エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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こんにちは。フリーライターの少年Bです。
2015年からTwitterを本格的に使い始めたわたしは「キャラ立ってるよね」と言われることが多くなりました。実際は何も考えずに、反射的に好き勝手ツイートしてるだけなのですが……。
そんな折、編集長から「セルフブランディングについて記事を書いてください」と頼まれました。えっ、わたし何もやってないんですけど……と困惑しましたが、確かにセルフブランディングはフリーランスであれば必須と言ってもいいスキルのはず。そんなわけで、今回はセルフブランディングについて書いていこうと思います。
たのしいことからふざけたことまで書くゆるゆるフリーライター。文章を書くのが得意ですが、食べることと寝ることはもっと得意です。(Twitter:@raira21)
セルフブランディングとは言葉どおり、自分自身をブランディングすることを指します。自分そのものをブランド化し、自らプロモーションをして個人の価値を高めていくわけです。「なんだしゃらくせぇな」とお思いのあなた、すみません。もうちょっとだけ読んでくださいね。
ぶっちゃけて、わかりやすく言うと「見られたい自分を演出する」ということになります。めちゃめちゃ印象の悪い言い方になってしまいましたが、いわゆる「キャラ付け」もその一種です。
たまに言われませんか?「何だお前、ガラにもねぇことを言いやがって」みたいなやつ。個人的には「いやお前がどう思ってるか知んねーけど、おれこういう人間だし!!!」と文句のひとつも言いたくもなるんですが、それってもしかしたらセルフブランディングの失敗なのかもしれません。
なぜフリーランスにセルフブランディングが必要なのでしょうか。それは「周囲から見られている自分像とかけ離れた仕事は頼まれづらい」からです。実直で真面目そうな人のもとへ、ふざけたおもしろ企画の案件はそうそう来ませんよね。
なので、自分がやりたい仕事、自分に合う仕事を取るためには「わたしはこういう仕事が得意です」とアピールしていくことも大事なのです。
また、インフルエンサーにPRの広告を頼む場合も「その人のキャラに合わない」広告は唐突な印象を受けるため、あまり効果がありません。これはたとえば、フリーライターだと記事広告にあたるでしょう。その人が本当に好きなものならきっと熱量もこもっているだろうし、本当に好きでやっているんだなと思えますが、そうでなければやっつけ仕事ではないか?と思われてしまっても仕方がありませんよね。
もちろん、あえて意外性を演出する場合もありますが、その場合はポジティブな文脈でなければいけません。たとえば「誰もが知っているカッコいいイケメン俳優がギャグに挑戦」とか「普段はダサキャラの芸人さんが、化粧品でこんなにかっこよく変身!」みたいなパターンを想像してもらうといいでしょう。でも、その「世間のイメージをポジティブに裏切ってもらえたらおもしろいだろうな」って依頼されるパターンは、彼ら彼女らがまず1つのキャラクターを突き詰めた先の結果なんですよね。
今回、編集部から「セルフブランディングについての記事」を頼まれた際、わたしは頭を抱えました。
だって、Twitterでいつも「仕事したくな〜い!」とか「お昼に起きたけど、海外では朝の8時なので100点です」みたいなツイートを垂れ流しているわたしは、セルフブランディングとは縁のない存在のはず。
働いていると「つらいー!働きたくない~!」と思うんだけど、遊びにきていると「たのしい~!働きたくない~!」って思いますね。
— 少年B (@raira21) September 28, 2020
おはようございます。ドバイでは朝の8時前なので100点です。
— 少年B (@raira21) January 9, 2021
そんな人間がセルフブランディングの方法をまじめに解説した記事を書いても、誰も見なくないですか? わたしのTwitterを知っている人には「むしろお前、そういうの嫌いな側じゃなかったか!?」ってツッコまれるのが関の山です。
じゃあ、「どうやってセルフブランディングを書くか」、ということを考えたときに「コラムしかないんじゃないの?」って結論に至ったわけです。フリーランスの仕事の範囲を広げるコラムを、わたしはよく書いています。たぶん、そんなに違和感はないと思うんですよね。少なくとも「セルフブランディングに役立つ本10冊」とか書いちゃうよりは、よっぽど「わたしらしい」。
で、その時気づいたのです。「わたし、客観的に自分というキャラクターを見れてるじゃん」って。自分ではセルフブランディングとは縁がないと思い込んでいたけど、わたしはいわば「セルフブランディングしないブランディングをしていた」とも言えるわけです。あんましメリットはなさそうですけどね……。
先程も書きましたが、セルフブランディングってちょっといやらしい感じがしちゃいませんか?
わたしがイメージするセルフブランディングって、「なんかキラキラしてる」なんですよ。古くはFacebook、いまなら「インスタ映え」みたいなやつですかね。ああいうキラキラした世界。ちょっと背伸びをして、自分を大きく見せてしまう。「あー、この人はこう見られたいんだなー」ってのが透けて見えちゃうと、逆に引いちゃうことってありませんか?
たとえば、いわゆる「意識高い系」ってやつ。本当に意識が高くてしっかりとした成果を出していれば、普通に「意識の高い人」として称賛されるはずです。しかし、言動ばかりで実際の能力が伴っていない人は、意識高い「系」と揶揄されてしまいますよね。これはまさにセルフブランディングの失敗例といえます。
たとえカッコ悪くても、少しずつ前に進もうと努力している……それがちゃんと周囲にも伝わっていれば、自然と応援してくれる人も増えるはずなんです。なので、努力しているのに上手くいかない人は「やっていること」ではなく「発信のしかた」が悪いのかもしれません。
フリーランスとして生きていくなら「自分はこういう人ですよ」とわかりやすく伝えることは大切ですよね。自分の好みや性格、やっていることを理解して、自分と他人の思う「わたし」を一致させることがセルフブランディングの第一歩のはずです。
周りから「ふーん、ガラにもないことをやってるじゃん」と言われないために、まずはちゃんと「自分」が伝わるような発信をしてみるのはどうでしょう。そこをすっ飛ばして、いきなり「なりたい自分」や「取りたい仕事」を演出しちゃうと、背伸びをしているように見えてしまうんじゃないかなぁ……と個人的には思っています。
(執筆:少年B 編集:泉知樹 イラスト:じきるう)
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