主婦におすすめの副業17選。扶養内・確定申告なしで働くには?

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毎日、家事や子育てに忙しい主婦(夫)でも、将来に不安を感じて副業を探している人は多いのではないでしょうか。近年は共働き家庭も増え、生活が落ち着いたらフルタイムで働きたいと考えている人も少なくありません。

副業にはさまざまな種類の仕事があり、未経験や初心者の方でも選び方次第で月数万円の収入を稼ぐことが可能です。スキルや経験を生かせる仕事なら、在宅でパート並みの収入を得ることもできます。

今回は、主婦におすすめの副業を17選ご紹介します。安全な副業案件を選ぶポイントや、気になる扶養や確定申告についてもまとめました。

主婦におすすめの副業【未経験・初心者でも始めやすい】

主婦が副業をするなら、すき間時間に取り組めるものがおすすめです。未経験・初心者でも始めやすい副業をご紹介します。

1. ポイ活・アンケート・覆面調査

ポイ活はポイントサイトを利用してポイントを貯める活動です。スマートフォンがあればすぐに取り組めます。動画の閲覧やアンケート回答、ポイントサイトを経由したオンラインショッピングなどで気軽にポイントを貯めることが可能です。

アンケートや覆面調査は1回数千円の案件もあり、定期的に回答しておくと月数千円の収入を得ることができます。まとまった金額を稼ぐのはむずかしいですが、お小遣い程度の収入が欲しい主婦におすすめです。

2. データ入力

PCを所有していて、ある程度タイピングに慣れている人におすすめの副業です。手書きのメモや領収書、画像などにある文字や数字をWordやExcelなど指定されたフォーマットに入力していきます。単純な入力作業だと1文字0.1円~1円程度ですが、データ収入作業も担当すると1件あたり10円以上と単価が上がります。

音声や動画の文字起こしはケバ取りや整文の作業も含まれるため、1件あたり1万円を超えることもあるようです。データ入力の副業はスマートフォンでできる案件もありますが、それなりの報酬を求めるならPCを使う案件のほうが効率よく稼げます。

3. 物販

物販はオークションサイトやフリマアプリなどのプラットフォームを活用して、仕入れた商品を売る副業です。不用品を出品すれば商品を仕入れることなく、気軽に始めることができます。商品画像や説明文で売れやすさが変わるため、出品前の準備は入念におこなうことが大切です。

商品の発送にあたって梱包資材や送料などのコストがかかります。安定して稼ぐには、利益を考えた値段設定やSNSの活用など集客ノウハウが必要です。

4. 内職

内職はシール貼りや商品の組み立てなどアナログ作業が中心のため、PCが苦手な主婦の方でも出勤せずに働ける副業です。知識やスキルがなくても、コツコツ作業が得意な方なら無理なく稼げます。

作業に必要なものはすべて自宅に届くため、一定の作業スペースが必要です。単純作業のため1つあたり1円に満たないことも少なくありません。報酬よりも現状のすき間時間を活用して働きたい方におすすめの副業です。

5. 写真販売

写真を買いたい人に向けて、売れる写真を投稿する副業です。写真素材サイトはインターネットの普及にともない、WebサイトやYouTubeなどで利用される機会が増えています。ダウンロードされるたびに報酬が発生するため、売れる写真を複数枚投稿しておけば安定した報酬を得ることが可能です。

ただし、写真販売サイトによって投稿する写真のルールや手数料が異なります。ルールを満たしていない写真は販売できません。スマートフォンで撮影した写真も投稿できますが、売れる写真を撮影するにはそれなりの機材の用意が必要です。

6. 週末のパート

平日に働くことがむずしい場合、週末だけパートに出る方法もあります。人手不足もあり、土日のみ働けるところも増えているため探しやすいでしょう。

将来的にはフルタイム勤務を目指している人も、まずは週末のパートから始めることで家族の協力を得やすくなるかもしれません。調理師や宅地建物取引士、薬剤師などの資格をお持ちなら、週2日~3日でもしっかりとした収入を得ることが可能です。

主婦におすすめの副業【スキルや経験を生かせる】

主婦がこれまでの得たスキルや経験を生かせる副業をご紹介します。

7. Webライター

WebライターはWebサイトに掲載する文章を書くのが仕事です。商品の紹介記事や生活の豆知識など、これまでの生活で得た経験を生かして文章を作成できます。タイピングにある程度慣れている人なら、始めやすいでしょう。文章の作成方法は書籍やスクールなどでも学べますが、働きながら身につけていくことも可能です。

薬事法管理者や化粧品検定、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士などの資格をもっていると専門性をアピールできます。

8. アフィリエイト

ブログや動画配信サイトなどで広告収入を得る副業です。実際に利益を得るには時間がかかりますが、スキルを身につければ安定した収入を得ることが可能です。

アフィリエイトを始めるにあたって特別な資格は不要ですが、誇大表現など広告に関する知識が求められます。また、読者が興味を引くような情報を発信し続けなければならないため、トレンドやさまざまなデータを読み取る分析力も必要です。

9.ハンドメイド販売

洋裁などものづくりのスキルがあれば、オリジナルの商品を販売できるハンドメイド販売がおすすめです。販売場所はフリマアプリやハンドメイド販売サイトがあります。リピーターが増えて安定した集客が見込めるなら、自身のWebサイトを立ち上げて販売するのもおすすめです。

ハンドメイド販売にはいくつか注意点があります。キャラクタープリントなど商用禁止の資材を使用した商品の販売はできません。衣類の場合、「家庭用品品質表示者」にもとづいた表示が義務づけられています。さらに食品や石けんの販売には資格や許可が必要です。

  • 食品販売:食品衛生責任者、菓子製造業の営業許可
  • 手づくりジャム販売:密封包装食品製造業許可
  • 石けんの製造販売:化粧品製造業、化粧品製造販売業許可

販売前に利用するプラットフォームの利用規約をしっかりと読んで必要な許可・申請をしてください。

10. オンライン秘書

オフィスワークの経験があるなら、資料作成やメール対応などオンライン秘書の副業もあります。クラウドソーシングや求人サイトに求人募集が出ており、PCがあれば完全在宅で時給1,000円以上で働くことが可能です。

主にMicrosoft officeのソフトを使用するため、MOS(マイクロオフィススペシャリスト)の資格をお持ちなら仕事を獲得しやすいでしょう。資格がなくても業務経験があればチャレンジできます。

11.経理

経理の経験があるなら、経理・会計業務の副業もあります。帳簿のダブルチェックや書類作成、請求処理などの業務が一般的です。経理業務はMicrosoft officeの使用はもちろん、日商簿記2級などの資格を持っていると有利です。

ビジネスチャットツールでコミュニケーションを取ることが多いため、テキストコミュニケーションが得意な方やITツールに抵抗がない方ならスムーズにこなせるでしょう。

12.Webデザイナー

Webデザイナーの副業は資格よりもスキルが重視されます。Adobe系など専用ソフトを扱えるスキルは必須ですが、HTML/CSSなどコーディングのスキルがあると仕事の幅も広がります。

ポートフォリオがあれば案件を獲得しやすくなります。自分のスキルを証明できる営業ツールとなるため、Webデザイナーを副業にする方は、まずポートフォリオを作成しておきましょう。LPやUIデザインもできれば、高収入を目指せます。

13. アポインター

テレフォンアポインターは問い合わせ対応がメインの副業です。対応しながら内容をシステムに入力するため、PCは必須です。扱うプロダクトを理解してもらうためにミーティングや研修が必要な案件もあります。

案件によっては、専用回線を引くことを求められることがあるので、業務に必要な環境を事前に確認しておきましょう。慣れている人なら、在宅でインサイドセールスのスタッフとして安定した収入を獲得できます。

14.イラストレーター

イラストレーターは資格よりもスキルが重視される副業です。オリジナルのイラストで稼ぐ方法もあれば、クライアントの要望に沿ったイラストを描いて報酬を得る方法があります。

Web媒体が中心のため、Webデザイナーと同様にデザイン系の専用ソフトを使いこなせるスキルは必須です。ポートフォリオを持っていると案件を獲得しやすくなります。LINEスタンプやイラスト販売サイトへの投稿は、副業初心者でも取り組みやすく、購入されるたびに一定の収益が入ります。

15. 動画編集

動画編集の副業はスキルが重視される仕事です。ポートフォリオを用意しておくことで案件を獲得しやすくなります。YouTubeの動画編集を代行する案件が多く、編集内容やジャンル、コンサルなど対応領域で報酬は変わります。

短編なら1本数千円ですが、企業のPR動画の編集ができると1本数十万円となることもあるようです。編集スキルはもちろん、デザインや色相などさまざまなスキルが求められます。積極的にスキルを磨くことで、多くの報酬を得ることが可能です。

16. ライブ配信

ライブ配信はアプリやサイトを利用してライブ配信(生中継)をして稼ぐ副業です。ファンやリスナーの人数、ライブ配信中のトーク力で獲得できる収入額は変わります。多くのファンやリスナーを集めるための企画力も必要です。

主婦がライブ配信を副業にするメリットは、家事や育児のすき間時間を活用できることです。働く時間を調整しやすいため、時間を効率よく使えます。ただし、一定のファンやリスナーがつくまで収入は入らないことは理解しておきましょう。

17. スキル販売

主婦業で培ったスキルを生かせる副業もあります。掃除や洗濯、料理などの家事スキルをはじめ、育児経験を生かしてベビーシッターとして活動する方法です。個人では仕事がとりにくいため、サービスを提供しているプラットフォームに登録することになります。

専門性の高い仕事は有資格者でなければ受けられないものもあります。働きながら資格取得を目指すのもおすすめです。

月10万円の副業収入を得られる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。気になる方は下記の記事を読んでみてください。

主婦が副業を始めるメリット

  • がんばりが収入に反映される
  • 空き時間を活用して稼げる
  • 在宅ワークができる
  • スキルを身につけられる

副業は成果報酬が多く、がんばりがそのまま報酬に反映されます。家事や育児の合間など、自分のペースで働けるため、働く時間や収入の調整がしやすいことがメリットです。ほとんどが在宅で完結する仕事なので、ほかの副業と組み合わせて両立しやすい点も挙げられます。

未経験からの挑戦でも続けていくことで幅広い仕事を任せてもらえます。働きながら必要なスキルを身につけることが可能です。

主婦が副業を始めるデメリット

  • 収入が安定しない
  • 体力・精神的な負担がある
  • 確定申告の手間がある
  • 納税額が増える

副業は基本的に業務委託契約が中心のため、契約期間が満了したら仕事は終了です。安定した収入を得たいときは業務をこなしながら営業もしなければなりません。また、未経験者向けの仕事は単価が低いことも多く、まとまった収入が得られにくいというデメリットもあります。

副業で安定して収入を得られるようになると、確定申告が必要になることがあります。所得によっては住民税や所得税、社会保険料の負担が必要です。

主婦が副業を始めるときに意識したいポイント

主婦が副業を始めるときは、ワークライフバランスを崩さないものを選ぶ必要があります。そのために意識してほしい7つのポイントをご紹介します。

ポイント1. スキルや経験を生かす

とくに仕事につながるような資格をもっていない場合、いまのスキルや経験を生かせるものを選ぶのがポイントです。

自分では価値がないと思っていることでも、実は他の人からは価値のあるスキルだと評価してもらえる可能性があります。スキルや経験を生かせる副業なら、準備期間を設けず、すぐに始めることが可能です。

ポイント2. 最初から高単価の案件ばかりを狙わない

未経験から副業を始めたばかりだと、なかなか希望する単価の案件を受注できないかもしれません。高単価の案件はどうしても、専門知識が要求されたり、希望者が殺到して受注に繋がらなかったりする可能性があります。

低単価の案件だとしても、まずはコツコツ実績を積むために受注する期間を設けるのも、一つの手です。実績を足がかりに、より高単価な案件に繋がるよう交渉することできるようになります。

ポイント3. 初期費用を意識する

主婦が副業を始めるときは、初期費用を意識することがポイントです。

副業にはソフトや機材など初期投資が必要な副業もあります。ただし、長期的な視点で回収の見込みがない場合は、高額な初期費用がかかる副業は避けたほうがよいでしょう。

もちろん、回収できる見込みがあるなら問題はありません。始める前に初期費用とともに収入の見通しを立てておくことが大切です。

ポイント4. 時間の融通がきくか確認する

主婦が副業を始めるときは、働く時間が調整しやすいものを選ぶのがポイントです。

小さな子どもがいる場合、突発的な発熱などで働けないときがあります。時間の融通がきく副業なら、育児や家庭とのバランスもとることが可能です。

物販やハンドメイド販売などは自分で働く時間を調整しやすい副業です。業務委託でも、クライアントに相談をすれば納期を検討してくれます。ただし、ふだんから納期を守ることを徹底するなど信頼関係を築いておくことが大切です。

ポイント5. 周囲の理解を得る

在宅で副業をするなら、家族の理解は必須です。

副業は作業をする場所や時間などを確保しなければならないため、少なくとも家族に影響します。とくに納期が定められているものだと、家族がいるときに働くことも考えておかなければなりません。

理解を得ないまま始めると、副業の継続がむずかしくなります。始める前にどのような副業をするのか、作業時間や作業場所の確保についてしっかりと話し合って理解を得ておくことをおすすめします。

ポイント6. 勤務先は副業を認めているか確認する

正規・非正規を問わず、副業や掛け持ちを禁止しているところがあります。隠れて副業をする方法もありますが、副業禁止の会社でばれると就業規則違反となり、懲戒解雇のリスクがあります。

あとから大ごとにならないためにも、副業を認めているか確認をしておくことが大切です。禁止されている場合でも、「同業者以外ならOK」となっているケースや副業で得られるメリットをアピールすることで承諾を得られる可能性もあります。

ポイント7. 使用ツールに慣れておく

主婦向けの副業には在宅ワークが多く、したがってPCの操作や各ツールに慣れていたほうがスムーズに仕事を進められます

基本的なツールとして『Zoom』『Slack』『Chatwork』の3つは、最低限の使い方をマスターしておきましょう。どのツールもオンラインでコミュニケーションをとるために、広く活用されているものです。

またGmailやGoogleカレンダーなど、Google関連のツールにも慣れておくとベターです。

主婦が安全な副業案件を選ぶためにチェックしたいポイント

主婦向けの副業は多数ありますが、副業目的の詐欺も少なくありません。安全な副業案件を選ぶためにチェックしてほしいポイントをご紹介します。

ポイント1. 応募先の信頼性

主婦が副業を選ぶときはどのような会社が募集してるのか、会社の実態を確認することが大切です。応募前に会社名で検索をして会社概要などを確認し、同じ仕事を請けた人がいればレビューもチェックするなど信頼できる会社か確認してください。

SNSでは、よく「○○募集」というハッシュタグで募集が出ていますが、なかには詐欺まがいの案件も少なくありません。副業をする人の増加にともなってトラブルに遭う人も増えているようで、消費者庁もかんたんに稼げる副業は存在しないと注意喚起※をしています。

会社の実態が把握できない案件や、レビューがあまりにもひどい案件への応募は避けたほうがよいでしょう。

(参考:消費者庁 SNSなどを通じた投資や副業といった「もうけ話」にご注意ください!

怪しい副業の見分け方については下記の記事でも解説しています。

ポイント2. 仕事内容・進め方

どのような仕事をするのか、事前に仕事内容を確認してください。作業範囲が明確に記載されていない場合、追加報酬なしで修正や追加作業を求められるケースがあります。

業務委託が慣れているきちんとした会社の依頼なら、こちらが何もいわずとも追加報酬を支払ってもらえることもありますが、すべての会社がそうとは限りません。慣れていない会社だと、同じ報酬のまま作業量だけ増えてしまうケースもあるため、仕事内容と進め方についてはしっかり確認をしておきましょう。

ポイント3. 報酬

未経験者や初心者向けの副業は、最低賃金を大幅に下回るような案件も少なくありません。経験がないために引き受けがちですが、相場を大きく下回る案件には応募しないことが大切です。

また、報酬が支払われるタイミングは仕事をする前に確認しておきましょう。下請法が適用される業務の場合、成果物納品後60日以内の報酬の支払いが定められています。安全な副業を選ぶためには、こうした法律などの理解も必要です。

厚生労働省では「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しています。安全な副業案件を選ぶためにもぜひ参考になさってください。

安全な副業を探すには下記の記事もおすすめです。

ポイント4. 仕事を受注する条件

仕事を受注するにあたって、特殊な条件が課される場合は詐欺の可能性が高いため、慎重に判断しましょう。

たとえば手数料や着手金などといった名目で「◯日までにお支払いください」と金銭を要求される場合は、注意が必要です。とくに契約書が交わされないまま仕事のやりとりが進んでいくことも同様で、限りなく詐欺に近い可能性があります。高額な支払いを求められた場合は、担当者に確認し、場合によっては仕事を受けないほうが無難です。

主婦の副業探しにおすすめのサイト

主婦が副業案件を探すときは「クラウドソーシング」「エージェント・マッチングサービス」「求人サイト」の3つの方法があります。それぞれの特徴とともにおすすめのサイトをご紹介します。

1. クラウドソーシング

クラウドソーシングではオンラインで完結できる副業案件を探せます。たとえばWebデザインやイラスト、ライティングなどのIT系の仕事です。オンライン秘書やインサイドセールススタッフなどバックオフィス業務も募集しています。

おもなサービスは『ココナラ』『クラウドワークス』『シュフティ』などがあり、どれも会員登録は無料です。プロフィールでこれまでの実績やスキルをアピールすることで、企業側からオファーを受けられることもあります。よいクライアントに巡り合うことができれば、副業としてしっかり稼げるサービスです。

2. エージェント・マッチングサービス

エージェントやマッチングサービスは、人材を求める企業と副業を探す人材のマッチングをしてくれます。エンジニアやデザイナー、マーケター、編集・ライターなどオンラインで完結できる職種の求人があります。

クラウドソーシングなどに比べて高単価の案件が多く、仕事の選択肢を広げることが可能です。ワークライフバランスを重視する場合、働き方の柔軟性も確保できます。

主なサービスは『Workship』『シューマツワーカー』『プロの副業』などです。営業に自信がもてない方も、継続して案件を紹介してもらえるため、副業でしっかり稼ぎたい人におすすめです。

3. 求人サイト

正社員やパートの求人情報を掲載している求人サイトでも、副業案件を探せます。「完全在宅勤務」や「週末のみ」、「業務委託」の条件で絞り込めば該当する案件が検索できます。

Indeed(インディード)』や『バイトル』には、在宅モニターやアンケート、覆面調査、内職スタッフなどPC操作が不要な求人が確認できました。車で納品・引き取りが必要な案件もあるので、募集要項を確認のうえ自分にあったものを探してみてください。

主婦が副業で稼ぎすぎると損する?

主婦が副業で稼ぎすぎた場合、家計の補助になるどころか損をしてしまう可能性があります。どのようなリスクがあるのか理解しておくことが大切です。

リスク1. 扶養から外れる可能性がある

主婦の場合、配偶者の扶養に入っている方が多いと思います。副業で稼ぎすぎると、扶養から外れる可能性があるため注意が必要です。パート主婦が副業をする場合、勤務先と副業で得た収入が合算されます。

扶養には税金上の扶養と社会保険の扶養がありますが、税金上の扶養よりも社会保険の扶養から外れるリスクが手取りに大きく影響を与えます。税金上の扶養は年間所得48万円超ですが、納税額は大きなものではありません。ただし、社会保険の扶養から外れると国民年金と国民健康保険料を納めなければなりません。

社会保険の扶養認定は加入中の健康保険によって異なります。経費が認められるケースもあるようなので、事前に確認しておきましょう。

リスク2. 確定申告が必要になることも

副業で稼ぎすぎた場合、所得額によっては確定申告が必要です。パート主婦など雇用契約を結んでいる勤務先がある場合、勤務先で副業収入をあわせて年末調整してもらうことはできません。確定申告が必要な所得基準額は専業主婦とパート主婦で異なります。

  • 専業主婦:年間所得48万円
  • パート主婦:年間所得20万円

所得額を問わず、デザイナーや編集・ライターなど報酬から源泉徴収されているときは、確定申告をすることで納めすぎた税金を取り戻すことができます。将来的には本業として活動したい場合、所得が低いうちに確定申告に慣れておいてもよいでしょう。

主婦が個人事業主として活動するときの扶養と確定申告については下記の記事でもくわしく解説しています。

主婦が副業を始めたあとの心得

副業で経験を積むことで、本業として稼ぐことも夢ではありません。副業を始めたあとの心得を3つご紹介します。

心得1. 副業でも仕事に対する責任感を持つ

副業は片手間でやる仕事というイメージを持っている人も少なくありません。しかし、アルバイトやパート、フリーランスなど働き方が違うだけで副業でも仕事は仕事です。

仕事を依頼する側も、責任を持って取り組んでくれる人を求めています。主婦は子どもや家庭の事情で働き方に影響を与えることがありますが、そうした事情への配慮をクライアントにすべて求めるのではなく、自身で調整することも大切です。責任感をもって取り組むことで、クライアントとも良好な関係を築くことができます。

心得2. 体調と時間管理は徹底する

副業をするために睡眠時間を削って働くことはおすすめできません。副業を続けるには体調管理が大切なので、できるだけ生活リズムを崩さないように働くことが大切です。そのためにはプライベートの予定を含めて徹底した時間管理が求められます。

とくに子どもが小学生になると、仕事に影響を与えるほど家族の予定に振り回されることがあります。家族にも協力を求めて、時間をうまく管理してください。

心得3. 確定申告に関する知識をつける

確定申告の方法には白色申告と青色申告があり、どちらも帳簿を付けることが定められています。白色申告のほうがかんたんですが、どうせ帳簿をつけるなら節税効果の高い青色申告へ切り替えも考えてみてもよいでしょう。確定申告をすることで、経費や税金などの知識もついてくるのでおすすめです。

副業でも確定申告をするなら経費として計上が可能なものがあります。下記の記事でくわしい解説がなされていますので、読んでみてください。

まとめ

主婦が副業を始めるなら、まずは自分のもっているスキルや得意なことで収入を得られるものを選ぶのがおすすめです。できることから始めることで無理せず、経験を積むことができます。副業で稼ぎながらスキルアップもできれば、将来的に本業として活躍できる可能性も夢ではありません。

ただし、副業で稼ぎすぎると扶養から外れたり、確定申告が必要になったりとさまざまなリスクがあるのも事実です。長く続けるためにも周囲の協力も得ながら、自分に合った副業を探してみてください。

(執筆:吉永ゆくら 編集:北村有)

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