【漫画】フリーランスはポジティブorネガティブどっちが上手くいく?

フリーランスに求められる“ポジティブさ”

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フリーランスのイラストレーターである佐藤シンイチが、ポジティブでやる気があるにも関わらず仕事がうまくいかないと悩んでいます。彼はゲンキさんに相談し、ゲンキさんはまず落ち着くように促し、ポジティブな人がフリーランスとして成功するかについて考える必要があると指摘します。 結論として、フリーランスに必要なポジティブさは、自分の弱点を自覚し、それを強みに転換できるポジティブさであり、ただ自分を肯定するだけのポジティブさとは異なると説明しています。

フリーランスの成功におけるポジティブさとネガティブさの違いについて、具体的な例を挙げて説明しています。 佐藤シンイチが駆け出しの頃に仲良くなった二人のイラストレーター、AさんとBさんの話です。 Aさんは自信家で誰が見てもポジティブなタイプ。 Bさんは自分に自信がなくネガティブなタイプ。 独立して4年が経った頃に久しぶりに二人と会うと: Aさんは営業が得意で、自分のイラストの良さをアピールし続け、順調に仕事を得ていた。 Bさんは営業が苦手で、実力があるのに仕事がなかなか来なかった。 結果、Aさんは翌年転職し、成功を収めた。一方、Bさんは実力があったにもかかわらず、活動するまでにずいぶんと時間がかかってしまったと説明しています。

フリーランスの成功におけるポジティブさとネガティブさのバランスについて、さらなる説明がされています。 ゲンキさんは、自分の経験から、ポジティブだけでもネガティブだけでもダメだと悟ったと語ります。ポジティブな人が成功するためには、自分の弱点を自覚し、それを強みに転換できるポジティブさが重要であると強調します。 佐藤シンイチは、自分が完全にAさんタイプだと気付きました。ゲンキさんはまず自分の足りない部分を自覚することが大事だと指摘し、それができないとネガティブな視点では現実を直視できないことを説明します。

この漫画では、フリーランスとして成功するための重要な要素について、ゲキさんが自分の経験をもとに説明しています。 ゲンキさんは、自分がどうやって頑張ってこれたかについて説明します。彼は自分の弱点を克服し、常に新しいスキルや知識を吸収して自分をアップデートし続けることで、不安に打ち勝ってきたと語ります。 それでも自分に自信が無く、実力以上に成果を評価してもらえないという不安は今でもあると告白します。しかし、その不安を乗り越えるためには、根底にあるネガティブさと向き合うメンタリティも大事だと強調します。 本当のポジティブさはネガティブの先にあるとし、ポジティブな行動力とネガティブな自己分析のハイブリッドであることが重要だと説きます。 最後に、佐藤シンイチに対して「君も『最強フリーランス』を目指そう!」と励ましの言葉をかけ、漫画は締めくくられています。 ★本当のポジティブはネガティブの先にある!

こんにちは! 高田ゲンキです。

今回は、フリーランスに求められる“ポジティブさ”についてです。

フリーランスの適性について、一般的に「ポジティブな人の方が向いている」と言われることが多く、僕もその意見に賛成です。

しかし、これを一概に言い切るのが難しいのも事実です。単にポジティブであるだけでは自分自身を過度に肯定してしまい、スキルやクオリティを客観的に評価することが難しくなる危険性があるからです。その結果、自己研鑽を怠り、市場の厳しい競争において淘汰されてしまった同業者も多く目にしてきました。

そう考えると、必要とされるのは単純なポジティブさではなく、ネガティブな視点も持ち合わせていることだと言えます。あえて否定的な目線から自分の弱点や課題を認識することで、初めてスキルの向上やクオリティの改善に繋がります。ネガティブな視点も併せ持ち、積極的に試行錯誤をしていくサイクルこそが、フリーランスに求められるポジティブさなのです。

たとえば僕の場合は、クライアントとの関係構築においても「自分に自信が無い」というネガティブなマインドからスタートしています。なので「少しでも印象を良くしたい」という気持ちがモチベーションになり、誰よりも速いレスポンスをしたり、期待を超えるクオリティを出しつづけたりすることで、自信をつけているのです。

これはある種の性悪説とも言えますが、根っからポジティブな人ほど、「他者(クライアント)が自分を受け入れてくれる」という無自覚な甘えが生じ、結果として評価を落としてしまうケースも多いのです。なのでむしろ、ビジネスにおいてはネガティブから始まるマインドセットのほうが個人的には良いと考えています。

フリーランスはとくに自己管理が求められるので、このようにポジティブさとネガティブさをバランスよく持ち合わせることが重要です。皆さんも、このハイブリッドなアプローチをぜひ取り入れてみてください。

もし漫画で取り上げてほしいフリーランスのお悩みがありましたら、編集部僕のX(旧Twitter)にお寄せください。面白い質問がありましたら、漫画で回答いたします!

(漫画:高田ゲンキ 編集:じきるう)

【漫画】高田ゲンキのフリーランス・ファイル

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