エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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こんにちは、フリーライターのゆぴです。2019年に会社を辞めて独立し、現在はフリーランスとして働いています。
フリーランスになるとき、会社員とフリーランスのどちらがいいのか、メリット・デメリットを何度も天秤にかけました。そのとき1番ネックだったのは、やはり金銭面。毎月固定で給料をもらえる会社員に比べ、フリーランスはとっても不安定です。
一方で、それ以外のデメリットは調べてもあまり出てこず、「じゃあ、とりあえず金銭面が解決すればいいのか!」と安直に独立したわけですが、フリーランスとして働けば働くほど、この働き方は安易に人に勧めるもんじゃねぇなと思うばかりです。
そこで今回は、わたしがフリーランス生活で感じた、フリーランスのリアルなデメリットを全部暴露していきたいと思います!
ゆるふわマインドを届けるライター・作家。遅刻・記憶喪失・破壊が日常のADHD。生きづらい世の中をいい感じに泳ぎたい。自著『書く習慣』『聞く習慣』『ポンコツなわたしで、生きていく。』(X:@milkprincess17)
目次
フリーランスはセルフマネジメント力が試されるので、いくらでも働けるし、いくらでも休めます。そうするとどうなるか。生活が大崩壊していきます。
わたしは大学生のとき、昼にのっそり起きて、「今日も1限に行けなかったな……」と嘆きながらカップラーメンを啜り、パジャマのまま家でダラダラとネットサーフィンをして、夕方ごろにサークルの飲み会に参加し、レポートの存在を思い出しては徹夜で仕上げる……ようなクソ堕落生活を送っていたのですが、そんな日々が再来してびっくりしました。
とくに、怠惰な人が陥るのが昼夜逆転。定時が決まっていないので、ダラダラ働いていると、6時寝13時起きみたいな生活サイクルになっていきます。
また、強制力もないので働く意欲を失って貯金が底をつき、会社員に出戻る人もチラホラ。「定時があるから働けていたのか……!」と気付く人も多く、自由な働き方には向き不向きがあるのだと知りました。
一方で、真面目な人はひとりブラック企業になっていきます。仕事を際限なく入れられるので、休む時間が取れず、キャパオーバーして病みながら馬車馬のように働いているフリーランスも珍しくありません。「わたし、何のためにフリーランスになったんだっけ……?」と呟く人は数知れず……。
ちなみにわたしは独立初期にひとりブラック企業になって病み、クソ大学生を挟んで今に至ります。フリーランスの自己管理方法についてはこちらの記事もチェックしてみてください!
会社員よりも自由で複雑!? ADHDフリーランスの自己管理術
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会社員の方は無自覚かもしれませんが、実はトイレで化粧を直しているときも、コーヒーを淹れているときも、タスクがなくてデスクで暇をしているときも、同僚と雑談しているときも、絶えず給料が発生しつづけているのが会社員です。
この前繁忙期を終えた友人と遊んだのですが、「今仕事でやることがなくて暇なんだよね〜」と言っていました。暇でもお金がもらえるってうらやましい!
また、わたしが前勤めていた会社には福利厚生でマッサージがあったので、月に1度勤務中に受けていました。これはつまり、マッサージ中も給料が発生していたということですよね。会社員恐るべし……!
なんなら有給を使えば、家でゴロゴロ寝ているだけでお金がもらえてしまいます。寝ていてもお金が入ってくるって何事なんだ。
一方で、フリーランスは休めば休むほど収入が減っていきます。風邪をひいて有給を使った会社員がお金をもらいつつ、同僚にフォローしてもらいながら療養しているなか、フリーランスは風邪をひいたら仕事をキャンセルせざるを得ず、信用と金を失っていくのみ……。世知辛いですね。
わたしはフリーランスになってから、体調を崩してあまり動けなかった月がありました。すると報酬額は新卒時代の初任給どころか、これまで見たことのないような額になったことがあります。もちろん悪い意味で。
「フリーランスがいつでも休める」のは事実ですが、休んでいるあいだの収入はゼロです。固定給と有給の素晴らしさは、フリーランスになってからひしひしと感じております。
フリーランスに有給休暇はない。自分で休みを取る方法や注意点を解説
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会社員のころ、わたしはそれなりにやらかしていたかと思います。先方を怒らせたり、ミーティングをダブルブッキングしてしまったり、期限内に仕事が終わらなかったり。
そんなときにフォローしてくれたのは上司や先輩、同僚です。トラブルが起きたときは、お互いに助け合う。なぜなら、会社に属している以上、個人の失敗は個人そのものではなく、会社の看板に泥を塗るものだからです。
これは、会社に守られているということでもあります。たとえば、わたしがクライアントを怒らせて失注したとしても、給料が減るわけじゃないし、汚名をかぶるわけでもない。損をするのは会社です。
たとえやらかしても、担当者を変更すれば済むことだってあります。会社員としてのやらかしは、社員個人というよりは会社全体の責任になることが多いんですね。
一方で、フリーランスのやらかしはフリーランスの責任でしかありません。
自分の名前で仕事をするというのは、つまり「株式会社自分」として働くということ。大きな失敗をしてしまえば、収入も減るし、信用もなくなるし、悪い噂が広がって仕事がもらえなくなる可能性もあります。
わたしはお仕事が単発で終わってしまったとき「な〜んかやらかしたのかも……」と自問自答することもしばしば。褒められたときの喜びは大きいけれど、失敗したときの自己肯定感の下がり方がすごい。だって会社のせいじゃないもん、100%自分のせいなんだもん。
だからこそ、SNSを含め、自分の言動・行動はすべて見られているぐらいの意識が必要です。
会社員であれば、会社のお金で研修や資格取得のサポートを受けられるほか、「これ、やっといて!」と少々無茶な仕事を任されることもあります。めんどうだと思うかもしれませんが、何やかんやで成長していくことがほとんどです。
しかし、フリーランスの場合は、発注側も専門性を求めているため、できる範囲のお仕事を頼まれがちです。
わたしも、「それはさすがにできない!」と匙を投げたくなるような仕事には当たったことがありません。発注者はおそらく事前にわたしのプロフィールや実績を見ているため、明らかにできなさそうな仕事は頼まないんだと思います。
そうすると、毎日毎日似たような仕事をこなしていくようになります。わたしも何度か同じようなテーマの記事を書いていくなかで、「あれ、ずっと同じようなことをしている気がするぞ……?」と焦りを覚えたことも。
「最近どう?」と成長を見守ってくれる先輩や、目標を設定してくれる上司もいないし、自分が成長しているのかがサッパリわからない。
勉強をしようと思っても、スクールに通ったり、本を買ったり、セミナーを受けたりするのも全部自腹なので、なかなか一歩を踏み出せない人もいるはずです。わたしの場合、前職では仕事のための書籍ならガンガン買えたので、今となってはマジでうらやましい。本って何気に高いんよね!
「別にお金ももらえているし、このままぬる〜っと同じようなことをしていてもいっか」とぬくぬくした結果、気付けばスキルが停滞し、使えない人材になってるかも……という可能性も否めないのが、フリーランスの恐ろしいところです。
フリーランスの“消耗しない”ゆるゆるスキルアップ術
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気付けばフリーランス4年目となるわたしですが、定期的にふと「いつまでフリーランスでいられるのだろう」という漠然とした不安を感じます
フリーランスになりたてのころに限らず、「仕事がなくなったらどうしよう」「のたれ死んだらどうしよう」という悩みは消えません。
ネガティブなときに会社員としてイキイキと働いている友人を見ると、「安定していて羨ましいな」「会社のお金でスキルアップできていいな」「未来が明るくていいな」なんて思ったりもします。
幸い今は健康で、関わる人にも恵まれていて、ちょっと無茶な働き方をしても大丈夫。ですが、たとえば身体を壊し、仕事のスピードも遅くなり、アイデアも枯渇し、「この人もう使えないし、新しい人に頼もうぜ」となったら、フリーランスは生きていけません。
刻々とライフスタイルも変化するなか、こちとら育児休暇もないし、ローンも通らなさそうだし、退職金も出ないし、フリーランスとして歳を重ねていくことには未だに不安しかないです。本当に大丈夫そ?
その不安を払拭するためには、毎日がむしゃらに走りつづけるしかないので、人生もあっというまに終わりそうな予感もしています。きっとこの不安は一生消えないんだろうなぁ。
実はわたし、フリーランスになるときに税理士の友人に止められてるんですよね。「できる限り会社員でいたほうがいいよ。会社員のほうが圧倒的に優遇されているんだから!」と。
じゃあ、こんなにもデメリットがあるにも関わらず、なぜフリーランスを続けているかというと、わたしの場合は引くほど会社員が向いていなかったからです。
これらのデメリットを差し置いても、今のところはフリーランスとして働いているのが一番働きやすいと思っているんですよね。たとえ生活が崩壊しても、福利厚生がゼロでも、先月の収入が会社員時代を下回っていても……(サボってしまった結果なので、自業自得です)。
とくに、わたしはADHDに悩まされていたのですが、フリーランスになってから格段に働きやすくなりました。なので、フリーランスに向いている人ももちろんいます。
フリーランスはADHDにこそ向いている!? 〜ダメな自分のままで働くために〜
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ただ、わたしも、今はフリーランスとして何とかやっていますが、場合によっては会社員に戻る未来も全然あり得ますからね。最近はフルリモート・フルフレックスの会社も増えてきているし、副業も解禁されてきているし。
とりあえず、思ったよりも会社員の恩恵はデカいんだぞ! ってことだけ覚えておいてください。
(執筆&イラスト:ゆぴ 編集:少年B)
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