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フリーランスデザイナーになる方法。平均年収、案件獲得、ポートフォリオの作り方まで解説!

フリーランスデザイナーになるには?
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DESIGNER

フリーランスのデザイナーとして独立を考えたとき、

  • フリーランスデザイナーの年収はどれくらい?
  • 年収や受注単価をあげる方法は?
  • どうしたら自分で案件を獲得できるの?
  • フリーランスデザイナーの将来性はあるの?
  • フリーランスデザイナーとして成功するコツは?

など、気になることはたくさんありますよね。

そこでこの記事では、フリーランスデザイナーになるための情報を網羅的に解説していきます。(フリーランスデザイナーの年収、案件を獲得する方法、ポートフォリオの作り方etc…)

経験・未経験を問わずに、フリーランスのWebデザイナーやUI/UXデザイナーを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

フリーランスデザイナーの平均年収

フリーランス デザイナー

「フリーランスのWebデザイナーとして独立した!」という話は聞きますが、実際のところ年収や案件の相場はどのくらいなのでしょうか。フリーランスWebデザイナーの年収や単価相場などの裏側を公開します。

デザイナー全体の平均年収は440万円、平均案件単価は40万円

フリーランスでWebデザイナーになろうと思うと、まず気になるのが年収です。

平均年収のデータはさまざまな団体が調査しています。たとえば厚労省の「賃金構造基本統計調査」によると、ファッションデザイナーも含む広義のデザイナーの平均年収は約440万円ですが、「Webデザイナー白書2014-15」では平均年収が約390万円となっています。

また、クラウドソーシングサイトの調査では年収1000万円以上のフリーランスデザイナーもいますが、これは調査のうち全体の約3%のみです。しかしながら、デザイナーは実力があれば年収1000万円も可能な業界ということがわかります。

案件単価は、案件の規模やデザイナーのスキルの有無などによって変わってきます。たとえば1ヶ月〜2ヶ月かかる案件であれば案件単価が月40万円~50万円となるケースが多いです。しかしデザイナーとしての経験が浅いと、その分単価が下がる場合もあります。金額だけを見ると十分高額に思えますが、フリーランスは社会保険などの諸経費もその中から支払うので、念頭に置いておきましょう。

デザイナー全体
平均年収 390万円~440万円
案件単価 40万円~50万円

最も高収入なのはUXデザイナー!平均年収は600万円

一口にフリーランスデザイナーと言っても、Webデザイナーやグラフィックデザイナー、UI/UXデザイナーなどさまざまな種類があります。

その中でもとくに年収が高いのが、UXデザイナーです。

UXデザイナーとは、マーケティングやサイト解析など幅広い業務内容を含むユーザーエクスペリエンス(UX)を設計するデザイナーを指します。担当職域が広く、幅広い知識が必要とされるため年収も上がりやすいのが特徴です。

UXデザイナーの平均年収は500万円~600万円ほどで、なかには月収が70万円や80万円の案件もあります。このような案件を獲得できるフリーランスWebデザイナーの年収は800万円~1000万円と大台にのることも。

UXデザイナーは企業が社員として雇用したり、あるいは時給で雇うケースもあります。もちろんフリーランスとして企業に属さずプロジェクトごとにアサインすることも可能です。

また、UXデザイナーになるにはWebデザイナーから始めてUXデザイナーを目指すケースや、エンジニアからUXデザイナーになるケースもあります。過去の職歴がUXデザインに役立つというわけです。

UX以外のフリーランスWebデザイナーの特徴を知りたい!という方は、ぜひ以下の記事も確認してみてくださいね。

【職種別】フリーランスデザイナーの年収事情と案件単価

フリーランスデザイナーの平均年収や案件単価の相場を、職種別に表にまとめました。

下記の表の平均年収や案件単価は、実績や経験、プロジェクトの難易度、制作物などさまざまな要因で変動します。

経験が浅ければ年収や案件単価が低い傾向にありますが、経験年数が3年、5年、7年と長くなるほど年収や案件単価も高くなります。

職種 平均年収 案件単価
Webデザイナー 300万円~400万円 40万円~50万円
イラストレーター 100万円〜400万円 1万円〜
UI/UXデザイナー 500万円〜600万円 60万円〜70万円
グラフィックデザイナー 300万円〜400万円 10万円〜
DTPデザイナー 300万円〜400万円 1万円〜
ゲームデザイナー 400万円〜500万円 50万円〜
CGデザイナー 300万円〜400万円 5万円〜

UXデザイナーなど、幅広い知識や経験がなければできない仕事になるほど、案件単価や年収が高いですね。

フリーランスデザイナーは、どの職種も実力があれば年収1000万円を超えるプレーヤーがいる世界です。フリーランスデザイナーとしてのスキルアップを地道に図ることで、目標年収に近づくでしょう。

案件単価や制作費の目安一覧表と決め方

続いて、フリーランスデザイナーの案件単価をまとめました。

フリーランスと企業に委託する場合では単価が異なることが多いのが現状ですが、どこまでこだわるか、修正の有無、案件の規模で単価も大きく異なります。下の表をご覧ください。

主な制作費の案件単価/制作費

ロゴ 2万円〜20万円
チラシ 2万円〜
LP制作 5万円〜30万円
広告バナー制作 3,000円〜10万円
Webサイト制作 20万円〜100万円

制作費については、上に書いてある案件単価の相場を目安にできます。しかし、もちろんフリーランスですから値段を決めるのはご自身です。

最初から明らかに低すぎる単価で受けてしまうと、後々値上げしづらい上に、値上げを受けてもらえない可能性も出てきます。割り引きをする場合でも、相場から1〜2割程度に留めるとよいでしょう。

フリーランスデザイナーが年収や案件単価を上げるコツ

ここからはフリーランスデザイナーとして、年収や案件単価を上げるコツを3つご紹介します。

コツ1. 実績を増やし、経験年数を積む

経験年数が長くなるほど、また実績や人気があるフリーランスデザイナーほど、案件単価が上がりやすくなります。

そのためデザイナーとしての受賞歴をアピールしたり、スピーカーとして登壇するなど露出を増やしすことがおすすめです。ファンが多く、実力があると経験年数が浅くても案件単価が高くなります。

また、経験が浅いうちは低価格の案件も地道に受注し、ポートフォリオも用意してていきましょう。フリーランスデザイナーとしての実績をアピールできるように、こういった下地作りが重要になります。

コツ2. スキルアップする

フリーランスデザイナーとして活動しながら、スキルアップは貪欲に行いましょう。HTML/CSS、JavaScriptなどの言語を覚えたり、利用できるデザインソフトも増やすなど、個人でできることは山ほどあります。

また、グラフィックデザイナーやWebデザイナーから、UI/UXデザイナーに職域を広げるといったスキルアップ方法もおすすめです。UXデザイナーは知識や経験値が求められますが、先述したとおりフリーランスデザイナーのなかでも年収が高くなりやすいため、スキルアップが年収に直結します。

コツ3. 効果的なアピールやメリットを提示する

「あなたに仕事を発注すべき明確な理由やメリットを説明できるかどうか」

最後はここにかかってきます。

  • あなたに仕事を依頼することでどのようなメリットがあるのか
  • 他の人よりあなたが優れている理由は何か

あなただけのユニークセールスポイント(ポジション)をクリアにすることで差別化や発注に繋がり、ひいては単価アップに繋がります。フリーランスのデザイナーとして大成するために、これらを自身で整理しておきましょう。

また「フリーランスデザイナーが単価を上げる方法を、もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

フリーランスデザイナーの案件獲得方法【基本編】

フリーランス デザイナー

フリーランスのデザイナーとして、仕事を受注する方法は主に4つあります。

独立したてのときはこのすべての方法を試してみましょう。

方法1. マッチングサービス/エージェントサービスを利用する

発注者と受注者をマッチングするサイトや、エージェントサービスは登録しておきましょう。その理由は、表には出てこない案件の契約ができることがあるからです。案件を探す上で、表に出てこない特別なプロジェクトと出会えるかどうかはフリーランサーの売上にも影響します。

代表的なサービスとして、以下のようなものがあります。

  • Workship
    国内最大級のフリーランス登録者数を誇る、手厚いサポートが特徴のお仕事マッチングサービス
  • クロスデザイナー
    国内最大級のフリーランスデザイナー特化型エージェントサービス
  • シューマツワーカー
    副業社員と企業のマッチングサービス

このようなサイトはクラウドソーシングサイトに比べ、間にエージェントが入って発注者と受注者の話を細かくヒアリングしていきます。これにより、難易度の高い案件と受注価格のミスマッチを抑られることが魅力です。

フリーランス向けお仕事マッチングサービスの詳しい比較は以下の記事をご覧ください。

方法2. クラウドソーシングで案件を探す

クラウドソーシングサイトで案件を受注する方法もメジャーです。

クラウドソーシングとは、インターネットを介して企業が不特定多数の個人にお仕事をアウトソーシングする業務形態を指します。契約から納品、報酬管理がWeb上で完結する案件がメインで、発注者も受注者も匿名というケースも多数あります。

また、簡単な案件から専門的な案件まで内容も受注金額も幅広く、始めたばかりの副業ワーカーやフリーランサーが多く登録しています。つまり、ライバルが多いのでフリーランサーに実績や実力があることはもちろん、案件応募時は営業力もある程度求められるフィールドです。

主なクラウドソーシングサイトは下記のとおりです。

  • ランサーズ
    2008年から稼働している老舗クラウドソーシングサイト
  • クラウドワークス
    約180種類の仕事から選べる大手クラウドソーシングサイト
  • シュフティ
    主婦向けクラウドソーシングサイト
  • Craudia
    会員数100万人以上のクラウドソーシングサイト

クラウドソーシングの詳しい比較は以下の記事をご覧ください。

方法3. 知人や元同僚から紹介してもらう

知人や元同僚、情報交換を行っている同業者から仕事の依頼がくるケースもあります。こちらは積極的に受注したいところです。

発注者側も、必要なスキルがあれば知人や信頼できる人から紹介された人に発注したいもの。日頃からどのような仕事をしているか話したり、「案件があればぜひ!」とアピールしておくことで声がかかりやすくなります。

また、直接紹介の案件では単価が少し高くなることもあります。前職の繋がりなど人間関係を大切にしていると、多くの案件を知人や元同僚から紹介してもらえそうです。

方法4. ポートフォリオを公開して、問い合わせを増やす

ポートフォリオサイトを公開して、問い合わせを増やすのもひとつの方法です。ポートフォリオサイトを制作し公開するメリットとしては、

  • 自分で更新するため最新の情報を掲載できる
  • ポートフォリオサイトを自作していることにより信頼性が増す
  • ポートフォリオサイトを提示することにより実績公開などのやり取りが簡略化される

などがあります。

パスワードをかけるなどクローズドなポートフォリオもありますが、公開しておくことで思いもよらぬクライアントから声がかかるケースもあります。
また、ポートフォリオサイトに必要なデータとしては下記のようなものがあります。

  • プロフィールや公表できる実績
  • 公表できる成果物
  • 料金表
  • 連絡先

Webデザイナーのポートフォリオ作りは、以下の記事を参考にするのがおすすめです。

フリーランスデザイナーの案件獲得方法【応用編】

フリーランスデザイナーが安定して案件を獲得するには、いくつかの活動を並行して行う必要があります。それぞれ得手不得手があると思いますので、ご自身のスタンスに沿った方法を組み合わせるとよいでしょう。

フリーランスデザイナーが案件を安定受注するには下記のような3つの方法があります。

方法1. SNSでの情報発信

SNSでの情報発信は、顧客との距離の近さが魅力です。SNSで情報発信を継続的に行うことにより、近い距離からアプローチをすることが可能です。

SNSで情報を受け取ってくれるユーザーは、少なからずあなたの活動に興味を持っている層です。電話帳を開いてあ行~わ行まで片っ端から電話をかけ続けるよりは、効率的に集客活動ができるでしょう。

また将来のクライアントから「このデザイナーは現在活動中なんだ!」と、認識してもらえるメリットもあります。

方法2. 既存顧客への「御用聞き」

一度取引をしたクライアントにも、定期的に連絡を入れたり挨拶をするようにしましょう。営業活動としては基本中の基本ですが、いわゆる「御用聞き」は積極的に行いましょう。

すでに取引があるため受注までのスキームも比較的スムーズですし、なによりも継続発注はフリーランスにとって「安定」に繋がります。

方法3. 「ご紹介」営業

可能であれば、既存のクライアントから更に新たなクライアントを紹介してもらえるように営業活動もしてみましょう。集客活動をせずとも、紹介のみで案件が安定的に受注できているフリーランスの多くは「ご紹介」営業が上手です。クライアントの満足度や納品物のクオリティが高ければ、ご紹介営業で安定受注できるケースも多く見られます。

しかし、上記のものはいきなり出来ることではありません。ある程度のスキルと実績が必要です。

フリーランスデザイナーに必要なスキル・経験

フリーランス デザイナー

フリーランスのデザイナーとして独立するとき、どのようなスキルや経験が求められるのかが気になるところです。デザイナーといってもさまざまな種類があり、必要なスキルが異なりますので、種類別にご紹介します。

スキル1. PhotoshopやIllustratorなどのツール系スキル

デザインの分野によって必須スキルは異なるものの、基本的にPhotoshopやIllustratorなどのツール系技術は必須といってよいでしょう。

ここでは、デザイナーの種類別に必須スキルや覚えておきたい知識を、WebデザイナーとUI/UXデザイナーに分けてご紹介します。

<Webデザイナーの場合>

スキル必須のツール スキルがあればうれしいツール
Illustrator Sketch
Photoshop Bootstrap系
Wix WordPress
CSS/HTML PHP

<UI/UXデザイナーの場合>

スキル必須のツール スキルがあればうれしいツール
Illustrator Adobe XD
Photoshop
Sketch
Bootstrap

スキル2. 情報を引き出すコミュニケーションと伝えるコミュニケーション

じつは「絵が上手い」「センスがよい」だけではフリーランスのデザイナーとして成功することは難しいです。

フリーランスデザイナーとして生計を立てるにはクライアントの要望に応える必要がありますが、クライアントが本当は何を求めているかは、発注書だけでは汲み取れないことがあります。クライアントが抱えている問題や、最終的なゴールなどを着手前に把握するコミュニケーションは、仕事の効率や成果にも影響するので、非常に重要です。

また、WebやUXなど考え抜いてデザインした成果物をクライアントやプロジェクトメンバーに伝えるコミュニケーションもデザイナーには求められます。

なぜこのデザインにしたのか、問題の解決に役立つのかなど、デザインが果たす役割について説明しましょう。せっかくのデザインも意図が伝わらなければ、クライアントに評価してもらえません。

スキル3. トレンドや動向をキャッチアップするスキル

フリーランスデザイナーは、可能な限りトレンドや最新の業界動向をキャッチアップしましょう。そうすることで仕事の質が向上し、クライアントの満足度も高まるからです。

とくにWebデザイナーやUXデザイナーは、トレンドなどの最新情報が仕事に直結していきます。

  • 「〇〇みたいなサイトを作って欲しい」
  • 「□□みたいなデザインがよい」
  • 「最新のSEOに合わせたサイトにして欲しい」

などクライアントのニーズを満たすには、常にトレンドをキャッチアップする能力や新しいスキルの習得が求められます。クライアント側からみても、最新の情報に関心があるWebデザイナーやUXデザイナーに対しては、信頼が高まり、継続して発注したくなります。

スキル4. スケジュール管理能力

フリーランスデザイナーとして成功する鍵のひとつがスケジュール管理です。

どの案件を受けるか、いつ仕事をするかはフリーランスデザイナーが自由に決定できます。しかし、クライアントとのデッドラインを踏まえたスケジューリングは最重要事項です。

スケジュール管理をするときは、バッファと修正を含めた工数管理をしつつ、自身のルーティンや予定なども想定しましょう。

そして、フリーランスにとって大事な報酬の受け取りまでのサイクルも必ず確認しておきます。いつ報酬が入金されるか把握し、仕事に必要な通信費等の各種支払関係のスケジュール管理も大切な仕事です。このような部分は、フリーランスデザイナーと会社勤めのデザイナーとの違いですね。

スキル5. マーケティングスキル

一見Webデザイナーにマーケティングのスキルは必要ないように思われます。しかし近年では、Webデザイナーにマーケティングスキルが求められることも事実です。

たとえば、WebデザイナーはデザインをするときにUI/UXを意識する必要があります。さらに制作後は、A/Bテストやヒートマップを使い、改善を続けてほしいと求められることも。とくにECサイトなど、成果を重要視するクライアントをもつフリーランスWebデザイナーは、マーケティングの知見やスキルを持ち合わせて損はありません。

クライアントに重宝されるフリーランスデザイナーになるためにも、最低限のマーケティングの知識は抑えておきましょう。

スキル6. コーディング・プログラミングスキル

フリーランスデザイナーがコーディングやプログラミングの基礎知識を持っておくと、一緒にプロジェクトを進めるエンジニアの仕事を理解しやすくなります。

また、雇用機会が増えるメリットも。たとえば、応募者のうち合格者が3%未満という、エリートエンジニアの派遣会社Toptalも、二足のわらじを履く専門家に期待を寄せているようです。

コーディング・プログラミングスキルというと、少し難しく感じるかもしれませんが、高度なスキルが求められることは全くありません。他のフリーランスWebデザイナーと差をつけるには、すこしHTMLとCSSをかじっておく程度でも十分です。

以下の記事では、コーディング・プログラミングスキルを学ぶための方法をWebデザイナー向けに解説しています。ぜひ少しずつ触れていってみてください。

フリーランスデザイナーとして成功するためのポイント

フリーランス デザイナー

フリーランスデザイナーとしてキャリアを続けていくための、成功のコツやポイントは大きく分けて5つあります。ポートフォリオを作ったり交流会に参加したりといった活動は、その過程のひとつでしかありません。ここでは失敗しないためにフリーランスデザイナーが身につけておきたい成功の秘訣をご紹介します。

ポイント1. クライアントの課題を具体化/言語化する

フリーランスという稼業は、とにかく問題にぶち当たり続ける稼業です。そのため、問題解決能力は備えておかなくてはならない必須スキルといってよいでしょう。

顧客の課題およびプロジェクト進行上の問題などを具体化したり、言語化することで、以下の3つを発信できるようになります。

  1. まず何が起きているのか
  2. どのような解決策が取れるのか
  3. それぞれの解決策におけるメリットやデメリット

これらのスキルがあると、フリーランス自身のビジネス上に問題が発生しても速やかに対処でき、さらに問題解決能力の高さは大きな評価ポイントとなりますので、フリーランスデザイナーとして業界内での評価にも繋がります。

ポイント2. イベントや交流会に参加してデザイナーの繋がりをつくる

成功しているフリーランスや、案件を安定して継続受注しているフリーランスは、足繁くイベントや交流会に参加して「横の繋がり」や「クライアントとの繋がり」作りを頻繁に行っているイメージがありませんか?

実際、そのとおりです。

営業に強いフリーランスデザイナーはイベントや交流会に積極的に参加しています。フリーランスデザイナー同士の繋がりを作ることにより、お互いに案件をシェアしたり、お互いに得意なジャンルの案件を交換するなど、ビジネスの幅が広がります。

またイベントや交流会以外にも、フリーランスのあつまるコミュニティに参加するのも一つの手です。

ポイント3. スキルアップと能力のアップデートをする

仕事が継続して受注できるようになると、フリーランスデザイナーとしてのスキルや能力のアップデートが疎かになってしまうケースがあります。このようなケースでは、将来的に仕事が途切れてしまうことも。

この事態を未然に防ぐために、絶えずスキルアップのチャンスを見つけ、貪欲に能力のアップデートを図リましょう。それにより対応できる案件の幅が広がり、顧客の幅も広げ続けられます。

複合的なスキルアップができれば、顧客の問題解決においても幅広くサポートできるようになるので、継続受注にも繋がります。

ポイント4. クライアントの見極め

会社勤めとフリーランスの大きな違いのひとつに「自ら顧客を選べる」という点があります。

これはメリットでもあり、最大のデメリットでもあります。会社勤めの場合は、上司や会社の担当者と一緒にクライアントを見極めていけます。新入社員の間は、上司や担当者がクライアント選びをしてくれるというケースがほとんどではないでしょうか。

一方、フリーランスデザイナーは、これをすべてひとりでやらなくてはなりません。クライアントの見極めに失敗すると

  • 低単価
  • 低評価
  • 高負荷

という目も当てられないような案件で、数ヶ月から数年にわたりその仕事に拘束されるケースもあります。契約を打ち切るのもフリーランスデザイナーの権利のひとつです。権利の行使は適切に行いましょう。

ポイント5. ポートフォリオを充実させ、ブログやSNSで発信する

フリーランスデザイナーのポートフォリオは、ただ作ってそこに置いておけばよいというものでもありません。

たとえば、ポートフォリオを作ったらサイトをSNSで公開したり、最新記事のアップデート情報をSNSに連動して流しておくなど、SNSからの流入にも注力していきたいところです。SNS上で活発に情報発信があるということは、それだけで露出度や注目度も高いということになります。

さらにポートフォリオを充実させていくことにより、SNS上で人気に火がついて、注文が殺到するというケースも最近は増えてきました。このようにSNSの活用とポートフォリオの充実を図ることは重要なポイントです。

SNSの運用に関しては以下の記事が有益なので、ぜひ一度目を通してみてください。

フリーランスデザイナーが参考にしたいSNS・ブログ

ブログやSNSを頻繁に動かしているフリーランスデザイナーは多くいます。

ブログがポートフォリオを兼ねているケースも多く、TwitterなどSNSを更新することで現在デザイナーとして活動していることをアピールし、仕事に繋がるケースもあるからです。

たかがブログ、されどブログ。参考にしたいフリーランスデザイナーのブログやSNSをご紹介します。

1. 今マジになる!!ブログ

『今マジになる!!ブログ』SHUN INANUMA氏のサイトのTOPページ

元フリーランスデザイナーの脳内アーティストSHUN INANUMAさん。

INANUMAさんは大学の中退、バンドマン、フリーターからフリーランスデザイナーへ、起業、さらには仕事もSNSも辞めてアーティストへと波乱万丈な人生を送られています。

ブログではフリーランスデザイナーとして成功したお話をされていて、失敗話も包み隠さず公開中です。フリーランスデザイナーとしてはもちろん、起業、アーティストなどデザイナー以外の顔や働き方も見られるのがおすすめポイントです。

新R25』に取材記事「大事な決断こそ“ランダム”にしろ!「平成ゆとりTシャツ」仕掛け人の“捨てる”成功哲学」もありました。

今マジになる!!ブログ
サイトURL http://imamagininal.com

2. Webクリエイターボックス

『Webクリエイターボックス』のTOPページ

WebデザイナーでありWebデベロッパーのManaさんが運営する『Webクリエイターボックス』は有名サイトですね。

サイト制作やWebデザインなど、ご自身の体験も含めデザインに関する幅広い情報発信が行われています。運営者のManaさんはバンクーバーのWeb制作学校を卒業され、外国でWebデザイナーとして活躍する傍ら「1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座」という書籍を執筆されています。

Webデザインに携わっている、海外で働きたい、最新のWeb関係の情報が欲しいという人におすすめです。

3. arairio

『arairio』新井リオ氏のサイトのTOPページ

独学でフリーランスデザイナーになりたい人のひとつのロールモデルとなり得るのが、新井リオさんです。

19歳からグラフィックデザインと英語を独学で習得され、2016年にカナダでフリーランスのデザイナー/イラストレーターに。ブログではフリーになるために必要なこと、独学でフリーランスデザイナーになった方法、英語を独学で身につけた方法などが公開されています。

これからデザイナーになりたい人や、フリーランスになりたいう人は、必見です。2020年1月には独学で英語を学ばれた経験から自伝的学習本を出版するとのことです。

arairio
サイトURL http://arairio.com/
Twitter 新井リオ@_arairio

フリーランスデザイナーがおさえるべきポートフォリオ作成ポイント

ポートフォリオはフリーランスデザイナーにとって必要不可欠な仕事道具のひとつです。過去の実績や作品をまとめたポートフォリオは、クライアントが「あなたにどれだけの技量があるか」を見極める参考資料となり、案件の発注に繋がります。

ポートフォリオという名前ではなく、HP上の「Products」や「Works」というページで作品紹介がされるケースもありますが、これもポートフォリオです。ここではポートフォリオの作成に役立つTIPSを4つご紹介します。

ポイント1. ポートフォリオに載せるべきデータを整理する

ポートフォリオはフリーランスデザイナーにとって名刺代わりにもなります。ポートフォリオがきっかけでお仕事につながることも多いので、お仕事受注に必要な情報は整理しておきましょう。

ポートフォリオには以下の情報を載せておくのがおすすめです。

作品画像 守秘義務(NDAなど)がある過去の仕事はポートフォリオに掲載できませんが、自分の作品やクライアントから掲載許可を得た作品画像を1枚、ないし複数実績として掲載します。
作品紹介 掲載した作品がどのようなプロジェクトか、サイト名や制作時期、工夫した点、コンセプトなど記載します。PhotoshopやCSSなど使用したソフトやスキルの記載もアピールになります。
プロフィール 経歴、実績、受賞歴、資格など記載し、顔写真やプロフィール写真もあるとより信頼度が上がります。TwitterなどSNSでの活動もあれば忘れずに記載しましょう。
問い合わせページ 公開するポートフォリオであれば問い合わせページも忘れずに設定しましょう。思わぬところから依頼があるかもしれません。

ポイント2. 説明文は端的に書く

作品紹介の説明文はせっかく長く書いても、すべて読むかは読み手次第です。そのため100文字〜200文字など端的にアピールしたい情報をまとめた文章を掲載するか大事な部分が目立つようにします。

また、大型案件などでたくさん伝えたいことがある場合は、作品ごとに新規ページを作りそこで説明しましょう。

ポイント3. 細部までこだわる

Webデザイナーであれば、ポートフォリオ全体もひとつの作品としてアピールすることができます。

自身を表す「センスや個性が光るポートフォリオサイトか」「見やすいサイトか」「無駄のないコーディングか」など見えないところまで気を配ることが能力のアピールに繋がります。わかる人にはわかる、というものです。

4. 時系列順やアピールしたい順に作品をまとめる

ポートフォリオに作品を掲載するときはその順番にも気を配ります。

クライアントにとくにアピールしたい作品は強調したり、冒頭に持ってきたり、大量にある場合はカテゴリ分けやタグ付け、新規ページへジャンプするなど強調しつつ見やすい工夫でより効果的なアピールを行います。

実際にポートフォリオを作ってみたい!という方は、以下の記事に載っているサービスを活用すると効率よく作業を進められるでしょう。

フリーランスデザイナーが参考にすべきポートフォリオサイト

それでは、実際に現役で活躍しているデザイナーのポートフォリオはどうなっているでしょうか。

見やすい、個性が光る、イケてるポートフォリオサイトを厳選して3つご紹介します。

1. Mana

『Mana』Mana氏のポートフォリオサイトのTOPページ

「参考にしたいフリーランスデザイナーのSNS/ブログ3選」でご紹介した「Webクリエイターボックス」の運営者Manaさんのポートフォリオサイトです。

素敵なデザイン、みやすさ、わかりやすさが両立している王道ともいえるポートフォリオです。ホーム、紹介、実績、連絡先tで構成されており、英語と日本語のページがあります。

Mana
サイトURL http://ja.webcreatormana.com/

2. musubime

『musubime』カワセタケヒロ氏のポートフォリオサイトのTOPページ

グラフィックデザイナーのカワセタケヒロさんのポートフォリオサイトがmusubimeです。

musubimeはなんと縦書きで書かれており、お洒落な雑誌や書籍のようでもあります。構成はphilosophy、sample、profile、contactとなっており、ボリュームがあるポートフォリオというわけではありませんが、著者の人物像や作品が適切に伝わる見せ方や、「ついつい読んでしまう文章」の参考にもなります。作り込まれた美しさに惚れ惚れするでしょう。

musubime
サイトURL http://www.musubime.jp/

3. S5-Style

『S5-Style』田渕将吾氏のポートフォリオサイトのTOPページ

サウンドやアニメーションを用いたポートフォリオを目指すならぜひ見ておきたいのが田渕将吾さんのサイトです。ポートフォリオの枠を超越したような、知らず知らずのうちのに引き込まれるポートフォリオです。

こんなポートフォリオ作ってしまうなんてずるいと思わずにはいられない、これぞ「イケてるポートフォリオ」ではないでしょうか。

S5-Style
サイトURL https://www.s5-style.com/

もっとたくさんのポートフォリオサイトをみたい!という方は以下の記事もおすすめです。現役デザイナーが厳選したポートフォリオサイトを掲載しているので、フリーランスのWebデザイナーの方は一度目を通しておくといいでしょう。

フリーランスデザイナーの現状と将来性

フリーランス デザイナー

在宅やフリーランスとして活躍できるデザイナーは、ライフスタイルに合わせて稼働できる魅力がありますが、気になるのが今後も需要があるかという将来性です。

ここからはフリーランスデザイナーの今後について考察していきます。

SaaSプラットフォームの充実や自動化で制作ハードルが低下

Wixのような簡単にWebサイトが作れるツールや、『Canva』のような簡単にバナーやロゴがデザインできるサービスが近年人気です。これらのサービスを利用すれば「プロのデザイナーが細部まで手を入れた作品のように」とまではいきませんが、難しい知識やスキルがなくても簡単にお洒落なサイトやデザインが完成します。このようにSaaSプラットフォームが充実した時代では、簡単なデザインであれば誰でもすぐに作れます。

となると、デザイナーとしての需要は、このような簡単に制作できるデザインにはない、オリジナリティや唯一無二のデザインができることにあります。用意されたテンプレートではできない、デザイナーならではのデザイン技術を磨くことが今後さらに求められるでしょう。

専門スクールの発展により専門スキルの習熟難易度が低下

古くからデザイナーをやっている人は皆さんこう言います。

「今はよい時代になった」

これは、専門的なスキルや職業に直結するようなスキルを学べる専門スクールがとくに発達しており、専門スキルの習熟難易度が低下しているということを表しています。

PhotoshopやIllustratorは、いまでは使い方の参考動画やブログ記事が多数あり、専門スクールでも親切丁寧に使い方を習うことができます。それも、最新の機材で。

昔はこのような専門学校も多くはありませんでしたので、専門スキルの習熟難易度が極めて高く、スキルを習得するまでに大きなコストもがかかりました。

しかし専門スキルを比較的簡単に習得することができるようになりましたので、フリーランスデザイナーとしてのキャリアをスタートするハードルも低くなってきています。

フリーランスとしての働き方も確立されつつありますので、総合的にフリーランスデザイナーの未来は明るいと言えます。

「デザイン×◯◯」という専門スキルの掛け合わせが必要

単純にフリーランスデザイナーとしてデザインだけをやっているのでは、未来が大きく開けることはないでしょう。

それはなぜでしょうか。答えは「デザイン」という単一のスキルで勝負しているからです。

ひとつのスキルのみで勝負をしようとすると、多くの競合が発生します。たとえば、「Photoshopを使うことができるデザイナーです」と売り込んでいても、多くのライバルがいますから結局は価格競争の波に呑まれてしまったり、案件に対して応募者が多すぎて仕事にならないというケースもあります。

そこで「デザイン×〇〇」という専門スキルの掛け合わせが必要というわけです。これにより、希少性を上げることができるのでデザイナーとしての新たな活路を見出せます

「デザイン思考」などのデザイナー的マインドセットの価値が向上

そもそもデザインとは何でしょう?

結果的に、デザインは物事のすべての流れを構築したり、ビジネスのソリューションを描くという部分でも使われる技術です。このデザイン思考など、デザイナー的なものの考え方や価値観をまとめた「デザイナー的マインドセット」の価値が近年、ビジネスシーンでも改めて認知され、価値が向上し始めています。

また、ビジネスのベースや根幹になり得る重要な部分でデザイナーを起用するということも起こる時代になってきました。

全体的に日本社会が、デザイナーやデザイナー的な考え方の価値を改めて見出しているので、フリーランスデザイナーの需要も大きくなっていくでしょう。

フリーランスデザイナーに向いている人の特徴

フリーランスデザイナーに向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • セルフマネジメントができる人
  • 知的好奇心が旺盛な人
  • メンタルが強い人
  • 自分のライフスタイルを大事にしたい人

一つずつ詳しく解説していきます。

特徴1. セルフマネジメントができる人

フリーランスデザイナーは、仕事に割く時間配分や受注する案件の選別など、何もかもを自分で決める必要があります。そのため、自己管理能力が高くないと続けていけません。

しっかりと自己管理ができなければ、仕事をサボってしまったり、スキルアップのための勉強を怠ってしまいます。それらが積み重なると、案件が受注できなくなることも。

自由な時間をいかに効率よく使うか、常に考え続けられる方におすすめです。

特徴2. 知的好奇心が旺盛な人

変化の激しいデザイン業界において、トレンドや最新情報は常にアップデートされています。案件を受注できているからといって、知識や技術が昔のままでは次第に受注案件も減っていくでしょう。

会社という強制力のない環境でも、なおトレンドや最新情報を欲する強い知的好奇心が求められます。

特徴3. メンタルが強い人

フリーランスデザイナーは、自ら営業をして案件を受注したり、デザインに対するダメ出しにもひとりで対応したりする必要があります。したがってうまくいかないことがあっても、「ピンチはチャンス」と捉えられるような強いメンタルを持った方が成功するでしょう。

特徴4. 自分のライフスタイルを大事にしたい人

仕事中心よりも、自分の趣味やプライベートを大事にしたい人がフリーランスデザイナーに向いています。

フリーランスデザイナーは良くも悪くも時間の制約が少ない職種です。したがって、「ライフワークバランスを好きなように取った方が、パフォーマンスがアップする!」といった方は、ぜひフリーランスデザイナーとしての道を検討してみてください。

フリーランスデザイナーは未経験からでもなれる?

ここまで読んできて、フリーランスデザイナーの職に興味を持った方もいるのではないでしょうか。そこで浮かんでくるのが「未経験でもフリーランスデザイナーになることは可能なのか」という疑問ですよね。

結論から言うと、可能です。

独学でフリーランスデザイナーになった人も多くいます。そこでここからは、未経験からフリーランスデザイナーになるためにできることについてご紹介します。

デザインの基礎スキルを身につける

まずはデザインの基礎スキルを身につけましょう。

単純にツールを扱うことができても、デザインそのものの基礎スキルがなければフリーランスデザイナーになることはできません。いつまでたっても納品物のクオリティも上がらない未来も見えています。そのため、デザインの基礎スキルを最初に身につける必要があるわけです。

デザインの原則にはいくつかありますが、そのなかでもまず覚えておきたいのが

  • 近接
  • 整列
  • 強弱
  • 反復

この4大原則です。デザインは、上記の4大原則を組み合わせてわかりやすく情報を伝えるのがベースなので覚えておきましょう。

副業としてクラウドソーシングで仕事を受注する

ある程度フリーランスデザイナーとしての基礎スキルを身につけたら、練習ばかりではなく実践にも足を踏み入れましょう。副業として、まずはクラウドソーシングで仕事を受注するところからはじめてみるとよいでしょう。

クラウドソーシングサイトでは、初心者デザイナー向けの案件なども用意されていることがあります。自信がなければこのような案件を最初に受注したり、あるいは低単価で納期が長い案件を取るのもよいでしょう。

ただし、最低限の金額は設定することをおすすめします。金額を低くしすぎると、フリーランスデザイナー業界全体の相場崩壊を招く恐れがあるためです。副業といえども仕事は仕事ですから、このあたりはきちんと守りましょう。

ポートフォリオサイトを作る

ある程度フリーランスデザイナーとしての実績がまとまってきたら、ポートフォリオサイトを作ってみましょう。

ファーストフードにもレストランにもメニュー表があります。それと同様に、デザイナーも「何が提供できるのか?」、「どのくらいの金額になるのか?」などをまとめたポートフォリオが必要です。

ポートフォリオに掲載するのは、クラウドソーシングなどで受注した実際の案件の成果物がおすすめですが、こちらは著作権や守秘義務にも関わるため必ずクライアントの許可を取るようにしましょう。許可なくポートフォリオサイトに掲載してしまうと極めて高い確率でトラブルに発展します。

また「成果物をポートフォリオに一部掲載することを条件に、割引して案件を受注する」というのもひとつの営業テクニックです。

フリーランスデザイナー向けのポートフォリオ制作方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

  • フリーランスデザイナーは将来性があり、年収1000万円プレーヤーも存在
  • 未経験からスタートすることも可能、はじめはクラウドソーシングなどで案件受注を
  • 継続的なスキルアップで将来は広がる
  • まずはフリーランス向けのマッチングサイトに登録を

(執筆&編集:Workship MAGAZINE編集部)

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