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在宅フリーランスにおすすめの仕事21選|必要スキルや仕事獲得方法も紹介

在宅フリーランス
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近年、働き方改革やリモートワークの普及を背景に、自宅を仕事場として働く「在宅で働くフリーランス」は、いま、もっとも注目される働き方の一つとなっています。

もともと自分の持っているスキルを活かして独立する方法もあれば、企業と業務委託契約を結んで仕事を受ける方法もあります。

この記事では在宅フリーランスにおすすめの職種を21選ご紹介します。仕事内容や必要な資格・スキルなどもまとめました。

在宅フリーランスとして働く方法

働き方としては大きく分けて、以下の2つがあります。

  1. 業務委託で企業から仕事を受ける方法
  2. 自分で事業を起こす方法

方法1. 業務委託契約で仕事を受ける

「業務委託契約」とは、企業から特定の業務を請け負い、納品物によって報酬を受け取る働き方です。

システム開発やアプリ開発、Webデザイナー、編集者・ライターなどがあります。企業と直接契約を結ぶ方法もあれば、クラウドソーシングサービスやエージェントサービスなどを仲介して業務委託契約を結ぶことも可能です。

クラウドソーシングサービスには、未経験者向けの案件もあるため、経験値を高めたい人におすすめです。

方法2. 自分で事業を起こす

2つ目は、自分で事業を起こして、直接または間接的にお客さまから報酬を受け取る働き方です。

事業主として独自の事業を展開できることがメリットとしてあげられます。Web関係ならECサイトやアフィリエイトサイトの運営、または動画配信などがこれにあたります。

在宅フリーランスにおすすめの仕事21選

今回紹介する在宅フリーランスにおすすめの仕事一覧は、以下のとおりです。

種類 仕事 難易度(目安) 年収(目安)
業務委託系 1. Webライター ★☆☆☆☆ 200〜400万円
2. オンライン秘書 ★☆☆☆☆ 200〜400万円
3. 動画編集 ★★☆☆☆ 200〜600万円
4. SNS運用代行 ★★☆☆☆ 200〜400万円
5. 翻訳 ★★☆☆☆ 200〜500万円
6. Webデザイナー ★★★☆☆ 300〜700万円
7. Webマーケター、広告運用 ★★★☆☆ 200〜500万円
8. Webディレクター ★★★☆☆ 600〜900万円
9. 人事・広報 ★★★☆☆ 300〜500万円
10. エンジニア・プログラマー ★★★★☆ 500〜1000万円
11. データサイエンティスト ★★★★★ 500〜1000万円
12. コンサルタント ★★★★★ 1000〜2000万円
個人事業系 13. ブログ・アフィリエイト ★☆☆☆☆ スキルによって異なる
14. ネットショップ・EC運営 ★★☆☆☆ 200〜500万円
15. 動画配信 ★★☆☆☆ 人によって異なる
16. ハンドメイド販売 ★★★☆☆ 人によって異なる
17. イラストレーター ★★★☆☆ 200〜600万円
18. エステ・ネイルサロン運営 ★★★★☆ 人によって異なる
19. 講師業 ★★★★☆ 人によって異なる
20. 士業系 ★★★★★ 400〜1000万円
その他 21. FX・投資

【業務委託系】在宅フリーランスにおすすめの仕事

まずは、企業と業務委託契約等を結んで報酬をもらう働き方の仕事をご紹介します。

なお、目安年収は価格.comが運営する『求人ボックス』のような職種・働き方別の統計データや、フリーランスマッチングサービス『Workship』の案件データなどを参考に、おおよその値を算出しました。


1. Webライター

Webライターは、Webサイトやブログ、LPなどのコンテンツ制作に携わる仕事です。専門知識を必要とする記事から、日記のような簡単な記事まで、その種類は多岐に渡ります。

文章力や情報収集力があれば、とくに資格は必要ありません。文章を書くのが好き、得意という方はもちろん、未経験からでもチャレンジしやすいのが魅力です。

SEOの知識や取材が必要なものなど、依頼内容やジャンルによって報酬に幅があります。クラウドソーシングでは未経験者向けの案件もあり、タイピングができる方なら挑戦しやすい仕事です。近年では、SEOの知識を生かして、検索エンジンのランキング上位表示を狙うWebサイトを制作するSEOライターも増えてきています。

難易度 ★☆☆☆☆
資格・スキル Webライティング技能検定、Webライティング能力検定、
日本漢字能力検定など
目安年収 年収200~400万円程度


2. オンライン秘書

オンライン上で、法人クライアントや個人クライアントの仕事をサポートする秘書の仕事です。

仕事内容としては、請求書や領収書などの書類作成からスケジュールやアポイントの調整、連絡など細かなものが多くあります。

基本的なIT系スキルがあれば、未経験でも応募できる案件も数多くあります。

難易度 ★☆☆☆☆
資格・スキル 基本的なビジネスマナー、スケジュール管理能力、
ITツール利用スキル、経理スキル など
目安年収 年収200~400万円程度


3. 動画編集

動画編集者は、撮影された映像素材を編集し、魅力的な動画を制作する仕事です。近年、YouTubeやTikTokなど、動画プラットフォームの普及により、動画編集者の需要は高まる一方です。

企業の広告動画やYouTubeチャンネルの動画編集など、活躍の場は多岐に渡り、高いスキルを身につけることで、高収入も期待できます。

編集ソフトが扱えればとくに資格は不要なため、注目を浴びている職種でもあります。

難易度 ★★☆☆☆
資格・スキル 編集ソフトを扱うスキル(Adobe Premiere Proなど)、
illustrator、Photoshop(R)クリエイター能力認定試験、
アドビ認定アソシエイト(ACA)など
目安年収 年収200~600万円程度


4. SNS運用代行

企業や個人のSNSアカウントで、投稿やフォロワーとのやり取りなどを行う仕事です。

普段から利用しているSNSの経験を活かせるため未経験でも始めやすいですが、投稿用の画像を作る場合は、デザインスキルが必要になることもあります。

難易度 ★★☆☆☆
資格・スキル コミュニケーション能力、画像編集ソフトを扱うスキル
など
目安年収 年収200~400万円程度


5. 翻訳

翻訳は、外国語で書かれた文章や音声を日本語に翻訳したり、反対に日本語を外国語に翻訳したりする仕事です。

高い語学力はもちろんのこと、専門知識や文化背景への理解も求められます。近年では、Webサイトや動画コンテンツの多言語化が進むにつれて、在宅で活躍するフリーランス翻訳家も増えています。

難易度 ★★☆☆☆
資格・スキル JTFほんやく検定、知的財産翻訳検定試験、
JTA公認翻訳専門職資格試験など
目安年収 年収200~500万円程度


6. Webデザイナー

Webサイトやアプリ、その他クリエイティブのデザインを制作する仕事です。

基礎デザインの知識に加えて、デザインに使用するAdobe系のソフトを扱う必要があります。

個人の実績によって報酬は変動するため、収入に個人差が大きい職種です。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル HTML/CSSコーディング、JavaScriptコーディング、
illustrator(R)クリエイター能力認定試験、Photoshop(R)
クリエイター能力認定試験、アドビ認定アソシエイト(ACA)など
目安年収 年収300~700万円程度


7.Webマーケター、広告運用

Webマーケターは、WebサイトやWebサービスを通じて、商品やサービスの認知拡大、販売促進などを目指す仕事

SEO対策、Web広告運用、SNSマーケティング、メールマーケティングなど、その業務は多岐に渡ります。

専門性の高い分野のため、未経験からWebマーケターを目指す場合は、Webマーケティングの基礎知識を学んだり、実務経験を積むことが重要です。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル マーケティング・ビジネス実務検定、ネットマーケティング検定、
Web検定、IMA(Internet Marketing Analyst)検定 など
目安年収 年収200~500万円程度


8.Webディレクター

Webディレクターは、WebサイトやWebサービスの制作プロジェクト全体を統括する役割を担います。クライアントの要望をヒアリングし、要件定義、設計、制作、運用まで、プロジェクトの進行を管理します。

Webサイト制作に関する幅広い知識はもちろんのこと、コミュニケーション能力やリーダーシップが求められます。

Webディレクターの実績を積めば、Webプロデューサーへのキャリアアップも目指すことが可能です。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル Web検定(Webディレクション)、Webクリエイター能力認定試験、
Webアナリスト検定 など
目安年収 年収600~900万円程度


9. 採用広報

企業と契約してサービスや商品のPR、また企業の採用等を担う仕事です。

広報の仕事例として、単発でのプレスリリース、インフルエンサータイアップ、記事広告の制作などがあり、具体的な仕事内容は多岐にわたります。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル マーケティング・ビジネス実務検定、ネットマーケティング検定
SNS運用スキルなど
目安年収 年収300~500万円程度


10. エンジニア・プログラマー

プログラミングやシステム開発を専門とする仕事です。

エンジニアはフリーランスとして活躍する人の中でも多い職種で、企業と共にシステムの設計や開発、保守等を担当します。

高い技術力が求められるため、収入もフリーランスのなかでは高めです。

難易度 ★★★★☆
資格・スキル エンジニアの知識、情報処理技術者試験、
基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)、
システムアーキテクト試験(SA)など
目安年収 年収500~1000万円程度


11. データサイエンティスト

データサイエンティストは、ビッグデータを活用して企業が抱える課題を解決する手助けをする仕事です。

仕事内容は、データ収集・分析にはじまり、データの構造化・管理、レポート作成、課題解決の方法提案など。

データサイエンティストは専門知識やスキルが必要なため、エンジニア職でのプログラミング経験やデータベースエンジニアとしてデータを扱う経験など、現場での実務経験がある方が活躍できます。

難易度 ★★★★★
資格・スキル エンジニアの知識、AI検定(G検定/E資格)
基本情報技術者試験/応⽤情報技術者試験、統計検定試験
データベーススペシャリスト試験など
目安年収 年収500~1000万円程度


12.コンサルタント

コンサルタントは企業や個人に対して、専門的なアドバイスやサポートをおこなうのが仕事です。

これまでの仕事で培った経験や実績を活かして活躍する人が多く、FPや行政書士などの資格が役立ちます。経営コンサルティングをはじめ、戦略設計や人材育成などの案件が主流です。

難易度 ★★★★★
資格・スキル ITコンサルタント、戦略コンサルタント、中小企業診断士、
社労士(社会保険労務士)など
目安年収 年収1000~2000万円程度

【個人事業系】在宅フリーランスにおすすめの仕事

次に、独自の事業を展開する「個人事業系」在宅フリーランスの仕事を紹介していきます。

13. ブログ・アフィリエイト

アフィリエイトは、ブログやSNSに広告用のリンクを貼り、クリック数で発生した収入を得る方法です。

アフィリエイトはASPと呼ばれる仲介業者を介してリンクを掲載するのが一般的で、SEOや広告表現などの知識も求められます。

実際に利益を得るには長い時間がかかるため、長期的な視点で稼ぐことを目標としている人におすすめです。

難易度 ★☆☆☆☆
資格・スキル SEOの知識、ライティングスキル、Google Analyticsの知識など
目安年収 –(スキルによって大きく異なる)


14.ネットショップ・EC運営

ネットショップ・EC運営は、オンラインショップの運営や集客をおこなう仕事です。

とくに必要な資格はありませんが、IT関連やマーケティング関連の知識は必要です。

フリーランスとしては個人でネットショップを持つのに加え、顧客の新規ECサイトの立ち上げや、既存の商品ページの改善など売上・集客向上に向けた施策を請け負うことも多くあります。

難易度 ★★☆☆☆
資格・スキル サイト運用のスキル、Google Analyticsの知識など
目安年収 年収200万円~500万円程度

15. 動画配信

YouTubeやLIVE配信アプリ等でオリジナルの動画を配信し、収入を得る仕事です。

誰でも始めやすい一方で、人気が出て広告収入を十分得られるようになるには、高いコミュニケーション能力やアイデア、想像力、独自の魅力などが必要になります。

難易度 ★★☆☆☆
資格・スキル 動画編集のスキル など
目安年収  –(人によって大きく異なる)

16. ハンドメイド販売

ハンドメイド販売は、自分でデザイン・製作したアクセサリーや雑貨を販売する仕事です。

他のクリエイターにない魅力やデザインを生み出す能力、またSNSでの集客スキルなどが必要な仕事と言えます。

副業から小さく始める人も多いですが、人気が出ると月商100万円以上稼げるなど、夢のある仕事でもあります。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル ハンドメイドのスキル、集客スキルなど
目安年収  –(人によって大きく異なる)

17.イラストレーター

紙・Web媒体のイラストやグラフィック制作をする職種です。

企業から依頼されたイラストを描く人もいれば、独自の世界観をアピールする人など活動方法には個人差があります。

広告や出版業界、ゲーム業界など多方面での活躍も目指せる職種です。

難易度 ★★★☆☆
資格・スキル illustrator(R)クリエイター能力認定試験、
Photoshop(R)クリエイター能力認定試験、
アドビ認定アソシエイト(ACA)、CGクリエイター検定など
目安年収 年収200~600万円程度

18. エステ・ネイルサロン運営

自宅や事務所でエステやネイルサロンを運営するのも、在宅フリーランスとしての働き方の一つです。

他サロンで実績を積んでから独立するケースがほとんどで、売れるサロンになるためには高い技術力やブランディング能力が必要になります。

難易度 ★★★★☆
資格・スキル 施術のスキル、知識 など
目安年収 –(人によって大きく異なる)

19. 講師業

セミナーやオンライン上で専門分野における講義を行い、収入を得る仕事です。

生徒に講師をするだけの、特定分野の専門知識や高い実績が求められるため、メインの仕事の傍ら講師業を行うフリーランスもいます。

1時間半~2時間程度の講義料の相場は5万円~10万円ほどですが、特に人気の高い講師は100万円以上になることもあります。

難易度 ★★★★☆
資格・スキル 特定分野の高い専門知識、実績など
目安年収 –(人によって大きく異なる)

20. 士業系

弁護士や社会保険労務士、税理士、司法書士などの専門的な資格を活かして働く仕事です。

特定の国家資格等が必須なほか実務的なスキルも求められるため、数年会社に所属して働き、十分な能力を身につけて独立するケースがほとんどです。

他の職種と比べて専門性が高いため、高収入が見込める仕事でもあります。

難易度 ★★★★★
資格・スキル 対象となる士業の国家試験合格 など
目安年収 400万円〜1000万円以上

【その他】在宅フリーランスにおすすめの仕事

21. FX・投資

利益を見込んで資金を投入するFXや株式投資、投資信託などの投資も、在宅でできる仕事とも言えます。

投資は資産形成のため、厳密には「仕事」とは言えませんが、将来に備えてお金を増やす方法の一つです。

新NISAやiDeCoといった、リスクが少なくフリーランスでもはじめやすい投資から始めてみるのもおすすめです。

難易度
資格・スキル
目安年収

未経験から在宅フリーランスになるには?

在宅フリーランスと聞くと、すごい専門スキルをもって働いているイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、未経験者でもフリーランスになることは十分可能です。

  • システムエンジニア・プログラマー
  • Webライター・編集者
  • Webデザイナー
  • イラストレーター

システムエンジニア・プログラマーは養成スクールが豊富なため、未経験からでもフリーランスを目指しやすい職種です。ライター・編集者は資格が不要なため、文章力があればフリーランスとして活動できます。

Webデザイナーやイラストレーターは原則、クリエイティブ系のソフトを扱えなければなりませんが、未経験者でも取り組みやすい案件があります。

ここであげた職種は未経験者でもフリーランスを目指せる職種ですが、それぞれ最低限身につけるべきスキルもあります。また、それなりの報酬を得るには専門性を高める努力も必要です。

在宅で働くフリーランスのメリットとデメリット

在宅フリーランスは自宅が仕事場になります。自身の裁量で仕事ができますが、働き方によってはセルフブラックに陥る可能性もあります。

在宅フリーランスの7つのメリット

  1. 人間関係のストレスが少ない
  2. 自分のペースで働ける
  3. 予定に対応しやすい
  4. がんばりが報酬にしっかり反映される
  5. 外出に伴う支出を減らせる
  6. スキルアップの機会が多い
  7. 自由な服装で働ける

在宅で一人で仕事をするため、まず人間関係のトラブルからは解放されます。出勤時間に合わせて朝から慌ただしく活動しなくてもよく、急な予定にも対応しやすいメリットがあります。自分のペースを大切にしたい人には最高の環境で働くことが可能です。

また、在宅をうまく使えば同額の収入をパートで得るよりも手もとに多く残すことができます

案件に恵まれれば、がんばりがしっかりと報酬に反映されるため、モチベーションにもつながります。さらに自宅で仕事をしているため、交通費や外食代などを最小限に抑えられるでしょう。

また、仕事の合間にスキルアップのための勉強をする時間を確保しやすいのも、在宅フリーランスの魅力。服装にも縛られないため、趣味や遊びの延長として仕事も楽しみたいと考えている方にフィットした働き方といえます。

在宅フリーランスの7つのデメリット

  1. 実務経験が少ないと信用を得にくい
  2. 事務も営業もぜんぶ一人でやる
  3. セルフブラックに陥りやすい
  4. 認可保育園の審査にとおりにくい
  5. 労働時間が減ると収入も減る
  6. モチベーション維持が難しい
  7. 最新情報の入手が遅れがち

フリーランスとして実績が少ないと、なかなか案件を獲得できません。事務作業や営業活動もすべて一人でこなさなくてはいけないため、効率が悪いとセルフブラックに陥るおそれもあります

また、自宅で仕事をしていることで認可保育園の選考基準を満たせず、入園までに苦労することも。

すべて一人でやろうとすると、それだけ労働時間が減り収入も減少します。業務をはじめ、かかわるすべての作業の効率化も検討しなければなりません。ときにモチベーション維持が難しく、かつ最新情報の入手も遅れがちのため、自分にとって心地よく生産的な仕事の仕方を確立する必要があります。

在宅フリーランスの仕事獲得方法5選

在宅フリーランスとして仕事を獲得するには、主に以下5つの方法があります

  1. フリーランスエージェント
  2. クラウドソーシング
  3. SNS
  4. 知人・友人の紹介
  5. スクールの紹介

1. フリーランスエージェント・マッチングサービス

フリーランスエージェントは、フリーランスと企業をマッチングさせるサービスです。登録したスキルと相性の良い仕事を紹介してもらえます。

業務委託契約など契約まわりもサポートしてくれるうえに、希望の働き方に沿った案件を探すことも可能です。近年、フリーランスの仕事獲得の方法として注目を浴びています。

なかでもおすすめなのは、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workshipです。

現在の登録企業数は1,200社以上(2024年4月時点)で、80%以上がリモートワーク案件です。エンジニアやデザイナー、マーケターなど20職種以上の案件が紹介されています。安心して働けるように、賠償責任保険やトラブル相談窓口も備えています。

▲出典:Workship

ほかにも、職種が限定されたエージェントサービスもあるので、自分にあったサービスを探してみてください。

2. クラウドソーシング

クラウドソーシングは企業が不特定多数に業務を委託するプラットフォームです。

ランサーズ』や『クラウドワークス』などが有名ですね。未経験者でも取り組みやすい案件もあり、実績を積むことで高単価の案件も獲得できます。

匿名でも仕事ができるうえに、契約書や請求書など事務作業の手間がかかりません。困ったときのサポート体制も整っているため、未経験者でも安心して使えます。

3. SNS

フリーランスがSNSで仕事を獲得するには、TwitterやFacebookといった従来のSNSと、ビジネスSNSがあります。

ビジネスSNSは『Linkedin(リンクトイン)』や『Eight(エイト)』、『Wantedly(ウォンテッドリー)』があり、プライベートのSNSと分けて使えるメリットがあるものの、ほとんど実名・顔出し登録が必要です。

抵抗があるときはTwitterが便利です。フリーランスの活動名で仕事を獲得できます。信頼性を高めるためにふだんから実績や評判を発信しておくことが大切です。

4. 知人・友人の紹介

フリーランス白書2024」によると、フリーランスの仕事獲得方法でもっとも多いのは「人脈(知人の紹介含む)」でした。

フリーランスになる前からつながりのある知人・友人に仕事を紹介してもらう方法です。

仕事獲得経路のグラフ

▲出典:フリーランス白書2024

もともと人脈が広い人なら、この方法で仕事を獲得できます。もし、そのような知人・友人がいない場合はコミュニティに入ったり、交流会に参加したりと人脈を広げる行動をしましょう。

真摯に活動を続けることで依頼主から別の会社を紹介してもらえるケースもあります。

5. スクールからの紹介

Webデザイナー養成スクールやプログラミングスクールには、案件の紹介を確約しているプランがあります。スクールで専門スキルを磨いて仕事獲得もできるため、未経験者には大きなメリットがあると思います。

スクール生で悩みや情報を共有できるコミュニティもあるため、「一人だと学ぶのが辛い」という人でも挫折せずに学ぶことが可能です。

ただし、数万円~数十万円と受講費用は安くはないため、受講はよく検討することをおすすめします。

在宅でフリーランスとして働く前にやるべきこと

在宅で働くには、仕事をスムーズにこなすための環境づくりが大切です。フリーランスとして働く前にやっておくことについて解説します。

  1. 在宅で働く環境を整える
  2. 最適なスケジュール管理方法を見つける
  3. コミュニティに入る

1. 在宅で働く環境を整える

まずは在宅で働くための環境を整えます。必須なのは安定したインターネット回線とPCです。

請け負う業務によって、オフィス系やクリエイティブ系のソフトを導入しましょう。業務委託案件はGoogleのサービスを使用することも多いです。プライベート用とは別で仕事用のGoogleアカウントを用意しておくことをおすすめします。

また、自身の制作物や実績をまとめたポートフォリオも作成しておきましょう。WordPressなどでポートフォリオ用のブログやWebサイトをつくっておくと、営業活動もスムーズに行えます。

2. 最適なスケジュール管理方法を見つける

在宅でフリーランスとして働き続けるには、仕事と生活のメリハリをつけることが大切です。自分のライフスタイルにあったスケジュール管理の方法を見つけることで、効率的に仕事を進めることができます。

スケジュール管理の方法として、まず「時間管理術の導入」「ToDoリストの作成」をおすすめします。

ポモドーロテクニックやタイムボクシングなど、集中力を維持するためのテクニックを試してみましょう。かつ1日のタスクをリスト化することで、より重要なタスクは何なのかが一目でわかるようになり、作業効率がアップします。

下記の記事では、フリーランスの日々の業務管理におすすめのタスク管理ツールを紹介しています。

3. コミュニティに入る

在宅で一人で仕事をすることで孤独感に悩む人も少なくありません。モチベーションの低下にもつながりかねないので、仕事以外に他のフリーランスの仲間と交流をもてるコミュニティへの参加も検討しましょう。同業のフリーランスと交流することで、情報交換や相談などができます。

まずはオンラインコミュニティに入るのが手軽ですが、勉強会や交流会など、対面で情報交換できるオフラインイベントも盛んに開催されています。また、ほかのフリーランスと交流できるコワーキングスペースを活用するのもおすすめです。

フリーランスのコミュニティはSNSなどでも募集があるので、営業用のSNSアカウントを作成して自分にあったコミュニティを探してみてください。

在宅フリーランスに必要な事務手続き

在宅でフリーランスとして働くときはさまざまな事務手続きが必要です。とくにパートナーの扶養に入っている方や未就学児がいる方などは、家族とも相談して必要な手続きを進めていきましょう。

  1. 扶養の認定基準を調べる
  2. 労災保険・任意保険の手続きをする
  3. 開業届を出す
  4. 認可保育園の入園申請をする

手続き1. 扶養の認定基準を調べる

パートナーの扶養に入っている人は、収入が安定するまでパートナーの扶養に入っておきたい人もいるでしょう。

扶養には税の扶養社会保険の扶養があり、社会保険の扶養から抜けると国民年金と国民健康保険へ加入が必要です。

会社員はおもに「協会けんぽ」「健康保険組合」のいずれかに加入していますが、「健康保険組合」は組合ごとに扶養の認定要件が異なります。不明なときはパートナーや会社に確認をして、扶養の認定要件を調べておきましょう。

健康保険組合の種類によっては、収入要件以外にも就労時間などの要件が設定されている場合があるため、合わせて確認しておきます。

手続き2. 労災保険・任意保険の手続きをする

フリーランスは原則、雇用保険や労災保険に加入することはできませんが、ITフリーランスの一部は特別加入制度を利用することで、労災保険に加入できます

労災保険の特別加入制度については、下記の記事でもくわしく紹介しています。

フリーランス向けの民間保険も充実しているので、業務内容に合わせた補償内容の保険を検討してみましょう。

手続き3. 開業届を出す

在宅フリーランスとして事業を始めるときは「個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)」を出す必要があります。提出するのはお住まいの地域を管轄する税務署です。

税務署でも届出書はもらえますが、国税庁のWebサイトよりダウンロードして作成をしてe-TAXで提出できます。開業届の提出期限は、開業から1ヶ月以内です。

青色申告を選択する場合、開業届とは別に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。青色申告を選択すると、税制上の優遇措置を受けることが可能です。

手続き4. 認可保育園の入園申請をする

在宅フリーランスでも認可保育園の申請は可能です。子どもがまだ小さいと自宅で仕事をすることがむずかしく、悩むママもたくさんいます。在宅で集中して仕事に取り組むためには、信頼できる認可保育園に預けましょう。

おもに以下の書類の提出が必要です。

  • 労働状況証明書
  • 個人事業開始届(開業届)
  • 確定申告書の控え
  • 発注確認書・支払明細書など

認可保育園の選考基準は点数制のため、活動して間もない在宅フリーランスは審査をとおらない可能性が高いです。子どもが小さく大変かと思いますが、パートナーや親御さんにお願いをしてどうにか時間をつくり、就労実績を作っておくと点数を確保しやすくなります

認可保育園へ入園するための申請方法は自治体ごとに異なります。お住まいの自治体のホームページや役所の窓口で申請方法を確認してください。

在宅フリーランスが収入を上げる方法

在宅フリーランスが収入を上げるには、主に以下3つの方法があります。

  1. 資格取得・スキル習得
  2. ポートフォリオの作成
  3. ツールの活用

方法1. 資格、スキルを習得する

資格取得はフリーランスが専門性を高めるのに効果的な方法です。知識やスキルの習得と収入アップを同時に叶えることができます。

Webマーケターなら、「マーケティング・ビジネス実務検定」や「ネットマーケティング検定」、「IMA検定」「Google広告測定認定資格」などがあります。資格取得を目的としたスクールもありますが、書籍や動画コンテンツを活用する方法もあります。

働きながら収入を上げるには、対応領域を少しずつ広げていく方法もあります。たとえばライターならライティングだけではなく、WordPressの入稿も請け負うなど今の業務に差し支えない範囲で広げていくことでスキルの幅を広げることが可能です。

方法2. ポートフォリオを作成する

ポートフォリオは、実績やスキルをアピールするフリーランスにはかかせないツールです。実務経験がある人はこれまでの仕事内容をまとめます。実績がない未経験者は自身で制作した作品をまとめるとよいでしょう。ポートフォリオには最低限、以下の内容を書きます。

  • 自己紹介
  • 実績
  • 対応業務
  • 料金表

レイアウトにもこだわって見やすさを重視して作るのがポイントです。ポートフォリオサイトには、お問い合わせフォームの設置を忘れないようにしてください。

方法3. ツールを活用して業務効率化を図る

在宅フリーランスは時間を効果的に使えるように、Webツールやアプリを積極的に導入してください。請求書の発行作業や帳簿付けなどは『freee(フリー)』や『MoneyForward』など、機能がそろった会計ソフトが便利です。

案件の管理には『Trello(トレロ)』や『Notion(ノーション)』などもおすすめです。自分が使いやすいツールやアプリを探してみてください。

在宅フリーランスが知っておきたい法律知識

在宅フリーランスは経理や法務などあらゆる業務を一人でこなさなくてはいけません。

相談できるところもありますが、最低限の法律知識はもっておいたほうが安心です。それぞれかんたんに解説します。

  1. 電子帳簿保存法
  2. 著作権法
  3. 特定商取引法
  4. 医薬品医療機器等法(旧薬事法)
  5. 下請代金支払遅延等防止法(下請法)
  6. 独占禁止法
  7. 労働関係法令
  8. フリーランス新法

1. 電子帳簿保存法

電子帳簿保存法は、帳簿や書類を電子データで保存するためのルールを定めた法律です。

電子保存をするための要件が厳しく、対応はむずかしいだろうと2023年12月31日まで猶予期間が設けられていましたが、2024年1月1日からは本格的に導入されました

いろいろルールがこまかい法律ですが、フリーランスならなじみのあるクラウド会計ソフトが役立ちます。合わせて、電子データの保存方法についても最低限のことを確認しておきましょう。

電子データは、改ざん防止とデータ消失を防ぐため、適切な方法で保存する必要があります。具体的には、タイムスタンプの付与やデータのバックアップなどが求められます。税務署が推奨する保存方法を確認しておくのがおすすめです。

2. 著作権法

著作権法は、フリーランスのなかでもライターやイラストレーターなどクリエイティブな活動をする人に関係する法律です。

そもそも著作権とは、自分が作った創作物をコピーしたりインターネットなどで利用されないための権利です。創作物を納品後、契約以外の場所で広く使われるなどトラブルが想定されます。そのため、著作権を主張する方法やトラブルを防ぐための契約書の作成方法などを知っておくことが大切です。

また業務委託契約書において、著作権の帰属について明確に定めておくことが重要です。契約内容によっては、フリーランスが著作権を譲渡する場合と、使用権のみを許諾する場合があります。トラブルを避けるためにも、契約前にしっかりと確認しましょう。

3. 特定商取引法

ネットショップ・ECサイト運営など、インターネットを通じて商品やサービスを提供する場合は、特定商取引法の規制対象となる可能性があります。ネットショップの広告を出すときは、事業者の氏名や住所などを明示することが必要です。

特定商取引法では、事業者に対して、商品やサービスに関する情報を適切に表示することが義務付けられています。表示すべき情報は、事業者名、住所、電話番号、商品価格、送料、支払い方法など多岐にわたります。違反すると、業務停止命令などの行政処分を受ける可能性もあるため、注意が必要です。

在宅フリーランスの場合、自宅住所を公開するのは大きなリスクを伴います。プラットフォームを利用しているなら、住所や電話番号を非公開にできるところもあるようです。自宅住所の公開に抵抗がある人はバーチャルオフィスの利用を検討してみてもいいかもしれません。

ほかにも商品広告の表示についても注意が必要な点がいくつかあります。適切にネットショップを運営するためにも、「特定商取引法ガイドホームページ」をチェックして内容を理解しておくことが大切です。

4. 医薬品医療機器等法(旧薬事法)

医薬品医療機器等法は、正式には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」といいます。

この法律は医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の品質、有効性、安全性を確保するために定められたものです。

もし違反すると3年以下の懲役または500万円以下の罰金、または両方が科せられます。2021年8月からは課徴金制度が導入されました。

ライターやWebマーケターなど医薬品や化粧品などに関する仕事を受ける人は、とくに注意してください。

5. 下請代金支払遅延等防止法(下請法)

業務委託で案件を受注しているなら、下請代金支払遅延等防止法についても知っておかなければなりません。

「納品したのに報酬が振り込まれない……」と入金が遅いと、生活にも支障をきたしてしまいます。遅延だけならいいですが、まれに連絡が取れなくなってしまうケースもあるようです。

こうした報酬の支払いトラブルを防ぐには、下請法にもとづいた対応が必要です。下請法は、資本金や従業員数などの要件を満たす企業間取引に適用されます。フリーランスが適用を受けるためには、「事業者性」と「下請関係」の2つの要件を満たす必要があります。適用外となるケースもあるため、注意が必要です。

6. 独占禁止法

独占禁止法は、不当な取引や談合などを防ぎ公正な競争を促進するために定められた法律です。フリーランス同士の取引においても、優越的地位の濫用となる行為は禁止されています。たとえば報酬の不当な減額や、取引を拒絶することなどが該当します。

フリーランスが企業と取引をするときは、独占禁止法の優越的地位の濫用につながる行為になるか見極めなければなりません

以下のように下請法の規制の対象となる行為も含まれます。

独占禁止法(優越的地位の濫用)・下請法上問題となる行為類型

▲出典:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン

独占禁止法に関する相談や申告などは、各都道府県の「公正取引委員会」が対応します。上記のようなトラブルが起きたときは相談してみてください。

7. 労働関係法令

フリーランスは自身の労働条件などを守るために、労働関係法令についても知識をもっておかなければなりません。

労働基準法や労働組合法は、フリーランスが企業と取引をおこなうときに契約条件の交渉や業務の範囲などを適正化するものです。業務委託のはずなのに以下のようなことがあるときは「労働者」に該当します。

「労働者性」の判断基準

▲出典:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン

労働者性は、指揮命令関係、業務内容、報酬の支払い方法、労働時間・場所の拘束性などを総合的に判断されます。たとえばクライアントから具体的な指示を受けて業務を行っている場合や、特定の場所・時間に拘束されて業務を行っている場合は、「労働者」とみなされる可能性が高くなります。

自分の立場を守るためにも、労働関係法令を正しく理解しておくことが大切です。

フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」はイラストもあって、わかりやすく書かれています。お守り代わりにブックマークしておくことをおすすめします。

8. フリーランス新法

フリーランス保護新法は、正しくは「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律案(フリーランス・事業者間取引適正化等法案)」です。フリーランスがより安心して働けるように、2023年4月28日に成立されました。

フリーランス新法では、書面による契約締結の義務化、不当な報酬減額の禁止、発注者によるハラスメント防止などが規定されています。またフリーランスの保護や育成に関する国の施策を推進することも盛り込まれています。

業務委託を受けるフリーランスは、発注者となる企業よりも交渉力が弱く、不利な立場におかれてしまうケースがあります。フリーランス保護新法はフリーランスと組織の取引の適正化と就業環境の整備を目的としてつくられました。

まとめ

▲出典:Workship

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(執筆:吉永 ゆくら 編集:北村有、野風真雪)

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