンジンに認識させること)しなくてもいいのです。
Webメディアを運営する場合は、ライターを雇って、複数人で記事の執筆をすることがあると思います。
そんなときに、記事の下に執筆者のプロフィールがあるといいですよね!
『VK Post Author Display』プラグインを利用すると、記事の下に執筆者のプロフィールを挿入できます。
メディアの記事下にも執筆者のプロフィールが挿入されているので、イメージとしてはこのように表示されます。
Webメディアを複数人で運営しているとなると、記事の公開前に管理者やクライアントにチェックを依頼する場合があると思います。
しかしデフォルトのWordPressでは、公開前の記事にはURLが付与されておらず、URLを送付してチェックしてもらうことができません。
そこで『Public Post Preview』プラグインを使用することで、公開前の記事をログイン不要で他者に見せることができます。
企業がWebメディアを運営している場合にはとても便利なプラグインなので、ぜひ利用してみてください。
サイトを長期間運営していると、サイト内に掲載したURLが変更されたり、紹介したサイト自体が閉じてしまったりと、リンク切れが起きてしまいます。
『Broken Link Checker』プラグインを使用することで、サイトの投稿やコメント、その他のコンテンツにリンク切れがないかチェックできます。
リンク切れはユーザーの離脱の繋がる直接的な原因なので、早めに導入したいプラグインですね。
最後に開発者におすすめのWordPressプラグインを6つご紹介します。
<開発者におすすめのWordPressプラグイン>
- Contact Form 7
- Advanced Custom Fields
- Breadcrumb NavXT
- Welcart
- 不動産プラグイン
- Redirection
開発者は、いかにクライアントにプログラミングの知識を使わせず、WordPressを便利に利用してもらうかが仕事です。
つまりPHPファイルなどをクライアントに操作してもらうことなく、WordPressの管理画面だけで運営できる体制をつくる必要があります。
企業のコーポレートサイトを開発する場合には、お問い合わせフォームが必要になってきます。
お問い合わせフォームを1からコーディングして構築してもいいのですが、高度なスキルを持っていないと、セキュリティの高いお問い合わせフォームを作れません。
『Contact Form 7』プラグインを利用すれば、セキュリティのしっかりしたお問い合わせフォームを簡単に作れます。
Ajaxによるフォーム送信、CAPTCHA、Akismetスパムフィルタリング機能など、サポートも充実。自動返信メール設定も簡単に設定できるので、プログラミング知識がないクライアントでも大丈夫です。
WordPressのデフォルトでは、投稿画面で入力できるのは主に「タイトル」と「本文」です。
しかし、たとえばクライアントがホテルの紹介サイトを運営している場合は、「料金」「部屋数」「人数」「施設」なども簡単に入力できるようにしておく必要があります。
そこで役立つのが『Advanced Custom Fields』プラグインです。クライアントの要望に合わせて、入力項目を簡単にカスタマイズし追加できます。
WordPressを使ってECサイトを作りたいというクライアントもいるでしょう。もちろん、WordpressではECサイトも作れます。
しかしWordPressでPHPをカスタマイズしてECサイトを作るとなると、莫大な作業が必要になってきます。
そこでおすすめなのが『Welcart』プラグインです。
Welcartを導入することで、以下のような機能を実装できます。
- ショッピングカートシステム
- Welcartの無料標準テンプレート
- 受注管理システム
- 会員管理システム
このような機能がパッケージになっているので、インストールするだけで簡単にECサイトの構築ができるのです。
ECサイトを作るなら、その他に『WooCommerce』プラグインもおすすめ。豊富なテンプレートの中から、あなたに合ったECサイトのデザイン、システムを選びましょう。
WordPressでECサイト構築するならWooCommerce。デザインテーマ25選
Workship MAGAZINE
WordPressでは、不動産サイトの構築もできます。
ECサイト同様に、0から作るとなると膨大な作業が必要なので、『不動産プラグイン』を使用するのがおすすめです。
不動産プラグインの主な機能としては、以下のようなものがあります。
- 物件条件検索機能
- GoogleMaps+ストリートビューで物件の位置情報を表示
- 利回りシステム
- 会員システム
このように、高度なシステムを瞬時に構築できるパッケージになっています。
『Redirection』は、サイトのリダイレクト(出力先の切換え)と、404エラー(ページが見つけられないときに表示されるエラー)が管理できるプラグインです。
Webサイトのサーバーを移行する際や、WordPressのディレクトリーを変更するときに欠かせません。
WordPressでサイトを運営していると、プラグインのアップデートをする必要があります。
プラグインをアップデートする理由としては、以下のような理由があります。
- アップデートしないとセキュリティが弱くなる
- プラグインの新機能を使うため
- WordPressのコアアップデートに適応させるため
定期的に管理画面から確認してアップデートするようにしましょう。
しかしプラグインをアップデートするときには少し注意が必要で、バックアップを取っておくなどの事前対策が必要になってきます。
WordPressのプラグインをアップデートするときに気をつけるべきことは下記の記事をご覧ください。
WordPressのプラグインをアップデートするときに注意したい3つのこと
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最後に、ジャンル別にまとめられたWordpressのおすすめプラグイン記事へのリンクを掲載します。興味のあるものがあればぜひ覗いてみてください。
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(執筆:HikoPro 編集:Uchida Kazuyoshi、Shinohara Kyohei アイキャッチ:T)