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【漫画】フリーランスが年賀状よりも「○○○」を優先すべき理由

フリーランスの年始は年賀状より寒中見舞いがおすすめな理由
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取引先への年賀状を出し忘れてしまったことに焦る相談者が、ゲンキさんに相談する場面が描かれています。相談者は、年末年始に忙殺されて「すっかり忘れてしまいました」と切実に訴えています。一方でゲンキさんは、まず相談者を落ち着かせるように「落ち着くんだ、まだ道はある!!」と励ましの言葉をかけます。 続いて、ゲンキさんは「フリーランスに正月は無い!!!」と大きなジェスチャーと力強い口調で言い放ちます。この言葉に相談者は一瞬驚きますが、ゲンキさんはすぐに「ははは、ごめんごめん、ちゃんと説明しよう」と冗談であったことを伝え、安心させます。 その後、ゲンキさんは具体的な解決策として「寒中見舞いを出せばいいのさ!」と提案します。この言葉に対し、相談者は「寒中見舞い!?」と驚きながらも興味を示します。 さらに、「寒中見舞い」とは何かについての解説が付け加えられています。寒中見舞いは、1月5日頃の小寒から2月4日頃の立春の間に送る挨拶状で、年賀状を出しそびれた場合でも利用できるほか、喪中の相手にも送れる柔軟な選択肢であると説明されています。また、年賀はがきを使用せず、一般の官製はがきを用いるべきであることも明記されています。

ゲンキさん自身の過去の体験談が語られています。彼が駆け出しの頃、2005年の年末に直面した同じような状況が描かれています。当時、ゲンキさんも年賀状を準備する時間が取れず、「非常にまずい!」と焦っていた様子がリアルに描写されています。年末の印刷所の営業日を全く考慮しておらず、駆け出しの頃のゲンキさんは計画の甘さに気づき、「これは一大事だ!」と感じていました。 その状況の中で、「何とかしないと…」と必死で方法を調べるうちに、彼は「寒中見舞い」という手段があることを知ります。「寒中見舞いって方法があるのか…これなら間に合うし、出さないよりマシだろう!」と、これが自分の窮地を救う手段になると理解します。 その後、ゲンキさんは年末年始に休みを取らず、せっかくの機会だからと気合を入れてイラストを描き上げます。お正月の切れ目である1月上旬にはそのイラストを活用した寒中見舞いを印刷所に入稿し、最終的には1月上旬のうちに無事に寒中見舞いを投函することができました。ゲンキさんは「ふう…正月返上でなんとか乗り切ったけど、来年はちゃんと予定を調整して年賀状を出さないとな…」と振り返っています。

ゲンキさんが寒中見舞いを出した結果、それが好評を博し、1月下旬に大量の仕事依頼が舞い込んだエピソードが描かれています。寒中見舞いに添えたイラストが特に評価され、メールには「素敵なイラストを拝見し、お願いしたいです」といった感謝と依頼の言葉が寄せられています。これを受け、ゲンキさんは「おおおー!? なんだなんだ!?」と驚きつつも、「寒中見舞いは年賀状よりも目立ちやすく、営業効果が高い」と気づきます。 その後、ゲンキさんは、特にイラストや漫画、デザインなどを専門にしているフリーランスにとって、寒中見舞いが仕事につながりやすい効果的な手段であると説明します。また、駆け出しの頃は認知を広げるために、こうした方法を積極的に活用すべきだとアドバイスします。相談者も「なるほど!僕も今年はそれをやってみます!」と前向きに共感しています。 さらに、残暑見舞いや暑中見舞いを含めたスケジュール感についても説明されています。例えば、フリーランスにとって夏休みやお盆休みのタイミングで案件が進行しづらいことを考慮し、残暑見舞いを効果的に活用する提案がされています。スケジュール表が示され、「この時期に届くように」「ここまではガッツリ仕事に集中して」など、具体的な流れがわかりやすく整理されています。 最後に、ゲンキさんは「こうして戦略的に認識してもらうのが良いと思うよ!」と力強くまとめています。寒中見舞いや残暑見舞いを計画的に活用することで、駆け出しのフリーランスが仕事を増やしやすくなるのです。

相談者は、「やっぱり年賀状を送らないと失礼に思われたりしませんかね?」と心配を打ち明けます。この疑問に対し、ゲンキさんは「じゃあ逆に、自分が送る側だったとき、取引先から年賀状が来なくても失礼だと感じるか?」と問いかけます。相談者は一瞬考えますが、「全く感じないですね…」と素直に答えます。このやり取りを通して、形式的な年賀状のやり取りにこだわる必要はないことが示されています。 さらにゲンキさんは、「むしろ君のオリジナル作品やアレンジのほうが、相手はきっと喜ぶと思うよ!」とアドバイスを付け加え、年賀状や寒中見舞いを自分らしく工夫することの大切さを伝えます。この言葉に相談者は安心し、納得した表情を見せます。 その後、ゲンキさんは年賀状の話題を超えたアドバイスとして、「自分のやりたいことを疑って戦略的に行動すること」を提案します。他の場面でも「当たり前」を疑い、より効果的な方法を考える姿勢が大切だと強調しています。この言葉は、年賀状の話題に限らずフリーランス全般に通じるメッセージとして描かれています。 最後に、ゲンキさんと相談者が「どうぞ良いお年をお迎えください!」と力強く読者に呼びかけ、締めくくりのメッセージとして「来年もどうぞよろしく!」という挨拶で物語が終わります。

こんにちは! 高田ゲンキです。

今回は「フリーランスと年賀状」について描いてみました。

寒中見舞い戦略、どうでしたか? これは僕が駆け出しのころに偶然見つけた方法ですが、12月は何かと忙しい時期ですよね。この戦略を知っておくと、自分を追い詰めず、余裕を持ったスケジュールが組めるようになると思います。

また、挨拶状に限らず、「こうするのが普通」とか「〇〇しないのは失礼」といった常識を、一度立ち止まって疑ってみることはフリーランスとして生き残るために大事だと思います。もちろん、ビジネスの基本的なマナーは重要ですが、時には自分なりのやり方やアイデアを取り入れて、作品のクオリティや心のこもった“常識外”の対応をするのも必要なのです。

なお、漫画では「年賀状より寒中見舞いのほうが良い」というニュアンスで描きましたが、もちろん年賀状にも良いところがあります。「もう年賀状を作っちゃった!」という方は、それで大丈夫です。「来年以降、こういう選択肢もあるんだな」と軽く参考にしてもらえれば嬉しいです。

今年も『高田ゲンキのフリーランス・ファイル』をご愛読いただき、本当にありがとうございました! 来年もどうぞよろしくお願いします。

もし漫画で取り上げてほしいフリーランスのお悩みがありましたら、編集部僕のX(旧Twitter)にお寄せください。面白い質問がありましたら、漫画で回答いたします!

(漫画:高田ゲンキ 編集:じきるう)

【漫画】高田ゲンキのフリーランス・ファイル

フリーランスの生き残り戦略

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