【漫画】フリーランスは「育児と仕事」にどう向き合うべき?

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こんにちは! 高田ゲンキ(@Genki119)です。

「在宅フリーランスとして仕事をしたいが、育児との両立が難しくて悩んでいる」というご相談をよくいただくので、漫画にしてみました。ページ数の都合で描ききれなかったこともあるので、少し補足します。

育児フリーランスは、以下の2タイプに大別できます。

  • ①育児が始まる以前にフリーランスとして活動した実績がある人
  • ②フリーランスとしての実績がなく、育児の開始をきっかけにフリーランスを志した人

どちらにしても育児と仕事のバランスをとるのは難しいのですが、①は一定期間仕事量を減らしたあとに徐々に仕事量を戻していくことで乗り越えられるケースが多いです。一方の②は、育児をしながらゼロスタートという大変なタスクを背負わなければならないうえ、頑張ったからといって結果に結びつく保証もなく、非常にハードルが高いといえます。

僕のところに来る相談者も②の割合が多いのですが、そういう場合はとにかく「焦るな、頑張るな」と伝えています。これは決して「諦めろ」ということではなく、「可処分時間の大小で不利になるような、一般的なフリーランスの働き方を目指すのはやめて、育児をしながらでも無理なく稼げるスタイルを目指そう」という意味です。

これは18話でも説明したようなストックビジネスの構築や、そのための環境づくりが中心となります。イラストやデザインの分野なら、ストックイラストクラウドソーシングを最大限に利用することで、時間の制約を受けずに自分のペースで働くことができます。

また、ライターなど文章の分野なら、自分のブログを収益化するのも良いでしょう。これといった分野が定まってない場合は、空いた時間に動画編集Web制作の勉強をして、自分が向いている業種を見つけるのも良いと思います。

もちろん、こうした向き合い方を前提とした場合、短期間で稼げるようになるのは難しいです。それを知って落胆する方もいるかもしれません。しかしそもそも、経験豊富なフリーランスでさえ、乳幼児の育児をしながら在宅で十分に稼ぐことは容易ではありません。

非常に厳しい現実ではありますが、甘言にそそのかされて情報商材や高額なスクールにお金を支払ってしまわないためにも、この現実を直視しておく必要があると思っています。なお未経験かつ、どうしても数ヶ月内に稼ぎたい場合は、そもそも在宅フリーランス以外の働き方を視野に入れるのが現実的かもしれません。素直にバイトしたほうが効率よく稼げるかも?

逆にこれを受け入れて3〜5年後の自分を助けるための準備期間と捉えることができれば、非常に有意義な時間になり、子どもとの時間も大切にできるはずです。「育児を言い訳にしたくない」「育児していない人に負けたくない」という気持ちも分かりますが、何よりも幼いお子さんとの幸せな時間を楽しみつつ、他人と比べずに自分のスタイルを築いてほしいと思います。

僕もまだまだ育児と仕事のバランスに日々悩んでいます。お互い頑張りましょうね!

ほかにも取り上げてほしいフリーランスのお悩みがありましたら、編集部僕のX(Twitter)などにお寄せください。面白い質問がありましたら、漫画で回答させていただきます!

(漫画:高田ゲンキ 編集:じきるう)

【漫画】高田ゲンキのフリーランス・ファイル

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