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【漫画】フリーランスが“20年間”生き残るために大切なこと

高田ゲンキのフリーランスキャリア20年間の歩み
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おかげさまで、2024年2月でフリーランス20周年を迎えられました。しかし、フリーランスで20年生き残る方法を聞かれることも多いので、今回は20年のキャリアを振り返ります。

フリーランス中堅時代の大きな失敗は「個展」の開催でした。この反省から地道に出直すことを決め、ドイツのベルリンに移住。仕事への向き合い方などをブログで発信し始めました。

ときにはパワハラもありましたが、良いメディアとも出会い漫画を仕事にできました。育児期はなかなか仕事ができずもどかしさもありましたが、育児の合間を見つけて書籍2冊の出版を実現させます。

息子が5歳になるタイミングで仕事を本格的に再始動。育休中の仕込みが活き、幅広い仕事ができるようになりました。

こんにちは! 高田ゲンキ(@Genki119)です。

おかげさまで、今月でフリーランスキャリア20周年を迎えることができました!

今回の漫画では、僕の20年のキャリアを振り返っています。20年と聞くと非常に長い時間に感じるかもしれませんが、実際に過ぎてみるとあっという間で、全く実感が湧かないというのが正直なところです。

漫画では経験談としての側面をおもに描きましたが、少し本質論的な補足として「フリーランスとして長くキャリアを続けていくために重要なこと」を以下に3点挙げてみます。

ひとつめは、高いスキルを持ち続けることです。

人脈も戦略も精神論も、結局のところ高いスキルがあって初めて役立ちます。そしてそのスキルも、磨き続けなければ錆びついてしまったり、時代に合わなくなったりしてしまいます。

常にスキルアップし続けるのは決して楽ではありませんが、自分が天職と感じられるような仕事であれば、それすらも楽しんで継続できるはずです。

そういった意味では、好きなことや得意なことを専門とするフリーランスは強いですし、逆に「稼ぎやすい」という理由だけで業種を選んでしまった人は、最初は良くても長期間継続していくのは難しいかもしれません。

ふたつめは、健康と体力です。

当然といえば当然ですが、スキルも向上心も心身の健康があってこそですし、加齢にともなう体力の低下をどのようにカバーするかは、フリーランスという長いマラソンを走り切るために避けて通れない課題です。

この辺の話題については前回の漫画「40代後半でも健康的にフリーランスを続ける秘訣」で詳しく描いているので、ぜひそちらもご覧ください。

みっつめは、感謝の気持ちです。

長いことフリーランスとして仕事をしていると、仕事を発注していただくことも、報酬を頂くことも当たり前と感じてしまうものです。しかし、独立したばかりの頃を思い返すと、発注も報酬も本当にありがたく思い、その一つひとつに感謝していました。この初心を忘れずに、何年経っても感謝して仕事に向き合い続けることが大事だと感じています。

長いキャリアの中で気づいたことがあります。それは「感謝とは応援ではないか?」ということです。つまり、ビジネスとは多くの場合、クライアントのビジネスを応援して後押しすることであり(例えば僕の場合は、イラストや漫画を通じてクライアントの売上増加に貢献します)、その応援が功を奏した場合には高く評価されて、報酬アップにもリピートにも繋がります。

ただ「報酬に対して相応の成果物を納品する」のではなく、このような感謝や応援を込めた仕事をすることで、ビジネスに良いサイクルが生まれて長く続くのだと思っています。

そして、僕がこのように漫画連載を続けられるのは、みなさんの応援のおかげでもあります。その応援に感謝して、これからも楽しく学べるフリーランスの知識や情報を漫画でお伝えし続けていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!

(漫画:高田ゲンキ 編集:じきるう)

【漫画】高田ゲンキのフリーランス・ファイル

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