【漫画】イラスト制作の料金相場はいくら？

FREELANCE

2023.07.11 2023.07.24

フリーランスのイラストレーターは料金相場の把握が難しい。特に初心者はよくつまづく

イラスト料金は、使用される媒体やその範囲によって左右される場合が多い。【イラスト料の相場：出版編】・装丁（本の表紙）：50,000円～100,000円・扉イラスト：15,000円～30,000円・カットイラスト：3,000円～10,000円

【イラスト料の相場：広告編】 ■広告ポスター用イラスト・全国：500,000円～2,000,000円・地方：200,000円～500,000円・社内：100,000円～200,000円 ■テレビCM ・全国：300,000円～1,000,000円・地方：100,000円～300,000円 ■ウェブサイト用イラスト・官公庁：500,000円～2,000,000円・大企業：200,000円～500,000円・中小企業：100,000円～300,000円【イラスト料の相場：テレビ編】 ■番組内でのイラスト・単発：5,000円～10,000円・継続：30,000円～100,000円 ■番組用マスコット 50,000円～100,000円【イラスト料の相場：個人編】・SNS用ヘッダー：10,000円～50,000円・似顔絵、アイコン：5,000円～30,000円

近年はイラスト料金が下がる傾向にあるが、このあたりの相場観は大きく変わらない。イラスト料金だけで生計を立てていくには、妥当な金額といえる

こんにちは！高田ゲンキ（@Genki119）です。

イラスト料金の相場、いかがでしたでしょうか？こうしてクリエイターのギャラのリアルな金額が語られる機会は少ないので、ひとつの参考として知っておくことで他の業種にも応用できると思い、描いてみました。

イラストの金額を伝えると「そんなに高いの！？」と言われることもありますが、専業のイラストレーターがイラストだけで生計を立てることを考えると、決して高すぎる金額ではありません。

とはいえ、長引く不景気の影響で出版（特に雑誌）、広告、テレビなどの業界も10年、20年前と比べると予算削減が進み、イラスト料の相場が下がったという話も増えました。今回ご紹介した相場金額例は過去10年のデータ（業界誌や同業者からの情報）をまとめたものなので、そういう意味では現在のリアルな相場はさらに減額傾向にあると言えるかもしれません。しかし、そういった時代だからこそ、正しい相場感を知り、納得できる金額を提示できるフリーランスである必要があると私自身は思っています。

そして、もちろん金額を提示するには相応の努力や説得力が必要です。クライアントに「これだけの金額を払う価値がある」と感じてもらうために、クオリティや提案力などで付加価値をつける意識を持ち、「どうすれば自分の成果物がクライアントの売上に貢献できるか」を真剣に考えて、思いつくことを全て提案・実践しましょう。それができるフリーランスは、業種や時代を問わず稼ぎ続けられるはずです。

ちょっと理想論をアツく語ってしまいましたが、そんな気持ちを込めて今回の料金相場編を描いてみました。次回はフリーランスの単価アップやギャラ交渉についてお送りしますので、どうぞお楽しみに！

また、もし漫画で取り上げてほしいフリーランスのお悩みがありましたら、編集部か僕のTwitterなどにお寄せください。面白い質問がありましたら、漫画で回答させていただきたいと思います！

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（漫画：高田ゲンキ　編集：じきるう）

【漫画】高田ゲンキのフリーランス・ファイル

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高田ゲンキ

イラストレーター／漫画家。1976年生、ベルリン在住。2004年にフリーランスイラストレーターとして活動開始。2012年に夫婦でドイツ移住。イラスト／漫画制作、書籍執筆、YouTube｜ブログ｜SNSでの発信等メディアを問わず幅広く活動中。一児の父として、フリーランスの仕事と育児の両立の限界に挑戦し続ける日々。著書『世界一やさしい　フリーランスの教科書１年生』『フリーランスで行こう！』好評発売中！

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