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フリーランスで心が疲れたときにやること。情報コントロールが鍵を握る!

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いつでもどこでも働けて、つねに仕事と隣り合わせのフリーランス。

仕事のことがずっと頭のなかにあったり、将来に対する不安を抱えやすいことから、ときには心が疲れてしまうこともあります。

とくにADHDは多動性やワーキングメモリーの少なさも相まって、「疲れやすい」という特徴があります。人一倍疲れを抱えやすい性質だからこそ、定期的なリフレッシュが必要不可欠なんですよ!

そこで今回は、「フリーランスで心が疲れたときにやること」をテーマに、わたしが普段やっていることをお話しします。

ゆぴ
ゆぴ

永遠の17歳のフリーライター。強度のADHDなのに家族も親友もADHDだったので、診断されるまでは「ちょっとヤバいドジっ子」程度だと思っていた。自著『書く習慣』『ポンコツなわたしで、生きていく。』(Twitter:@milkprincess17

「情報源」を精査して、心が疲れる要因をシャットアウト

これはわたしの所感ですが……フリーランスって意識高い人が多すぎやしませんか???

たまの3連休に「この休みに働くことで、まわりと差がつく!」と呟いている人を目にすると、すごいなぁと思う一方で、心が疲れていくのを感じます。

自分のやる気があるときには刺激になる情報も、疲れているときに受け取るとちょっぴりネガティブに受け取ってしまいがち。そんなときは、思い切って受け取る情報を精査するのがオススメです。

“なんとなく”フォローしていたアカウントやチャンネルを解除したり、心がまろやかになるようなアカウントを探してみたり、あるいは情報源をデジタルから本や雑誌の紙媒体にしてみたり。

「自分は呟きたいけど、情報は受け取りたくない」と感じたら、ツイート専用アプリを活用するのもいいと思います。

本来は自分にとってプラスになるためにやっているSNSに、自分の心を持っていかれないで! 

「強制デジタルデトックスデー」を作り、リアルを楽しむ


「いつでもどこでも働ける」フリーランスは、いつでもどこでも仕事をしてしまいがち。

実際にフリーランス仲間と遊んでいるときも、カラオケの途中でPCを開いたり、カフェで雑談中にクライアントからのメールに返信したりと、「遊びなんだけど若干仕事をしている」様子をよく目にします。

でも、たまには「PCもスマホも一切見ない日」がないと、身も心も休まらない!

そこで、チャットの表示名に「この日は休みます」と書いて、強制的にデジタルデトックスデーを作りましょう!

  • 本を持って近所のカフェに行く
  • 引き出しのなかにスマホとPCを封印する
  • スクリーンタイムを設定してコンテンツが見られないようにする

デジタルから離れる方法はいろいろありますが、わたしがよくやっているのは「スーパー銭湯に行く」ことです。

だって、お風呂に入っているときは、全人類強制デジタルデトックスタイムだから! ロッカーにすべてを預けて館内着に着替えたら、のんびり温泉や食事を堪能しています。さながらヘブン。

そして、もうひとつのオススメが「ブックホテルに泊まる」こと。

「せっかく泊まったんだから、本を読まなきゃもったいない!」という気持ちになり、仕事どころではなくなります。

もちろん、これはあくまで私の場合なので、たとえば「ディズニーランドに行く」でも、「友だちとキャンプに行く」でも大丈夫! 好きなものに囲まれて、仕事を忘れる時間を作りましょう。

BOOK HOTEL神保町

▲最近のお気に入り『BOOK HOTEL神保町』さん

「通知の設定」を見直して、スマホをチェックしない

とはいえ、デジタルデトックスデーは息抜きにはなっても、根本的な解決にはなりません。そこで、思い切って通知の設定を見直してみるのもオススメ!

実はわたし、現在はすべての通知をオフにしています。

正確には、SNSやメールなどのアプリをひとまとめにし、そこについた「通知バッジ」のみで連絡が来たかどうかを判断しています。

▲右下のバッジだけ確認すればOK!

そうすると、自分のペースで連絡をチェックしたり返したりすることができるので、通知に振り回されなくなります。

以前は通知が来るたびにLINEを見たり、メールを開いたり……と小まめにチェックしていたのですが、それだとずっとスマホに張り付いてしまうので、思いきって通知をオフにしてみました。

それから2ヶ月ほどが経ちますが、いまのところとくに事件は起きていません。

「全部オフにするのは怖い!」という人は、まずは仕事に関係ないSNSからオフにしてみるなど、スモールステップで試してみるといいと思います。

緊急の連絡が多い仕事に心が疲れているのであれば、そもそも「緊急対応ができない」前提で仕事を受けるように、仕事のやり方を変えるのも大切!

たとえば、「月曜日と木曜日はこの仕事をやる」など、稼働する曜日を固定すると、相手も連絡がしやすくなっていいと思います。

ワーケーションするなら「旅行」ではなく「旅暮らし」を

気分転換をするために「ワーケーション」をするのはオススメではありますが、心を休めるための旅行の場合、1泊2日だと逆に疲れてしまう可能性があります。

2日連続で大移動をするので、「ずっと移動しているような」感覚になりがちですし、心を落ち着ける時間も短い。

そこで、わたしが好きなのが3泊4日から1週間程度の時間をとっての「旅暮らし」です。

ひとつのホテルを取って、そこで暮らすように生活をしてみる。

最近、宮古島で1週間ほど暮らしてみたのですが、いつもと違う場所で新鮮な感覚を得ながらも、宿泊先に戻ればほっとひと息つけるような空間が広がっていて、とてもリフレッシュできました。

仕事環境が揃ったお部屋での連泊がお得になる『Otell』というサービスもあるのでぜひ利用してみてください。

「なんだか違う」仕事を手放して、新しい仕事を呼び込む

フリーランスをしていると、クライアントとの付き合いが長くなっていく一方で、「自分のやりたいこと」との乖離が生まれるタイミングがあります。

たとえば、駆け出し時に「自分の成長のために」と受けた仕事が、片手間でできるようになり、気付けばルーチンワークになっていることも。

最近わたし自身も、フリーランスとして駆け出しのころからいただいていたお仕事を手放しました。

長いお付き合いのなかで、継続的に仕事を依頼してくださるのはとてもありがたいこと。その一方で、わたしたちは日々変化をしつづけます。スキルも上がっていくし、やりたいことも変わっていきます。

「この仕事は、いまの自分には違うかもしれない」と感じたら、手放すのが自分のためであり、相手のためである。

そうやって、改めて自分が受けている仕事を棚卸ししてみるのもいいと思います。

まとめ

フリーランスになる前、フリーランスは「好きなときに休める」ものだと思っていました。

でも、改めて考えてみると、PCを自宅に持ち帰ることが禁止されていたり、有給取得ができる会社員よりも休むのがヘタクソなのでは……? と思うことが多々あります。

とくに、身ひとつで働くフリーランスは自ら情報発信をしていくことも求められますし、スマホに張り付いてしまいがち。だからこそ、デジタルデバイスや情報と適度な距離感を持って、うま〜くお付き合いしていきたいですね。

(執筆&イラスト:ゆぴ 編集:少年B)

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