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副業におすすめのクラウドソーシングサイト10選。案件獲得のコツも解説

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クラウドソーシングには副業向けの案件が豊富にあります。ただし、クラウドソーシングサイトにはそれぞれ特徴があり、依頼形式や手数料などが異なるため、事前に確認してくことが大切です。

この記事では、副業におすすめのクラウドソーシングを10選ご紹介します。同時に案件獲得のコツや、気になる確定申告のやり方についてもまとめました。

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人にさまざまな業務を依頼するビジネス形態のひとつです。コロナ禍で浸透した「新しい生活様式」ともに「新しい働き方」として注目を浴びています。

クラウドソーシングには「総合型」と「特化型」があり、それぞれ以下のような特徴があります。

総合型 特化型
職種を問わず幅広い案件がある 特定の職種に特化した案件が豊富

総合型はデータ入力や資料作成などのバックオフィス業務、ライティング、イラスト、Webデザインなど幅広く、未経験者向けの案件もあります。一方、特化型は職種に特化したものが多く、ライティングや翻訳、デザイン、イラストなど、経験者向けの案件が豊富です。

クラウドソーシングサイトの特徴

クラウドソーシングサイトの特徴は以下のとおりです。

  • 登録は無料で取り組みやすい
  • オンライン完結の案件が多い
  • 未経験でも実績を積める
  • 条件を絞って案件を探せる

それぞれかんたんに解説します。

特徴1. 登録は無料で取り組みやすい

クラウドソーシングサイトの登録料金は無料です。会員登録をしたら必要事項を入力後、すぐに案件を探して応募できます。

会員数が多いサイトだと、初心者向けに登録方法や応募の流れをくわしく解説しているユーザーも多いため、使い方に悩むことはほぼないでしょう。

特徴2. オンライン完結の案件が多い

クラウドソーシングサイトでは依頼から報酬の振り込みまで、すべてオンラインで行います。仕事に関する打ち合わせはサイト内のメッセージ機能や、ビジネスチャットツールなどを使うのが一般的です。出社しなくても、働けることから副業におすすめの方法といえます。

特徴3. 未経験でも実績を積める

クラウドソーシングサイトは未経験者向けの案件も豊富なため、本業とはつながりのない仕事でも実績を積むことが可能です。実績があれば高単価案件の獲得も期待できます。本業につながるスキルを磨くために活用してもいいでしょう。

特徴4. 条件を絞って案件を探せる

クラウドソーシングサイトは職種やワークスタイルなど条件を絞って案件を探せるため、自分の希望にあった案件を探せます。自分でキーワードを追加して探せるため、より希望に近い仕事を探したい人におすすめです。

【総合型】副業におすすめのクラウドソーシングサイト5選

総合型のクラウドソーシングサイトは、初心者向けから経験者向けまで幅広い案件が豊富です。職種や分野など条件を絞って、取り組みやすい案件を探すことができます。

サービス名 特徴
クラウドワークス ・国内最大級のクラウドソーシングサービス
・初心者向けの案件も豊富
・大企業や政府も利用している
ランサーズ ・350種類以上のカテゴリから選べる
・初心者でも取り組める案件が充実
・仮払い機能がある
ココナラ ・在宅ワーク向きの案件が豊富
・「待ちの営業」ができる
・PRO認定制度がある
シュフティ ・すき間時間に取り組める案件が豊富
・スマホ完結の案件もある
・仮払い制度で未払いの不安がない
つなぐ ・手数料が低い
・キャラ販売の著作権譲渡不要
・オークション機能がある

1. クラウドワークス

クラウドワークス』は、登録ユーザー数480万人の国内最大級のクラウドソーシングサービスです。ライティングやプログラミング、データ入力など250種類以上の仕事があります。

オンラインコミュニティ「みんなのカレッジ」では、未経験の分野にも挑戦できるスキルを身につけられるトレーニングプログラムを受講できます。案件の獲得方法も掲載されているので、経験を積みたい人におすすめのクラウドソーシングサイトです。

サービス名 クラウドワークス
登録企業数 84.9万社
登録者数 527.5万名
認定制度 プロクラウドワーカー制度
仕事内容 システム開発、ホームページ制作、Webデザイン、ECサイト構築、デザイン、マーケティング、ライティング、事務、翻訳など
受注方式 プロジェクト方式(固定報酬・時間単価)、コンペ方式、タスク方式
手数料 5%~20%(報酬に応じて変わる)

2. ランサーズ

副業向けクラウドソーシングのランサーズ

▲出典:ランサーズ

ランサーズ』は、2008年9月に設立した国内初のクラウドソーシングサービスです。Web制作やマーケティング、デザイン制作、ライティングなど350種類の案件があります。初心者向けの案件も充実しており、作業を行って承認されると必ず報酬が支払われる「タスク方式」の案件で実績を積むことも可能です。

仮払い制度があるため、案件の途中で連絡が途絶えても報酬が支払われないといったトラブルがありません。不明点や困ったことが起きたときはサポートに問い合わせると、すぐに対応してもらえるので安心して利用できます。

サービス名 ランサーズ
登録企業数 35万社
登録者数 150万名
認定制度 ランク制度(レギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサー)
仕事内容 Web制作、マーケティング、デザイン制作、ライティング、コンサルティング、イラスト・ロゴ、翻訳など
受注方式 プロジェクト方式、コンペ方式、タスク方式、時間報酬、月額報酬、パッケージ
手数料 16.5%(税込)

3. ココナラ

副業向けクラウドソーシングのココナラ

▲出典:ココナラ

ココナラ』はオンラインで完結する在宅ワーク向きの副業案件が充実しています。依頼が来るのを待つ「待ちの営業」ができるのが魅力です。イラストやデザインなどクリエイターが多いですが、エンジニアやマーケターなども登録しています。

2020年からはココナラ内で有料ブログの販売もできるようになりました。ブログ記事を執筆して販売できるため、クラウドソーシング初心者でも取り組みやすい副業です。

実績をもつ経験者は「PRO認定者」としてサービス内での露出が増加、ココナラ運営側のバックアップが強化されるといった特典があります。

サービス名 ココナラ
登録企業数 1万4,000社
登録者数 300万名
認定制度 出品者ランク・PRO認定制度
仕事内容 イラスト・漫画、デザイン、Web制作・Webデザイン、動画・アニメーション・撮影、マーケティング・Web集客など
受注形式 サービス出品、見積もり相談、公開依頼、ブログ
手数料 22%

4. シュフティ

副業向けクラウドソーシングのシュフティ

▲出典:シュフティ

シュフティ』は、筆者が最初に登録したクラウドソーシングサイトです。人気のデータ入力やテープ起こしなどオンラインで完結できる業務だけではなく、訪日外国人旅行者のサポートなどオフライン業務もあります。「作業時間10分以内」など短時間で終わる案件など、主婦に適した案件が多い印象です。

事務局が確認した案件のみ掲載されていること、報酬は『シュフティ』が代行して支払ってくれるなど、初心者でも安心して取り組めます。

サービス名 シュフティ
登録企業数
登録者数 45万名
認定制度 シュフティ認定ワーカー制度
仕事内容 データ入力・商品登録、ライティング、営業・カスタマーサポート・リサーチ、デザイン・写真・動画、Web制作・Webデザイン・開発、翻訳、シュフティ外出など
受注方式 プロジェクト方式、タスク方式
手数料 10%

5. つなぐ

副業向けクラウドソーシングのつなぐ

▲出典:つなぐ

つなぐ』は2021年5月にスタートしたクラウドソーシングサイトです。手数料はなんと5.5%と、クラウドソーシングサイトのなかでも圧倒的な安さです。低価格で実績を積み継続依頼で適正価格をつけられる「卵機能」や、イラストやキャラクターを出品できる「オークション機能」などがあります。

キャラ販売可能なサイトのなかでも『つなぐ』は著作権の譲渡は不要です。クリエイターとして実績を積んでスキルアップをしたい人におすすめです。

サービス名 つなぐ
登録企業数
登録者数 約1万4,000名
認定制度
仕事内容 デザイン依頼・販売、イラスト依頼・販売、2D・3Dモデリング、記事作成・ライティング、画像・映像・動画編集など
受注方式 コミッション、既存・キャラ販売、オークション出品
手数料 5.5%

【特化型】副業におすすめのクラウドソーシングサイト5選

特化型のクラウドソーシングはライティングや翻訳、イラストなどに特化したものが多く、スキルをもっている人や経験者の副業におすすめです。副業におすすめの特化型クラウドソーシングサイトより、厳選した5つをご紹介します。

サービス名 特徴
サグーワークス ・ライティングに特化している
・実績が無くても応募できる
・プラチナライターになれば営業活動は不要
gengo(ゲンゴ) ・企業向け翻訳に特化している
・取引先が国内外の大手企業が多い
Conyac ・国内外の取引先から依頼を受けられる
・翻訳案件が充実している
SKIMA ・イラストやデザインに特化している
・待ち営業も提案営業も可能
タノムノ ・イラスト特化型のクラウドソーシングサイト
・手数料無料&会員以外でも購入が可能

1. サグーワークス

サグーワークス』は、ライティングに特化したクラウドソーシングサイトです。コンテンツマーケティング事業をおこなっている株式会社ウィルゲートが運営しています。総合型と比べると登録企業数や登録者数はやや少ない印象を受けますが、案件数は充実しています。

初心者で実績が無くても応募がしやすく、プラチナライターテストに合格すれば、営業活動をしなくても運営事務局からお仕事を紹介してもらえます。時間を効率よく使って稼ぎたい方におすすめです。

サービス名 サグーワークス
登録企業数 4,100社
登録者数 29万名
認定制度 プラチナライターテスト
受注方式 簡単テキスト作成、高単価ライティング
手数料 なし(振込手数料は108円)

2. gengo(ゲンゴ)

gengo』は企業向け翻訳に特化したクラウドソーシングサイトです。楽天株式会社やソニー株式会社など国内外の大手企業が利用しているため、個人では受注が難しい案件も受注できるメリットがあります。

案件のジャンルや内容を選べるため、無理のない範囲で副業に取り組めます。70言語の組み合わせに対応しており、言語力を生かせる副業案件を探している人におすすめです。

サービス名 gengo
登録企業数
登録者数 21,000名
認証制度 プロレベルテストあり
受注方式
手数料 なし

3. Conyac

副業向けクラウドソーシングのConyac

▲出典:Conyac

Conyac』は、世界中のクライアントから、仕事を受けられるクラウドソーシングサイトです。16言語に対応しており、翻訳・ローカライズの案件が充実しています。ほかにもプログラミングやデザイン、ライティングなどのカテゴリから、自分のやりたい仕事を探すことが可能です。

翻訳案件を受けるためにはレベルテストの受験が必要です。テストの受験料は無料。案件数は多くないため、翻訳案件以外の業務で登録する人は他のクラウドソーシングサイトとあわせて登録することをおすすめします。

サービス名 Conyac
登録企業数 約3万社
登録者数 約14万名
認定制度 レベルテスト(翻訳)
仕事内容 翻訳、プログラミング、デザイン、ライティングなど
受注方式 Conyac Market
手数料 10%

4. SKIMA

副業向けクラウドソーシングのSKIMA

▲出典:SKIMA

SKIMA』は、イラストを個人間で売買できるコミッションサービスです。イラストやデザイン、キャラクター販売以外に、文章や占い、悩み相談といったカテゴリもあります。

自分の作った画像と説明文を登録すれば出品が可能。初心者で実績がなくても、オリジナルの作品があるなら登録して販売してみましょう。

サービス名 SKIMA
登録企業数
登録者数 20万名
認定制度 クリエイターランク認定制度
仕事内容 イラスト、デザイン、キャラ販売、文章、その他
受注方式 コミッション、キャラ販売、コンペ形式、リクエスト(プロジェクト方式、コンペ形式)
手数料 11%~22%

5. タノムノ

副業向けクラウドソーシングのタノムノ

▲出典:タノムノ

タノムノ』は、イラスト特化型のクラウドソーシングサイトです。手数料無料でイラストを販売できるのが特徴です。会員登録なしで購入できるため、購入希望者のハードルが低く、SNSでアピールすれば会員制のサイトよりも集客効果が期待できます。

手数料が無料のため、他のクラウドソーシングサイトにあるような手厚いサポートやサービスはありません。決済方法などは自己責任となるため、オンライン上の取引に慣れている人におすすめです。

サービス名 タノムノ
登録企業数
登録者数 4,000名
認定制度
仕事内容 似顔絵制作、アイコン制作、イラスト制作、キャラクター制作、漫画・コミック制作、その他・デザイン制作など
受注方式 出品サービス、ポートフォリオ
手数料 0円

クラウドソーシングサイトの副業案件と報酬の相場

クラウドソーシングサイトで自分が求めている金額を稼げるのか気になる人も多いと思います。クラウドソーシングサイトでも人気の高い『クラウドワークス』と『ランサーズ』が提示している報酬の相場表をもとに、おもな副業案件の報酬の相場をまとめました。

データ入力

クラウドソーシングのデータ入力の副業収入の相場

▲出典:ランサーズ

データ入力は、PDFをもとにスプレッドシートに転記する仕事もあれば、企業情報や検索結果、商品情報など各調査結果を指定のフォーマットに入力するリスト作成の仕事があります。まとめて発注されることが多く、正確なタイピング入力ができれば副業でもある程度の報酬が期待できます。

報酬の相場 ・1,000~10,000円/100件
・1,000~2,000円/時給

ライティング

ライティングの仕事は、Webメディアに掲載する記事作成の案件を中心に、キャッチコピーやネーミング募集、動画シナリオ作成などがあります。1文字1円など文字単価で決まることが多く、スキルや実績、テーマの専門性によって単価が変わります。取材記事の費用には、アポ取りなども含まれることがあります。

報酬の相場 ・Webコンテンツ、シナリオ作成:1円~/文字
・ネーミング、キャッチコピー:20,000円~
・取材、執筆:2.0円~/文字、15,000円~/記事

Webデザイン

Webデザインの仕事は、単純に見た目のデザインを作る案件もあれば、HTML/CSSコーディングまで対応する案件もあります。WordPressサイトの作成などもできれば、副業でもしっかりとした収入を得られるでしょう。

報酬の相場 ・50,000円~/ページ
・HTML/CSSコーディング:30,000円~/ページ
・WordPressサイト制作:50,000円~/10ページ

イラスト作成

クラウドソーシングのイラスト作成の副業収入の相場

▲出典:ランサーズ

イラスト作成の仕事は、指定されたモチーフのイラストを描く、アイコンの作成、オリジナルキャラクターの作成などがあります。固定報酬やコンペ形式の発注が多く、選ばれれば数万円の報酬を稼ぐことが可能です。

報酬の相場 ・イラスト、アイコン作成:30,000円~
・キャラクター作成:70,000円~

プログラミング・コーディング

プログラミング・コーディングの仕事はエンジニアの副業におすすめです。Webサイトのシステム構築やアプリ開発、WordPress制作などの案件があります。

報酬の相場 ・Webシステム開発:3,500円~/時間
・アプリ開発:300,000円~
・WordPress制作:100,000円~

動画編集

クラウドソーシングの動画編集の副業収入

▲出典:ランサーズ

動画編集の仕事は、おもにYouTube用の動画編集案件が多く、TikTokなどの短尺動画制作の案件もあります。動画編集は尺の長さやテーマ、テロップ、素材の有無によって報酬が異なります。企業紹介動画の制作になると、10万円以上の高額報酬も期待できます。

報酬の相場 ・Youtube動画作成:8,000円~/本
・TikTok、短尺動画:3,000円~/本
・映像編集:120,000円~/本

SNS運用

SNS運用は、X(旧Twitter)やInstagramなど企業のSNSアカウントを代理で運用するのが仕事です。SNSの投稿文や画像の作成、マーケティング戦略などを立てます。画像作成やライティング、マーケティングに関する知識やスキルが求められますが、すき間時間を使って稼げる副業です。

報酬の相場 ・1,200円~/時間
・20,000円~/月

Webマーケティング

Webマーケティングの仕事は、オウンドメディアの集客率アップなどの施策を立てるのが仕事です。メールマーケティングやWeb広告のコンサルティング業務の案件もあります。時間単価制が多いため、副業として取り組むには、時間の管理を徹底しなければなりません。

報酬の相場 ・5,000円~/時間
・50,000円~/固定

クラウドソーシングサイトで副業をするメリット・デメリット

クラウドソーシングサイトで副業をするメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・時間や場所を問わず仕事ができる
・自分の裁量で仕事ができる
・未経験でも実績を作りやすい
・人間関係のストレスがない
・初心者は稼ぐまでに時間がかかる
・初心者向け案件が多く、高単価案件は少ない
・手数料が発生する
・自分のスキルを把握しにくい

クラウドソーシングで副業をするメリットは、自分の好きな時間や場所で働けることです。オンライン完結型の仕事なら自宅でも稼げます。また、できる範囲で受注できるため、無理せず収入アップを目指すことが可能です。未経験でも取り組める案件で実績を積めば、将来の選択肢も広がります。人間関係のストレスがなくは働けるのも大きなメリットといえるでしょう。

しかし、クラウドソーシングの副業で稼ぐには一定のスキルや実績が必要です。初心者向けの案件が多いため、稼げるまでに時間がかかることも少なくありません。また手数料が報酬から引かれるため「思っていたよりも手取りが少ない……」なんてこともあります。ひとりで仕事を進める環境から、自分のスキルが把握しづらいことがデメリットとしてあげられます。

高単価な副業案件を探すならWorkshipがおすすめ

クラウドソーシングは初心者向けの案件も多く、稼ぐためには提案営業など自ら動く必要もあります。本業をこなしながら、提案営業をこなすのは結構たいへんです。

より高単価で継続的な案件を獲得したいなら、フリーランス/副業/複業向けのお仕事マッチングプラットフォーム『Workship』を使ってみませんか?

高単価の副業案件を獲得できるWorkship

▲出典:Workship

Workshipには、エンジニアやデザイナー、マーケター、ディレクター、人事労務、営業など幅広い職種の人が登録しています。時給2,000円以上の高単価の案件や、フルリモートの案件なども豊富です。また、案件成約ごとに10,000円のお祝い金ももらえます。

現在のスキルを生かして、週1日の副業で稼いでみませんか?登録は無料です。

副業をするクラウドソーシングサイトを選ぶポイント

副業をするクラウドソーシングサイトを選ぶときは、以下の5つのポイントを押さえましょう。

  1. 案件の相場
  2. 手数料
  3. クライアントの信頼性
  4. 依頼内容
  5. 納品方法

それぞれかんたんに解説します。

ポイント1. 案件の相場

「クラウドソーシングサイトの案件は低単価が多い」という印象をもっている人もいるかもしれません。実際にライティングの案件では、文字単価1円を下回ることも少なくありません。

「クラウドワークス発注相場」には専門知識の必要ない記事・Webコンテンツ作成は1文字1円からと掲載されています。相場よりも著しく低い報酬が設定されている案件は避けたほうがいいでしょう。

しかし、初心者だと実績を積みたくて、低単価の案件に手を出してしまうこともありますよね。どうしても挑戦したいときは、初回以降は相場価格で発注してもらえるかどうかを確認してみてください。

ポイント2. 手数料

クラウドソーシングサイトは案件の契約金額に対して「システム利用料」として手数料が発生します。契約時点で目にする数字と、振り込まれる金額の差に驚くことも少なくありません。

ただし、この手数料はクラウドソーシングサイトを維持するために必要なものです。もし、手数料が引かれるのが気になるなら、応募の時点で金額の交渉をしてみてください。

ポイント3. クライアントの信頼性

クラウドソーシングサイトは匿名で利用できますが、秘密保持契約書や源泉徴収される案件の場合、契約締結時に本名と住所がクライアント(依頼主)にわたります。つまり、クライアントによっては匿名で仕事を受けることはできません。

契約上問題はないとわかっていても、個人情報がわたるわけですから、不安な人も少なくないでしょう。依頼の相談がきたときは、信頼できるクライアントかどうか、コーポレートサイトなどを調べることをおすすめします。

ポイント4. 依頼内容

依頼内容が具体的に書かれているか確認することも大切なポイントです。あいまいな書き方だと、こちらから詳細を確認する工程が発生します。とくに「相談して決めます」の項目が多い案件は、経験がなければ対応が難しいケースも少なくありません。

クラウドソーシングサイトで副業を探すときは、複数の案件を比較して依頼の流れやルールを学ぶ方法もあります。依頼内容が具体的に書かれている案件を見て、どのような作業が必要なのか、自分のなかに落とし込んでいきましょう。

あいまいでも、質問に対してわかりやすく答えてくれるクライアントとは契約後のトラブルが少ない気がします。不明点は応募前に解消することをおすすめします。

ポイント5. 納品方法

クラウドソーシングサイトで受けた仕事はオンライン上で納品します。ライティング案件の場合、各サイトの依頼ページに、成果物を添付したうえでメッセージを添えて納品報告をするのが一般的です。納品形式はWordとGoogleドキュメントを指定されることが多く、Googleドキュメントで納品するときは、ドキュメントのURLをメッセージで共有します。

Word納品を指定された案件へ応募するには、Wordを所有していなければなりません。自分の作業環境を把握したうえで対応できる案件に応募しましょう。もしWordを指定していても、相談したらGoogleドキュメントでOKとなる案件もあります。

また、WordPressなどシステムに直接入力する案件もあります。難しい操作はありませんが、最低限知っておかなければならないルールがあるため、事前に学んでおくことが大切です。

クラウドソーシングサイトで副業案件を獲得する方法

クラウドソーシングに登録しただけでは、副業案件は獲得できません。案件を獲得するためにやるべきことをご紹介します。案件を受注できずに悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

1. プロフィールを充実させる

クラウドソーシングのプロフィールは、クライアントへ自分をアピールするものです。これまでの経歴や経験を整理して書き込みます。ただし、クラウドソーシングによっては未登録ユーザーにもプロフィールが公開されるため、守秘義務のある仕事などは詳細を書かないように注意してください。

プロフィールには経歴だけでなく、作業環境や興味のあることについても書いておくのがおすすめです。興味や関心をもっていることは、ふだんから調べていたり、ある程度知識をもっていたりする人も少なくないため、クライアントの目に留まりやすくなります。

また、アイコンやヘッダー画像を入れられるなら、ぜひ入れておきましょう。見た目にも華やかになりますし、興味をもってもらえるきっかけをつくれます。自分で用意できないなら、クラウドソーシングサイトでイラストを発注する方法もあります。

2. 提案文は依頼にあわせて工夫する

提案文はいわば営業メールです。依頼にあわせた文面にするのはもちろん、納期や見積もり、依頼に関する実績が盛り込まれているといい印象をもってもらえます。自分で提案営業をするときは、クライアントのコーポレートサイトなどを調査して、扱っているプロダクトから要望をくみ取り、提案文に反映させるのもおすすめです。

毎回、一から提案文を作成するのは手間がかかるため、時間があるときに業態別に何パターンか作成しておいてもいいでしょう。ただし、ライバルが多い案件は、いろいろ工夫した提案文でも落選することもあります。

『ランサーズ』にはプロフィールの閲覧者に自動で営業メールを送付する機能があります。足あとからニーズを把握して文面を変えることで、一通一通送付する手間が省けます。提案営業に取り組む時間がない場合におすすめです。ここから相談が来るときもあるので、ぜひ活用してみてください。

3. 初心者向け案件で実績を積む

初心者がクラウドソーシングサイトで高単価の案件を獲得するには、何かしらアピールできる資格や実績がないとむずかしいでしょう。高単価の案件に応募しても、採用につながらないケースがほとんどです。まずは実績を積んで、継続案件を獲得できるように努めることをおすすめします。

総合型のクラウドソーシングは、特化型よりも未経験者・初心者向け案件が多い傾向があります。初心者向けの案件で実績をつくり、他の案件の獲得につなげる方法も検討してみましょう。ただし、初心者案件でも、依頼の相場と作業内容があまりにもかけ離れている案件は、自分を潰しかねません。実績を作りたい気持ちはわかりますが、避けたほうがいいと思います。

4. ポートフォリオを作成する

ポートフォリオは、かんたんにいうと営業資料です。これまでどんなことをしてきたのか、どんなことができるのかをまとめたものになります。ポートフォリオには略歴・実績・対応範囲をまとめておくと、相談や受注率が高くなります。

ポートフォリオの作成方法は職種によっても異なります。ライターの場合、ブログやポートフォリオツールにまとめている人が多い印象です。とくにWordPressで作成していると、入稿まで任せてもらえる案件の獲得につながります。

ただし、WordPressはレンタルサーバー代など初期費用がかかるうえに、作成にはある程度知識も必要です。まずは無料ツールで作成後、働きながらWordPressを学んで作ってもいいと思います。

5. 複数のサービスに登録する

クラウドソーシングで副業をするときは、ひとつではなく複数のサイトに登録するのがおすすめです。クラウドソーシングサイトごとに利用する企業数が異なるため、自分の得意ジャンルの案件がなかなか掲載されないなんてこともあります。

複数のクラウドソーシングに登録していれば、得意ジャンルの実績も積みやすく、露出が増やせるため、多くのクライアントの目に留まりやすくなります。

ただし、複数のクラウドソーシングサイトを利用するときは、やり取りに漏れが生じないように気をつけましょう。

6. SNSも活用する

クラウドソーシングサイトに登録しているクライアントが、並行してSNSでも依頼できる人を探している場合もあります。クラウドソーシングサイトの登録名でSNSアカウントを開設し、得意分野や実績を発信することで、案件の獲得につなげることができるでしょう。

また、登録者のSNSでの投稿内容をチェックしているクライアントもいます。SNSを積極的に活用している人のなかには、SNS経由で多くの案件を獲得している人もいるようです。発信が得意な人はぜひ活用してみてください。

7. 納期は守る

クラウドソーシングサイトは、依頼から納品までクライアントと顔を合わせることなく完了する案件も少なくありません。オンライン上のやり取りで信頼を得るには「納期を守る」ことが不可欠です。

ただ納期を決めるときは、どのくらいのスピードで作業がこなせるのか自分で把握している必要があります。自分の作業スピードを把握するまでは、即日で対応できそうな案件でも、翌日以降に納期を設定することをおすすめします。

決めた納期よりも前倒しで納品すると喜ばれることも多いですが、慣れるまでは喜ばれることより信頼してもらえるように努めましょう。

8. 報連相を徹底する

クラウドソーシングサイトはオンライン上でやり取りをするため、不明点があるときやトラブルが起きたときの報告・連絡・相談は必須です。とくに納期に間に合わないときは、判断した時点ですぐに連絡してください。

ふだんから報連相を徹底していれば、信頼関係もしっかりとつくれるため、もし連絡が遅れても遅れたことをきちんと謝罪すれば次につながるケースもあります。そもそも「連絡が遅れる」ことは問題なので、「謝罪すればいい」とは思わないことが前提です。ここでうやむやにしてしまうと、継続案件にもつながりません。

クライアントによっては夜間の連絡に対応できないこともあります。契約時に互いの連絡可能な時間帯をすりあわせておくことをおすすめします。こまめな報告・連絡・相談ができれば、クライアントからの信頼も得やすくなるはずです。

クラウドソーシングサイトで得た報酬の確定申告のやり方

クラウドソーシングサイトで一定の副業収入があるときは確定申告が必要です。確定申告のやり方について解説します。

そもそも自分の副業収入で確定申告が必要なのかわからないときは、下記の記事をお役立てください。

会計ソフトに登録する

確定申告で正しく収入を申告するには、収入や支出などお金の流れを可視化した帳簿が欠かせません。帳簿のつけ方にはルールがあり、ふだんからきちんとつけておかなければ申告書類をつくるのに苦労します。

年間の取引数が少ないときはExcelなどを使用して自分で帳簿を作成してもいいかもしれませんが、今後も副業を続けるつもりなら、会計ソフトの利用がおすすめです。取引数に応じたプランがあり、副業なら年額でも大きな費用はかかりません。副業収入の帳簿のつけ方は、下記の記事でくわしく解説されています。

経費をしっかり計上する

副業収入を得るために購入したパソコンや書籍は、必要経費として計上が可能です。副業収入をそのまま申告するよりも、課税される所得額を抑えることができます。副業収入を得るための支出であれば、経費として計上できるため、ふだんから経費を把握しておくことが大切です。

青色申告へ切り替えも検討する

会計ソフトを使用してきちんと帳簿をつけていて、安定した副業収入があるなら「青色申告」への切り替えを検討してもいいでしょう。

会計ソフトは青色申告の帳簿要件を満たしていることが多く、最大65万円の特別控除が受けられる電子申告や電子帳簿保存要件も満たしているものもあります。
会社員が副業で得た「雑所得」を確定申告する方法は下記の記事でくわしく解説しています。

クラウドソーシングサイトの副業は自分ができるものから始めよう

クラウドソーシングサイトには副業に適した案件が多く、未経験や初心者でも実績を積むことができます。ただし、同じようにライバルも多いため、まずは自分の得意・好きなジャンルに絞って取り組みましょう。

スキルをいかせる副業をお望みなら、『Workship』がおすすめです。

Workship

Workship』は、フリーランス・副業向けマッチングサービスです。

公開案件の80%以上がリモートOKと働く場所を選ばず、エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター、編集者、ライター、セールス、人事広報など、さまざまな職種の案件が紹介されています。準委任契約のため、希望の時間で働くことができます。自分の好きな時間、好きな場所で取り組めるため、本業と両立も可能です。

さらに、トラブル相談窓口や会員制優待サービスの無料付帯など、安心して働ける仕組みがあるのも嬉しいポイント。時給1,500円〜10,000円の高単価な案件のみ掲載しているため、手厚いサポートを受けながら、良質な案件を受けたい方におすすめです。

(執筆:吉永 ゆくら 編集:少年B)

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